境界線上の守り刀   作:陽紅

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十四章 忍と白睡蓮 《答合編》

 

 

 夜の英国を、一陣の風が抜けた。

 

 

 風の中で全ての音が止まり、遠方から絶えず聞こえていたアルマダ海戦の砲撃を始めとした様々な戦闘音も、奇しくも『間』に入ったのか、消えている。

 

 その無音の世界になる直前に聞こえたその言葉に、彼女――メアリは、ただただ眼を大きくすることしかできなかった。

 

 

(て、てて、点蔵様が、わた、私のことを……っ!?)

 

 

 好きだ、と。

 

 

 点蔵のいきなりの告白に、メアリはここ数日で最大レベルの混乱に陥ってしまう。顔が、いや身体全部が熱い。鏡を見ずとも真っ赤になっているのがわかる。――事実、メアリの白い肌は見る影もなく赤かった。

 

 そんな自分の状況を理解しているが、何か言葉を返さなければ、と……その前に、兎に角落ち着こうと胸に手を当て――

 

 

 

(……待って、ください)

 

 

 

 ふと――何故か、いま一番近くにいるはずの点蔵が……一番、遠くにいるように思えてしまった。

 

 

 そう思わせた違和感は、二つ。

 

 

 

 『メアリ殿』と呼んでいた点蔵が『メアリ様』と敬称を改めている。まるで、二人の間には明確な上下の関係があり、対等ではなく、自分が一方的に傅く側なのだと宣言しているように聞こえた。

 

 

「あ、あの……点蔵、様?」

 

 

 そして『好きでござった』と……ござるではないその語尾は過去形で――感情に僅かな悲しみと、大き過ぎる覚悟を滲ませていて。

 

 

 ――違和感は、すぐに、不安になった。

 

 

 

 名を呼ぼうと口を、そして、遠ざかった距離を埋めようと手を……開き、伸ばそうとして、先んじた点蔵の声に遮られる。

 

 ……声は固い、決意に満ちていた。

 

 

 

「……自分は、この英国に来てからというもの、ずっと……みっともなく迷ってばかりでござった。迷い迷って……危うく、生涯を最大の後悔を背負ったまま、歩み続けるところでござった」

 

 ――けれど。

 

「一人の友が、自分の背を押してくれたでござる。――幾人もの仲間が、ここまでの道を拓いてくれたでござる。そのおかげで、自分はここまでこれたのでござるよ」

 

 ――だから。

 

「自分も、もう迷わんでござる。……思うままに、思ったままに突き進ませて頂くでござるよ。メアリ様……例え、貴女様が定めたその覚悟を踏み躙ることになったとしても……」

 

 

 

 ――この処刑から。そして、その道を選んだ英国から。自分は、貴女を掻っ攫わせて頂くでござるよ。

 

 

 

 呆然とするメアリの様子に、内心で苦笑を浮かべる。そんなに、予想外の言葉だったのだろうか。

 

 

 

 

 

(……止水殿も、この『痛み』を背負ったのでござるかなぁ……)

 

 

 宣言に言葉を失い、思考も止めているメアリを前に、点蔵はほんの少し前に女王を背負ってこの場を離れた止水を思い出し、また……かつて彼が言っていた言葉も思い出す。

 

 

(喜美殿に問い詰められる形ではござったが……良い笑顔でござったなぁ)

 

 

 

 『姫のことが、好きだった』――と。

 

 

 しかし、『姫に並ぶのは王なのだ』――と、屈託のない笑顔で、彼は告げた。

 

 

 

(自分は、あのように笑えるでござるかなぁ……メアリ殿、ああいや、メアリ様とどこかの誰かの仲を、すぐ目の前にして)

 

 

 

 喜美を始めとした女衆は止水は女心がわかっていないと言うが、点蔵にしてみれば、彼女たちこそ『男心』をわかっていない。

 ――"鈍い男"と検索すれば三つ以内には出てきそうな止水が、ああも明確に……過去形ではあるが好意を言葉にしたのだ。

 

