コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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この先の展開を考え込みすぎたのとリアルが忙しすぎるのと夏バテと前回の猛省と・・・
いっろいろ重なって投稿が遅れてしまいました・・・・

不定期更新のタグ付けた方がいいんでしょうかね・・・・

原作で言うと今、大体・・・アニメ17話のはじめくらいでしょうかね・・・

前回の反省を糧にしていればいいんですが・・・

では、本編になります。


第三十七話 Undesirable Reunion Two people who knew

 

 

 

僕が起こされてかれこれ30分

食事も取ろうとして下に降りようとしたらかぐやさんに止められた

なんでも、一人で食べるのは味気ないかららしいけど・・・

 

「一人で食べるのはなんだか味気ないですし、ご一緒しませんこと?」

 

って言ってるけど、十中八九リートと一緒に食べたいんだろうね・・・

分かりやすいなぁ、っていってもギアスを使ってるわけじゃないんだけどね・・・

人の気持ちがわかるってこういう気分なんだって思えてきた

ずっと前まで、人の気持ちが知りたいって思って苦痛だった

でも、気持ちを無理矢理聞かされて苦痛だった

でもでも、リートとC.C.のおかげで解放されたんだ

もちろん、それまでの僕は結構やんちゃしてたと思うけど・・・

まぁそれはそれだよね・・・

 

またしてもリート様と一緒にご飯を頂くことができました

ですが、セレスさんの行儀作法は厳しいです

食事中に歓談するのが皆さんの作法だと思いましたのに

このお三方は違うのでしょうか?

そしてキョウトの当主というステータスはこの方々には通用しない

リート様をこの二人にくださいと言っても決して縦には降らないでしょう

どころか、こっちを敵とみなして向かってきそうですね・・・

それは怖いですわ 私の交渉を円滑に進める情報を手に入れる速さを持ち

護衛や暴漢を倒す術を持っている その上黒の騎士団からの報告に上がっていた

未確認のナイトメア・・・

どれほどの戦力かは分かりませんが、ナイトオブラウンズに匹敵するかもしれないとのこと

警戒しているのはお互い様ですわね・・・

 

「ごちそうになった、この金は私たちからか?」

「まさか。命の恩人にそのような不作法はいたしません」

「そうか、余計なことを聞いたな」

「それじゃあ、こっちはそろそろ日本に戻るよ」

「気になっていたことをお聞きしてもいいですか?」

「ん?」

「なぜ、あなたは日本をエリア11とおっしゃらないのですか?」

「え?」

「世間から見れば、あの土地はエリア11。ブリタニアの属領ですよ?」

「僕たちは世間を気にしない」

「え?」

「世間は世間だよ。気にするつもりもないし気にもしない。僕たちは

僕たちの目線でしか物事を判断するつもりはないよ」

「それって・・・傲慢って言いますよね?」

「傲慢?」

「それは筋違いだな」

「なんでですか?」

「お前たちの想像に及ぶところじゃない。我々を知りたければ人を外れることだ」

「・・・」

「理解できないだろう?そういうことさ」

「いずれ、理解できるでしょうか・・・」

「さぁてな。お前も人を外れれば、分かるかもしれんぞ?」

「・・・ふふっ、リート様についていけるのなら、それもいいかもしれませんわね」

「まぁ、日本が抵抗運動をやめてしまえばお前も自由になれるが」

「そのようなことは無理ですね。私、日本こそ故郷と思っていますから」

「時間をかけて考えればいいよ」

 

それから僕たちは彼女と別れC.C.を探しに宿屋を出た

そしてまた、C.C.はナイトメアの所にいた

いったいどうやってステルス状態のナイトメアを見つけれるんだろうと思う

聞いてみたら、女の勘はよく当たるっていう結構いい加減な答えが返ってきた

で、今は海上をナイトメアで航行中 行きと同様にC.C.はマオの膝の上だ

今回は、C.C.の説教がなくてよかったね

と思ったら向こうのC.C.が話しかけてきた

 

