コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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いやぁ、一日で書き終えるのはやっぱりしんどい・・・・

常日頃から体力無い人間って悲しいですよねぇ・・・・
いや、指の疲労度がはんぱないwwww


では、本編です。


第二十九話 NO CODE

『なるほど、こういう風にすれば相手のナイトメアを・・・』

『Yes, I can neutralize an opponent by it(はい、それによって相手を無力化できます)」

 

今僕たちがいるのは、マオがナイトメアの練習をした荒野

前回と違ってヴェパール自身がシャーリーを教えてる

どうも僕とC.C.は教えるのに向いてないみたいだ

マオのランドスピナーが出来なかったのは単に、僕たちの教え方が悪いって分かったし

それを教えてくれたのは、残念ながらヴェパールだったんだ

 

「シャーリー、どう?そっちの練習の具合は」

『あ、エイス君。順調だと思うよ。ヴェパールさんもしっかり教えてくれてるし、

それに万が一になったら自分がやってくれるんだって言ってくれたよ』

「そっか、それじゃあもう少し練習を続けてて」

『うん、分かった』

 

ヴェパールの自己AIを作った理由は僕にあると思ってる

シャーリーに人殺しとかさせたくないから、いわば疑似人格を作っちゃったんだ

それに、ナイトメアの戦闘で非殺傷なんてとても難しい

当然脱出コクピットはあるけど、それ以外ではコクピットごと破壊が普通だ

血みどろになって人が出てくるわけじゃないからある程度心配ないけど

シャーリーが万が一それを見たら、卒倒すると思う いやするだろうね

普通の移動に関してはシャーリーが担当して、戦闘の時には管制AIのヴェパールが受け持つ

いいコンビだと思うよ この二人

 

「なぁ、リ・・・」

『Creator of me, do not you combat training?(私の創造主、戦闘訓練はしないのですか?)』

 

ヴェパールがこっちに質問を投げかけてきた

本当にこの子は優秀だね 自分の思ったことをまるで人間みたいに聞いてくる

だけど、突然の質問だから追い付かないときがある 失望されたら困るんだけどね

 

「しないよ。シャーリーには実戦の方が良いと思う。君がオートでシャーリーに体感させて、

そこからなれさせて行った方が良いと思うよ」

『All right. Creator of I(承知しました、私の創造主』

 

ただ、このヴェパールと話している最中C.C.と会話しづらいから問題なんだけどね

画面に文字が表示されるんじゃなくて、音声合成で会話してくることを覚えたヴェパールは

何でか分からないけど、シャーリーに良く似た声を使ってくるんだ

だから、流ちょうな話し方でシャーリーが似てるから違和感が尋常じゃない

それに加えてC.C.が話そうとした矢先に話しかけてくることが多いから

C.C.のストレスがかなり上がってる 狙ってるんじゃないの?ヴェパール・・・

 

「な、なぁリート」

「な、なに?C.C.」

「今日早めに帰らないか?」

「どうして?」

「ほら、お前もヴェパールを作って疲れただろう?それにマオも比較的疲れている。

さらに言えば、明日シャーリーはアッシュフォード学園の授業がある。

そして、今から帰らなければ相当遅くなってしまう。そうしたらシャーリーも疲れるだろう?

明日の授業に差し障る。そうしたら私たちの正体がばれる可能性が出てくる

その上、ジョセフにも何かしらの小言をもらいそうだ。うんそうしよう。急いで帰るぞリート!」

「あ・・・・はい」

「よし、そうと決まったらマオとシャーリーに通信ポートを開け・・・急げ!!!」

「はい!!!」

 

もうこれ以上シャーリーに振り回されるのはごめんだ!!

その上、ヴェパールというナイトメアとAI

あの二人と言っていいのか?・・・まぁいい

いろんな意味で面倒臭い!!なによりシャーリーの音声合成を使うとは何だ!?

リートにあま~い囁きでもするつもりかヴェパールはっ!!

