ISの世界に来た名無しがペロちゃんと命名されてから頑張る話   作:いつのせキノン

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お久しぶりです、ということで整理を兼ねてあらすじです。かなりザックリだけどそこはまぁお許しを。詳細の補完は各自でお願いします。

※「いままでのあらすじ」の投稿にともない、IF√暗部にすがるは16話へ移動しました。


いままでのあらすじ

 

 軽い財布を抱え若干ナーバスだった青年は突如足元に現れた穴――ワームホールに巻き込まれ、異なる世界にトリップしてしまった!!

 

 行き着いた先はおっぱい――じゃなくて、篠ノ之束と名乗る自称研究者の全く片付いてないラボ。図らずもラッキースケベによって彼女の豊満な胸を堪能することとなった彼。グレネードに追われたり、ブラジャーを掴んだりと、物理的社会的に死にかけになりつつも逃げ回り、その時転んだ拍子に掴んだ水晶のような物――試作品のISのコアを取り込んでしまう。

 斯くして生体同期型ISのようなモノになってしまった彼は、束さんに“ペロちゃん”とペット感覚の名前をつけられ経過観察の名目により研究所内で半ば禁固生活を余儀なくされることとなるのであった。

 

 ISを取り込んだことにより空を飛べたりネットワークに接続できたりと様々な恩恵を受けられるようになったペロちゃん。

 しかしうかうかしてられるのも束の間、ペロちゃんのISの起動パルスを察知した某米国の秘匿部隊の一人が乗り込んできたのだ。

 やむを得ず束さんとの共同戦線によりこれを撃退。記憶の消去とトラウマの植え付けに成功し2人は逃亡する。

 

 初めての戦闘を経験したペロちゃん。己の不甲斐なさに若干悔しさを覚え、束さんとの利害の一致により強化プログラムを始めることに。ペロペロプログラムとは中々に変態的と言うべきか。

 とにもかくにも短時間で力をモノにしていくペロちゃん。これに伴って束さんはとある任務をペロちゃんに課したのであった。

 任務内容はとある非合法研究施設の成果奪取と破壊工作。手に入れたISの力を万全に使うべくペロちゃんは単身ドイツへ乗り込んだ。

 

 研究施設で見たのは、瀕死状態の幼い少女。データからモルモットとして扱われていた彼女を助けだし、ペロちゃんはドイツを後にする

 軍の追っ手をあしらい命からがら逃げ出したペロちゃんは束の元へ少女を届け疲労を癒すべく数日間の眠りについた。

 

 目が覚めると少女が元気そうな姿でペロちゃんの上に座っていた。何事にも興味津々なのは良いことなのか悪いことなのか。

 彼女の名前はクロエ・クロニクル。間違っても「くおえうえーーーるえうおおお(^q^)」ではない。

 彼女を加えて3人となった篠ノ之一行。血の繋がっていない家族となった彼らは次なる拠点イギリスへと向かうのであった。

 

 

 

 イギリスでの生活は特筆することもなく平穏そのもの。くーちゃんも加わった篠ノ之一行だが、代わり映えはないようだ。

 そんな中でとある情報がペロちゃんへと舞い込む。秘密組織『亡国機業(ファントム・タスク)』からの意図的な情報リークであった。

 早速とその誘いに乗ったペロちゃんは再び単身ドイツへ、そこで構成員のMとオータム、幹部の一人であるスコール・ミューゼルと出会う。

 追ったり追われたり紆余曲折あって何だかんだで亡国機業(ファントム・タスク)に忍び込んだペロちゃん。傭兵として雇ってもらいながら任務をこなし、着々と成長する。

 

 その後のとある任務にて、捕縛した女性を預かることになったペロちゃん。半ば押し付けられただけに納得いかなかったもののしぶしぶ条件を飲む。

 女性の名前はアレサ、本名不詳。裏家業で専用機を駆る実力者であり、ペロちゃんの気紛れで尋問後処分されるはずのところを生き延びることとなった。

 

 アレサはその後イギリスにて指示により万屋を営むことに。くーちゃん指導のもと、時おりペロちゃんが様子を見に来たり、空き巣が入ったりとあったが経営は順調である。

 

 一方で束さんは夏へ向けて『紅椿』の準備を進め、くーちゃんはそれのお手伝い。ペロちゃんは安定のニート生活。何をしているのやら。

 

 そして夏。完成した『紅椿』を引っ提げて、旅行も兼ねてペロちゃんたちは日本へ飛び立つ。

 

 夏と言えば海水浴。3人揃って海へ来た篠ノ之一行、夏を満喫する。

 束さんやくーちゃんがナンパされるも持ち前の総スルーを発揮、憐れウェイ勢。

 帰り際、ちょっとピンクな雰囲気になりながらも絆を確認しあった束さんとペロちゃん。きっとこれからも一緒に歩んで行くことでしょう。

 

 そして本命の『紅椿』のお届け。束さんの妹の箒さんに、臨海学校に乱入する形で配達を完了、次なる任務のためペロちゃんは太平洋へ向かう。

 

 IS学園の臨海学校2日目に起こった福音事件。その裏で暗躍するいくつもの影。海に潜ったり魚雷で撃たれたりと忙しい1日を送ったペロちゃんは満身創痍になりながらも帰投し任務を終了。2度目の海水浴はたまたま(?)居合わせたMと話をしつつ殆どパラソルの下でのんびりすることにしたのであった。

 

 全日程を終了した篠ノ之一行。ザギンでシースー(死語)を堪能して帰ってみたがまさかのヤツの来襲により束さんとくーちゃんがダウン。束さんが掃除を怠ったツケが今になって回ってきたのだ。残念。

 そんな訳で近場にあった織斑家に突撃隣の晩ごはん。何やかんやで泊めてもらうことに。抵抗感なく勝手に溶け込んだペロちゃん、追っ手を追い払ったりちーちゃんさんと野菜チャンバラを繰り広げたりと大忙し。主夫力を発揮するお時間なのです。

 

 日が過ぎて、束さんから連絡を受けたペロちゃんはくーちゃんを連れてちーちゃんさんが待つIS学園へお邪魔する。非合法だがそこはコネでどうとでもなるのが偉い人クヲリティ。

 そこで待っていたのはとうの昔に稼働を停止してしまった『暮桜』であった。呼び出されたのは『暮桜』の状態を確かめるべく、ハッキング紛いの電脳ダイブを行うため。

 束さんのお願いなら、と躊躇いなく引き受けたペロちゃんは、研修も兼ねてくーちゃんと共に電脳ダイブを行うのであった。

 

 しかしダイブ直後からトラブル続出。くーちゃんがいなかったり目的地が見えなかったり、終いにはペロちゃんがワームホールに落ちたかのごとくプログラムの海に落ちちゃってさぁ大変。

 

 束さんが慌ててちーちゃんさんがなだめる間、ペロちゃんはシステム中枢区へ落ち、そこで1人の女性と出会った。彼女こそが『暮桜』のコアそのもの、名を“桜”。かつて“白”“零”と共に作られた最初のISの1つ。

 桜の丘で1人過ごす彼女に話を聴き、その後何故か斬られる羽目になったペロちゃんは命からがら逃げだし、直後に空白の空間へ落ちる。

 

 そして気付けば水晶の小惑星に犬神家。無様な屍の晒し様をくーちゃんにばっちり見られてしまうのであった……。




土曜日のうちに本編を次話に更新予定。お楽しみに

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