ハイスクールD×D~堕ちた聖女の剣~   作:剣の舞姫

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ようやく、ようやくヘタレヴァンパイア編終わったぁああああああ!!!


第四十四話 「アザゼル先生」

ハイスクールD×D

~堕ちた聖女の剣~

 

第四十四話

「アザゼル先生」

 

 会談が終了し、無事に和平が締結した。

 途中で襲撃してきた禍の団(カオス・ブリゲード)も何とか裏切り者のヴァーリと共に撤退するか、拘束、もしくは死亡したため、今は戦いの後の事後処理で各勢力とも忙しくしている。

 そして、戦いで重症を負ったアーチャーはアーシアとセラフォルー、ガブリエルの治療の甲斐あってか、何とか翌朝には目を覚まして動けるまでに回復したが、暫くは戦闘出来そうにないとの事だ。

 

「アーチャーさん、本当に家で休んでいなくて大丈夫なのですか?」

『問題は無い。戦闘こそまだ行えないが、日常で動くのに支障は無くなった』

「無理はしないでくださいね?」

『そこは自分のサーヴァントを信じて貰いたいな』

 

 登校途中のアーシアの後ろでいつも通り霊体化して歩いているアーチャーは自身の現状を冷静に解析している。

 傷は全て癒えているので日常生活で動くのに支障は出ないが、問題は魔術回路と霊核にあった。

 バーサーカーの宝具を受け止めるのに投影した熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)で防御した際、限界を超える魔力の行使をした為、魔術回路に少なくないダメージを負い、霊核にも若干だが影響を及ぼしてしまったのだ。

 その為、回路と霊核が回復するまで戦闘は極力控えなければ、まともに動けなくなるか、最悪死ぬ。

 

「アーシアさんおはよー!」

「おはよう、アーシア」

「あ、イリナさん、ゼノヴィアさん! おはようございます!!」

 

 通学路途中でいつも通りイリナとゼノヴィアの二人と合流し、三人揃って学校へ向かった。最近は特に待ち合わせをしている訳でもないのにイリナとゼノヴィアと合流して一緒に登校する事が多い。

 

「ねぇアーシアさん、アーチャーさんはもう大丈夫なの?」

「まだ戦う事はできないみたいですけど、日常生活に支障は出ないとの事ですよ」

「そうか、では剣を教えて貰うのは暫く待った方が良さそうだな」

 

 それが良い、と言いながら、三人は仲良く歩いている。

 後ろからそれを見ていたアーチャーは、一時の平穏を笑顔で過ごすマスターの様子に安堵しながらも、激化してきた最近の戦闘に思いを馳せていた。

 コカビエルに始まり、ヴァーリ・ルシファーにバーサーカー、そして恐らくはその後ろに居るであろうバーサーカーのマスターに、禍の団(カオス・ブリゲード)、オーフィス。

 今後、更に激化していくであろうことを考えるのなら、今の状況は非常に不味い。確かに英霊エミヤという存在は、普通の英霊とは違って霊格の低い守護者であるため、どうしても強力な英霊とは言い難いのだ。それに加えアーシアから供給される魔力の絶対値が低いのもあってステータスが低下しているので、余計に弱体化していると言えるだろう。

 何より、一番の問題は投影宝具なら問題無いにしても、英霊エミヤ本来の宝具が使えないというのが痛い。

 

『……アーシアの魔術回路は全て開いているから、眠っている回路を開いて供給量を増やすなどという手は使えない、となれば他から魔力を持ってくるという手もあるが……』

 

 術式を利用してアーシア以外からも魔力供給してもらうという手段が無い訳ではないが、その為にはその供給してもらう相手にも魔術回路が必要となってくる。

 魔術回路の無い人間から魔力を得るというのは、魂喰いで、それはアーチャー自身が取りたくない手段でもあるのだ。

 

