コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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むずい・・・
全く持ってむずい! 大変・・・にょ!
失礼、取り乱しました・・・
では、本編です。


第四話 Fake of lies

 

 

「さて、クロヴィスは運び出されて、その騒ぎのためにG-1はそのまま。当然」

「ルルーシュは、クロヴィスがコンタクトフロアにいると思ってきているだろう」

「一部兵士に悟られてないのが好都合だね。ルルーシュは疑いなくG-1に乗り込む」

「だが、この後どうする気だ?リート」

「どうって?」

「ルルーシュにある程度のことを言うとはいえ、その後どう動く?」

「ルルーシュは、スザクの持っているコイルガンを持ってる。いないと分かれば、

G-1においていくはずだよ?だから、枢木スザクが連行されるのは避けられないと思う」

「そこをどうにかするのは、ルルーシュの腕か」

「すべてを壊したら、僕たちが知らない未来になる。それは避けないと。

結果的に、いい世界になれば過程は同じでいいでしょ?」

「まぁな、分岐点はおそらくあの事か・・・」

 

 

 

そうこう話しているうちにルルーシュが兵士の服を着て来た

なんのためらいもなくギアスを使って検問をくぐっていったぞ

さて、リートのお手並み拝見だな

ルルーシュの声も聞かせてもらうとするか

 

 

 

 

(停戦命令を出したのはクロヴィスとは思えない。必ず何か理由があるはずだ。

それに、立て続けに聞こえてきた謎の声・・・おそらくやつだろう。

だが、そのおかげでテロリストは負けたが俺は助かったから良しとしてやる。

さて、Mの事はKに聞け・・・考えていたことと一致する。

クロヴィスにこの力で、犯人を見つけ出す!)

「・・・しかし、誰もいない・・・光はないから好都合だが、クロヴィスがいないだと」

(ばかな・・・G-1が動いていないということは、クロヴィスはここにいるはず・・・

何か手がかりを・・・他の人間がやってくる前に・・・ん?トランシーバー?)

 

 

「見つけたんだね、ルルーシュ君」

「なっ、お前。ここに俺が来ることを」

「うん、知ってたよ。クロヴィス殿下を殺しにくるだろうとね。

まぁ誘導しなくても君は来ただろうけどね」

「クロヴィスはどこにいる」

「意外と冷静だね。ま、いっか。殿下は意識不明の状態。僕がそうした」

「なに!?」

「Mの事はKに聞け・・・あの時には気づいていたみたいだけど。

その答え合わせしてもらえないかな?」

「・・・何もかもお見通しというわけか?」

「まぁね」

「・・・・・・Mの事は、俺の母マリアンヌ Kとはクロヴィスの事だろう」

「正解だよ。ま、これくらいは分かってもらわないと」

「だが、そのクロヴィスもお前によって害された」

「違うね、間違ってるよ。クロヴィスは死んでいるわけじゃない。」

「なに・・・」

「だけど、テロリストがやったっていう可能性がブリタニア内部で上がっている。

しかし、その反面名誉ブリタニア人がやった可能性もしっかりあるんだよね」

「お前がやったんだろう、名をあげてブリタニアに反旗を翻したらどうだ」

「僕は、クロヴィスをその状態に追い込んだことを今後誇るつもりはない。

君の今後のために役立ててくれていいよ」

「なに?それはどういう」

 

 

 

 

「自分で気が付いているだろう?」

「!?」

「ちょっと!?」

 

 

 

 

 

(C.C.何やってるの!?)

(私にもからかわさせろ。暇だ)

(・・・むー)

(それくらいいいだろう。また会う機会に向こうの私が混乱するだろうからな)

(・・・・・・面白そうだね)

(だろう?)

 

 

 

 

「おい、お前たちは複数いるのか?明らかに声が違う」

「愚問だな。声の変化と口調の違いで複数いるなど考えるだけだとな」

「では、一人なのか」

「いや、二人だ」

「!!!!」

 

 

 

 

 

C.C.の本来の姿が見えた気がする

ルルーシュが弄ばれるわけだ、これはルルーシュには対処しきれない

 

 

 

 

「まぁ、そのあたりにしておこう。クロヴィスの話を聞かせてあげる」

「お前ら・・・・」

「・・・・聞きたくないの?」

「・・・」

 

 

 

 

 

 

「第二皇子シュナイゼルと第二皇女コーネリア、彼らが知っている」

「なに、やつらが首謀者か」

「質問はこれで終了~」

「ちっ・・・」

「だけど、今後連絡する可能性がある。言った通り協力者に近づいてるよ」

「・・・」

「言いたいことはわかるよ。姿は、いずれ見せる」

「だが、その前にお前は逃げた方がいいぞ」

「なに?」

「多数のブリタニア軍人が周囲を徘徊している。コンタクトフロアにいる兵士など

射殺対象だ。死にたくなければ、さっさと逃げろ」

「!?そういうことは、さっさと言え!!!」

 

 

 

 

 

 

ルルーシュは、トランシーバーを投げ捨てたんだろう

それと同時に金属音もした つまりは、過去と大して変わらない方向に進んでいる

都合がいい、これでルルーシュはゼロに道に一歩踏み出した

 

 

 

 

 

 

「さて、これからどうするリート」

「・・・C.C.に会いに行こう」

「!?」

「少しの間、ルルーシュは行動を起こさない。なら、今のうちに」

「待て・・・私と、会うのか・・・『かつての私』に」

「もし嫌だったら、僕だけでもいい。それでもかまわないよ」

 

 

 

 

 

 

