月から聖杯戦争の勝者が来るそうですよ?(未完) 作:sahala
一か月後に引っ越しが決まって忙しかったり、もうじき学校が始まるから忙しかったり、ようやく艦これに就任できて忙しかったりと色々ありました。
電、可愛いよ。
そんな第11話
追記:
感想でよく「白野はどんなルートを通ったのか」、「あのキャラは出るのか?(もしくは出して欲しい)」という質問がされていますが、筆者としては作中以外で説明する気は基本的に無いです。
今後の展開のネタバレになりかねませんし、自分の考えた設定は~と作中に出す前に説明するのはやりたくないと思っています。
疑問に答えてもらいたいという読者の皆様には申し訳ありませんが、ご了承下さい。
4/8 一部追記
“ノーネーム”に帰り、十六夜と持ち帰った“ペルセウス”の挑戦権を黒ウサギに見せた。彼女は泣きながら喜び、すぐさま“ペルセウス”へ宣戦布告をする為に出て行った。相手は仮にも神話級の英雄の末裔だ。余計な準備をさせる事なく、電撃的に攻撃をしかけておいて損は無い。
セイバーを皆に紹介したらかなり驚かれたが、同時にこの非常時に増えた心強い味方を歓迎してくれた。着ていた制服が試練でボロボロになった自分は早々に私室へ引き上げた。今頃セイバーは飛鳥達に自己紹介をしている頃だろう。
「さて、と………」
裾口が破け、至る所に穴が開いた上着を脱ぐ。机の上に広げたソレに手をかざしてみた。何故だか分からないが………今からやろうとする事が出来るという実感があった。
かざした手から光が漏れる。光はセイバーを召喚した時の様に、数字のゼロと一で形成された数式となって制服の破けた箇所へと吸い込まれていく。もう十分だと思って光を止めると、そこには新品同様となった上着があった。
「やっぱり、これはセラフでやれたことだよな」
完全に直った制服を手に取りながら思案する。セイバーを召喚したのと同時に、自分が何者なのかを思い出していた。
自分こと岸波白野は西暦二〇三〇年に行われた月の聖杯戦争の勝者だ。月の聖杯戦争は、ムーンセル・オートマトンという巨大な演算装置の使用権を決める戦い。 地球の誕生から現在までを記録したムーンセルは、あらゆる可能性を常に演算している。もしもこれを自由に使用できるならば、そいつは自分の好きな未来を演算させて実行の方法を知る事が可能だ。確かに万能の願望器である『聖杯』の名を冠するに相応しいだろう。
参加者達はムーンセルが作ったSerial Phantasm、通称『セラフ』という電脳空間に入り、サーヴァントという過去の英雄を再現した超常的な存在を使役する。そして互いに最後の一人になるまで決闘を繰り返し、ただの一人の勝者だけにムーンセルの使用権が与えられるという戦いだ。そして、自分に与えられたサーヴァントがセイバー………?
