*この作品はpixivで投稿した作品を改訂したものです。
*この作品の登場人物に名前はありません。

とある少年と学生の会話劇

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一昔前に書いたやつですね。はい。
特に面白さはないですが、アドバイスなどをくれると有難いです。


正気なる狂気のままに……

「君は人の役に立った事があるかい?」

大手ハンバーガーチェーン店で私は前にいる男の子からそう聞かれた。

「流石にあると思うけど‥。ボランティアとかにも積極的に参加してるし。」

この男の子は別に知り合いって訳では無い「相席いいですか?」と聞かれたので許可しただけの仲だ。まあ仲って程この子の事は知らないんだけど。「僕は人の役に立たない人は死んでもいいと思うんだよね。」

なんだろうこの子は?まだ小さい癖に知ったような口を聞くじゃないか。

「それは言い過ぎじゃないかな?必要の無い人は生まれてこないんだから。」

「『必要の無い人は生まれてこない』ねぇ。確かにそうかもね。だけど僕はそうは思わないんだ。人の必要有る無いは生まれてから決まるとそう思うんだ。性格に生まれる前は関係ないからね」その考えに半ばほど納得した。してしまった。

「ああ、そう言う考えもあるのか。」

「ここからが本題なんだけど、君は人の役に本当に立っているかい。」

「その質問にはもう答えたはずだけど‥」

「それでも、だよ。さっきの話も含めて答えて」 なにを含めればいいのか良くわからないけど‥

「それでも役には立っていると思うよ?」「本当に君が役に立ってると言える?それは本当に君じゃないと駄目なの?その役目は君じゃないと駄目なの?君以外ならもっといい結果になったんじゃないの?君以外が君の立ち位置なら誰も居なくならずに済んだんじゃない?大切な人は大好きな人は居なくならなかったんじゃないの?」‥「やめて‥」私は耳を塞いでいた。じゃないと納得してしまいそうで私の存在が要らないと思ってしまいそうで‥。早くここからいなくなりたい。だけどこの子の話を聞きたいと思う私もいる。私の考えを完全に完璧に絶対的に相対的に全てが変わりそうでこんな意味のない暮らしをのうのうとしている私とサヨナラ出来そうで。「僕は知らないよ。ここに居続ける君が悪いんだから。君は本当に絶対に他の人の、知り合いの友人の親友の恋人の家族の知らない人の他人の役に立っていると言えるのかい?」

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

私は‥‥「私は‥」やめて‼︎ 「誰の役にも‥」これ以上はもう‼︎

「立って居ない‥」認めたくない‼︎

「だから私は‥」そんな事無い‼︎分かるのに‼︎

「死んだ方が‥」そんなわけ無い‼︎私はまだ生きたい‼︎

「いい」嫌だイヤだいやだイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダシニタクナンテナイ

「一つだけ教えてあげよう。」「何‥?」

「君の親は君が死んだら悲しむだろう。だけど最終的にはその死を乗り越えるだろう。つまり君の死は親にとって家族にとって親友にとって友人にとって恋人にとってその程度の乗り越えれる程度の事なんだよ」‥‥‥‥‥‥

「僕の話を聞きてくれて有難う僕はもう行くから」そういって少年くんは席を立った。

「ありがとうございましたー

またのご来店をお待ちしております」

 

 

 

 

 

 

「では次のニュースです。16歳の女子高生が本日自殺しました。女子高生は「私には生きている意味は無い。私の死には悲しまず乗り越えてください。」と言うメールを母親に送って居たようです。警察は事件性は無いとしているようです。それでは次のニュースです。‥‥‥



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