コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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UA90000超えまじだ~~

マジ嬉しいですっっ!!!本当にありがとうございますっ!
応援してくださっている皆様方本当に感謝していますっ!!

夏場はやっぱり苦手ですね・・・ 早く秋になってほしいと願うばかりです。


では、本編になります。


第三十八話 Necessary for the future

 

 

「準備できたか?リート、マオ」

「うん、パイロットスーツも着たし問題ないよ」

「でも、こんなもの着て本当に操作性上がるの?」

「上がらないぞ?」

「え?!」

「生存率が上がるんだ」

「落とされる心配は皆無だけどね」

「形だけでも取り繕っておくさ。所詮私たちは異端者だ」

「そういうことだね」

「食事とかはどうする?」

「帰ってきてから、ワインでもなんでも持って飲めばいい。

おそらく今日は過去最高に胸糞が悪くなるはずだからな」

「ならなかったら?」

「盛大に飲むだけだ」

「結局飲むんだね・・・」

「まぁな、久しくリートのピザも食べてなかったがな・・・」

「ワインのつまみに作ろうか?これが終わったら」

「良いのか?」

「疲れはあるけどね、明日思いっきり寝れば問題ないはずだよ」

「そうか、戦いの後に楽しみを見出すか・・・やはり狂っているな私たちは」

「でも」

「それでなきゃでしょ」

「その通りだ、リート、マオ。さて行くか」

「「うん!」」

 

グラシャ=ラボラスとダンタリオンを最上階に持ってこさせて、

僕たちはそれに乗り込んだ

ステルスとジャミングを働かせているから、問題はないけど、

やっぱり一瞬フワッと浮くのはなれそうにないなぁ・・・

現在時刻6時20分

今のところ、シャーリーから連絡は・・・ん?

 

「直通回線ってことは、シャーリーからだね」

「ああ、回線開くぞ」

 

『リート君、セレスさん、マオ君。来ました』

「ずいぶん早かったな、シャーリー」

『水泳部もアップとかしますから、やっぱり早めの行動を心掛けてないと』

「そうか、それでいい」

「ヴェパール、聞こえてる?」

『Yes, I have heard.(はい、聞こえています)』

「それは良かった、内容は把握してるね?」

『The rescue those who say Todo. And It is destruction or capture Lancelot?

(藤堂と言う者を救出。並びにランスロットを捕獲または破壊ですね?)』

「おおむねそれでオッケー、その都度の指示とシャーリーの操縦で動いてね」

『Yes, My load』

「あ、それとシャーリー」

『え、なにリート君』

「ルルーシュと通信する場合が出てくるのは間違いないから、

その時はルルーシュの事をゼロって呼んでね。じゃないと正体がばれる」

『あ、うん。そうだよね。分かったよ』

「慣れないだろうがな、まぁこの一時だけだ」

『でもこの一時一時がこれからずっと続くんですよね』

「慣れろとは言わんさ、それこそ人から外れる事だからな」

『精一杯頑張ってみますよ』

「良い面構えだ」

「さて、時間だ。行こう」

 

リート君達と一緒に飛んでいくと夜景がきれいに見えた

戦いの前の緊張感、やっぱり怖いな

水泳部のタイムアタックとか、そんな緊張感とはまた違う

でも、この緊張感にもしも慣れたなら、きっと全力で泳げるんじゃないかな

 

「Or are you nervous? Shirley?(緊張しているのですか?シャーリー?)」

「そりゃあ緊張しますよ。笑顔で戦うなんて人はこの世には居ないはずです。

それこそ、世の中でおかしい人って言われる人たちになっちゃいますよ?」

「I'll leave the advice as a partner.Things that your heart is shaken of it is natural.

(パートナーとして助言をしておきます。あなたの心と言うものが揺らぐのは当然です)」

「えっ?」

「It's issued to combat suddenly. Is natural.

(いきなり戦闘に出されるのです。当たりまえです)」

「うん」

「However, when you have overcome it, you will grow. It is I do not know

(しかし、それを乗り越えた時、あなたは成長します。私にはそれは分かりませんが)」

「ヴェパールさんでも冗談言うんですね。でも助かりました。ありがとうございます」

「Because it is partner(パートナーですから)」

 

ヴェパールさんには本当に助けられてる

あの日から帰って、ヴェパールさんにシミュレーターを用意してもらって

ナイトメアの自主練習をしてた時、必ず止められた

無茶をするな、の一点張りで でも翌日にも疲れはそれほど残らなかったし学校生活も問題なし

きっと私の体力とかいろいろ計算してやってくれてたんだと思う

私にはもったいないパートナーだよ

 