「え………?」
何か、違和感を覚えて首を捻る。自分と共に戦いを駆け抜けたのはセイバー、だ。それに間違いはない。現にセイバーはここにいるのだから。なのに、
(何だろう………自分はセイバー
有り得ない。サーヴァントを使役できるのは参加者であるマスターにつき、一人だけのはずだ。巻き込まれる形で参加した月の裏の聖杯戦争では一時的に他のサーヴァントと共闘したけど、それでも本戦で一緒に勝ち抜いたのはセイバーだけのはず。だというのに、自分はどうしてもセイバー以外のサーヴァントと最期まで戦ったという実感を拭えなかった。
不意に頭痛がした。もう慣れっこになりかけたそれと、一緒に現れた脳裏の映像に意識を集中させる。
獣の耳と尻尾を持ち、手にした札から呪術を操る着物の少女。
赤い外套に身を包んだ、二刀流の剣と弓を扱う色黒の男性。
金色の鎧を装着し、背後の空間から次々と武器を発射する金髪の青年。
そう、彼等もまた自分と共に聖杯戦争を駆け抜けた―――
「待たせたな、奏者よ」
ドアを開ける音と共に、セイバーが私室へ入ってきた。セイバーは自分の顔を見ると、少し怪訝そうになる。
「む? 顔色が良くない様だが、どうかしたか?」
「いや、なんでもないよ」
手を振って内心の疑問を隠す。自分の記憶の詮索なら後でも出来る。それよりも、今はセイバーに聞きたい事がある。
「セイバー。いくつか確認したい事があるんだけど、良いかな?」
「うむ。なんなりと聞くが良いぞ」
「じゃあ………セイバーは、どうやって箱庭に来れたんだ?」
ここは電脳世界のセラフではなく、箱庭の世界だ。ムーンセルによって再現されるサーヴァントは実体を持てるはずがない。セイバーを象徴する遺品、
「全く分からん」
あっさりと答えるセイバーにズッコケそうになると、彼女は寂しそうな笑みを浮かべながらポツポツと語り出した。
「あの後………奏者がムーンセルに分解された後、余は奏者を探していたのだ。それこそセラフ中を駆け回ったと言っても良い。だが………どこにも奏者の影すら見つける事が出来なかったのだ。もう奏者とは二度と会う事など無い。そう、諦めかけていた時だった」
真顔になり、こちらを見つめるセイバー。自分も真剣に耳を傾ける。
「桜の木が見えたのだ」
「桜………?」
「うむ。それは水面に漂う月の様な微かな光を放っていた。だが不思議と、その先に奏者がいるという確信が持てたのだ。余は桜に近寄り、触れてみると………気付いたらどこぞの倉庫にいた」
それは、この屋敷の保管庫の事だろう。続くセイバーの言葉がそれを裏付けていた。
「傍らには余の愛剣・
「セイバー………」
「最初はな、嬉しかったのだぞ。あれだけ探し回った相手をやっと見つけられたのだからな。だが肝心の奏者は余の事を忘れているときた! あれ程の時を共に過ごしたというのに………あの時ほど神というものに恨みを抱いたことはないぞ」
「その………ごめん」
素直に頭を下げる。まさかセイバーがそこまでして、自分との再会を望んでいたとは思わなかった。いくら記憶がなかったとはいえ、自分はセイバーを無視する形になったのだ。キチンと謝罪をしないといけないだろう。だがセイバーは頭を下げる自分に対して、笑いながら手を振った。
「よい。そなたはこうして余の事を思い出したのだ。それに比べれば、空白だったあの時間も刹那のこと。また存分に余に頼るが良い」
「ありがとう、セイバー。次の質問だけど………セイバーは今、どんな状態なんだ?」
「ステータス面では問題は無い様だな。奏者との契約ラインも異常なく繋がっているが………霊体化が出来なくなった」
「霊体化が出来ない………?」
「うむ。何度か試してみたが、どうしても実体化を解除する事が出来ぬ」
そう言われて、セイバーを見ながら意識を集中させる。すると聖杯戦争時の様にステータスが浮かび上がったものの、最終決戦に臨んだ時と同じステータスである以外に変わった所は見られなかった。
「ステータスが見えるという事は間違いなくラインは繋がってる………。なのに、どうして霊体化が出来なくなったんだ?」
「恐らくこの世界………“箱庭”といったか? この世界のルールに合わせて、サーヴァントの在り方も変質したのであろう」
セイバーは事も無げに言うけど、判断材料が少ない今現在はそう断じる事は出来ないだろう。とはいえ、セイバーの情報で納得いった事があった。
「セイバー、これを見てくれないか」
ポケットからギフトカードを取り出す。以前は名前とギフトネームしか書かれていなかった裏面には、今は三画の紋様が名前に薄っすらと重なる様に浮かび上がっていた。
「これは………令呪か?」
目を細めるセイバーに頷く。令呪とは、聖杯戦争中に使えた三回限りの絶対命令権だ。サーヴァントを従えたマスターは体のどこかに三画の紋様として表れる。
「うん。でも、この紋様からは何も魔力を感じ取れない。純粋に、セイバーのマスターという証なんだと思う」
「ふむ………。それにしても、“月の支配者”か。月の聖杯戦争を征したそなたに打って付けの名前よな」
「そこなんだけどさ………俺がどうして、
記憶が戻ってからの、一番の疑問を口にする。自分こと岸波白野の正体はムーンセルに作られたNPCだ。それが何かの
それなのに………どうして生きて、この“箱庭”にいるのだろうか?