 

 つまり、それだけ本気で……ホライゾンのことが、本当に好きだったのだろう。にも関わらずトーリの背を押し、その上離れることなく二人を守ると誓いを立てたのだ。

 本人はきっと、自覚なんてこれっぽっちもしていないだろう。だがそれは、世の男衆の一握りさえできないだろう。

 

 

 ――そこに自分も、いつの日にかは並べるようになろう。

 

 

 そして、そのためにも。

 

 

 

「あ、あ……ダメ、です……ダメなんです! 私の処刑は、英国の重要な歴史再現なんですよ!? この処刑のために尽力した人も、死んでしまった人々だっているんです! だから、だから私は――」

 

 

 知っている。英国の歴史再現の中で、メアリー・チューダーが英国を改派から旧派に戻そうとした際に行った300人の処刑。

 ……疑いの目を向けてきた聖連に対し、『英国は歴史再現を遵守する』という姿勢を見せるためにメアリが行ったことだ。300という上辺だけの数字ではないだろう。家族や親族を合わせれば、倍では済まない人数が犠牲になったのである。

 

 

「私はここで、処刑されなければならないのです! 私は、私には犠牲になる責任があるんです!!」

 

 

 悲鳴にも聞こえ、しかし声は強く響く。揺るぎ無く、確固たるものなのだと点蔵に叩きつけるように。

 

 

「――それが、メアリ様の覚悟でござるか。聞けば、300人の処刑は三年前……いや、それよりも以前からその覚悟を背負っていたのでござろう。

 しかし……申し訳ござらん。そのお覚悟、宣言通り砕かせて頂くでござる」

 

 

 

 しかし、その覚悟を叩きつけられても、点蔵は小揺るぎさえしなかった。

 

 ――熱を持っていたそれは、急速に冷え固められた。そして、それ……その心は、ゆっくりと研ぎ澄まされていく。

 

 

 

 犠牲になることを誇りとし、そのために今日まで生きてきた彼女のその誇りを、斬り払う刃へと。

 

 

「例え、その300人が……いや、何千何万の人が犠牲になったとしても、貴女様は死ぬ必要はのうござる! 死が義務だと申されるのならば! 自分が貴女を英国より掻っ攫えば、責任もなにもないでござろう!?

 

 ――生きて、くだされ。メアリ様」

 

「……っ」

 

「……これから先、待っているのでござるよ。

 春には桜並木を手を取りあって歩み。夏には夜空の花火を並んで見上げ。秋には、卓で共に美味に笑い、そして、冬には身を寄せて温め合う。

 

 ……そんな普通の、しかしかけがえの無い幸せがメアリ様には待っているのでござる! 自分が、その幸せをっ、その、影ながら、必ず守ってみせるでござる! だから……」

 

 

 

 点蔵が例えたのは、何気無い一年の、季節の巡りだ。ありふれた、しかし想像したなら笑みが浮かんできそうな……しかし、それを聞いたメアリも、それどころか言った本人である点蔵も、笑顔なんて浮かべていなかった。

 

 ……だがきっと、間違えていないはずだ。いずれ、彼女は彼女に相応しい誰かと出会って結ばれるのだ、と。

 点蔵は最後の言葉のために息を大きく吸い――

 

 

 

 

『だ、め……っ!』

 

「ブゴッホッ!?」

 

 

 

 目の前。超至近距離に現れた表示枠に驚き噎せる。帽子のつば先よりも内側という、文字通り『目と鼻の先』に、その通神は開き、彼女はやってきた。

 

 

 人は、彼女が梅組に残った最後の良心であると言う。人は、彼女がある意味で武蔵最強の少女であるともいう。

 

 そして――誰もが武蔵の至宝、と言い、言われて聞けば誰もが納得する、一人の『一般生徒』。

 