『そういう意味では、紫藤イリナが悪魔に転生してしまったのは痛かったな……他にアーシアの友人で、人間であり、魔術回路を保有している者は……一人居るな』

 

 実はイリナも悪魔に転生する前は魔術回路を持っていた痕跡が発見された。ただ、祐斗同様に悪魔に転生した際に全て死滅してしまったらしいが。

 

『桐生藍華、裏を知らない彼女に魔力供給してもらうというのは、現実的ではないか』

 

 それに、既に召喚されているアーチャーに後付みたいな形で魔力供給するためのパスを繋ぐには粘膜接触……所謂、性行為を行う必要があるので、恐らくアーシアが許してはくれないだろうし、アーチャーもそれは遠慮したい。

 

『さて、どうしたものか……』

 

 

 事件は放課後に起きた。

 授業を終えていつも通り、アーシアは同じクラスの一誠、ゼノヴィア、イリナと共に教室を出ると、途中で祐斗と合流し、一階に下りた所で小猫とギャスパーとも合流して旧校舎の部室へ向かった。

 他愛ない話で盛り上がり、部室の前に到着して、さあ部活頑張ろうと気合入れて部室に入ったのは良かったのだが、部室に入ってまず目に入る部長席には本来であればリアスが座っていて、その後ろに朱乃が立って出迎えてくれる筈だったに、今日は別人がその席に座って、デスクの前にリアスと朱乃が立っている状態だ。

 

「ようお前ら、遅かったじゃねぇか」

「あ、アザゼル!?」

「アザゼル様!?」

 

 そう、部長席に座っていたのは少し着崩したノーネクタイのスーツに身を包んだアザゼルだったのだ。

 失った左腕も何故か復活して、不適な笑みを浮かべながら部室に入ってきたアーシア達を出迎えており、その様子に朱乃は黒い笑みを浮かべ、リアスは頭痛がするのか頭を抑えている。

 

「な、なぜ堕天使総督がこんな所に……」

「そいつはセラフォルーの妹が来たら話すからよ、それよかアーシア・アルジェント、弓兵を呼んでくれねぇか?」

「私なら既に貴様の後ろに居る」

「うおっ!?」

 

 ゼノヴィアの疑問にはどうやらソーナが来るらしいので、そのときに説明してくれるとのこと。

 それよりもアーチャーの姿が無い事から来ていないと思っていたらしく、アザゼルの後ろで実体化したアーチャーに飛び上がるほど驚いていた。

 

「そういえば、お前さんは元々霊体なんだったな」

「なんだ、マスターから聞いたのか?」

「ああ、お前が気を失ってる間に嬢ちゃんから簡単にだが説明して貰ってるぜ」

 

 それなら後は説明といっても補足程度になるだろう。とにかく今はソーナが来るのを待つだけだ。

 一先ずアーシアと一誠、祐斗、ゼノヴィアは椅子に座り、朱乃とイリナは紅茶の準備、小猫は部室内の冷蔵庫を漁り、ギャスパーはダンボールへIN。

 

「って、いつまで怖がってるんだお前は!!」

「いやぁあああ! イッセー先輩やめてくださいぃいいいいい!!!」

 

 そんなコントをしていると、ソーナとその女王(クイーン)である椿姫が来て、ようやくアザゼルがここに居る理由を説明する事になった。

 

「弓兵は知らないだろうが、俺はしばらくこの街に滞在する事にしたんだ。それで何もしないでニートみたいな生活するのも何だから和平した証ってことで駒王学園の社会科教師兼オカルト研究部顧問をやることになった」

「ほう? よくこの学園の教師になれたものだ」

「いや何、この学園の理事長やってるサーゼクスに聞いたら、セラフォルーの妹に頼めって言われてな?」

「会長が!?」

 

 しかし、いくら和平が成立したからと言って、堕天使総督を悪魔が支配する学園の教師になるなど、お堅いソーナが許すとは思えない。

 