「それこそ全く分からん。余に分かるのは、奏者は生身の体を持ってここにいること。それとここはセラフでは無いだろう、ということだけだ」
セイバーに断言されて、自分の手を見る。セラフもリアルな五感を再現していたけど、黒ウサギに召喚された時に空気や太陽の光が新鮮に感じられたのは生身の体だからなのだろう。
(それにしても………桜、か)
思い出すのは、月の裏側で行われたもう一つの聖杯戦争。本来の聖杯戦争の最中に巻き込まれ、暴走したAIを止める為に自分とセイバーは戦い抜いた。あの時の記憶は文字通り
「まあ良い。こうして再び奏者に出会えたのだ。その他の事は些事であろうよ。それより、明朝に
「うん、聖杯戦争の時と同じ様にコード・キャストは問題なく使える。流石に凛やラニがくれた赤原礼装みたいな強力なやつは使えないけど………その他の礼装の
セイバーに聞かれて、自分の状態を確認してみる。コード:recover()やコード:add_invalid()といった特別な礼装を必要とした
「上々だ。奏者の援護があれば、余は百人力だ。さて、と。明日に備えて、そろそろ休むとするか」
そう言ってセイバーはこちらに背を向けてベッドへ………って、ちょっと待て。
「ストップ。もしかしてここで寝る気?」
「む? 何か問題でもあるか? 聖杯戦争の時は同じ部屋で寝食を共にしていたであろう」
いや、あの時は一つしか部屋が無かったからだし。それにこう見えても自分は健全な思春期男子。真横でセイバーが寝息を立てるのを見て、必死で色々と我慢していたのです。なにより、十六夜あたりに同衾してる事を知られたらどうなるか………考えたくないな、うん。
「セイバー………他に個室があるから、そっちで寝泊まりしてくれない?」
「なんと!? 余と床を共にするのが嫌だと申すか!」
「いや、そんな事はないけど」
「まさかとは思うが、奏者よ。余が身動きの取れない間に愛妾を作ったのではないだろうな?」
「そんな事ないって!!」
いきなり何を言い出すのか、この皇帝様は!
「本当か? ヨウとアスカ、それに黒ウサギと言ったな。中々に美しい娘達だが、その者達と過ごして何も思う処は無いと断言できるか?」
「そ、それは………」
いや確かに耀は基本的に無口で大人しいけど小動物みたいに思考と行動が一致しているところは可愛いし、飛鳥は高嶺の花みたいで近寄りがたい所があるけど時々見せる無防備な女の子らしい一面にドキッとさせられる。黒ウサギもベビーフェイスに加えて扇情的なミニスカガーダーから伸びる美脚は否応なしに視線が釘付けに………って、セイバーの顔が険悪に!?
「相変わらずそなたは腹芸が下手よな。そうかそうか、余が必死の思いで奏者を探している最中に新しい側室を作っていたか。流石は我がマスター、手が早い」
「セ、セイバー?」
「ライバルは今の内に刈っておいた方が………。いや待て、あれほどの華ならば奏者共々に我がハーレムに加えるのも手ではあるな。クフ、クフフフフフフフ」
うわあ、なんかマズイ方向に思考し始めた! いざとなったら令呪で………って、そういえば使えなかった!!?
