想星さん、
クロードさん、
走り高跳びさん、
泡沫´さん、
嗚呼無情さん、
シャラットさん、
蒼龍さん、
久未美男さん、
シノブさん、
枝垂桜.さん、
感想ありがとうございました!
では、スタート」
「心の底からどうでもいいです」
「……なんですって?」
聞こえなかったのだろうか? はっきりと響くように言ったつもりなのだが。
これからはモブとストーカーに加えて難聴という呼び名を用意しておこう。
「聞こえませんでしたか? 心の底からどうでもいいと言ったんです」
「貴方、正気ですか!?」
「? 僕みたいな人格破綻者が正気なわけが無いでしょう。何を今更」
「なっ、ぐっ……」
それほど予想外な台詞だったのだろうか? 僕の知り合いに訪ねたら9割以上が同意する台詞だと思うんだが。
「……高城君、今は出直しましょう」
「そう……ですね」
ストーカーが教室を去る。
その後ろ姿は何だか小さく見えた。
そして小暮先輩もその後に続いて……
「……あの、小暮先輩はいつまで居るんですか?」
「すぐに去っても良いのですが、貴方は私に何か言う事は無いのですか?」
「言うこと……? 教室の床の血についてでしょうか?」
「違います。いつまでそれを引っ張るんですか」
「ははっ、冗談ですよ。で、何でしょうか?」
「……Cクラスの件です。貴方は大怪我を負ったと聞いています。
そして、あの作戦を考えたのはわたくしだという事も伝わっていると」
ああ、アレね。
アレは……うん、アレだな。
「凄い作戦でしたね。お見事でした」
「……それだけですか?」
「ええ、はい」
「正直な所、恨まれていると思っていたのですが……」
「まぁ、戦争ですからね。有効な策だと褒めこそしますが、恨むなんて以ての外でしょう」
「……もしや、それを小山さんにも伝えましたか?」
「ええ」
「……貴方という人間に対する理解が少しだけ深まった気がしますよ」
「それは光栄ですね」
「ふふっ、ではまた機会があれば会いましょう」
ぶっちゃけこのヒトに対する恨みはほぼ無い。
肝試しの床の血の恨みが無いわけではないが……適当にイジって満足した。もう過ぎた事だ。
さて、飯を食い終わらせて午後の戦争に備えようか。
………………
「……後、五分か」
時計を見て時刻を確認する。
戦争再開まで、あと5分。
僕も、三宮や工藤やらも所定の位置で待機している。
「懐中時計とは、随分と小洒落たものを使っていますね」
「ん? ああ。いつもは携帯を使うんだが、ちょっと壊れててな」
FFF団からの暴行により破壊された携帯はまだ戻ってきていない。
何かデータの復元を頑張ってくれているらしくて数日かかるとの事だ。
「携帯無いからって懐中時計をチョイスするのは空凪くんだけだと思うケド?」
「腕時計とかの方が一般的か?
アレって何となく気にくわないんだよなぁ……」
「気にくわないって、腕時計に何か恨みでもあるの?」
「あるわけないだろう」
「そりゃそうでしょうけど」
全く、おかしな事を言う奴等だ。
時計なんぞに恨みを抱くわけが……
き~んこ~んか~んこ~ん……
「……おかしいな、あと5分だったはずだが」
「えっと……ボクの携帯だと丁度今始まる時刻だよ」
「……間違った時間を示して僕を惑わすとは、この時計、良い度胸だな!
この恨みは忘れん!!」
「ホントに時計を恨んだ!?」
「駄作者ってこういう妙なギミック割と好きだよな」
「ギミックって?」
「サブタイトルが頭に出てくるんで、それを本文に組み込むという」
「あれ? 前にもあったっけ?」
「まぁ、厳密には違うんだが……各章の最初の話は常に『プロローグ』にして『◯◯編 プロローグ』ってなるようにしてるし」
「ああ、そういう事だったんだ。アレ」
「そういう事らしいぞ」
「ところで、またスゴい答えだね……
バッサリと切り捨てたわね」
「切り捨てたって、本音を言ったまでなんだが……
少なくとも、そこら辺の
「わざわざ振り仮名振らなくても……高城さんとは違う意味のモブなんだとは思うけどさ」
「ふ~む、次の企画はこの発言の意図を当てるとかでも面白いかもな」
「やるの!?」
「まぁ……3票以上の希望が出たら一応場所を用意するか。
どうせ任意参加だし」
「では、明日もお楽しみに!」