『なぁ私よ』

「どうした?」

『なぜ、私たちにここまでする』

「今さらだな。なんでそんなことを今になって聞く』

『私は、お前たちが未来から来たことを疑ってはいない。

マリアンヌもお前たちの存在には気づいていない。

Cの世界に繋がっていないのも理由はなんとなくわかる』

「そこまで理解しているのなら何を聞くんだ?」

『・・・お前たちがこの時代に来た目的だ』

「・・・ほぅ。」

『黒の騎士団を助けるためだけに来ているとは思えん。

ルルーシュとはなんというか悪友という感じもする。

かつてお前たちが会っているというのは察した。

だが、お前たちが過去を捻じ曲げてなんになる?』

「一言で言わせてもらおう。私がC.C.だからだ」

『?』

「お前も私の名を持っている私だ。C.C.の意味をよく考えてみろ。

お前が言った鏡の言葉。そういう意味で言ったんじゃないのか?」

『・・・・・』

「なんだ、違ったのか?私はお前がそういう意図で言ったのかと思ったぞ」

『頭を使いすぎた。早く帰るぞ。ピザが待ってる』

「どうした?頭の使いすぎでピザがほしくなったか?」

『ルルーシュに奢らせたピザがほしくなったな』

「あまり食べすぎるなよ。経験者が語るものだ」

 

いまいち二人の言っていることはわからない

けど、この二人が何か交わしたのは間違いない

リートも、モニターで見てる限り分かってなさそうだった

それより、時々C.C.の手が僕の手に触るときドキッとするんだ・・・

ダンタリオン、落ちないようにサポートしてよ?

ヴェパールみたいに・・・AIは持ってないからなぁ・・・怖い

 

たびたびマオのダンタリオンが上がったり下がったりしてたけど

ステルスも無事に起動してたし問題はなかったかな?

朝から二時間かけてもうお昼頃

無事にトウキョウ租界に戻ってこれた

 

「C.C.どこで降ろせばいい?」

『アッシュフォード学園で頼む』

「了解。マオ、送ってきてもらって大丈夫かな?」

『りょ、了解だよリ・・・L.L.」

『ん?リ?』

『き、気にしないでC.C.」

『そうか?』

「それじゃ私、また近く会おう」

『せいぜい寝不足にならんよう気を付けるさ』

「お前が徹夜をするやつでないことは私がよく知っている」

『ふっ、どうかな』

『それじゃあ、C.C.を送ってくるね』

「ああ、頼むぞマオ」

 

そういってちょうど政庁が見える位置で僕たちは離れた

僕たちは先にホテルに戻って休むことにした

マオには、申し訳なかったけどやらなきゃいけないこともあったしね

 

「リート」

「うん、わかってる。シャーリーでしょ?」

「話が早くて助かる。今回の戦闘でマオもシャーリーも初陣だ。

早めに決意を固めておいてもらった方がいいな」

「でも、ヴェパールがいるから問題はないんじゃないの?」

「操縦者がいてこそのナイトメアフレームだろう?

自立起動型とはいえ、シャーリーが居なければその実力の半分すら出せまい」

「うん、覚悟を再確認したいしね」

「疑うわけじゃない。だが、人の心はいくらでも変わるものだ。マオは問題はない。

初めからこちら側だからな。だが今日・・・」

「・・・連絡しよう。時間が」

「そうだな・・・」

 

そう話してリートはシャーリーに連絡した

若干手が震えているようにも・・・武者震いか?