覚悟は、してきた ギアスで時間移動をするまえに

希望は、それだが どうしても、恐怖で足がすくむ

向こうからしてみれば、私はドッペルゲンガ―なんだろう

会うことのない、自分自身との対面

恐怖を感じないわけがない だが、リートは考えて会った方がいいと言ってくれている

壊すのは、私も壊さなければ、変えられない

 

 

 

 

・・・・・・・・いくか

 

 

 

 

 

「いや、それはいい。私も私に会いに行く」

「良かった。断られたらと思ったら不安だったんだよ」

「拘束服を着た私を見るのがそんなに楽しみだったか」

「!?もう!どうしてそういう風にとるかな!」

「あははは、まぁSなリートがリードしてくれるから、任してやろう!」

「うまいこと言ったつもり!?」

 

 

 

 

幾分か、気が晴れた やはりこいつは、私には必要だ

 

 

 

 

「で、場所は分かってるの?」

「アッシュフォード学園のペントハウスに向かうために、地下道を使った」

「よし、じゃあそこに先回りしよう」

「だが、グラシャ=ラボラスでは、その地下道には入れないぞ」

「・・・おっきいのもデメリットはやっぱりあるもんだね」

「そうだな、だが方針は決まった。行くぞ、リート」

「了解、・・・・!グラシャ=ラボラス!トウキョウ租界へ」

 

 

 

 

 

いま、私の名前を呼んでくれたか・・・

G-1がちょうど動き出してくれたおかげで、聞こえづらかったわ!

くそ・・・

 

 

 

 

 

 

 

「・・・助けたとはいえ、面白いことをしてくれる。お前の言った通りだ。

・・・分かっている、あれはまだ始まったばかりだぞ・・・契約不履行のくせに。

うるさい、コードがあるとはいえ痛いんだぞ・・・契約のためだ」

 

 

 

全く・・・あの軍人め、額に銃弾を・・・治るからかまわないが、

しかし、テロリストを動かして、ブリタニアを壊すか・・・

共犯者としては、ある意味あいつよりは果たしてくれそうだ

 

 

 

 

 

足音が聞こえた

私を追ってきた人間ではないな

あの時、あいつのギアスの力で全員死んだからな

では誰だ、こっちに近づいてくる

 

 

「初めまして、C.C.」

「!誰だ!!」

 

 

地下道に声が響いて、耳にいたい

だが、そんなことはどうでもいい

なぜ、見ず知らずの人に私の名前が分かる

どうして、私がここにいることを知っている

 

 

 

「あらら、そこまでびっくりするとは思ってなかったよ」

「お前は誰だ!V.V.の刺客か!答えろ!!」

「いやいや、ギアスの事もコードの事も知ってるけど、刺客じゃないよ」

「では、何者だ。あそこの構成員の誰かか・・・それともシャルルが」

 

 

 

 

「やれやれ、私ながらあきれてくる。こんなにあたふたしてみっともない」

「!?」

 

 

 

私と同じ声、そして私と同じしゃべり方 バカな クローンでもいるというのか

 

 

 

「Cの世界で、マリアンヌと話していたんだな。よく覚えているさ。

この時のマリアンヌには、少々腹を立てたからな」

「ねぇ、こんな暗い所にいないで早くいこう」

「そうだな、もう顔を隠すまでもあるまい」

 

 

 

私が呆然としている中、二人は話していた

まるで、何もかも知っているみたいに

二つの足音が聞こえてくる

だいぶ近づいてきたな・・・

一人の姿ははっきりした

銀髪の長い・・・男?

もう一人には、警鐘をならしている

見るな、目を背けろと さっさと逃げろと

だが、好奇心には勝てなかった

そこにいたのは、

 

 

 

 

 

 

 

自分と全く瓜二つの自分の姿だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やぁ、初めまして、『私』。私はお前だ」

「・・・」

「C.C.向こうの君は上の空だよ?」

「そうか、ならL.L.。あいつを拘束して連れて行こう」

「・・・やっぱりSなのはC.C.だよね」

「少しは手伝ってやるから、ほらやるぞ」

「はいはい、了解でーす」

 

 

 

 

 

ボーっとしているうちにかちゃかちゃ鳴っているのは分かっていたんだが、

私が気づいた時には着ていた拘束服に再度囚われていた

おまけに、銀髪の男?にかつがれ運ばれていた

 

 

 

 

 

「おい!離せ!!私をどこに連れて行くつもりだ」

「ん?ようやく気が付いたか。なぁに、ただ話を聞くだけだ。C.C.」

「話だと?」

「私とお前の、話し合いをな」

「拒否権は・・・」

「あると思っているのか?『私』よ」

「・・・」

 

 

 

正直に言うね・・・

分かるんだ わかるんだけどさ

気を抜くとどっちがこっちのC.C.か分からなくなる

 

 

 

 

 

Cの世界から来た自分か?

それにしては、落ち着いているな

シャルルからの刺客とも考えたがなさそうだ

攻撃してきたわけでもない

なぜだ・・・

 

 

 

 

「理由を聞かせてもらってもいいか?」

「なんのだ?」

「私を連れて行く理由だ」

「・・・一つはL.L.にお前のその姿を見せること」

「ちょっと!!C.C.!!!」

「私の?」

「ああ、見たかったんだとさ。私の拘束服姿がな」

「わーわーわーわー!!!!」

「否定しているようだが?」

「それをからかうのが私だろう?」

「・・・違いないか」

「否定してよ!!?」

「それで、もう一つは?」

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――お前に聞かせたい話がある 私はCの世界に繋がっていない

そういえば分かるか?『私』たる者よ

 

 

 

 

 




また一つ・・・・

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