コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

56 / 68
以前からずーっと頭の中に考えていたのがようやく出せた回です
賛否両論ありましょうが、私は突き進みます

以前は風評被害があったときは思いっきり火消しにかかってましたからねwww




では本編です。


第四十九話 The past changes Change the past

 

 

 

光の明滅の中、そこにあったものが何かに飲み込まれていくかのように見えていった

ランスロットと紅蓮は時間からきりはなされたみたいに森の中を失踪していったけど

途中で紅蓮が止まってランスロットはそのまま、突っ走っていった

そして、藤堂と四聖剣が紅蓮を回収していくのが見えていった

おそらく、僕たちが指示したとおりに潜水艦のほうへ戻っていったんだと思う

マオとシャーリーは、僕たちがお弁当を食べたところに着陸して

再度探知防壁を張っている ヴェパールの指示だと思うけど

もしかしたら、僕たちが指示したのかもしれないけど

それ以前に・・・

 

 

 

 

 

「ところでC.C.」

「なんだ、リート」

「僕は正常だよね?」

「奇遇だな、私もお前に聞こうと思っていた。異常か私は?」

「大丈夫、いつもどおりきれいだよ」

「ばっ!か、からかうな。だが・・・ありがとう」

 

 

 

 

こんな状況でなければ、素直に言えたのだろうが

いかんせん今の状況がそうさせない。

小さい声で礼を言う程度になってしまった

くそぅ

だが、そうも言ってられん

 

 

 

「さてとリート」

「うん、C.C.」

 

 

 

 

 

 

 

「「ここ、どこ(だ)?」」

 

 

 

 

明らかに式根島ではないんだ

あたり一面、きれいな緑が生い茂った草原に森が見える

人工物なんて見えやしない

距離的にアヴァロンが見えるだろう丘がある神根島でもないな

そして、グラシャ=ラボラスに乗っていたはずなのに降りている

いったいなんだこれは・・・

 

「いっつ・・・」

「ん?リート、どうした?」

「いや、ちょっと目が」

「目にゴミ・・・ちょっと見せろ!」

「えっ!?」

 

 

肩をつかんで隣にいたリートを振り向かせる

いやな予感というか、確信と言うか

ルルーシュのときと似通っている・・・

いや・・・違う

私はあの時と違ってCの世界と接続していない・・・

なら、この感覚に間違いがあるとはわずかに思うが、

万が一そうなっていたら、私は・・・

 

「イタイイタイ!痛いって!C.C.」

「!!あ、ああ、すまん」

「いったいどうしたのC.C.?」

「リート・・・しっかり聴いてくれ」

「う、うん」

 

 

 

 

「お前の、お前のギアスの、オンオフができなくなっている」

「えっ?それって」

「かつてのマオやルルーシュと同じで、常にギアスがオンになっている。

お前のギアス自体、かなり特殊だ。私も推測でしか事を話せない」

「つまり、今回ここにいるって事は」

「時間跳躍、もしくは次元跳躍が不定期に発動してしまうということだと思う」

「そんな!?そんなことって・・・」

「自分自身で時空跳躍できるから、即座にその時間帯に戻ってくることは可能だろうが、

万が一が怖いところだな」

 

リート自身、狙って時空跳躍できているわけではない

一番初めのギアス使用時には偶然あの時間、あの場所に飛んだんだ

もしかしたら、世界があそこに送ったのかもしれんが

 

 

「C.C.・・・僕、どうしたらいい・・・」

 

こういうところは、まだやっぱり子供なんだな

だが、こういうところが私は好きなんだろうな・・・

浸りたい・・・もう少しこの感覚に浸っていたいんだが・・・

 

「方法がないわけでもない」

「本当!?」

「私だ」

「えっ?」

「だから、私だ」

「どういうこと?」

「コードの存在だ、私の存在自体がお前をつなぎとめる楔になる」

 

つまりは、私がリートのそばにいればギアスの暴走はないはずだ

至上命題になってくる、リートがギアスを完全にコントロールするまではだが

 

「今までどおりで大丈夫ってこと?」

「とりあえずはな、ただ、そのギアスの特性自体まだ不可解なところが大きい。

たとえば・・・」

「あっ!C.C.!あれ!」

「一度・・・ん?馬車、か?」

「追われてない?」

 

リートが気づいたが、ずいぶんと大きいきれいな馬車が

盗賊のような身なりをした連中に追われている・・・

いったい、どんな時代に飛ばしたんだリートのギアスは・・・

 

「とりあえず、グラシャ=ラボラスのフルステルスで助けるぞ。

そこまで強烈に未来を変えるのはまずいからな」

「う、うん」

 

急いでグラシャ=ラボラスに乗って盗賊もどきたちを追い払うのはとても簡単だ

なにせ、持っているのはマッチロック式の銃に、旧式のリボルバー

つまり、ルルーシュたちのいる時代から、さらに昔になるってことだ

とりあえず、死ななきゃいいだろう

二、三人を引っつかんで、遠くに見える湖にぶん投げてやった

馬は、主がどこに行ったからわからなくなったから停止し

馬車のほうも、盗賊らしきやつらがいなくなったから止まった

 

「リート、仮面をつけて馬車の人間にあってくれないか?」

「え、大丈夫?」

「まぁ、なんとかなるだろう。未来の人間のリートならな」

「C.C.と同じ時代からきたんだけどなぁ・・・」

 

ステルスの状態から降りると不振がられるのは当たり前

だから、いったんステルスを解除して会うことにした

疑われて正気を本気で心配されても心配はいらないだろう

リートが半月の仮面をつけて出ると

馬車のほうからも、少年と深緑色のドレスを着た女性が降りてきた

 

「・・・あの、あなたが私たちを助けてくださったのですか?」

「まぁ、そうなりますね」

「そうですか・・・」

 

黒いナイトメア自体がこの時代ではそもそもオーバーテクノロジーの塊

なにせガニメデどころかナイトメアの原型になったものすらない時代だからな

 

「あの、助けていただいてありがとうございます」

「お礼を言わせてください」

「ああ、いえ、その・・・困った時はお互い様ですよ。

ただ、後ろのこれは黙っておいていただけませんか?」

「命の恩人たってのお願いとあらば口外はいたしません。

厚く御礼をさしあげたいので、一度城に来ていただけませんか?」

「お城?」

「あ、申し送れました。私、セラフィナ・ジ・ブリタニアと申します。

ほら、あなたも名前を、皇族としての振る舞いをなさい」

「はい、母上」

 

 

ん?ジ・ブリタニア・・・皇族・・・ま、まさか

 

 

 

 

 

 

 

―――――――助けていただいてありがとうございます。

僕は、シャルル・ジ・ブリタニアと申します。

母上もおっしゃっていましたが、僕たちの城にご招待したいです。

 

 

 

 




こんな駄文に感想をいただけたら、作者は喜びます。
死なない程度にがんばっていきますので、応援よろしくお願いします。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。