「アザゼル総督が教師になるのを認めないと、お姉さまが学園に来て教師をやると脅され……いえ、せがまれまして」

「ソーナ……あなたオカ研を売ったわね?」

 

 リアスのジト目に対して、ソーナは目を逸らした。その額には大粒の冷や汗が流れているのを見るに、図星だろう。

 

「で、では、あとはよろしく」

「ちょ、ちょっとソーナ!」

 

 言うだけ言ってソーナと椿姫は足早にオカルト研究部部室から出て行ってしまった。

 とにかく、決まってしまったものは仕方が無い。それにアザゼルが駒王学園の教師になり、オカルト研究部の顧問になることはサーゼクスやセラフォルーも認めているようなので、リアスやソーナが何か言ったところで覆る事でも無いだろう。

 

「あれ? そういえばアザゼル総督、左腕を斬り落としたんですよね? なんであるんですか?」

「お! レプリカ聖剣使いの嬢ちゃん、良い所に目をつけたな!! こいつは神器(セイクリッド・ギア)研究のついでに作った万能アームさ、人工神器の技術を応用して色々と機能を付けてみたんだが、良い出来だぜ? 一度こういうのを装備してみたかったんだ」

 

 アザゼルの左手が様々な形に変形し、最後はロケットパンチとなって部室を飛び回った。ようするに、アザゼルお手製の義手にしたということだ。

 

「んで、まぁ……俺も無条件でこの学園に勤める訳じゃない。サーゼクスから条件を課されてな」

「条件ですの?」

「ああ、お前たちの未成熟な神器(セイクリッド・ギア)を、正しく成長させる事だ。何せ俺は神器(セイクリッド・ギア)研究の第一人者だからな、知識はそれなりに持ってるぜ?」

 

 一誠の赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)、祐斗の双覇の聖魔剣(ソード・オブ・ビトレイヤー)、ギャスパーの停止世界の邪眼(フォービトゥン・バロール・ビュー)、アーシアの聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)、オカルト研究部には合計四人の神器(セイクリッド・ギア)使いが居るので、確かにアザゼルの研究で持って正しく成長させるのは良いかもしれない。

 

「俺の研究成果を叩き込んで独自の進化を模索してやる。良いかお前ら、今日から俺の事はアザゼル先生と呼べ!」

「あ、アザゼル先生って……なんか微妙な気分なんすけど」

「奇遇だねイッセー君、僕もだよ」

 

 ふと、アーチャーは何も言わない朱乃に目を向けた。先ほどから笑顔を浮かべているが、その奥には随分とどす黒い感情が渦巻いて見えるのは、気のせいではないだろう。

 

「……あら? アーチャーさん、何か?」

「いや……何でもない」

 

 こればっかりは、当人の問題なので、アーチャーが気にするのは時間の無駄だろう。そう判断して朱乃から目を離すと改めてアザゼルに目を向ける。

 

「それでアザゼル、貴様がこの学園に来たのはそれだけが理由ではないのだろう?」

「……流石弓兵、察しが良いな。ちょいと気になってた事がいくつかあってな、お前さんとアーシア・アルジェントの話を聞きたかったんだ」

「魔術のことか? まぁ良い、私も丁度聞きたい事があったのでな」

「ほう? そんじゃまずお前さんの聞きたい事について教えてくれ」

 

 アーチャーが聞きたいこと、それは一つだけ。以前、屋上で戦った少女のこと……そう、禍の団(カオス・ブリゲード)のトップだというオーフィスと名乗ったドラゴンの事だ。

 

「以前の公開授業のとき、私はオーフィスと名乗るドラゴンと戦った」

「何だと!?」

「勿論、私程度では手も足も出なかったが……聞かせて欲しいのはオーフィスというドラゴンがどういう存在なのかだ」

「ちょっと待て……オーフィスがこの学園に来たのか?」

「ああ」

 

 大問題だ。そう呟いたアザゼルだったが、気を取り直してアーチャーの質問に答えてくれた。

 