 

「シャーリー?」

『え、り、エイス君!?・・・んんっ!なんでもないよ!』

「あ、今大丈夫?」

『う、うん。ちょっと周りに友達が居てね』

「ルルーシュとか?」

『ち、違うよ、女の子。それで、何か用かな?』

「単刀直入にいうよ」

『うん』

「戦いの時が来たよ」

『・・・』

「シャーリー?」

『ふふっ、リート君・・・単刀直入過ぎない?』

「覚悟はしたつもり、何言われてもね。でも戦いは突然なんだ」

『覚悟はしてたつもりだったんだね、私も』

「どう?」

『うん、ルルを助けるためにはそっちに行くって決めた。

それは変わらない。それに、ヴェパールさんにシミュレーターも

用意してもらって頑張ってるから』

「疲れてない?」

『生徒会に水泳部、それに時々ヴェパールさんのシミュレーター。

疲れはするけど、しっかり眠れば大丈夫だよ』

「そっか。あ、C.C.に代わるね」

『うん』

「どうだ、今日は?」

『は、はい。行けます』

「いい覚悟だ。名前を預けるにいい女になりそうだな」

『え、えへへ。リート君の、その、あれにはどうですか?』

「2152年早い」

『具体的?!しかも長いっ!』

「必要なことを言う。しっかり聞いておけよ」

『は、はい』

「今日の6時半、ヴェパールに乗ってグランド・デューク・ホテル上空に、

ステルス状態で来い。以前渡したパイロットスーツも来てこい。以上だ」

『わかりました』

「それと、もう一つだけ言っておく」

『まだ、ありますか?』

「この後から言った時間まで枢木と会うことはあるか?」

『ん?いえ、ありませんけど』

「なら、言っておこう。今回の敵は、枢木スザクその人だ」

『え!?』

「その時になって動揺してもらっては困るんでな」

『セレスさん・・・ルルはそのこと』

「その時になるまで知らん。そしてスザクを倒すのもあいつ次第だ」

『私、ルルに教えて・・・いえ・・・言いません』

「お前にはつらいだろうがな。だがこれが私たちに歩む道だ」

『・・・辛いですね』

「だが、マオが現れるまでこの咎をずっと背負ってきた。

それは三分の一。シャーリー、君が私たちの仲間になってくれたおかげで、

私たちとルルーシュの咎が軽くなった。誇っていいぞ。この咎を」

『受け入れづらいのはあります』

「だろうな」

『だけど、それを乗り越えないと』

「前には進めん」

『・・・』

「・・・」

『・・・六時半に』

「・・・ああ、待っている」

 

 

 

 

「やはりつらいな、リート」

「うん。だけど・・・」

「ああ、これはもはや慣れるしかあるまい」

「慣れたくない感覚だけどね」

「なるべく、この感覚をこの時代の人間には味あわせたくないものだ」

「ルルーシュ以外には、でしょ?」

「メシアを謳おうとしている大馬鹿だ。その咎を乗せなければ先になど進めん」

「ルルーシュは、その覚悟は持ってたの?」

「少なくともブラックリベリオンの時には持っていた。それ以前は持っていなかったな。

まぁ、あくまで私の目線でだがな」

「手助けはするよ。この時代に来た意味はそこにある」

「そうだったな。お前と過ごしている時間の方が有意義があるかもしれんがな」

「ありがとう、C.C.」

「さて、次はお前の番だぞ」

「うん」

 

再度通信機を使って、今度はルルーシュに連絡を取る

C.C.はさっきので少し疲れたみたいだ

無理もないけどね いくらC.C.でも疲れはするよ・・・

通信機をつながるまでの間にマオが帰ってきた 少し幸せそうだ

向こうのC.C.なんかマオにやったのかな?

さてと、お、繋がったね

 

