コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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ご無沙汰しております。グリムゼンです。

修正と言いますか、何と言いますか・・・

ほぼ一年前に書いたものではあるんですけど
このまま進めると決定的な矛盾がある事に気づいて
どうやったらいいかと思っていたら
最終的に加筆修正という結果になりました。


では、本編です。




第四十七話 Frenzy Past future

 

             黒の騎士団は?

             は、はい 特派のおかげで

             誘い込み砲撃をしかけます

             っ、しかしそれでは

             機体はまた作れる やってくれるね

             イエスユアハイネス!

 

ランスロット・エクスシアイがゼロの無頼を視界にとらえた後

黒の騎士団全機がその場から離れた

当然だ 今の戦力じゃ全滅もありうる

だけど、こっちにもゲフィオンディスターバーっていう切り札がある

そして、もう一つ、ヴェパールっていう切り札もね

 

『C.C.、この先って?』

「あいつらがなぜかは分からないが巡り巡って神根島に行く。

その前には制御しきれていないガウェインのハドロン砲が発射されるはずだ」

『なんでセレスさんがその先の事を知ってるか分からないですけど、

それだと、ルルは危ないんじゃないですか・・・』

「その危険も含めてシャーリー、お前に来てもらっている。

ヴェパールのゲフィオンディスターバーであの機体を止めてやれ」

『は、はい、分かりました!』

『でも、C.C.。なんでこの先の事がわかったの?まるで分かったみたいに』

「女の勘を舐めるなよ。とでも言ってやればいいんだがな。これはリートの

占いによるものだ」

「ちょっとこそばゆいよ~」

 

マオも乗ってくれたのは驚いたな

未来からきているということを知っているのはマオだけだ

シャーリーは当然そのことを知らない

グラシャ=ラボラスのようなオーバースペックナイトメアですら

いっぱいいっぱいだろう

さらに言えば、その派生を操縦しているんだからな

これ以上、負担になることを増やさせるつもりはない

 

「着いたよ」

「いよいよか、マオ、敵影に変化は?」

『近くに航空戦艦・・・データベースにはアヴァロンっていうのかな?

それが近づいているよ』

『ゲフィオンディスターバーの準備はしておきます!』

『rest assured. Shirley.Ready I will leave.

(安心してくださいシャーリー。準備はしておきます』

 

いよいよ、無頼が砂地獄のゲフィオンディスターバー設置地点に入る

距離が離れていたがすぐにランスロットも続いて入ってきた

ハーケンブースターで勢いを殺させ、MVSを抜き放って無頼に対峙した

 

『ゼロッ!これで!』

『お前を!』

『捕まえた♪』

 

モニターの端にラクシャータがうれしそうにボタンを押すのが見えた

やっぱり我が子というかそんな感じなんだろうか?

起動するのはうれしいのかな?

 

『なんだ・・・これは、あの時に似てる?動けない・・・だめか・・。』

「話がある。枢木スザク。出てきてくれないか?第一駆動系以外は動かせるはずだ。

捕虜の扱いについては国際法に則る。話し合いに乗らない場合、君は四方から銃撃を受けることになるが」

 

四方八方というかこの島中に回線に対してハックを試みてるから

全てが筒抜け グラシャ=ラボラス、改めて言うよ 君は最高だ

 

・・・――

 

『かまいません!スザクに出るよう伝えてください!それより、どうして

ランスロットは動かないんですか?』

『ナイトメアに使われているサクラダイト。そこに何らかの干渉が・・・』

『今度こそ間違いなさそうだ。ゲフィオンディスターバー』

『まさか!』

『だけど、前回のとは違う。重力力場じゃなくてジャミングが発生してる。

あの機体にはまだあの対策ができてない・・・君なのかラクシャータ・・・』

『効果範囲も持続時間も、あの機体におよばないか・・・いったいどうやって作ったのか?機会があったら触らせてもらいたいわねぇ~』

 

 

「ゼロ?」

『エイスか』

「彼には、銃弾が届く距離のまま維持してくれないかな?」

『何?』

「彼の身体能力は君が一番理解してる。違う?」

『分かった。ある程度はな』

 

 

スザクがコクピットから降りてきた

ゼロはコイルガンを持っているけど、脅しになるかは別問題だなぁ

 

 

「枢木スザク、単刀直入に言おう。私の仲間になってほしい」

「それは脅しかい?だとしても断る。前にも言ったはずだ。間違った方法で手に入れた結果に意味はないって」

「では聞こう、今の平和にも意味はないとでも言うのか?」

「っ?」

「7年前日本が徹底抗戦を選んでいたらどうなっていたと思う。

中華連邦とEUが介入し日本は三つに分断され未だに戦い続けていただろう。

つまり、今の平和はいち早く決まった無条件降伏によるものだ」

「っく。そうだ、父さんの築いた平和のために自分は戦っている」

「ほう、そうか」

「そうだ」

「なら、日本人としてブリタニアと闘う決意も同時に持たなくてはいけないのではないか?」

「闘う?またそれか?」

「決断すべきだ。虐げられている日本人を解放するためにはな?君も

自分の居場所を探しているのではないか?目に迷いが見えるぞ?」

「決断じゃない!どうして武力でブリタニアを倒そうという話になる!日本だけ取り戻せば・・・」

「現実を見ていないのはどちらだろう。世界の半分以上をこの小国で守り切れると

本気で思っているとは思えないが、そうであるなら元凶をたたくしかないのだ!」

「だが!・・・通信だ、いいか?」

「・・・好きにしたまえ」

 