「オーフィスってのは、別名無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)つってな。二天龍のドライグ、アルビオンをも上回る実力を持ち、神すら恐れた世界最強のドラゴンだ。無限の体現者とも言われていて、文字通り無限を司り、世界の誕生の時には既に存在していたらしい……正直、この世で奴に勝てる者は存在しねぇだろうな」

「それほどか……」

 

 どうりで一方的にやられてしまった訳だ。神すら恐れるドラゴンを相手に、神霊ですらない守護者の……それもサーヴァントとして現界していて、守護者として召喚されている時よりステータスが大幅に下がっているアーチャーが勝てる訳もない。

 

「それより、オーフィスは何でこの学園に来たんだ?」

「さて、な……何でもグレートレッドとやらを倒すのに協力してくれ、とのことらしいが」

「ぐ、グレートレッドだと!? おいおい……」

 

 そのグレートレッドについてもアーチャーの知識には無い。一体何者なのか、世界最強のドラゴンが協力者を得なければ倒せない程の存在だ、というのは話を聞いた限りで理解出来るが。

 

「グレートレッドってのはな、真なる赤龍神帝(アポカリュプス・ドラゴン)って呼ばれる夢幻を司る事実上最強のドラゴンだ。その実力はオーフィスと同等とも、それを上回るとも言われている存在でな……まぁ簡単に言えば聖書に書かれている赤い龍がグレートレッドだ」

「あ、それなら知ってる! 確かに聖書には赤い龍の話が出てくるよね」

「ああ、それは私も知っているぞ」

「私もです」

 

 当然、アーチャーもその程度の事は知っている。だが、そうなると本当にとんでもない事に巻き込まれかけたのだと理解して、頭が痛くなりそうだ。

 

「まぁ、とりあえずこんなとこで良いか?」

「ああ、感謝する」

「おう。それで、今度はこっちの話に答えて貰おうか?」

「等価交換は魔術師の原則だ、こちらの疑問に答えて貰った分は答えよう」

「んじゃあ早速だが、お前さんやアーシア・アルジェントが使う魔術、ありゃ何だ? 随分と俺らが知ってる人間の魔術とは違うみたいだが」

 

 さて、どこまで話したものか……。あまり詳しい事を話してしまうと今までアーシアとアーチャーとで独占していた魔術基盤が独占出来なくなってしまう。

 かと言って話さないというのは等価交換の原則に反してしまうので、一先ず触り程度だけでも教えておくべきかと、判断した。

 

「私とマスターの使う魔術は魔術回路と呼ばれる擬似神経を使って行う技術だ。一般的な魔術とは悪魔の魔力を人間にも扱えるようにアレンジしたものを使って使われているようだが、私たちの使う魔術は魔術回路を使って生命力を魔力(オド)に変換させて使うか、大気中にある魔力(マナ)を回路に流して使うのが一般的だ」

「ほう? 随分と違いがあるんだな」

「昔……それこそ神話の時代などでは私達の使う魔術の方が一般的だったのだが、長い歴史の中で魔術回路が無ければ使えない魔術は衰退し、悪魔の魔力をアレンジした回路が無くとも使える魔術の方が進歩したのだろう」

「ほうほう……ああ、そういえばそんな魔術使う奴が昔は居た気がするな。興味無かったから詳しくないが、コルキスの魔女とかがそんな魔術を使ってたと思うが」

「魔女メディアか、確かに彼女は魔術回路を使った魔術の使い手だな」

「んで、そんな古い魔術を使うお前さんは当然そんな古い時代の英雄ってわけか?」

「さて、それはご想像にお任せするとしよう」

 

 当然だが魔術である以上、属性は存在しているという事も教えておいたが、流石に起源などの話はしなかった。

 

「因みにお前さん達の属性は?」

「私とマスターはそれぞれ一点特化の魔術師でな、私は剣の属性で、マスターは治癒の属性だ」

「ほう? 面白い属性だな、剣なんて」

 