 

 

「す、鈴殿っ? あの、今自分、結構大切な……」

 

『だ、め! それっ、()……()!』

 

 

 

 途切れ、つっかえ、しかし強い言葉に点蔵は黙る。

 なにが違うのでござるか、と問い返したいのだが……長年の癖なのか、条件反射で黙ってしまった。

 

 ――なにせ鈴の声が……今にも泣き出してしまいそうな程に、震えていたからだ。

 

 『鈴が泣く』……梅組の一員ならば、その涙を止めるために何を置いても駆けつけようとするだろう。守り刀の最深の加護により、全ての痛傷を奪われる鈴が――眼の見えない鈴が、唯一出来る自衛手段が、大声で泣くことだからだ。

 なお、泣かせた場合。これは、武蔵において処刑モノの大犯罪だ。冗談も悪ふざけもない外道強者たちが、無表情で眼を血走らせて突撃してくるだろう。

 

 

 中等部のときにあったある事件を思い出しつつ、点蔵は鈴の言葉を待つ。

 

 

『ホライ、ゾンとっ、そのヒト! 違う! てん、ぞ、君っと止水、君だって、違、う! それ、じゃ……それ、じゃあ二人と、も! ずっと、笑え、ない……っ!』

 

 

 

 

 ホライゾンとメアリが違う。国のために死ぬ運命を突き付けられ、しかしそれを認め覚悟して望んだ。

 

 ――しかし、違うと鈴は言う。

 

 止水と点蔵も違う。トーリと共にホライゾンを救い、二人を守ろうとする止水と――今この瞬間、メアリを救い、その未来を守ろうしている点蔵。

 

 ――しかし違うと、鈴は言う。

 

 

 そのやり方では、ずっと、二人とも……笑えない……と。

 

 

『ちゃん、と! 聞いて、あげっ、て!』

 

 

 そして、ちゃんと聞け、と。その言葉を最後に表示枠の画面は閉じる。

 

 どういう意味でござろうか。なにが違うのか、なにを聞けばいいのか。その答えを探し――

 

 

 

 

 

 

「――メアリ、様……?」

 

 

 ……眼を見開いて、ボロボロと涙を流すメアリに、また言葉を無くした。そして俯き、震えるその唇から、途切れ途切れ、聞こえてきた。

 

 

「……や、です……」

 

「……あの、メアリ様?」

 

「っ――! いやです!!」

 

 

 力強い、それは拒絶の言葉だった。泣きながらだが、どこか、吹っ切れたようにも見えるメアリは、一歩進む。

 

 

「なんで、なんでそんな呼び方をするのですか!? 私っ、私何か点蔵様を怒らせるようなことを言ってしまったのですか!?」

 

「い、いや……その、これは……自分なりのケジメ、というか……」

 

「そ、それに、好きだった、って……そんなの、あの、ずるいです! そ、それに、す、好きだったっていうなら、ど、どうしてあの時チュウしてくれなかったんですか!?」

 

「ええっ!?」

 

 

 思い出すのは祭りの最後だ。点蔵が、傷有りがメアリだと初めて知った直後のこと、勝負しよう、とメアリが持ちかけたのだ。点蔵の素顔を見れるかどうかのその勝負は、キスしなかった点蔵の勝ちで……。

 

 

「あの時私、凄い勇気出したんですよ!? それなのに、点蔵様がチュウしてくれなかったから、その、フラれたんだって思って……」

 

「い、いや! だってあの時! メアリさ」

「イヤです!!」

「――くっ、で、では一時的にメアリ殿で……メアリ殿の好みの男性のタイプを聞いた時に、『その人に一生消えない傷を残したい』と、言ったではござらぬか! それで自分――風呂場で背中の傷の治療をされたので……『ああ、自分眼中にないんでござるなぁ』と……」

 

 

―*―

 

 

 

「ええい離せ止水! あのゴミクズを殺せない!」

 