 

「ついたぞ、あれがチョウフの捕虜収容所だ」

「なんか雪の結晶っていう感じに見える建物だね」

『いちいち捕虜収容所があんな形なのかぁ、ブリタニアってやっぱりわからない』

「まぁな、だがたった一人のために大警備だな」

「ほかにも意外といるんじゃないの?反逆者とか」

「コーネリアが軒並み殺しているだろうさ。だからここに藤堂が居る事自体珍しいんだ」

『トウドーさんって誰ですか?』

「シャーリーは知らなかったか。日本解放戦線の人間でな、唯一ブリタニアに白星を挙げた男だ」

『それって大戦中の話ですか?』

「その通りだ。まぁ今は捕虜だがな」

「ん?通信チャンネルが一個開いてる。回線傍受するよ、ダンタリオンとヴェパールも繋ぐね」

『了解、リート』

『I understand(了解しました)』

 

眼下には、サザーランドが数十機がバルカン砲でことごとく壊されていってる

あれは・・・月下だね、黒の騎士団の主力ナイトメアになる機体

 

 

『中佐、今助けます!』

『すごいよこの月下。無頼とは大違いだ』

『うん、これならっ!』

 

「マシンガンをあれだけ打って一発も当たらないとは、ブリタニアの兵士は能無しか?」

『ヴェパールさんだったらどう?』

『You will absolutely impossible. There is too dub.

(絶対にありえないでしょう。あれはへたくそすぎます。)』

「だろうね、余程数で押せば勝てるって考えてる兵士なんだろうね」

『リート、紅蓮と無頼が3時方向に行ったよ』

「おっと、どうやら藤堂は向こうに居るみたいだね」

『どうしますか?』

「とりあえず、位置に付くぞ。マオは収容所中央に陣取れ。シャーリーは私たちと来い」

『了解(です)!』

 

中央に居れば、ダンタリオンは全面的に優位に立てる

それぞれの管制塔は高く立っているからマオのギアスは圏内だ

それにリニアレールキャノンはいつでも発射できる体制でいればいい

ダンタリオンは最終手段の保険だ

今回ブリタニアにお披露目するのはグラシャ=ラボラスとヴェパールの二体で十分

せっかくマオの所在を知っているのは私達だけの現状

それを有利に使わない手はないからな

 

「なぁリート」

「なに?」

「ルルーシュの方を指向性マイクで拾ってみてくれないか?」

「?あ、なるほどね、了解だよ」

 

 

 

「厳島の奇跡か、お前も私に奇跡を望むのか」

「あれは奇跡ではない、情報収集を踏まえた戦術的成功だ。だからお前がほしい」

「もう、私には・・・何も」

「甘えるな!」

「なんだと?!」

「お前には責任がある、奇跡の責任が。エリア11の抵抗運動がほかのエリアに比べて、

格段に激しいのは日本が余力を残したまま降伏したからだ。厳島の奇跡という夢の続きを

そのままにしてな」

「私のせいだとでも言うつもりか」

「そうだ。人々は奇跡という幻想を求めている。かくいう私も求めてはいるがな」

「何?お前が?」

「いずれ会う機会もあるだろう。私が奇跡と思っているそれらをな」

「・・・」

「あがけ藤堂!最後までみっともなくあがいてそして死んでいけ。

奇跡の藤堂という名前がズタボロになるまで」

「そうして初めて日本人は敗戦を受け入れられると?」

「民衆のためにこそそれは必要だ。もっとも私は正夢にしてしまうだろうがな」

 

 

『ルルがこう言う事を言うなんて・・・』

「目の当たりにして初めて気づくこともあるだろう、シャーリー。

もしお前が近くに居たらこんなこと、このへたれは言う事が出来なかっただろう」

「だけど、ゼロの本質はナナリーさんの為だって言ってたような気がするよ?」

『えっ?ナナちゃんの?』

「ブリタニアの復讐は結果的にはそこに行きつくらしいからな」

『・・・』

『Do you need help?(助けは必要ですか?)』

『・・・ううん、大丈夫ですヴェパールさん』

 

 

そう言っている間に収容所が爆発とかいろいろな所で起きてる

まぁ、派手にするためもあるんだけどね

ちょっと攻撃しておこうか・・・

 

「ネビロス起動。ケイオス爆雷、生成・・・シュート!」

『リート君!?』

「僕らがすることはこう言う事なんだよシャーリー」

「まぁ、シャーリーは殺さずを貫いてくれ、私たちにそれは出来ん」

『・・・はい、分かりました』

 

