緋弾のアリア~理念の刃~   作:サカズキ

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お久ぶりです久しぶりです
ゲームのやりすぎで載せるスピードがかなり落ちてます
文才ないのがさらに堕落してますが、楽しんでいただければ幸いです
ではどうぞ


切り裂きジャック事件・開始

挨拶を終えて、父から事件の詳細が書かれた資料を受け取り、神埼・H・アリアと二人きりになる。

 

「………えと、改めて俺は天川悠だ。今回の件だけだがよろしくな神崎さん」

 

社交辞令だが行儀なので、握手を求める。が差し出した手を一瞥して。

 

「別に、あんたの助けがなくてもあたし一人で十分よ」

 

………うん、まぁSランクだし自信があって当然だろう。

しかしつぎの一言でかなりイラッときた

 

「どうせ日本の武偵なんて大したことないんでしょ」

 

「な!俺のことはともかく、他の奴らのことは悪く言うな!」

 

いつもの悠らしからぬ態度で、怒号を発する。大きな声で叫んだせいで少しアリアが身を引くが、すぐに反論する。

 

「ふん!まぁいいわ。あたしの邪魔だけはしないでよ」

 

アリアは資料を片手に部屋から出て行ってしまい、悠一人になってしまった。

 

「言い過ぎたか………。捜査には支障がないようんしないとな」

 

悠も部屋を後にし宿泊先のホテルへと向かう。

 

 

 

 

 

そして夜もふけて……………

 

「ホワイトチャペルはここか」

 

「おそい!!」

 

集合時間には間に合っているだが、すでに来ていたアリアに怒鳴られてしまった。

だが出会い頭に悪いことをしたので、穏健な態度で接する。

 

「すまない。部屋のことも込みであやまる」

 

悠は頭を下げる。アリアは目を見開き驚いたが、そっぽを向き仕方ないように答える。

 

「ま、まぁわかればいいのよ。わかれば」

 

悠は頭を上げて、捜査開始を諭す。

 

 

 

 

二人は、そこから過去のジャック・ザ・リッパー事件の犯行現場を回る。資料では、今事件の被害者は女性という事と現場以外は差異があるので、現場の方に視点を絞るというお互い重なる意見だ。

 

「ここでラストだな」

 

二人は、イーストエンドの一画で調査しているが、元のジャック・ザ・リッパー事件の犯行ははっきりしたものばかりではないので、一部は憶測になる。

 

「ふ~、これ以上は収穫は無さそうだな」

 

「そうね、今日は引き上げて明日に……!」

 

「……なぁ、今」

 

「えぇ、音が………」

 

引き上げようとしたとき、ひとつ先の角から音がした。

 

「神崎、警戒しろ」

 

「わかってる」

 

悠は、明鏡止水になり二本のナイフを取り出す。アリアもホルスターから銃を取りだし、壁に張り付きながら角に近づく。

 

「…………」

 

「…………」

 

息を殺しながら角に隠れつつ、通路から聞こえる音の正体を探る。

そして、そこにいたものは。

 

「?!な、なんだあれ?」

 

悠は己の眼を疑う。そこにいたのは、人よりも大きな物体が腕だろうか、片方で人(多分女性)を壁に押さえつけつつ、もう片方で腹を抉っている。

すると、声で気づいたのかこちらにギラリと赤く光る眼を向ける。ちょうど雲に隠れてた月が出て、その物体の姿が完全にわかった。狼男、その言葉がぴったりなその怪物が手を離し、こちらをじっと見ている。

 

「気づかれてる。どうする神崎」

 

「どうするもなにも、捕まえるわよ。そのために来たんだから」

 

そうだなと思いつつ、2メートル半近くあるやつをどう捕まえるか考える。

 

(あの姿で考えると、脚力は相当のもの。なら捕まえるなら一撃必倒か……)

 

久方ぶりになるが、悠は右手のナイフをしまい、かわりに愛用銃のデザートイーグルを抜く。

 

「神崎」

 

「なによ?」

 

隣で二丁拳銃を構えていたアリアに、悠が話しかける。

 

「動きを合わせられるか?」

 

「あんた誰に言ってんの?あんたぐらいの動き、合わせられるに決まってるでしょ」

 

「なら合図したら、ダッシュで突っ込め」

 

小さく頷き、それから場は静寂…いやさっきか狼男がグルルルと唸っているだけだ。そして、一瞬、狼男が瞬きをした瞬間。

 

「いまだ!」

 

掛け声と共に二人は狼男に突っ込む。だが、やつも馬鹿じゃないのか足元のレンガを踏みつけ、砕き、それを蹴ってきた。予想した通りその脚力は凄まじく、レンガは弾丸のような速さで飛んできた。

 

「ッ?!」

 

「な?!」

 

二人猛スピードでは突っ込んだせいで、さらに早く感じるレンガの対処に追われている間に、奴は壁を蹴りながら屋根に登り、そのまま屋根づたいに逃走した。

 

「くそ!取り逃がしたか」

 

「むかー!あんたが突っ込めとか言うから」

 

「それは!っと、そんなことよりさっきの女性は?」

 

言い争いになりそうなのを止め、被害者の状態を確認したがかなりひどい。資料にもあったが切り口はずたぼろで多分、内臓もくり抜かれてる。悠は父に連絡して事件の事を報告した。

そしてホテル前で、アリアと別れるまえに。

 

「アリア。今度は必ず捕まえる」

 

「当然よ。あそこまでされて逃がすわけない」

 

悠は拳を血がに出るかと思うほどに強く握り、絶対捕まえると誓う。




いかがですか?
えぇ、わかっています。いかに自分に文才がないのか……
それでも書きます。少しでも応援してくださる読者のために!!


では次回も遅くなると思いますが、どうぞお楽しみに~

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