～回想終了
「と言うことだ」
悠は事の説明をしたが理子はあんぐりと口を開けて 驚いている。
「と言うことでじゃないよ！えっ？てことは二人は Sランクてこと？すごーい」
「いや、スゴくねーし」
「そうだぞ。あと声でかい。」
理子は驚いてるが悠は全力でやっただけでありSラ ンクはあくまでも副産物だ。
「そう言えばちゃんとした自己紹介まだだったな。 俺は遠山キンジだよろしく」
「俺は天川悠だよろしくキンジ」
キンジが握手を求めてきたので悠も自己紹介し握手 に応じる。
「あぁ、あと名前で呼ばれるなら俺も悠てよんでい いか」
「構わない。むしろそっちの方がいい」
「あー！ずるい理子も～。理子は峰理子だよよろし くねキーくん」
理子が二人の間に割り込みキンジと握手(無理やり) した
「あ、あぁよろしく。てかキーくんてなんだ？」
「キンジだからキーくんだよ」
これまた訳わからん珍妙なあだ名だ。しかも何処か の生徒会と被りそうなあだ名だな。
それからはまぁ色々あった。新入生歓迎のオリエン テーションやら何やら あとしばらくはキンジと不知火と言う同じ強襲科で パーティーを組むこととなった。あとは理子がやた らめったら引っ付いてきたりするそんな日常で。
「は？今なんて？」
キンジがやたら深々と悠に頭を下げている
「だから今日俺の部屋に泊まってくれないか」
「キンジ悪が俺は男と寝る趣味は……」
「違うわ！！前に話したやつが来るんだよ……」
キンジがかなり嫌そうな顔をしている
「この前って、ああ星伽さんだっけ。それがどうし た？」
「白雪のやつ今日晩飯作りに来るんだよ」
「なんでだ、俺が言うことではないがお前には料理 スキルがない。そして噂程度だか星伽さんは家事か 得意らしいじゃないか？」
悠はききかじった程度だか星伽白雪についてはいい 噂しか聞かない。大和撫子、その名の通り白雪のよ うな可憐な少女。といったものばかり
「そうじゃ無いんだ！あいつと一緒てのがヤバイん だ」
「分かった、分かったから」
悠は渋々今晩はキンジの部屋に泊まることにした。
武偵校男子寮･キンジの部屋
「で俺はいるだけでいいんだな？」
「あぁかまわ「ピーーンポーーン」きた！」
キンジはリビングから廊下へ出て玄関へ向かう。玄 関で色々やり取りしているようだがすぐにリビング に戻ってきた。
「ほら白雪、男だっただろ？」
「うん、疑ってごめんねキンちゃん」
「その呼び方やめろ」
キンジが呆れたような、諦めたように言う。もう何 度も言っているのだろう
「うんごめんねキンちゃん……あぁまたキンちゃん て」
「ああーもう夕食作ってくれるんだろ早くしてく れ」
キンジが言うと白雪は直ぐにつくりはじめた。その あとリビングにはとても美味しそうなにおいがして きた。その日の夕食はとても旨かった。
因みに悠は自炊をしている。得意料理は中華だ。 そして食事が終わり一息いれる
「えーとこいつが白雪、んでこっちが悠だ」
キンジが白雪と悠を交互に指差し紹介する
「初めまして星伽白雪です。いつもキンちゃんがお 世話になってます。」
「あ、ご丁寧に。俺は天川悠です」
悠のとなりで世話になってないとか言ってるが白雪 が話を進める
「それよりはキンちゃん、休みの間依頼受けたって ほんと？」
本当なんだか、キンジが勝手にとって来たものだ が。曰く「白雪は少々疑り深い」らしいが納得させ るためにわざわざ依頼で休日を潰さなくても。
「本当だ。悠と一緒にやる予定だから今日は二人で 話し合おうと思ったんだ」
口からで任せ。嘘だ。全く話を合わせてくれといっ てきたのはどいつだ。 そのあと白雪は何とか納得し帰っていった。
後日･モノレール駅前
今日の依頼はお台場方面で行うため、駅前集合に なって現時刻待ち合わせの20分前
「早かったか？」
悠は武偵校の制服をきてキンジがくるのを待つ。 10分位してからキンジが来た。
「悪い待たせたか？」
「いや、10分位だから大丈夫だ」
二人が軽く会釈し言葉を交わす。その時
「こっちは30分も待ったよー、もうちょっと早く 来なきゃ。プンプンガオーだぞ」
聞いたことあるが、あまり聞きたくない声が後ろか ら聞こえてきた。
白雪でますた
さてfast missionという通りはじめての依頼を受けた悠。果たして成功するのか。
お詫び)前回調節がうまくいかずに変な文になっていました。お詫び申し上げます。現在は直っているはずです。