結局、話し合いの末に自分の隣の部屋で寝泊まりするということで納得してもらいました。余談だけど、この時に女性陣は得体のしれない悪寒に襲われたそうな。
『ギフトゲーム名“FAIRYTALE in PERSEUS”』
・プレイヤー一覧 逆廻十六夜
久遠飛鳥
春日部耀
岸波白野
・“ノーネーム”ゲームマスター ジン=ラッセル
・“ペルセウス”ゲームマスター ルイオス=ペルセウス
・クリア条件 ホスト側のゲームマスターを打倒
・敗北条件 プレイヤー側ゲームマスターによる降伏
プレイヤー側のゲームマスターの失格
プレイヤー側が上記の勝利条件を満たせなくなった場合
・舞台詳細 ルール
*ホスト側ゲームマスターは本拠・白亜の宮殿の最奥から出てはならない
*ホスト側の参加者は最奥に入ってはならない
*プレイヤー達はホスト側の(ゲームマスターを除く)人間に姿を見られてはいけない
*失格となったプレイヤーは挑戦資格を失うだけでゲームを続行できる
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、“ノーネーム”はギフトゲームに参加します。
“ペルセウス”印』
次の日の明朝。黒ウサギが持ち帰って来た
「姿を見られれば、即失格か。ペルセウスを暗殺しろ、ってか?」
「それなら伝説に倣ってルイオスも睡眠中ということになりますよ? 流石にそこまで甘くないと思いますが」
門を見上げる十六夜に、ジンくんが応える。以前、自分が予測した様に“ペルセウス”のコミュニティも自身の名に相応しいギフトゲームを用意した様だ。
「見つかった者はゲームマスターへの挑戦資格を失ってしまう。同じく私達のゲームマスター―――ジン君が見つかれば、その時点でこちらの負け。中々厳しいゲームね」
飛鳥の呟きに耀も頷く。本来なら、このゲームは最低でも十人単位の多人数で仕掛けるべきだろう。こちらはジンくんが発見されればゲームオーバーなのに対し、向こうは不可視のギフトまで持っている。状況は圧倒的に不利だ。
「あのいけ好かぬ弓兵や毒拳使い向きのゲームよな。あの者共を召喚できれば、楽に攻略できたのだがな」
「無い袖を振っても仕方ないさ」
隣で嘆息するセイバーに、苦笑して応える。黒ウサギが帰るまでの間に、“ノーネーム”の保管庫にあった武器で英霊の召喚が出来ないか試してみたが、成果は全く無し。セイバーを召喚できたのは、彼女自身の強い意志があって成立したものだったのだろう。
因みに契約書類にはセイバーの名前は無いが、ゲームに呼ばれたという事は自分のギフト扱いとして参加できる様だ。
「姿を隠す方法がない以上、俺達は三つの役割に分かれなきゃならない」
「うん。まず、ジンくんと一緒にゲームマスターを倒す役。次に索敵、姿の見えない敵を感知して迎撃する役。最後に、囮と露払いを失格覚悟でやる役」
「春日部は鼻が利く。耳と目もいい。索敵は任せるぜ」
自分の言葉を引き継いだ耀に、十六夜が提案する。確かに動物的な五感を持った耀なら、相手が自分達を見付ける前に察知する事は可能だろう。
「補助系のギフトを持った岸波は俺とゲームマスターの打倒役にまわってくれ。皇帝様は、」
「余は迎撃とゲームマスター打倒に出るぞ」
次々と指示を出す十六夜に、セイバーが口を挟んだ。でも迎撃はともかく、目立ちそうな深紅の戦装束を着たセイバーだと誰にも見つからずに最奥へ向かうのは難しいんじゃ………。
自分の考えを読んだのか、セイバーは自信に満ちた笑みを浮かべた。
「案ずるな。余に秘策あり、だ。そなた達は余を信じてゲームマスターを打倒することだけを考えよ」
「………分かった、信じる」
「いいんですか!? そんな簡単に!」