「落ち着けよ、まだ三分くらいしか経って――あ、いや、時間きたら点蔵を殺っていいわけじゃないぞ? それに、あの時どっちかっていうとメアリの方が点蔵を連れて行って……あ、あれ? お前なんか力強くなってない?」

 

 

 

―*―

 

 

 点蔵の風呂場発言の直後、塔の下が俄かに騒がしくなるが……それどころではない。

 

 一歩進んだメアリに立ち向かうように、点蔵も一歩進む。

 

 

「あ、あれは……! 私が助けてもらった時の傷なのに『痕残す治療します』なんて、言えるわけないじゃないですか! あの時、私……私の傷を嘘でもあんな風に言ってもらえたのが嬉しくて……」

 

「自分、嘘など言ってのうござる!」

 

 

 一歩。一歩。

 

 

 ――じゃあ、と聞けば、あれは、と反論し。

 

 ……ならば、と問い返せば、だって、と反論し。

 

 

 また、一歩。そしてまた、一歩と……二人の距離は、これまでのすれ違いで出来てしまったお互いの距離を埋めていくように、埋まっていった。

 

 通神越しにその光景を見ていた連中が、舌打ちをするか全身のむず痒さに体を掻き、しかし、眼を離すことなく見入る。

 

 

 

「……私! こんなに傷だらけなんですよ!? 普通の女性と比べられちゃいます!」

 

「構わぬ! 他所の誰がなんと言おうと、その傷はメアリ殿が気高き証にござる!」

 

 

 お互いに踏み込んで手を伸ばし合えば、もう届く。――だが、足りない。

 

 

「歴史再現で何度も結婚と離婚を繰り返した、不埒女なんですよ!?」

 

「構わぬ!! 貴女を幸せにできなかった男の数など、それこそ些事にござる!」

 

 

 お互いに手を伸ばせば、もう届く。――まだ、足りない。

 

 

「あと、あと……!」

 

「あと、何があるのでござるか!?」

 

 

 

 

 

「……貴女が生きて、幸せに笑ってくれる未来を、何が邪魔するのでござるか!?」

 

 

 

 

 息を飲む音を、メアリは自分の内に聞いた。どうすれば、この人は退いてくれるのだろう……それを、こみ上げる感情を必死に押さえつけながら考え――最後にあり、そして最大の難関を告げる。叫ぶ。

 

 

「え、英国……私が生きれば、英国が敵になります! そ、それに、歴史再現を蔑ろにしたと聖連が黙っていません! そうなったら……」

 

 

 

 これで、この人は退いてくれるだろう。メアリにはその確信があった。

 大国である英国と、多くの国の連なりである聖譜連盟を相手になど、できるわけがない。

 

 そこまでする価値が、自分にはない――と。

 

 

 ……足を止めたメアリは、さらなる一歩の音を――自分の目の前、その足元に聞いた。

 

 

 

「構わぬ……構わぬ!! 貴女が生きてくれるなら、英国相手だろうと聖連相手だろうと、自分が戦い申す! すでに世界を敵にした御仁も、世界を救うと言われたお方も居られる!」

 

 

 ……その御仁もお方も、誰のことだ、と首を傾げていたのは内緒として。

 

 

 どちらかが手を伸ばせば……すぐに届く距離に、お互いはいた。

 

 

 

 「『おい――点蔵っ!』」

 

 

 

 その距離(近さ)に、ハッと気付いたメアリが、身を引こうと爪先に力を入れようとした直前、それを阻む声が、通神と塔下から響く。

 

 誰、と疑問を抱く前に、一気に増えた声は告げた。

 

 

 

『『『『「いいからさっさと掻っ攫え!!」』』』』

 

 

 

 

***

 

 

 

 ――あっ、というその言葉は、口から出て行く前に塞がれた。

 

