コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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台本形式と言うものだったらしく、知らずに書いてしまいました。

5/27日加筆修正いたしました。

小説書くのってむずかしいなぁ・・・

では、本編になります。


第三十一話 Trip or Help

 

 

「お前の事は、目に見えて分かっている。過去の私だからな。だが、マオをそこまで歪ませた記憶はないぞ。大体なんだお前は、私と大体千年しか違わないのに、なんだその体たらくは。そこまでして死にたいか?拘束服でも動けないくらいに縛り上げて、海底に棺桶と一緒に沈めてやった方がいいか?私もな、過去に好きでもない奴と心中することになったんだぞ。あの時は苦しかったな、死ねなかったんだから。肺に水が入ってきても気絶してもずっと生きていたからな。海底に沈んで、棺桶のままでいれば、ずっと死んでいられるかもしれないぞ?動けないのは大した問題ではないだろう?なれたもんだろうが。誰もお前のことなど覚えていないくらいに、時間がたてば、どうせお前も棺桶から何とかはいずりだして生きようとするんだろうが、ええ?だったらコードがいらないとか、死の果実がほしいとかのたまっているんじゃない。自分から手に入れることができない物なんだぞ?物は考えようだぞ?シスターからコードをもらった時は絶望もしたさ。だが永遠の命をこの世で得られたんたぞ?たった一人になったらそれこそ天下じゃないか。C.C.ならそれくらいの気概がなければC.C.などと名乗るんじゃない・・・ああ、私が名乗ったんだったか」

『・・・・・・・・・・・・』

「だがなぁ、お前もお前だぞ?いい加減にしないとお前がお前で無くなる。私と同じ道をたどる事になるじゃないか。それは良くない。ルルーシュを助けるのが今のお前の仕事だろう。一番初めはL.L.に色目を使いおって。拘束服で誘惑するつもりなら、自分で拘束されてからくればいいんだ。私たちに手伝ってもらって吊り上げられるのは拘束服を着ている者としてどうなんだ!?」

「C.C.?話題がずれてきてるよ?」

「ん?そうだったか?」

 

今、中華連邦に向かってグラシャ=ラボラスとダンタリオンで航行中なんだけど・・・

出る前にC.C.がC.C.に宣言した、口頭制裁説教・・・それが休みなく続いてるんだ

エリア11の陸地を見終わった辺りで、C.C.が話し始めたんだ

だけど、それが息継ぎがなければホントにずっとしゃべり続けてるんだよ

かれこれ40分近く続いてる その上モニターチャンネルも開いてるから、

C.C.とC.C.が顔を突き合わせて話してるんだけどダンタリオンに居るC.C.はもう顔が真っ青に

なりつつある 膝に座ってたけど、座られてるマオは全然平気な顔してる

もう、こっちになじみつつあるからかな なかなかすごいよ・・・

ただ、僕はちょっと危ないかも C.C.の罵声が後ろから聞こえてくるから、僕が叱られてる感じに聞こえてくるんだ まぁ、操縦に集中しなきゃいけないから聞かないようにはしてるんだけどね

 

「まぁ、今日はこの辺にしておいてやろう。仕事をその所為でできなかったと言われたらつまらんからな。また次の機会があったら永遠に近く語って・・・」

『ま、待ってくれ。よく、よく分かった。だから勘弁してくれないか?』

「ふん、まぁ次にふざけたことを言ったら飛んで説教してやるから覚悟しておけ」

「そろそろ、中華連邦領空に入るよ。マオ、準備はいい?」

「ステルスも問題なく機能してるよL.L.」

「了解。じゃあC.C.洛陽に行くよ」

「あ、ああ。すまない、交渉するためには大宦官に会わなければならないからな」

「了解~」

 

それから洛陽までは特に問題なく進んだと言えば進んだんだ

マオが一生懸命、C.C.を励ましていつもどおりのC.C.に戻そうとして

褒めて、褒めて、褒めちぎってようやく普段どおりに向こうのC.C.に戻った

よほどこっちのC.C.に説教されたのがきつかったんだね・・・同情はするよ?