確かに、伝記にあるヴェパールは女の悪魔だが・・・なにもリートを誘う事は無いだろう!!!

だから、急いで帰りたいんだ!! シャーリーには悪いがな・・・フフフ

 

「マオ、シャーリー、開いてる?」

『開いてるよエイス』

『エイス君、こっちも問題ないよ』

「セレスからの提案で、今日はそろそろ終わりにしてトウキョウ租界に帰ろう?」

『え?』

『了解だよ、エイス』

「シャーリー?」

『え、あ、うん。分かった』

「それじゃあ、マオの家に戻って荷物を取って帰ろう」

『了解』

『わ、わかった』

 

それから、荒野を離れてマオの家に戻った

少しだけヴェパールが遅かったけど何だったんだろう?

僕とマオはそれほど荷物はなかったからすぐに玄関から外に出た

その時マオが話しかけてきてくれた

 

「リート、大変だね」

「マオ・・・分かってくれる?」

「まぁね、C.C.の事はリートと同じくらい分かってるつもりだよ」

「でも、なんでC.C.が怒ってたのかよく分からないんだ」

「リートはさ」

「うん」

「C.C.の恋人だろ?」

「うん」

「なら、それをシャーリーに言った方がいいんじゃないかな?」

「えっ・・・?」

「あ、ごめん。それが分かってないんならまだ言わなくていいよ」

「ギアスで何か分かった?」

「ううん、リートとC.C.は相変わらず聞こえない。でもシャーリーの声は聞こえるからね。

そこから考えることはできるよ」

「そっか・・・」

「ねぇ、リート」

「ん?」

「僕は、リートとC.C.に助けてもらったから今こうして一緒に居るよね」

「そうだね」

「改めてだけど、僕はC.C.がリートを好きで良かったと思ってるよ」

「でも、マオもC.C.は好きなんだろ?」

「もちろん。好きだよ。だけど、リートとライバル関係になるつもりはないよ。

C.C.を銃で撃ってここに連れてくるような真似をするつもりもない。

僕の勝手な願いだけど、リートとC.C.が幸せになってくれるなら僕はこの世界がどうなってもいいと本気で思ってるよ」

「マオ・・・」

「成長してるのはリートだけじゃないんだよ。それは覚えておいてね。過去に生きる人間の言葉は

大切にしておいた方がいいよ?」

「未来の人間だからね、その言葉はしっかり覚えておくよ、マオ」

「待たせたな、エイス、マオ」

「お待たせ、エイス君、マオ君」

「それほど待ってないから、問題ないよセレス」

「じゃあ、行こうか。シャーリーはヴェパールに乗って戻れるよね」

「あ、そっか。来る時と違ってヴェパールさんがいるんだっけ」

「すまんな、シャーリー」

「いえ、気にしてませんから」

 

それぞれの機体に乗って海を渡ってエリア11に戻った

その間は、ちょっとした雑談会みたいな感じだったかな

海の上は何にもなくて、シャーリーが持ってきてたルルーシュの写真が話題になったり

マオが僕とC.C.のなれ初めは?とかびっくりすることを言って来たり

その事でシャーリーが結構マオにかみついて、ダンタリオンとヴェパールがぶつかったり

それをそばから見守るグラシャ=ラボラスが居たり・・・

終始笑いが絶えなかった気がする

 

エリア11に戻った僕たちは、ヴェパールに格納庫の座標を教えて航行した

それぞれの機体がステルスになっているから、大勢の人がいない限り発見はされないしね

 