爆発が起きたのは黒の騎士団の正反対の管制塔

向こうからしてみればおかしい爆発なんだけどね

でも派手に行こうか

 

リートがケイオス爆雷を投げた直後辺りに収容所の壁をぶち破って

トレーラーが入って来た コンテナが開くと斬月が入っていた

ああ、あれは藤堂が使う機体だったか

そうだったな、忘れていた てっきり暁かと思っていたが違ったか

そして紅蓮と無頼がランドスピナーで走ってきた

あの無頼の中に藤堂とルルーシュが居る訳んだがいったいどうやって入っていたんだか

ハッチが開いて藤堂が出てきた やはりこの時は拘束服だったか

周りに月下が集まって四聖剣が出てきたか・・・

 

『中佐!』

『おかえりなさい藤堂さん』

『みんな、手間をかけさせたな』

『安いものです』

『お気になさらないでください』

『ゼロに協力する。ここの残存兵力を叩くぞ!』

『『『『承知!』』』』

 

「これで、準備は整ったわけだ」

「そうだね、やっぱりこうなるわけだね」

『何かあったのリート君?』

「ルルーシュからの通信だ。真上に居るのにね・・・」

 

「こちらエイス。ゼロ?」

『ああ、こちらは藤堂を救出した。これから・・・ん?!』

「どうしたの?」

『どうして、あいつがここに!?』

『これはこれは、残った問題が自ら出てきてくれたとは』

「白兜かな?」

『ああ、今ナイトメア六機で囲んでいる。至急そちらも来てくれると助かる』

「了解。シャーリーも一緒に行くからよろしくね」

『カレンにはどう言い訳すればいい?』

「案外お前も上機嫌だな。まぁこちらで言い訳は考えておくさ」

『ヴィエルか、任せておこう、借りは作っておく』

「ああ」

 

僕たちは少し離れたところで降りて、ランドスピナーに切り替えた

それでも、月下や斬月よりはるかに速いんだけどね

 

『ん?ブリタニアの援軍か?』

『違います。あれはゼロの協力者さん達です』

「ひさしぶりだな。カレン」

『お久しぶりです』

「お前も案外余裕か?」

『いえ、できれば加勢して頂けると助かります』

「わかった。ゼロ、加勢しに来てやったぞ」

『相変わらずだな。藤堂、済まないが距離を取ってくれ』

「しかし、下手をすれば包囲が」

『問題ない、彼女らが私の奇跡の一枚だ』

『何?それより、この機体に関しての情報は持っているのか?』

『打つ手はある、ここは私の指示に従ってほしいが』

『?よかろう、ここは君に預ける』

『各機、距離を取れ!』

 

シャーリーは、ゼロの無頼の近くに陣取っておく

やっぱりゼロがやられるのは見たくないからね

同じ以上にシャーリーもね、まぁやられる心配はしてないけど

 

「シャーリー、指示があるまでゼロの隣に居てくれ」

『分かりました』

「私とリートは、前線にでる!」

 

『奴の動きには一定のパターンがある。最初のアタックは正面から、フェイントをかけることは

絶対にない』

 

ランスロットがMVSを紅蓮に当てようとしたけど空を切った

ゼロの分析は今回は大当たりか

 

『躱された場合、次の攻撃を防ぐためすぐに移動する。移動データをリンク、確認してくれ。S57』

『なっ!?』

『へぇ、ほんとに来たよ』

 

朝比奈だったか?の月下がヴァリスを弾き飛ばしてバルカン砲をランスロットに向けた

四聖剣の名前は虚名ではない・・・このセリフは卜部だったか?

 

『そうだ、その場合次のアクションは後方へと距離をつくる。座標はX23。これで王手(チェック)だ』

 

斬月の三段突きを良くもまぁこの時避けたと思う

スザクは本当に人間業じゃないことをやってのけるよね

この前のナリタもスラッシュハーケンほとんどかわされたしさ~

コクピットブロックが丸見えになって中からスザクが顔を見せた

 

『っ、嘘だ』

『スザク君、なのか・・・』

『えっ・・・ええっ・・・はっ!ゼロ、指示を次の指示をください、ゼロっ!』

 

 

