クロードさん、
蒼龍さん、
走り高跳びさん、
泡沫´さん、
火水 総さん、
久未美男さん、
感想ありがとうございました!
……何か少ない? 前話のコメントがしにくかったのかなぁ……? 無理も無いけど。
まあいいわ。では、スタート!」
「まだ、まだぁっっ!!」
教室の入り口では姫路が頑張り続けている。
本当はそこそこ消耗した時点で入れ替える予定だったんだが……
Fクラス 姫路瑞希 499→487点
ほぼ一方的に屠殺しているのでほっとんど点数が減ってない。
だが、点数と精神的な疲労とは話が別だ。そろそろ休ませるべきか?
「姫路、そろそろ休憩……」
「大丈夫です。まだ戦え……」
そこで姫路がフラつく。
だが何事もなかったかのように言葉を続ける。
「まだ、戦えます!」
「いやいやいやいや、少しは休め!」
「……仕方ありませんね……」
「島田! あと須川! 交代する。頼んだぞ」
「分かったわ!
「やっと出番か……
「他の連中も、交代の準備をしておけ」
しかし、姫路が頑張り過ぎているような……
心当たりは無くもないが、本人に訊いてみるか。
「姫路、お前どうした? 気合が入りすぎてないか?」
「…………『小山友香は計算高く振る舞おうとしているが、割と直情的で腹黒ではない』」
「ん? どういう事だ?」
「『奇策や搦め手という意味では、ルールを熟知しその裏を突く天才である坂本雄二、類稀な学習能力を持ちFクラスの性質さえも学習してしまった御空零の足元にも及ばない』」
「さっきから何を……」
「『故に、あの策を小山友香が考えられるとはどうしても思えない。奴のバックには何者かが潜んでいる可能性が高い』
……彼なら、きっとそう分析します」
「バック、だと?」
確かに『色恋沙汰を利用してFクラスを同士討ちさせようとする』なんて策を小山が思いつくかは疑問だ。
だが、一体だれが……?
「私、その黒幕に心当たりがあります」
「何だと!?」
「Cクラスに協力してFクラスをF教室に落とす事でメリットのある人物。
ほぼ確信していますが、証拠はありません。
だから、小山さんに直接尋ねます。空くんを酷い目に遭わせた原因を作った人物を」
「……そうか」
姫路はその黒幕に対してかなり怒ってる。
けど、かなり静かに怒り狂ってるな。前とは大違いだ。
よかったな剣。お前、もの凄く愛されて……
「でも、自分を大事にしなかった空くんも簡単には許しませんけどね♪」
……ま、まあ愛されてるんだよな。きっと。
「ゼェ、ハァ、ゼェ……」
「あ、お帰り代表。生きてたわね」
「し、死に物狂いで、走ってきた、から、な」
「廊下は走っちゃダメだよ♪」
「お前が言ったんだろうが!!」
「冗談よ冗談。なにはともあれお疲れ様。しばらくはゆっくりと休んでね」
「……そうさせてもらおう」
とりあえず、Aクラスから動いてもらうのは成功したかしらね。
私たちの戦力だと正面切って相手するのは無理があるからね。
どうしても相手が動かないならその時はその時でまた考えるけど。
次の作戦として、敵先鋒部隊と本陣を切り離して確固撃破する。
とりあえずはこの拠点の入り口を塞がれるくらいまで引きつけてしまって良い。
脱出経路はしっかりと用意してある。
「じゃ、入り口封鎖部隊は準備を!
強襲部隊は私に続いて!!」
そう呼びかけて窓を開け放つ。
下の階への縄梯子は設置&点検済みだ。
そして下の階は空き教室で、窓を開ける為の人員も予め派遣済み。
万が一、何らかのトラブルで通れない場合は校庭まで届くロープを用意してある。やや遠回りだが、校庭まで降りてから校舎に突入だ。
「見てなさいAクラス。下克上を成し遂げてやるわ!」
「伝令っ! 我らがAクラスの先鋒部隊が全滅したようです!」
「……そうならないように久保くんも送ったはずなんだけどねぇ。ちょっと戦力を温存しすぎたかしら?」
「い、一応経緯を説明しますと……教室の入り口を封鎖していたらどこからともなく御空零が現れ、不意打ちの一撃で久保くんは戦死しました。
久保くん以外の生徒達もそのまま一気に……」
「ふむ。科目と点数は?」
「日本史、610点でした」
「……保健室行く?」
「いや、正気ですから!」
「……まあ、事実として久保くんは戦死しちゃったわけだしねぇ」
確かに御空さんの点数を直接見た事は無かったけど……ここまでのものだったの?
……何でBクラスなのかしら。あの人。
「……光、どうするの?」
代表が心配そうに声をかけてくる。
「……また部隊を送っても同じような事になりかねない。
……迎撃体制を整えるべき?」
「そう、ね」
正直Bクラスを舐めてたわ。
正面衝突で潰せる相手では無いなら、防衛に切り替えた方が良いわね。
時間かけるのも面倒なんだけどなぁ……
「あ、迎撃にシフトするの? なら好都合」
そんな声が聞こえた直後に、扉が蹴破られていた。
「っっ!!」
「ま、私が出た後じゃあ警戒するわよねぇ。
これ以上確固撃破は無理っぽいから、私が直々に出向いてあげたわよ」
蹴破られた扉の側に堂々と立っていたのは、言うまでもなく御空零だった。
「久保が僅か数行で沈んだな……」
「え、ええ。ま、まあ私にかかれば当然よねっ!!」
「まぁ、この駄作者に戦闘描写を求めるのは酷だからなぁ」
「書く技術が無い……と言うよりやる気がそもそも無いもんねぇ」
「凝りすぎると鬱陶しい、さっぱりし過ぎると意味が無いという。
それなら最初から無くて良いじゃないか、と」
「ま、今更よね♪」
「今更だな♪」
「あ、そうそう。今日、3月8日は……」
「ん~、ま、後で良いや。この後に日刊更新する事も決まってるし」
「それもそうね~」
「では、明日もお楽しみに!」