『もしもし』

「ハロー、ルルーシュ」

『なんだエイスか』

「なんだとはご挨拶だな~。で、C.C.は無事着いた?」

『あ、ああ。帰ってからいきなりピザを食っている。

もう少しで出るというのに・・・まったく』

「あはは、そっか」

『そっちの準備はできているか?』

「うん、特に問題はないよ。ヴィエルも時間までには復活すると思う」

『・・・お前は大丈夫か?』

「少しきついかな。でもやらないとね」

『・・・ありがとう。感謝する』

「そのセリフは、ゼロとして?それともルルーシュとして?」

『当然俺としてだ』

「その言葉だけでも君が見えた気がするよ」

『そうか?』

「うん。さて事務報告と行こうか。今回こっちはナイトメアを三機出す」

『三機だと!?・・・ああ。少し席を外す』

「あ、もしかして生徒会?」

『いや、C.C.が機嫌悪そうにこちらを見ていただけだ』

「あ、そっか」

『それより、ナイトメアを三機もそちらは保有しているのか?』

「まぁね。その内の一機はシャーリーの専用機だよ」

『なんだと!?』

「予想外?」

『・・・お前たち二人は、いったいどれだけの財力があるんだ』

「それを言うつもりはないよ。それに、サザーランドだと、すぐ壊れるしね」

『シャーリーが危険な目に合わないために専用機か・・・』

「理解してくれて助かるよ。とにかく援護はさせてもらうつもりだからそのつもりでね」

『あくまで協力者のスタンスは崩さないつもりか?』

「もし、こっちが片づけていいならするけど、少なくとも黒の騎士団の名声アップの

作戦にはならなくなるし、藤堂も仲間にならなくなるんじゃないの?」

『・・・こちらの事を案じてくれているのはありがたい。万が一の時は

頼むということではどうだろうか?』

「了解。とりあえずはその方針で動くことにするよ」

『それで、今回の見返りは何を求める?』

「・・・」

『どうした?』

「あ、ああ、ごめん。とりあえず今回の報酬は取っておくよ」

『今まで要求してきたのにか?』

「今のところを欲しいものがなくてね。それに今日はそれどころじゃないはずだし」

『ん?どういうことだ?』

「ヴィエルも言ってたけど、もう一度言っておくね。気をしっかり持って。

どんな不測の事態が起こっても、常に冷静に対処して」

『あいつも言っていたがお前もか。相当まずいことなのか?』

「まぁね。気にしないでおいてもいいし」

『いや、こちらも万全を期しておこう・・・頼むぞ、エイス』

「任された、ルルーシュ。それじゃあね」

『ああ』

 

やっぱり、不安がってなかったルルーシュ

C.C.の言った通り、まだ背負ってなかったみたいだ

どうなるんだろうね・・・

 

「マオ、どうかしたか?」

「ねぇC.C.、このルルーシュってどういう奴?」

「今さらだな。まぁ言えば、世界を敵にしても妹を救いたい大馬鹿だな」

「・・・そう聞こえないんだよね」

「マオ?」

「一応ギアスをずっと聞いてて外と中の声を聴いてたから

大体の人物像って声で分かってくるんだ」

「それで、どこが気になる」

「えっと、どう言ったらいいか分からないんだけど・・・

こいつ、リートの事ずっと前から知ってるんじゃないかな?」

「え?」

「何だと?」

「何か、そんな感じがするんだ」

「リート、お前ルルーシュと会うのはシンジュクゲットーが初めてだよな」

「間違いないよ、僕はあの時ルルーシュの姿を見た。声も聴いた。

だけどそれ以前に聞いた覚えはないよ。C.C.」

「・・・・・」

 

そうリートが言うとC.C.は黙り込んで何か考え始めた

以前は通信を真面目に聞いてなかったって言うのもあるけど、

それでもリートとルルーシュって奴が友達っていうか

親しい感じがしたんだ 気のせいかもしれないけど

ギアスでゴミばっかりの声しか聞こえてこなかったけど

仲が良いっていうゴミたちとすれ違ったこともある 聞きたくなかったけど

でも、そんな感じがした・・・

 

「リート」

「え、C.C.?」

「マオ」

「何?C.C.」

「所詮可能性は可能性だ。だが今それをするつもりはない」

「「え?」」

「今は目の前のことに集中するぞ」

「うん」

「わかった」

 

そうだ、今は気にすることじゃない

目の前に迫ったルルーシュの戦い

見届けるとともに、私たちもそこに加勢してやろう

そうだ、所詮は可能性に過ぎない

無視はするまい

 

 

――――――今は前の敵を打ち倒すだけだ マオ、シャーリー、そしてリートと共にな

 

 

 

 




まずは一本なのかな?

暑くなっておりますので、皆様方体にお気を付けくださいませ


感想などございましたらぜひともお願いいたしますですはい。


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