 まぁ、これくらいで良いだろう。そう思って話を終えようかと思ったが、一つ大事な事を教えていなかったのを思い出した。

 

「一つ教えておくと、魔術回路は悪魔に転生すると死滅する」

「何ですって?」

「私も召喚されてから初めて知った事だが、木場祐斗と紫藤イリナを見て確信した」

「僕?」

「わ、私も?」

「ああ、二人には魔術回路が存在した痕跡があるが、どうやら悪魔に転生した事で回路が死滅したらしいな」

 

 それはつまり、祐斗とイリナは悪魔に転生しなければ魔術師になれる才能があったという事だ。

 

「ほぅ? それならアーシア・アルジェントは今後も人間で居るべきだろうな、態々転生して手札を一つ減らすのは愚行でしかない」

「それには同意する。それにマスターが悪魔に転生すれば私との契約が切れるから、私が消滅してしまう」

「おっと、そいつは大変だ。それならアーシア・アルジェントが今後悪魔に転生しないように気を付けねぇとな」

 

 悪魔側には今後も目を光らせておく必要がありそうだ。アーシアの存在は、今後の活躍如何で悪魔が是非とも眷属にと欲する事も出てくるかもしれない。

 いくら中立代表という立場にあるアーシアであろうと、悪魔貴族の中にはそんなこと関係無いと無視してでも眷属にしようとする輩が居るかもしれないのだから。

 

「ああ、最後に俺からオカルト研究部のアーシア・アルジェントと紫藤イリナ以外の女子部員全員に通達する事がある」

「通達ですって?」

「おう、何でも以前赤龍帝の家に泊まった際に眷族のスキンシップの重要性を学んだそうだ……特に赤龍帝、お前の力には必要不可欠のようだからな……コホン。え~、魔王サーゼクス・ルシファーの名において命ず。リアス・グレモリーの女性眷属(紫藤イリナを除く)は兵藤一誠の家で暮らす事とする!!」

「え、ええええええええ!?」

 

 現在、一誠の家で暮らしているのはリアスのみ。そこに朱乃、小猫、ゼノヴィアも加えるという事だ。

 

「あ、あの! 何で私は外されたんですか?」

「紫藤イリナには別に伝言があってな……サーゼクス・ルシファーの名において、リアス・グレモリー眷属、紫藤イリナに命ず。悪魔勢力の特使として、中立代表アーシア・アルジェントと生活を共にするように。まぁ、つまりお前さんは教会に住めって事らしい」

「わぁ! イリナさん、ご一緒に住むんですね!」

「えっと、そうなるみたい……よろしくねアーシアさん! アーチャーさん!」

「因みに天使側と堕天使側からも一人ずつ特使を派遣する事になったから、もしかしたら教会は手狭になるか?」

「もしかしなくとも手狭だ」

「そっか……んじゃあセラフォルーに頼んで家でも建ててもらえ」

「……そうさせて貰おう」

 

 結果として、一誠の家は増築され、一誠とその両親以外にリアス、朱乃、小猫、ゼノヴィアが住む事となり、アーシアとアーチャーが住む教会は手狭になるので隣に家を建ててそこに二人とイリナ、天使側の特使と堕天使側の特使がそれぞれ住む事となった。

 なお、教会の隣に建てられる事になった家はアーチャーが生前の、幼少の頃から学生時代まで住んでいた家の見取り図を書き、外観模型を投影して建てさせたので、それなりの人数が住めるようになる。

 そのためか、建設責任者を務めたセラフォルーがこっそり自分用の部屋を用意した事に、アーチャーが気づくのは駒王学園が夏休みに入ってからになるのは、おそらくどうでも良い話だ。




次回より夏休み冥界編!! サイラーグや黒歌、タンニーン、ロスヴァイセ……ああ、早く出したい。

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