 

「まぁ、少しの間はこちらに居る。連絡があるなら通信機でしろ」

「ああ、分かった。そちらこそ、警戒はしておけよ」

「ん?どういうこと」

「中華連邦は、汚職や横領が横行しているところだ、私なら知っているだろうが。

特に、若くきれいな娘は否応なく連れ去っていく役人もいる。L.L.、私を攫う可能性を危惧しておけ。私も、『私』も美しいからな」

「了解、警戒はしておくよ。ご忠告ありがとうC.C.」

「では、またな」

 

朱禁城近くでC.C.を降ろした僕たちは、二体のナイトメアを人が入らない林に座標を固定してステルスをかけた状態で置いて、洛陽のホテルを探した 見ていくところ端から端から宿屋だったけど

マオとC.C.は露店や商店を回って楽しそうだ 僕はこういうところ自体が初めてだから

そんなに楽しめないんだ ホテルは大丈夫だったんだけどね・・・・

 

「なぁ、マオ」

「なに?C.C.」

「こうして歩いていると、なつかしいな]

「そうだね・・・ちょっとだけ、思い出したくないけど、今じゃ大丈夫だもん」

「露店で何か買っていくの?C.C.」

「なんだ、リート。選んで私にプレゼントでもしてくれるのか?」

「あ、それいいね。僕にも何かプレゼントしてくれると嬉しいな」

「え、ええ?!C.C.はいつも通りだけど、マオまで?」

「こうまでしないと、何か買ってくれなさそうだしリート」

「まぁ、いいじゃないか。少しぐらいは上としての立場を示せ、リート」

「うう」

 

お金は気にするなってC.C.に念を押されたけどね・・・

つまりは、僕のセンスを二人して試してるんだ、二人とも意地が悪いなぁ・・・

楽しい時間を少しでも過ごしたいって言う気持ちの表れなのかも知れないけどね

なんだかんだで考えて、先にマオに買ってあげたのは銀糸の腕輪だ

ずっと手首につけてるのがベルトだって気になってたんだ

ずり落ちないようにするためだとは思うけどやっぱりそういうのよりかっこいいのがいい

何より、過去のマオと決別をしたいんだ 成長した今のマオとね

小さな変化は大きな変化に代わる そういう願いも込めて

 

「あ、ありがとうリート。こういうのもリートは選ぶんだね」

「意外だった?」

「ちょっとね、でも嬉しいよ。そういうリートも見れて良かった」

「おい、リート。私も選べ。マオより粗悪なものだったら・・・分かっているな?」

 

まぁ、C.C.のものは言われた時から決めてたんだ

買う数は多くなっちゃうんだけど・・・まぁ、仕方ないよね

そうでないとC.C.のご機嫌取るには難しそうなんだ

 

「分かってるって、さぁ行くよ」

「お、おい、そんなに引っ張るな。急ぎはしないから」

 

着いたのは服屋 そう、買おうと思ってたのはチャイナドレスなんだ

シニヨンもしっかりつけてもらいたかったから、ちょっと大きめの服屋になっちゃったけど

色はどれにしようか、正直すんごい悩んだ だって色とりどりのものがしっかりあるんだもん

C.C.ならどれでも似合うとは思ったけど、結局C.C.に渡して着替えてもらった

ちょっと耳が赤くなってたのは見えたから恥ずかしい事をさせちゃったかな・・・・・

 

チャイナドレスを選んだのはいいチョイスだと思った

だが、ホテルにはレンタルだがしっかりあったんだ

それをあえて選んだのにはきっと訳があるんだろう

おそらく、本当に私のものとして着てほしいからだ

渡された服は、黒にいろいろな刺繍が入ったチャイナドレスだった

見事な品だ、高値はつくだろうがリートに見せるためには買うしかあるまい

・・・・・せめて、この二人にだけ見られることを願おう・・・

 