セイバーに頷く自分に、ジンくんは驚いた声を上げる。でも、大丈夫だ。
「セイバーはやると言った以上、必ず実行してくれる。俺はそのサポートを精一杯やるだけさ」
「………その様子じゃ記憶は戻ったみたいだな。任せるぜ岸波、それと皇帝様」
十六夜の不敵な笑みに短く首肯する。いつか、十六夜達にも自分の事を話せると良いんだけど。
「となると………最後に残った私が囮と露払いというわけね」
少し不満そうな顔で声を漏らす飛鳥。残念だけど、ルイオス本人に“威光”が通じないのは経験済みだ。かと言って飛鳥には耀の様に敵を察知するギフトやスキルは無い。だから宮殿内で待ち構えている騎士達の目を逸らす役になって貰う方が良い。飛鳥の“威光”は、例えるなら回数制限のない令呪みたいなものだ。大抵の相手なら命令を従わせられるけど、ルイオスの様な格上の存在ならば抵抗できるのだろう。
「ふん、いいわ。今回は譲ってあげる。ただし負けたら承知しないから」
少し拗ねた口ぶりの飛鳥に、自分達打倒組は頷く。だが黒ウサギはやや神妙な顔で不安を口にした。
「黒ウサギは審判役ですのでゲームに参加できませんが………注意して下さい。ルイオスさん自身は大した事はありませんが、彼の持つギフトは」
「隷属させた元・魔王」
え? と全員で十六夜の顔を見る。いつもの様に、不敵な笑みを浮かべながら十六夜は先を続けた。
「もしペルセウスの神話通りなら、戦神に奉げられたゴーゴンの首はこの世界に存在しない。それにも関わらず、奴らが石化のギフトを使ってるところを見ると………ルイオスが使役するのはアルゴルの悪魔ってところだろ」
アルゴル、というのはペルセウス座の恒星の名前だ。ちょうどペルセウスが持つゴーゴンの首にあたる位置にあるから、石化のギフトを持つ怪物になるのだろう。
「十六夜さん………まさか、箱庭の星々の秘密に………?」
信じられないものを見る様な目をした黒ウサギに、十六夜は自慢げに笑った。
「まあな。このまえ星を見上げた時に推測して、ルイオスを見た時にほぼ確信した。あとは大急ぎでアルゴルの星を観測して、答えを固めたってところだ」
昨夜に望遠鏡を持っているのを見かけたと思ったら、そんな事をしていたのか。まったく、毎度ながら十六夜の行動力には舌を巻かせられるな。
「ふん。初めは野蛮そうな男と思っていたが、中々やるではないか。少しは見直してやっても良い」
「おいおい、俺は誰もが認める文明人だぜ? それこそ、オマエの正体にも心あたりはありそうなんだけどな。
何気なく言った十六夜に、セイバーの顔が強張った。自分も内心の動揺が顔に出ない様にするのに精一杯だ。いったい、どうして………?
だが十六夜はそれ以上追及することなく、門に向かうと………力任せに殴りつけた!
爆発した様な衝撃音と共に、粉砕する扉。門の残骸が崩れ去る音と共に―――ギフトゲーム“FAIRYTALE in PERSEUS”は開始された。
はい、そんなわけで第11話はここまでです。原作第一巻分まで、残り二話か三話ですね。
白野はどんなルートを通ったか? という質問ですが、今回は補足させて頂きます。
今現在の記憶ではセイバーと表の聖杯戦争を勝ち残り、さらに途中で巻き込まれた月の裏の戦いも経験して表へと帰還したという事になっています。CCCルートは経験していません。
また、コード・キャストもrecover()やadd_invalid()の様な絶大過ぎる効果の物は使えなくなっています。代わりに、いくつか別のプログラムが出来る様になっていますが………それはまた次回に。
筆者の身の回りの環境は忙しくなりますが、この作品は完結させるつもりですので長くお付き合いを頂ければ幸いです。
それでは失礼。