ISの世界に来た名無しがペロちゃんと命名されてから頑張る話   作:いつのせキノン

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ネタを抱えたキノンが超音速で駆け抜ける!!

(`キ´)三 ドヒャア


ナターシャ「ふぁっきん」

「ナ゛タ゛ー゛シ゛ャ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛こ゛わ゛か゛っ゛た゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛う゛わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!゛!゛!゛!゛!゛」

 

 

 

 あ……ありのまま(中略)救出された友人が、幼児退行していた。何を言ってる(AA略)。

 

 

 

 アラスカでファング・クエイクが単独任務に出てから三日。イーリ――イーリス・コーリングへ通信が取れない状態が続いていたため地図にない基地(イレイズド)から私、ナターシャ・ファイルスが出撃した。

 そして到着してみたら地獄絵図。あんなにも強気な姿勢を崩さなかった頼もしいイーリが顔をぐちゃぐちゃにして泣き叫んでいたのだ。

 

 

 

 

 

 ――――Gに囲まれて。

 

 

 

 

 

 それはもう酷かった。超巨大Gホイホイに捕らわれたイーリはそこに釣られてやってくるG達を目の前で三日もの間鑑賞し続けていたことになるのだから。私だって正気を保てる筈がない。

 無情だがGを駆除してイーリを救出。蜻蛉返りで基地へ帰投してきたがいつまで経ってもイーリは泣き叫んだままで一向にいつも通りになってくれなかった。

 

 二日が経ち、やっぱり治らないイーリ。これは本格的に精神科に行った方が良いのかもしれない。

 

 ああでも保険下りるのだろうか。そもそも私達に保険って適用されるんだろうか。

 

 しかし目の前で泣いている友人を助けないわけにもいかない私は色々と準備をしようと席を立った。

 

「なたーしゃ、どっかいっちゃやだぁ……」

 

 イーリがっ、涙目でっ、上目遣いをっ、しながらっ、服のっ、袖をっ、掴んでっ、

 

 

 

 キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!

 

 

 

 可愛い!! 可愛いすぎる!! なにこの可愛い生き物!! あ、鼻血が。

 

「やだぁ、なたーしゃといっしょじゃなきゃやだぁ……」

 

 決めた。結婚しよ。精神科とかもうどーでもいいや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッッッ!!!!!!! ひひっ、ヒィヒヒヒヒヒっっっっ、お腹っ、お腹痛いぃぃぃぃぃっっっっ!!!!」

 

 束さんが床を転げまわって笑っていた。ドッタンバッタンと機材に体当たりをかまして痛くないんだろうか。

 束さんが見ていたのは、例の襲撃された時の映像。その最後に二人でしかけた(トラップ)の経過映像だ。

 見事誘導に引っかかった虎柄ISの人だが、あの威勢はどこにいったのやら、子供のように泣きじゃくっていた。因みに俺らからはGが見えないよう束さんがカメラを調整してあるので無問題(モウマンタイ)。GJ束さん。

 

「あひひひひっっ、ひぬっ、ふっきんしんじゃうぅぅぅぅぅぅ、あははははははははははははッッッ!!!!」

 

 因みにこの映像、10回程見直している。よっぽどツボに入ったのか、束さん大爆笑。もう痙攣し出してるしそろそろ止めても良いんじゃなかろうか。流石に女の人が可哀想になってきた。考えてもみようよ、Gの大群を。吐くね。束さんも以下同文。あの人俺よりGを嫌ってる節あるし。だからこそこんな悪烈極まりない罠を作ったんだろうけど。

 

「ほれほれ束さん。死因が笑死とかマヌケ過ぎますから。起きれ、ほれ」

「ま、待って、いま、ふっきん、Gが……ぐふっ、ふふふふふふふふぅぅぅぅ……、」

 

 ぐふってアンタそれ乙女の笑い方やないでしょーに……。

 

「あ、束さんがGを押しつぶした」

「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!???? 取って取って取ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

「うそです」

 

 スパァァァァァァンンッッ!!!!

 

「いってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??」

「バカ!!」

「いくらなんでも頬はねーよ!!」

「そっちが嘘つくからでしょ!? すっごい怖かったんだから!!」

「起きない奴が悪いんですー、俺は悪くありましぇーん」

「フンッ!!」

 

 足が俺のボールに突き刺さった!!

 

「Oh……」

「あ、えっ、ご、ゴメンっ、まさかそんなにきくとは……、」

「……しぬ」

「え?」

「しぬ。う゛ぁるはらいってくる。じゃあの」

「あ、待った!! タンマ!! 痛み止め、痛み止め持ってくるから!!」

 

 あれ、川の向こう岸にじっちゃんが見える。

 

「待って、その川は拙いと束さん思うの!!」

 

 じっちゃん、俺金的蹴られて死んじゃった。これって恥?

 

「あわわわわわわわ、どうしよう、蘇生? 心臓マッサージ? じ、人工呼吸!?」

 

 そっか、じっちゃん。俺、最後まで男として生きてたんだね。金的とか、男として、死ねるんだね……。

 

「あ、ぅ……で、でも、ペロちゃん……、どうしよう、して、いいのかな……。うぅん、束さんがしないと、だよね……よし、深呼吸、深呼吸……。すー、ふぅぅ。よしっ。じゃあ、人工呼吸を、」

「頑張ってるとこ悪いけど束さん」

「ひゃいっ!?」

「何か保護機能的なの働いて治ったから夕飯作ってくる」

「へ、あ、いってらっしゃい……」

 

 さーて、今日はどうしよっかなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………き、聞かれた? 人工呼吸とか、色々……うあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ恥ずかしいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…………」

 

 

 

 

 

 束さん、ごっそうさんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




強気な女の子泣かせるの楽しすぎる。笑い転げる束さんも可愛いです。涙目なのもねっ!!

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