東方十二天   作:鋼翼の智天使

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キャラ紹介をしてみようと思います。

灣光璽(いりえれいじ)
幻想郷に迷い込んだ少年。肺がん患者。

叢雨青霞(むらさめはるか)
昔から幻想郷に住み着いてる女。年は、10代後半に見えるが300年以上も幻想郷にいる。

霊夢や紫などの他に出てくるキャラは崩壊注意です。


十二天〜2〜

 

 

博麗神社に着いた青霞と光璽はいきなり面倒事に巻き込まれた。

博麗の巫女。博麗霊夢は境内の周りをうろうろしていた。

「あのー。そこの貧乏巫女?何してるの?」

霊夢は鋭い目つきで睨んできた。

「貧乏で悪かったわね。ていうかあんた、なんでここにいるのよ。」

「えーと・・・」

青霞は苦笑いしていた。

「あら?そこの子は?」

霊夢は何をしていいか分からなくなって固まって見ていた光璽を発見した。

「(うわ、こっち向いた。)」

「何その嫌そうな顔。あんたは幻想入りした子よね?」

「はい、そうです。貧乏巫女さん。」

「ぶっ殺すわよ?」

「ごめんなさい。」

「ちゃんと博麗霊夢って名前があんのよ。分かった?」

「はい、霊夢さん。」

「で、あんたの名前は?」

「灣光璽です。」

「ん〜。まあ、名前は普通かな?」

光璽と霊夢が会話してるところに青霞が割り込んできた。

「あのね、貧乏巫女?光璽があっちに戻りたいらしいわよ?」

青霞が(貧乏巫女)と言った瞬間に霊夢にげんこつをくらった。

「次言ったらぶっ殺すわよ?」

「痛ぁい・・・・・・」

青霞は苦笑いしながら頭を押さえていた。

「で?光璽は外界に戻りたい。と?」

「あ、そうです。」

「う〜ん。とにかく中入りましょう。ちょっと寒いし。」

「分かりました。」

霊夢は襖を開けて、中へ招いてくれた。

青霞は・・・・・・

「ねぇねぇ、私も入っていいでしょう?」

と笑顔で霊夢に頼んでいた。

「もちろんダメに決まってるでしょ?」

霊夢はそれを笑顔で拒否した。

「いいじゃない。別に。」

「ま、いいか。入りなさい。」

 

そして中に入ったはいいが、無駄に広い気がする。畳が16、7畳ぐらいだと思われる。

電気もないようだ。

「こんなところに一人でいるのか・・・」

「宴会とかになると狭くなるわよ?」

「貧乏なのに宴会とかやる金あるんだ。」

「む。それぐらい出来る金はあるに決まってるじゃない。」

「ですよね。」

青霞は仰向けで寝転がって

「ふはぁ〜♪畳のいい匂い〜♪ 」

畳の匂いを嗅いでいた。

「(青霞、霊夢が物凄い呆れ顔で見てるよ)」

霊夢の視線も気にせず、ゴロゴロと転がっている。

「・・・・・・あら?どうしたの?」

「あー、青霞?空気読んだら?」

「・・・失礼。」

1回咳払いして、目を逸らした。どうやらやっと気づいたらしい。

「光璽。あなたはもうちょっといた方がいいかもしれない。」

「え?」

突然の霊夢の発言に振り向く。

「いや、なんかスキマのおばさんが・・・・・・」

「???おばさん・・・?」

「間違えた。お姉さんだったわ。」

なぜか笑いを堪えている。

「どっかにいるの?そのおばさんって人。 」

おばさんって言った瞬間背筋に寒気が襲ってきた。

「おばさん・・・・・・か。幻想郷に迷いし少年よ。それは私に言ってるのかな?」

ありえない所からおばさ・・・じゃなくてお姉さんが出てきた。

「うわ!体が上半身しかない!何こいつ!」

「失礼ね〜。ちゃんと全身あるわ。ほら。」

謎のスキマから出てきた。

「あ、本当だ。」

霊夢はにやけながら紹介した。

「それはね。八雲紫って言うおばさんよ・・・・・・ぷっ・・・くく」

「そんな・・・霊夢までそんなことを言うの?ひどいわ。こんなに可愛い乙女を・・・」

「(何この人。怖い。)」

光璽は胡散臭い人が自分から可愛い乙女とか言ってるのにドン引きした。

「光璽・・・・・・というのね。ふむふむ。能力もあるにはあるけどギリギリって感じね。」

「の、能力?」

「その前に永遠亭にでも行ったら?そろそろ発作起きるわよ?」

「なんで病気のこと知って・・・・・・うぐっ!!」

その瞬間に吐血し、体中ひどい痛みが襲ってきた。そして、意識を失った。

「霊夢。ほら、この子は重病なのよ。連れていかないと死ぬかもよ?それと・・・」

紫は視点を変え、青霞が隠れている所に目を向ける。

青霞は目線がこちらにきていることに気づき、びくっと反応する。

「青霞・・・・・・確かあなたはあの場所から出ちゃいけないんじゃなかったかしら?」

「いや、まぁ人間をね。あの、博麗神社にでも置いていこうか。とか言ってみちゃったり?あはは・・・・・・」

「呆れた。あなたこれで何回目?今回は許すわ。まともなことをした訳だし。」

「じゃあ、私が光璽を永遠亭まで連れていくよ。」

この状況から逃げたいとばかりにその役を受け持ち、光璽を抱えて永遠亭へ向かった。

 

「ったく。特別な理由があるから生かしてるものの。脱走癖は治らないわね。」

「でも、人間は大切にするとかのことは身についてるしいいじゃない。」

霊夢は紫と目を合わせないように正面を見て話していた。

「ねぇ、紫。なんかしでかしそうな目でこっち見ないでくれない?」

「うふ♪ごめんごめん♪」

と言って、スキマの中に入り、消えた。

 

「あ、そうだ。魔理沙とめんどくさいきのこ狩り行くの忘れてた・・・・・・」

 

 

3に続く。




まだ、慣れてないので出来ればアドバイスとかお願いします。では、また暇があったら書きます。

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