ルルにしてはかなり熱くなってる

そこまで感情出すことなんてないのに、スザク君だからなのかな

昔からの知り合いだったのかな・・・

友達だけど・・・やっぱり分からないな・・・でも・・・

 

『こちらは、ブリタニア軍式根島基地司令、ハイエル中佐だ。

これより、テロリスト黒の騎士団に対し地対地ミサイルを撃ち込む。

枢木少佐はゼロをその場に足止めせよ』

 

その通信が終わった途端スザクは銃口が向けられているにも関わらず

突っ込んでいった ゼロも二、三発撃ったが当たるどころかかすりもせず

腕をひねられ捕まった

・・・予想通りだったんだよC.C.の、リートのね

 

「枢木、お前は!」

「君のやり方には、賛同できない。今、自分にできることは!」

「動かないことだ、枢木スザク」

『ヴィエル!?』

 

 

突然私達の後方から大口径の発射音が聞こえた

サザーランドの対人バルカンをリートがネビロスから起動して生成した

だけど、これは見てくれだけ

本当に打ったのはマオだ

 

「っ!そのナイトメアは、あの時の!」

『撃ったのか?』

「ふっ、撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ。

だがな、こうも思うんだ。撃たれる覚悟のない奴に撃ったら全てが止まる。

枢木、今のお前がそれだ」

「な、何を・・・」

 

 

『接近するミサイルを確認!』

『協力者殿!』

「持ち場を維持!」

『しかし!』

「残弾に気をつけつつ、発砲!弾幕はこっちも張る!」

『承知!』

『ゼロ!今助けに!』』

「カレンは待機してて!」

『っ!、でも!』

「ゼロが捕まっている以上、君はそのバックアップの方がいい」

『時期が来たらではどうですか?』

「思う存分走っていい!」

『了解!』

 

でもC.C.がスザクに対してこんなこと言うとは思わなかった

Cの世界からの干渉を受けないからと言って

世界の干渉は受けるって自分で言ってなかった?

 

 

「生きる覚悟のない奴が、ナイトメア?銃?はっ!バカか?」

「何だと!」

「なら、今なぜ怒りの中に安堵の目の色が浮かんだ?

死にたい、ようやく楽になれると思ったんじゃないのか?」

「違う!」

「自分の死をどれだけ認識しているかは知らない、お前もゼロも」

「・・・・」

「だが、少なくともお前達二人、片方でも両方でも、死ぬ人間が増えるぞ?」

「なっ・・・」

「お前はイレブンの希望の星、ゼロは日本人の希望の星、その両方が一度に居なくなれば、明かりを失った人間は何をに生きていける?」

「それは・・・」

 

「現実を見ろ、幻想で生きていけるならそれこそ政府や国なんて何もいらない、兵器も何も必要ない

その事を自覚しなければ、この先お前は己の心に食い殺されることになるぞ」

「こ、ころに・・・」

「助言はしてやった。あとはお前の思うとおりにやればいい。

だが、ゼロを死なせると思うな」

 

「マオ!C.C.がまだ話したがってる、ミサイルの迎撃お願い!」

『了解リート!』

 

 

僕はリートに言われて、キャノンを展開してミサイルを攻撃した

黒の騎士団のバルカン砲もいくつか撃たれていて

ミサイルが誘爆していった

心を聞けば分かる、枢木は今平面の迷路の真っただ中にいる

自分はその中に入っていなくって俯瞰してる

答えを欲しがってもその迷路にいる友人は今は居ない

目の前に存在しているのに気づいていないんだ

その友人は隣にいるのに・・・

 

 

 

航空戦艦アヴァロン、ふっ、来たかシュナイゼル、薄ら笑いの気持ち悪い第二皇子

今回に限ってはお前の策はすべて無駄になる 残念だったな

それにしても、スザクとルルーシュはまだランスロットの下

にしても、私がここまで語るか・・・何も感じていなかったのにだ

力か?いや、それも感じなかった そうか干渉か

いや、違う 一時的な同期だ

過去の私との同期、遡行

どれだけ歩もうが、どれだけ行こうが私はC.C.だ

まぁ、それでもかまわない

死を忘れた存在だからこそ、死を受け入れる人間には半ば失望を覚えるものさ

 

「一人間としてどちらが正しいのか、今お前が決めろ!

もろとも死ぬか!、忍んで生きるか!」

 

 

 

――――――――――――――生きるっ!!!

 

――――――――――――――生きろっ!!!

 

 

 

 

 

 




日常が忙しくて本当に書く時間がありません

なので本当の意味で不定期更新になります。
あれ、もうなってました・・・それは申し訳ないww
うん、申し訳ないです・・・

こんな駄文と自己満足の小説ではありますが、長い目で見て頂けたら幸いです。

感想もお待ちしております。

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