コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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グリムゼンです~

GM前だというのに体調を崩してしまって今回は短いです・・・
本当に申し訳ない・・・・

この時期は本当に体調にお気を付けください(自分が言えたことか!

では本編です。


第二十六話 Heart to Not of here

 

 

 

 

 

食事を食べ始めて少したってもシャーリーとC.C.は無言のままだった

何でかなって思ってみたけどよくよく考えてみれば簡単なことだったんだ

原因はほぼ間違いなくリートにある

リートとC.C.には内緒でギアスを使ってみた

あのゴミとクズよりかなり好印象だったし、何よりこういう気持ちを知りたいって思った

C.C.を好きになった僕の気持ちとシャーリーがリートを好きな気持ちが同じかどうか

結果は、違った

C.C.に僕が好きだと思ってた気持ちはシャーリーのとは全く別物

言葉としては全く同じなんだと思う

ただ、よくよく考えてみて、家族の愛と、恋人の愛は違うんじゃないかとおもえてきた

でも、リートもC.C.も僕のギアスは効かないから確かめようがないんだけどね

 

「なぁ、シャーリー」

「なんですか?セレスさん」

「・・・やらんぞ?」

「えっ、くださいよ~」

 

テーブルの上での攻防がいつの間にか始まってた

今二人が手に取ろうとしてるのはデザートのケーキ

リートがちょっと今日はやめとくって言って取らなかったんだ

別に殴り合いとかに発展しそうにないけどさ、この言葉の意味はそうじゃないんだ

シャーリーの中を覗いてみて分かった・・・誤解しないで・・・?

二人が言ってるやらん、くださいはリートの事を指してるんだ

ケーキがリートで取り合いっこしてるんだ、二人ともそれに気づいてる

気づいてないのは、リート本人だけ 食事は終わってテレビを見てる

ごちそうさまをしてから席を立つのが僕たちの決まりだからテーブルにはいるけど

いい感じの修羅場って奴だよね・・・リートは気にしてないみたいだけど・・・

 

「私の方が立場が上だ、貰い受けるのは当然だろう?」

「セレスさんも十分おきれいじゃないですか?だったら成長途中の私にくださいよ」

「甘いものは女であれば誰でも好きだろう?注文してやるから他のを食べろ」

「私はこれをもらいたいんです。そういうセレスさんも同じのを頼めばいいじゃないですか」

「そう考えたんだが、二つも同じものがあるとやはり嫌だろう?」

「・・・半分こでどうですか?」

「・・・7対3・・・いや、8対2なら許す」

「五分五分じゃダメなんですか?」

「ダメだ、それ以上の譲歩は私はしない」

「2かぁ・・・せ、せめて4はくださいよ~」

「なんなら1に減らしてやろうか?」

「う~・・・」

 

まぁ、これはシャーリーには不利なことだよね

リートは、セレスのお付きのエイスっていう人物

他者から見れば、愛人とか家族とか恋人とかっていう風に見れてくる

だけど、シャーリーはエイスにお父さんを助けてもらってかつルルーシュの紹介っていう立場

強気に出たいけど出れないのがやきもきさせるところだよね

 

「ねぇセレス、そろそろ出た方がいいんじゃない?」

「そうだよセレス~時間がもったいないよ~」

「あ、ああ、そうだな・・・そろそろ出るとするか」

「あ、あ、はい」

 

ようやくこのピリピリした空気から抜け出せる・・・

ギアスを使ってるわけじゃないけど、女の子特有の殺気っていう感じ?

それが、この二人からだだもれなんだ・・・

その後みんなでごちそうさまをして、フロントに行った

フロントのボーイが三人くらい集まってお弁当を持ってきた

有象無象の中では比較的良い人間だと思ってはいるけど、やっぱりリート達を利用しようと

してるんじゃないかって思う時が時々あるのは確かだ

こんな奴らに対してギアスを使いたくない 疲れるし何より、聞きたくない

ギアスがオフにできないときは本当につらかったとしか言えない

かつての僕は人の気持ちが知りたいがゆえにこのギアスを発現したって言ってた、C.C.が

今では、人の気持ちは本当に知りたいときにしか知りたくないって思ってきた

だけど、それは他の人からしてみれば人格が歪む原因にもなるって言ってたっけ

まぁ、今はこの力を制御できてるから問題はないって言ってくれたけどね

 

「すまないな、急な頼みばかり」

「お気になさらないでください。私どもはサービスの一環としてしただけでございますので」

「いつも世話になる」

「そのお言葉だけでも十分でございます、エイレイン様」

「あ、ありがとう」

「?!マオ!?」

「お初にお目にかかります。マオ様でよろしいでしょうか?」

「あ、うん」

「こちらこそいつもご利用いただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします」

「うん・・・」

「お弁当はマオ様にでよろしかったでしょうか?」

「うん!」

「頼むぞ、マオ。ではいってくる」

「いってらっしゃいませ、お帰りを心からお待ちしております」

 

私たちは驚きながらホテルを後にした

まさかマオがありがとうを他人に言うとは思わなかった

唯一シャーリーが置いてきぼりを喰らっているがそれはしかたない

マオの事を一切知らないのだからしかたない

まぁ、私達からすればとんでもない成長ということだ

あいつからしてみれば有象無象に礼をするなんて、かなりの覚悟が必要だったんだろう

大した奴だよ、お前も私たちも

 

そこから僕たちはグラシャ=ラボラス達を遠隔操作で人目のつかないところに呼んだ

シャーリーはナイトメアが飛ぶ!?ってびっくりしてたなぁ

で、今なんだけど・・・

 

「私がこいつと一緒に乗るのは今までずっとだ。だから私が乗るのは当然だろう?」

「だったら、そろそろ私に代わってください!初めてくらいいいじゃないですか!」

「なら、マオと一緒にダンタリオンに乗ればいいだろう?」

「航行時間って2時間くらいなんですよね。マオ君は悪くないですけど・・・」

「だったら、マオと一緒に乗れ!」

「エイス君の機体に乗りたいんです!!!」

 

って言って結構な平行線・・・

譲歩するしかないのかなぁ・・・

 

「あ、えっと、C・・・セレス」

「なんだ?エイス」

「ぼ、僕の膝の上に乗る?」

「「!?」」

「ど、どうか・・・」

「すばらしい!その方法があったかエイス。いいだろうシャーリー、後ろの座席に乗るといい」

「え、ちょっと、待っ・・・」

「後ろの席をくれてやったんだ?文句はあるまい?」

「・・・くっ、分かりました。今日は後ろで我慢します」

「・・・な?あ、決まってよかった・・・」

 

その場にマオはいなかった・・・いつのまにかダンタリオンに乗ってたらしい

うん・・・正解だと思う この場に居たら飛ぶ鳥が何羽落ちるだろう・・・

その後シャーリーがしぶしぶ後部座席に乗ったのは言わなくても分かると思う

で、前の座席に僕が座ったらすかさずC.C.が膝に座ってきた

うん、すんごくかわいい・・・・でも、後ろから矢のような視線がグサグサくるんだ・・・

飛んだ直後くらいは驚いて外を見てたけど、気が付いたみたいに視線が復活・・・

正面を向いてたからよく分からなかったけど、C.C.が後ろを振り向いてた気がする

・・・二時間、この空気に耐えていられるか心配だよ・・・・

 

 

 

―――――――――――後日、カモメが多数気絶した状態で浮いているのが発見された・・・・

 

 

 




次回はようやくオーストラリアに到着です・・・

すいません。これでげんかいですwww


ご感想など頂けるのでしたら嬉しいです~
ではでは・・・

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