 伸ばした両手は肩を掴み、自分にぶつけるように強く引いた。腕はそのまま背に回され、二つを一つに合わせていた。

 

 

 自分のものではない、自分よりずっと高い体温に

 

 

 

(……生きて、良いんでしょうか……? それを、望んで良いんでしょうか)

 

 

 

 胸の圧迫感と、それを大きく上回る安心感。幼い頃、父に抱きしめられた時を思い出したが、あの時よりもずっとずっと、心臓は早鐘を打っている。

 

 望んではいけないのだと思っていた。幸せに、なってはいけないのだと。

 

 生まれるべき母から産まれず、妖精女王としての素質もなく、王の選定の剣も抜けず……。ならばせめて、死ぬことで故国の守りの力になろう、と。

 

 

 

 

 

「点蔵、様……」

 

 

 それでも――もしも。もしも……望んで、良いのなら。

 

 

 

「春には桜並木を、一緒に歩いて下さいますか……?」

「Jud.」

 

「夏に一緒に、花火を見に行って下さいますか……っ?」

「Jud.」

 

「秋っ、私、ご飯いっぱい作ります……! だ、から、一緒に、私と一緒に食べて下さい……!」

「……Jud.」

 

「冬だって、わたし、私! 実はその、とって、とっても寒がりなんです……っ、だから、あの……私――!」

 

 

 

「――Jud. では、自分からも一つ。先ほど自分がメアリ殿に言った言葉……あれを少し、訂正させて欲しいでござるよ。

 

 

 ……メアリ殿。生きてくだされ。……どうか、自分と一緒に」

 

 

「――っ!」

 

 

 

 夢想した、季節の一巡り。――自分の隣には彼がいて、自分は、これ以上ないほどに笑っている。

 

 

 その未来を夢想した瞬間、メアリの体から溢れんばかりの流体が咲き誇る。それは形を創り彩り……大きな白い睡蓮が一つ二つ、美しい光を仄かに、次々と咲き乱れていく。

 妖精女王の素質がないとは言えど、メアリの精霊術の実力も十分に高い。その上、国の守りを強化できるだけの拝気もその身に宿しているのだから……エリザベスと同じように感情の爆発で事象を起こすことは十分にある。

 

 

 ……もうメアリはなんの言い訳も、反論もできないだろう。数え切れないほどに咲き乱れた白睡蓮が、これ以上ない『喜び』の感情の発現なのだから。

 メアリを抱きしめながら、しかし周りに突然咲いた白睡蓮に数瞬警戒し――メアリを庇うように少し覆い被さり気味にしつつ――、しかし点蔵は危険は無いと判断した。

 

 

「……点蔵様。あの時の勝負……また、してもいいですか? 私……また、負けたいです」

 

 

 目の前にいる、腕の中にいる彼女が背を反らして、点蔵曰く世界真理をより押し付けて、眼を閉じて顎を僅かに上げている。

 

 

「――Jud. ならば、自分も負けるでござる。さすがに、マフラー越しに口吸いの訓練など、したことがのうござるから……」

 

 

 

 赤いマフラーが解かれ……二つは、一つに。やっとやっと、繋がった。

 

 

 そして――五秒、十秒と無音が続き、名残惜しげに最後に啄んだメアリが踵を下ろした。

 

 

 

「――点蔵様。私に、傷をつけてください。ずっと、ずっと残る。そんな傷を」

 

「その傷を誇っていただけるのなら。そして、その傷を自分にも背負わせてくれるのなら」

 

 

 

 安堵の吐息や、危なかったことへの苦笑が至る所から聞こえるような気がし、それと、同時に。

 

 

 

   ――カチリ――

 

 

 時計の秒針が、止まった時の音を幻聴に聞き――あれから、五分。

 

 

 

「……最後に、夢は見れたか? メアリ」

 

 

 

 ……巨大な光翼を背に輝かせた妖精女王が、白睡蓮の花畑を蹂躙した。

 

 

 




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