バカ達と双子と学園生活   作:天星

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「え~、挨拶の類は後書きでやるとして、まずは恒例のからね。

 想星さん、
 クロードさん、
 蒼龍さん、
 走り高跳びさん、
 シャラットさん、
 泡沫´さん、
 光明さん、
 久未美男さん、
 RC314さん、
 火水 総さん、
 枝垂桜.さん、
 白犬のトトさん、
 遊戯と東方好きさん、
 モルガナさん、

 感想ありがとうございました!

 それじゃ、始めましょうか」


第二次試召戦争編 後編
プロローグ


 戦争が、始まる。

 BCクラスが敗北し、3ヶ月の停戦状態となっている今、僕達の行動を止めるものは何もない。

 ……少なくとも、同学年においては。

 

 

 

 

 

「それでは、これからAクラスに対抗するための戦略を説明する!」

 

 戦争が始まる日の朝、雄二は壇上に立ち説明を始める。試召戦争ではお馴染みの光景だ。

 ちなみに、場所はC教室ではなく手近な空き教室だ。C教室はA教室と近すぎるので色々と都合が悪い。

 

「空くん」

「ん、どうした?」

 

 隣の席の瑞希が不安そうな面持ちで話しかけてくる。

 

「勝てると、思いますか?」

「……さぁ、分からん」

「あの、こういう時は普通励ますんじゃないですか?」

「普通なんていうものは犬にでも食わせておけ」

「時には普通な事も大事ですからね!?」

「ところで、貴様はどう思うんだ?」

「貴様って……まあ良いですけど。

 そうですね、普通なら勝つのは難しいんでしょうね」

「普通ならな」

「ええ。このクラスは普通じゃないので、勝負は分からないですね」

「何だ、結局は僕と同じじゃないか」

「テキトーに答えたようにしか聞こえない回答と論理立てて説明した回答では天と地ほどの差があると思うんですけど?」

「天と地? なんだ、たかが数百kmか。宇宙に比べたら矮小な問題だな」

「いや、そういう問題じゃないでしょう!?」

 

 

「おいお前ら、イチャついてないでもうちょい静かにしろ」

 

 

「あ、ごめんなさい」

「サーセン」

 

 雄二に怒られてしまった。

 チッ、あいつ何様のつもりだ!(←代表様です)

 

「ったく、ちゃんと聞いてたのか?

 連携がしっかりと取れなかったせいで負けるなんて御免だぞ?」

「ん~……話は聞いてなかったけど、どうせ『霧島を破るには最低でも腕輪持ちが必須であり、確殺するならより有利な条件でぶつからないといけない』みたいな事を言ってたんだろ?

 付け加えるなら『腕輪以外をほぼ無効化する霧島の能力と腕輪を封じる光の能力の組み合わせは非常に危険だからうんたらかんたら』みたいな事も言ってたんじゃないかな」

「頼むから話を聞いていたと言ってくれ。的確すぎるわっ!!」

 

 Aクラス代表の腕輪の弱点については戦争が確定した時点で報告済みだったりする。

 相手が腕輪を使用可能な状態なら腕輪持ちでの対処が必須となる。

 腕輪を持たない科目を狙うという手もあるが……奴の平均点は今年度開始時点で約400点だったので、どの科目が400点オーバーしていてもおかしくはない。

 そして副代表の存在が霧島の能力をより盤石にしている。

 突破が不可能というわけではないが、かなり困難だろう。

 ……まぁ、御空はあっさりと突破してたんだけどな。

 

「安心しろ。話の概要は容易に予測できたが、肝心の中身はさっぱり聞いてなかったから全く分からない!」

「それは別の意味で全く安心できないんだが……

 それに、まだ肝心な部分の説明はしてない」

「何だ、じゃあさっさと説明してくれ」

「いや、お前らのせいで話が中断されて……まあいいか、続けるぞ」

 

 そんなこんなで、戦前会議は無事に終わった。




「いや~、実に3ヶ月ぶりだな~」

「ホントよね~……遅すぎるわよ!!」

「しばらくの間創作意欲が沸かなかったらしいが、ここ数日は1日に1話のペースで書き上げていたりする」

「……それがもっと早く来てれば……」

「まあそんな事より、後書き行こ~」

「ここで既に後書きだけどね……」

「細かい事は気にするな。



「そう言えば、今回は茶番が無かったわね~」

「一応、前章の後編だし、あとは遊んでる時間も無さそうだったからな。
 まぁ、やろうという案も最初はあったんだがな……」

「へ~、またヴァンガード?」

「いや、遊戯王」

「ちなみに、どんな感じのを予定してたの?」

「途中で没になったんでかなり雑だが……」

ーーーーー

剣 「魔導士ブレイカーでダイレクトアタック!!」
御空「くっ! だけどこれで君のモンスターは全て行動を終えた。次のターンで私の勝ちよ!」
剣 「何を勘違いしてるんだ? 僕のバトルフェイズはまだ終了していない!!」
御空「え? でも君の場にはもう他にモンスターが居ないじゃない」
剣 「速攻魔法発動!! 狂戦士の魂(バーサーカーソウル)!!」
御空「…………え?」
剣 「手札を全て捨て、山札からモンスターカードが出なくなるまで墓地に送り続ける。
   そして墓地に送ったモンスターカードの数だけ僕のモンスターは追加攻撃できるっ!!」
御空「あの、ちょっ!」
剣 「ドロー! モンスターカード!!
   ドロー! モンスターカード!!
   ドロー! モンスターカード!!
   ドロー! モンスターカード!!
   ドロー! モンスターカード!!
   ドロー! モンスターカード!!
   ドロー! モンスターカード!!
   ドロー! モンスターカード!!
   ドロー! モンス
姫路「止めてください!! 御空さんのライフはもうとっくにゼロです!!」
剣 「HA☆NA☆SE!!」

ーーーーー

「……あのさ」

「何か?」

「私、何か恨まれるような事でもしたの!? カードを海に捨てたり破ったりした記憶とか無いんだけど!?」

「まぁ、ただのネタだしな」

「……何か、納得できない」

「ちなみに、キャストを適切にするとこんな感じになる。

ーーーーー

根本「これでお前のモンスターは全て攻撃しゅーりょー。
   ポイズンバタフライの効果でお前のライフはゼロだぁ!! 俺の勝ちだぁっ!!」
剣 「何勘違いしているんだ」
根本「ヒョ?」
剣 「まだ僕のバトルフェイズは終了していないぜ!!」
根本「なぁーに言ってんだ。もうお前のモンスターは全部攻撃を終了したじゃないか」
剣 「速攻魔法発動! 狂戦士の魂(バーサーカーソウル)!!」
根本「バーサーカーソウル、だと!?」
剣 「効果の説明は、不要だな?
   行くぜ、ドロー! モンスターカード!!
   ドロー! モンスターカード!!
   (中略)
   ドロー! モンスt
零 「もうやめて! 剣っ!!」
剣 「HA☆NA☆SE!!」
零 「とっくに根本のライフはゼロよ!!」

ーーーーー

「大体こんな感じになる」

「この世界線の代表は一体何をやらかしたの……?
 って言うか零さんが出てるし!!」

「ネタだから仕方ない」

「……はぁ」


「では、明日もお楽しみに!」

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