光明さん、
クロードさん、
蒼龍さん、
枝垂桜.さん、
久未美男さん、
泡沫´さん、
想星さん、
走り高跳びさん、
感想ありがとうございました!
では、スタート!」
「では、作戦を説明するぞ」
姫路の腕輪で入り口前を一掃した後、数名の見張りを廊下に置き、それ以外の全員に作戦を説明する。
「まず、最初予定していた作戦を変更し、より強い奇策を用いるものとする!」
周囲がざわめくが、手で制して話を続ける。
「人類史上稀に見る奇策、その名は……『正攻法』だ!」
「いや雄二? さっき奇策って言ってたよね?
奇策っていうのは奇抜な策って事だよね?」
「おお、よく知ってるな明久」
「いや、普通に知ってるから! そこはかとなくバカにしてるよね!?」
「まあそれは置いておいてだ」
なにやら文句を言う
「俺たちFクラスは、いつも奇抜な策で勝ってきた。
今回は何をしてくるんだと、相手は強く警戒している。間違いない」
「……自分たちの事ながら、酷い勝ち方してるよね……」
「卑怯汚いは敗者の戯言だ。
で、だからこそ、『Fクラスがまともな攻め方をしてくるわけがない』と思っているはずだ。
相手は絶対に想定していないはずだ」
ここで秀吉がスッと手を挙げる。
「どうした秀吉?」
「言いたい事はよく分かるのじゃが……正攻法で勝てるのかのぅ?」
「そこは安心しろ。さっきの姫路の腕輪を含めて、Cクラスの戦死者数は23名だ。
こちらに数の優位性があり、なおかつ召喚獣を動かし慣れている。
ついでに、このクラスに鬼の補習を恐れる者は居ないからな!」
『いつもの事だもんな』
『アレを苦しいとか言ってるような連中に負けるわけが無いぜ!!』
「むぅ。分かったのじゃ」
「とは言え、相手の方が点数も高いのは確かだ。
全員、気を引き締めて行け!」
「「「「「おうっ!!!」」」」」
「じゃ、他に質問は無いか?
では、出撃っ!!」
点数が減った仲間をBクラス教室まで送り届けた後、前線で指揮を執っているうちの代表と合流した。
「ふぅ~、追いついたよ代表」
「御空か。遅かったな」
「いや、木下さんが相手だったのよ? これでも早い方よ」
「それもそうか。ご苦労だった」
「で、戦況は?」
「五分五分、よりは押してはいるか」
「召喚フィールドは?」
「現国のままだ。まだ変わってない」
「じゃあまだ私は待機ね」
「ああ。ゆっくりと休んでいてくれ」
Aクラスの方は今頑張って別の教師を探してるんでしょうね。
せめて理系の教師を。
だけど、見つけるのは大変だろう。
事前の協定でFクラスはほどほどに理系教師を使うと約束しているし、
Cクラスの方にもうちの代表が交渉して約束を取り付けてある。
流石に独占はできないだろうから、いつかは連れてくるだろうけど……それも計画の内だ。
さてどうなるかしらね。
「伝令っ! 物理教師を連れて来ました!」
やっと理系教師が見つかったらしい。
しかも物理っ、代表の得意科目っ!
「お手柄よ! 全員後退っ、点数の一番低い人は殿になって!」
試召戦争において、敵前逃亡は失格だ。
それでも撤退する場合は誰かにバトンタッチしなければならない。
この『撤退』は厳密には『フィールドの外に出る行為』なので、隣接したフィールドに移動する場合も撤退とみなされる。
だから全員がフィールドを移動するのは不可能だ。冷酷なようだが、一人を
一人を残して無事にフィールドから脱出し、陣形を整える。
「さぁ、行くわよ!
フィールド:物理
Aクラス 空凪光 435点
ここからだ。ここから反撃を……
ゾクッ
「っっっ!?」
何? この嫌な感じは?
急いでBクラスの方の様子を確認する。
片手で頭を抱えて困った様子の
顔を俯かせている
……いや、違うっ!!
表情を手で隠して薄く笑ってる
「
あっという間に物理フィールドに突入した御空さん、そして……
「切り裂けっ!!」
フィールド:物理
Aクラス 空凪光 435点→Dead
Bクラス 御空零 712点
たった一瞬、ほんの瞬き程度の時間で……
私の召喚獣は真っ二つになっていた。
「『Fクラス=奇策』だもんね」
「まさか真っ正面から攻めてくるとは夢にも思うまい」
「いや、普通に警戒されてそうな気がするんだけど」
「それでもある程度の虚をつく効果は見込めるだろう」
「……ちなみに、変更前の作戦って?」
「原作丸パク」
「……な、なるほどね」
「駄作者に期待なんてするんじゃない! 自由度が高いようで割と低い試召戦争だとこんなもんだ!」
「堂々と言う事じゃないからね!?」
「では、明日もお楽しみに!」