緋弾のアリア~理念の刃~   作:サカズキ

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ただいま、試験期間真っ最中!

出来が悪すぎて最後までやりたくない(T-T)

でもやらないと補習があるので頑張ってます。

てなわけで時間無いのに書きました本編どそ


切り裂きジャック事件・解決

夜・イーストエンドの一画

 

「……てことで神崎さん、言った通りに」

 

「わかってるわよ。今回はあんたにまかせる」

 

俺たちは今夜のうちに奴を捕まえることにした。 被害拡大防止はもちろんのこと、ある意味での意地なのだ。

 

「!!来た!」

 

唸り声とともに、足音が静かな夜に響く。 俺は気配の察知とともに、モードを入れ替え待ち受ける。

 

「さて、いくぞ!」

 

「ええ!」

 

バンバン!!

 

バキッ!

 

バンバン!キン!カン!

 

「もぉーー!!全然当たらないじゃない!あんた何とかしなさいよ?!」

 

「今考えてる。ちょっと待ってろ!」

 

(とは言え。こうもあたらないんじゃな。)

 

さっきから、二人係で奴にむかって撃っているが、これが見事に当たらない上に、売っているときの間隔があくと、一瞬で近 づき蹴りを繰り出してくる。 俺達はそれをかわす、といったことの繰り返し。

 

(でも。しばらくはこれでいい)

 

そう、これも作戦の一部である。俺の銃のマガジンが、2個づつになった時に仕掛ける。

 

バンバン!!

 

ガン!バキッ!

 

「神崎!カバー」

 

「………クリア!」

 

俺が後ろからそういうと、彼女は顔を前に向けたまま答え、物陰に移り、彼女が奴を引き付けている間に、俺は両方の銃から、空のマガジンを取り出して、リロードする。

 

牽制していた神崎の隣に立ち、奴にむかって弾数が半分になるまで撃ちまくる。

 

「あんた!無駄撃ちするんじゃ無いわよ!」

 

「これでいいんだ。これで」

 

奴に放った弾丸は間もあるが、計30発近く。その弾を奴は《ほぼ》かわした。 その残りが、奴の足。あるいは足下に放ったものを、奴は蹴りで《はじいた》。

 

(やっぱそうか)

 

そう確信したからには、勘付かれる前に行動しなければ。 一丁だけ弾数を空にして、そのままホルダーに直す。

もう片方も、撃つ間隔をあけながら空にしてリロード。 相変わらず、奴は下半身への攻撃のみ足で防いでいる。

 

「神崎!挟み撃ちだ!」

 

「え?!ちょっと?!」

 

そういいながらおれは奴に駆け寄り、銃で牽制しつつ壁をけり、背後にまわる。 そして、振り向きざまに銃を連射。

当然奴は俺とアリアを前後に相手をする。 だが奴は、お構いなしに俺に襲い掛かってきた。

 

「残念……挟み撃ちに時点で、それを防がなかったお前の負けだ。」

 

俺は、ジャケットの内に手を入れ、ナイフを取り出す。 八発撃ち、そのうち一発を足に向けて撃つ。奴はそれをはじこうとする。

 

そして、足が戻せない、その瞬間におれはナイフを投げる。はじこうとする足とは逆に向かって。 だがこのままでは意味がない、だから俺はそれを≪撃った≫。

正しくはナイフの柄の部分をこの一瞬で。そして、そのナイフは弾丸の持つ慣性力により加速し、そのまま奴の足に刺さった。そして

 

「ぐりゅぁぁぁぁぁぁ!!」

 

声にならない声を上げて、奴は後ろに倒れこむ。 そのまま奴は眠った。

 

「ち、ちょっとどういうこと?」

 

奴の延長線上にいる神崎が驚きの声が上がる。

 

「どういうって?」

 

彼女は、どうやって倒したのか、と言ったので丁寧に答える。

 

「まず奴の行動パターンは、かわす、はじく、で隙があれば攻撃。といったものだった。ここでひとつ。なぜ奴は蹴りで《はじいた》のか?」

 

「かわせないからじゃないの?」

 