「出来たぞ?い、今出る」

「う、うん」

 

僕たちは、C.C.の着替えた姿をカーテン前で待った

そこにどれだけきれいなC.C.が居るんだろうって想像しながら・・・ね

カーテンを開けたら・・・見慣れたC.C.はそこには居なかった

黒くて光沢のあるチャイナドレスにそれと同じ色のシニヨン

そして、ガーターベルトとソックスまでしっかりとしてた

僕とマオは、もうそこに立ち尽くすしかなかった・・・と思う

想像以上だったのは言うまでもないと思う

何て言うか、大人の色気がプンプンするみたいなそんな妖艶な感じ?

言葉で何を言ってるか分かってない けど、それくらいインパクトが強すぎた

C.C.がふだん着ている服に着替えて呼びかけたくらいで、僕たちは意識を取り戻した

 

「おい、大丈夫か?リート、マオ」

「う、うん・・・C.C.」

「今の僕たちには、ちょっと刺激が強かったみたいだよ・・・」

「ま、まぁ、またホテルで着てやる。楽しみにしていろ」

 

僕とマオはただうなずくしかできなかった

もう一回あれを見たら・・・鼻血とか出そうな気がしたから

そこから、僕たちは宿屋を探しながら歩いていた

荷物持ちは、なぜがマオが引き受けてくれて僕とC.C.は何も持たずに済んだ

 

「洛陽とはいえ、やはりいい宿は少ないな」

「向こうと違って、スイートは取れないだろうしね」

「まぁ、気長に探そう?茅葺小屋に泊まるわけじゃないんだしさ」

 

その時突然後ろから大きな声が聞こえてきた

複数はいるな、いったいなんの騒ぎだ?

 

「離しなさいっ!私を誰だと思っているのです!」

「へへへ、あんたがどこのどいつだろうと俺らには関係ねぇから」

「連邦政府に抗議しますよ!それでもよろしいのですか」

「おれらの上はそんな事気にしてねぇんだよ。そらっ、さっさと運んじまうぞ!!」

 

後ろの方から聞こえてきたのは、乱暴な声と女の子の声だった

中華連邦も結構治安が悪いんだね 気を付けておかないと・・・

 

「ん?『私』が言っていた攫いか?」

「そう、みたいだね・・・」

「どうする?助ける?」

「ただの娘ごとき興味はない。無視するぞ」

「!もし、そこのお三方!」

「見つかっちゃったみたいだけど?」

「私を助けては頂けませんか!むぐっ・・・」

「ぎゃあぎゃあうるせぇ!猿ぐつわしたな?よし、運ぶぞ!てめぇらもこの嬢ちゃんの事は気にするな。借金のかただからよ」

 

その際にはすでに縄で縛りあげてる音も少し聞こえてきた

中華連邦と拘束具は、確かそんな感じではなかったはずだ

こいつらは中華連邦政府の人間ではないことが確定したな

 

「ほう、それは失敬したな。だがその助けを求める娘を一目見させてもらえんか?」

「てめぇ、俺らの仕事に指図するってか?」

「いや、ただその娘の顔を見る・・だ・・け・・・・」

「むぐーーーーーっ!!」

「まさか・・・時間が歪んだからこんなことが・・・・」

 

 

 

 

――――――リート!マオ!その娘を捕らえている奴らを倒せ!!

 

 

 

――――――分かった!!

 

 

 

――――――でもどうして!?

 

 

 

――――――その娘は、キョウト六家当主 皇神楽耶だからだ!!!

 

 

 

 

 




見てくださった皆さんには本当に申し訳ないです・・・
試みが見事に大失敗・・・ご迷惑おかけしました



ご感想はマジでお待ちしています!!!


作者はたぶんがんばってますwww

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