「ご苦労だったな、シャーリー」

『はい、セレスさん』

「ナイトメアの練習は週に一度だ。毎回部活なども休むわけにはいくまいがな」

『確かに、今回はちょっと無茶しましたね・・・』

「ヴェパールがいるからそれほど心配はしていないがな」

『Creator of me Please leave me(私にお任せください 私の造物主)』

「なるほど、エイスが創造主で、私が造物主か」

『そろそろ、日も暮れるよ。シャーリー、またよろしくね』

『うん、マオ君もありがとう』

「そうだ、シャーリー」

『はい?』

「お前には教えておいてやる。私たちの本当の名前をな」

「!?」

『!?』

『ほ、本当の名前・・・って言う事は、セレスさんとエイス君って偽名!?』

「ルルーシュにも教えていない。これはお前を信用しているからこそ伝える。

もし誰かに話そうものなら・・・分かっているな」

『・・・はい』

「別に聞かなくてもいいぞ?ただ、一歩の線引きが私たちの間に引かれるだけだ」

『・・・教えてください。絶対に誰にも教えませんから』

「・・・いいだろう。私の名は・・・」

「ちょっと待って。僕から先にいい?」

「・・・ああ、それくらいはいいだろう。言ってやれ」

「うん・・・・シャーリー、僕の名前は、リート・ルルース」

『えっ?ルルーシュ?』

「ううん、ルルース。リートでいいよ。シャーリー」

『う、うん。リート君』

「それでは、私の名だな。私はC.C.だ」

『えっ?それってイニシャル・・・』

「いや、私の名はC.C.だ。それは揺るぎはしない」

『え、あ、え・・・』

「今後私たちと会っているときはそう呼ぶといい。呼びたくなければ、その名で呼ばなくてもいい」

『C.C.さんはさすがにちょっと・・・今まで通りセレスさんでいいですか?』

「まぁ、いいだろう。今後も私たちの助けとなってくれよ。シャーリー」

『はい!!』

『So, I will continue to send a Shirley(では、私がシャーリーを送っていきます)』

「頼むぞ、ヴェパール」

『Yes My load』

 

ヴェパールは、シャーリーをアッシュフォードまで送っていくと言って飛んで行った

C.C.が自分で自分の名前を明かすのは初めてだ・・・つまり、相当の覚悟があったんだと思う

葛藤もあったし、苦悩もあったのかな?

 

グラシャ=ラボラスとダンタリオンを自動操縦モードで格納庫に戻して

僕たちは、グランド・デューク・ホテルに戻ってきた

お弁当の空の箱はマオが持ってたからボーイさんが持って行った

そのときもマオはありがとうって言った

2時間前も言ったけど、マオもやっぱり成長してるんだね

 

二日間だったけど、部屋はきれいになってた

埃なんて本当にない やっぱり嬉しいよね 綺麗なのってさ

部屋に帰ってくると早々にルルーシュから通信が来た

疲れてるのはそうだけど、協力者であることに変わりはないからね

僕は、C.C.とマオを近くに座らせてから通信の端末を取った

 

「はいはい、ルルーシュ?」

『エイスか?シャーリーが戻ってきたぞ。今までどこに行っていた?』

「シャーリーのナイトメアの練習」

『なに?!おい、シャーリーにナイトメアを操縦させるつもりか』

「彼女自らが望んだ結果だよ?彼女の覚悟を台無しにする気?」

『いや・・・それは・・・』

「まぁ、彼女は彼女の意志で君のために手伝おうとしてるんだから。その覚悟を笑ったら」

『笑うはずがない!!こんな・・・こんな俺のために』

「自責の念に駆られるのはしかたないけど、何か用事があったんじゃないの?」

『あ、ああ。以前紅月カレンと倉庫の件、覚えているか?』

「うん。確か、C.C.を中華連邦に連れて行くっていう話だったよね」

『覚えているのなら話は早い。準備がようやく整った。C.C.を連れて中華連邦まで行ってほしい』

「それはかまわないよ。倉庫の条件だったしね。いつ出発すればいい?」

『明日の早朝に頼む。そして、なるべく早く帰ってきてほしい』

「えっ?なんで?」

『いや、俺が言うのは癪なんだが・・・勘だ』

「了解、なるべく早くいくよ。シャーリーのフォローは任せたよ~」

『な、そ、そんなことを俺に頼むな!!』

「同じ生徒会なんでしょ?頼んだよ、ルルーシュ、じゃあね~」

『ちょ、お、エ』

 