「違う。奴は横には視界が広いが、縦にはそれほど広くないからだ。それにかわせないなら、はじかないだろ?あれほど《足は》固いのだから」

 

「確かにそうね。じゃ上半身の時は?」

 

「それは逆に、食らうと痛いからだろうな」

 

「ふーん。じゃ最後にあんた、ナイフ一本で倒したの?」

 

彼女が奴の足に刺さったままのナイフを指差し言う。

 

「あれはただのナイフじゃない。一ミリグラムで像でも眠る、特別な麻酔薬付のだ」

 

「まぁ、これで終わったわね」

 

「そう………?!」

 

その時、倒れている奴がいきなり、体を震え出させた。

 

「!!…………神崎!下がれ!」

 

「ち、ちょっとまだやるの?」

 

じっと奴を見ているとやがて震えは収まり、そのままみるみる体が縮まり、人間サイズ…………というか、人間になった。若い男だ。

 

「なんなんだ一体?」

 

だが、とにもかくにも、父さんに連絡してあとを任せて、これでこの事件は幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………のはいいんだが、このあと三日もの間。 父さんに資料の作成や、報告書を手伝えと足止めされた。 そして、イギリスに来て6日目に、ようやく帰国できるのだが、見送りには父さんと、なんと神崎さんまで来てくれたのだ。

 

「えーと…ありがとう。見送り来てくれて」

 

「べ、別に。でも一応あんたと一緒に事件解決したし。い、言っとくけど一応だから!」

 

「はいはい」

 

「なによその顔?!」

 

「何でもないよ」

 

そのあとも、しばらく二人と話していたが時間が来たので、荷物を持ち搭乗口に向かう。

 

「それじゃ父さん、神崎さん。また」

 

「じゃあな、悠。しっかりやれよ」

 

「じゃ、また縁があれば」

 

微笑みながらそういう彼女は少し、可愛かった。

 

「あ!それと」

 

「ん?なんだ?」

 

「アリアでいいわよ。あんた普段と戦闘の時が違うから、統一してそう呼んで!」

 

「そうだな。もう仲間だしな名前の方がいいか。じゃアリア、俺も悠って呼んでくれ」

 

「わかったわ。悠」

 

俺達は握手を交わして、別れた。 だが一年もたたずに再開するとは、俺は思わなかった。

 

 

 

 

 

 

そして日本に帰ってきたのは夜だった。(時差があるから当然だが)

 

「あぁ~~。疲れた~」

 

飛行機に、バスって。俺を殺すきか?

 

「はぁー。あぁそうだ携帯」

 

俺の携帯は、海外通信のお得パックに入ってないので、料金が半端なくかかるので、電源を切り、おいていったのだ。

 

「一応、知り合い全員に海外行きは知らせたが………よし。大丈夫だな。さてさて風呂はいるか」

 

メールの有無のチェックを終えて、乗り物よいを払拭させるべく、シャワーを浴びるため風呂場にいく。

男のシャワーシーンなど嬉しくないので飛ばして。

 

「ふぅ。スッキリした。風呂上がりの牛乳………はないか」

 

さすがに一週間ほどむこうにいたので、腐りやすいものは片付けておいた。

 

「まぁいっか。じゃ寝るか」

 

明日は久しぶりにラーメンが食いたいので、まだ九時前だが、寝ることにする。

 

♪~~♪~~~♪~~~~♪

 

「ん?誰だこんな時間に?」

 

携帯が鳴ったので、ディスプレイに映った名前を確認して、出る。

 

「もしもし。理子。どうした?」

 

「やっと繋がったよー!何回かけても『電源が入っていません』だもん」

 

「あぁ~~そう言えば、理子には教えてなかったな。悪い」

 

「もー!ひどいぞゆーくん」

 

「悪かったて。で、用件は?」

 

「あっとそうだ。ゆーくんゆーくん!明日、理子とデートしよ!」

 

「……………………………………………は?」

 

早く寝たいので、催促すると理子が一瞬、理解不能なことを言い出した。




こんな感じでどうでしょうか?

とりあえずこれで切り裂きジャック事件は終了です。

次回は久しぶりに理子が出ます。

おひさの日常パートです。

ではでは、それではまた。

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