「ゼロ」

『エイス・・・』

「プライベートチャンネルだから問題はないよ。何か言いたいことはある?」

『お前たちは、これを・・・知っていたのか?』

「ああ、初めからな。シンジュクもナリタも、全てな」

『なぜ教えなかったっ!』

「じゃあ逆に聞くよ。なんで聞かなかったの?」

『?!』

「今まで、僕たちはギアスを使う事は知ってた。そして近未来に何が起こるかもしれないという事

をしっかり君に教えてきた。君なら気づいたはずだ。スザクが自分で軍属だって言ったのも、

普段の君なら疑ってかかったはずだ。そして君は親友というフィルターを通して彼を見た。

そこの部分だけがしっかりと君の中から抜け落ちたんだ」

『・・・どうして、お前はそんなところに居てはいけないんだ。お前はナナリーのそばに』

「いつまで現実を見ない気だ?」

『なんだと・・・』

「王の力は人を孤独にする」

『!?』

「お前は、その道を選んだんだろう?なら、ゆらいでるんじゃない」

『しかし!!』

「お前の最終目標はなんだ?日本を解放することか?ブリタニアを滅亡させることか?違うだろ?

お前はナナリーが幸せの世を作りたいだけだろう?」

『っ・・・』

「・・・目の前に手段が転がっているのに、お前が突っぱね続けた。

無茶な要求でもなんでもいい。私たちに一つ、願いを言ってみろ」

「ああ、ギアスは使わなくていいからね」

『・・・・』

 

『ゼロ、捕まえますか、それとも・・・ゼロっ!』

『白兜を破壊する。いいな!』

『待て!ゼロの指示を・・・』

『待てない、仙波大尉、旋回活殺自在陣をっ!』

『承知!』

『待ってっ!』

『・・・やめろっ!今はっ!』

『大丈夫、同時攻撃ならこれで仕留められるっ!』

 

でも、ランスロットはそこまで甘い機体じゃない

ハーケンブースターって言う、かなり厄介な兵装を持ってるんだ

まだ、君たちでは勝てない

当然それぞれの武器を落とされMVSを月下に向かって投げた

 

『大丈夫?』

『面白い戦い方をする』

『朝比奈、左側に回れ。今度は・・・』

 

 

 

 

『やめろっ!!!』

『!ゼロっ・・・』

 

 

 

 

 

そうだ、お前ならそうすると思っていた

あの時にはない手段が今ここにはあるからな・・・

過去のルルーシュでは取る事は出来ない

だが、あれだけお前の楔を砕き続けたんだ

いい加減目を覚ませ、ルルーシュ

 

 

 

『協力者のナイトメアによる白兜ならびに枢木スザク捕獲を命令する!

現在、チョウフ上空にナイトメア航空部隊が接近しているその為現段階チョウフに居るナイトメア

は対空戦闘並びに遠距離攻撃準備!』

 

 

 

 

 

『?!ゼロっ!?』

『ゼロ、この状況下で機体性能に任せた作戦など』

『・・・言ったはずだ藤堂。あの二体は私たちの奇跡のカードだと』

『しかし・・・』

『今回失敗したなら私に従ってくれなくてもいい。私を信じてくれ!』

『もちろんですっゼロっ!』

『・・・分かった、そちらの指示に従おう、四聖剣聞こえたか、準備に入るぞ!』

『『『『承知!』』』』

 

 

『エイス・・・』

「君の願い確かに受け取った。思う存分その願いのために動かせてもらうよ」

『ゼロ・・・』

『シャ・・・君は?』

『私は・・・うーんと・・・リーシャで良いかな』

『・・・日常生活でも呼び間違えないか不安だ・・・』

『えへへ、ごめんね。でも、ゼロ、ずっと隣に居たんだよ?』

『このナイトメアが君の・・・』

『うん、ヴェパール。それが私たちの名前』

『・・・エイスにも言ったが、よろしく頼む』

『・・・うん』

 

「ランスロットにも、チャンネル開こうか!」

「思う存分言葉で攻めてやるか」

「ほどほどにね?」

「加減はしてやるさ、マオ準備は出来てるか?」

『アフターフォローは万全だよC.C.』

「よし、では、始めるとするか!」

 

 

 

 

―――――さぁ、これで未来が劇的に変わる 世界よ、お前たちはどうするつもりだ?

 

 

 

 

 




次回をかくのがすんごい大変な感じ、むしろ戦闘シーンすっぽ抜いて事後だけでもいいんじゃないかなとか思ってたりなんかしてます。

あと、また近々アンケートを取ろうかなぁと思ってます。
一番初めの仲間にするキャラクターにもフラグ立てましたし~

どんなキャラクターがみなさんいいのか知りたいなぁ~

活動報告の方に作っておきますのでお気軽に書いていただけると幸いです。

もちろん感想などもお待ちしております。

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