そこで、僕は通信を切った

後ろではここ最近見てなかったC.C.とマオの笑顔が思いっきり花咲いていた

 

「マオ、お前、どうおもう!!!」

「最高でしょC.C.!!」

「一番最後の振り方は見事だぞリート!!」

「あははは・・・ども」

「じゃあ、僕はもう寝るよ?ダンタリオンの練習で少し疲れたからね」

「ああ、ゆっくり休めよマオ」

「お休み、マオ」

「お休み」

 

そこで私たちは、二人っきりになった

久しぶり正真正銘の二人っきりな気がする

 

「なぁ、リート」

「ん?」

「恋人として、一緒に風呂に入らないか」

「・・・はぇ!?」

「も、もちろん、い、今私もお前に素肌をさらすことはとてもではないができない・・・

だから・・・み、水着を着て入らないか?」

「え・・・そ、それいいの?」

「な、なにがだ・・・」

「なにって・・・C.C.の方が・・・」

「わ、わ、私はも、もんだいない!!!さ、早く水着に着替えてこい!入るぞ!!」

 

私は言っていることがしっちゃかめっちゃかだっていうことぐらい分かっている

どうしようもないだろう!リートに面と向かって話そうとすると、頭がカーッっとなって

何を考えているか混乱してしまって・・・・

洗面所に行って一足先に風呂に入った 勿論水着は来ている 私の髪の色と同じ緑色のビキニだ

本来なら、プールや海水浴場などで見せつけるべきなんだろうが・・・

私たちの本来の目的はそれではない以上、暇な時を見つけて見せつけるしかない・・・

 

神根島あたりで、やってもいいかとは思ったが、ブリタニアの勢力圏内、できるわけがない

アッシュフォードに入れば補導されるしな・・・あれは、ルルーシュが居たから出来た事だ

 

「C.C.?は、はいるよ?」

「ああ、はずかしがるんじゃないぞ?私も恥ずかしがりはしないからな」

「わ、わかった」

 

もう、その後の事はおぼろげだが覚えている程度だ

体を洗いあったり、湯船に背中を付き合わせて話し合ったり

最後に私がリートの背中に抱きついたりする程度で特に何もなかった

細かい事は覚えていないだけだ!!!

 

「リート」

「C.C.」

「寝るか」

「そうだね」

「抱き枕は」

「いる」

「そうか」

「うん」

 

 

――――――――久しぶりにぐっすり眠れた、リートのお蔭でな

 

 

 

――――――――久しぶりにぐっすり眠れた、C.C.のお蔭でね

 

 

 

 

 

 




はい、ごちそうさまですwwww

さて、予告しておりました、スペックデータですが・・・・

生産形態    全高
専用機     6.26m

全備重量
12.7t

推進機関
ランドスピナー
エナジーウイング 紅蓮聖天八極式仕様 

武装
無し

特殊装備
ブレイズルミナス改×4基
ステルスシステム
ファクトスフィア前2基 後2基
ゲフィオンディスターバー改 2基
ゲフィオンネット改
ゲフィオンショック 2対

戦闘能力という観点から言えば、ガニメデにも劣るほどの攻撃性能のなさ
それを補うほどの有り余るほどのナイトメア封じ ゲフィオンディスターバー
そして、ゲフィオンネットは、射出できるゲフィオンディスターバー改になっていて
滞空浮遊できる広域型のゲフィオンディスターバーと考えて頂ければ幸いです。
ゲフィオンショックは、スタントンファとほとんど形状がかわりませんが、
その実、ナイトメアに触れる距離にあたるとナイトメアの全機能を封じます
コクピットから出ることも、通信もできません デメリットはやはり近距離なのです・・・

全ナイトメア中最高硬度を誇るモルドレッド以上の装甲と、蜃気楼の絶対守護領域をはるかにしのぐブレイズルミナス改を搭載しています。

チート機体って言うしかないでしょう・・・はいwwww


感想などありましたらぜひともお願いしたいです^^
では、失礼します~

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