コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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ついさっき書き終わったので予定より2時間遅れてしまいました。

ほんと申し訳ない!!!!
タグ変えるフラグが乱立中wwww(えええええええええええ

では、本文です。


第二十一話 Awakening of love Fetal movement of anger

「中華連邦?!C.C.なんでそこに行くの?」

「今後の布石だと言っただろう?ある程度の人間を味方に引き込みたい」

「誰を味方にするのさ」

「それは行ってのお楽しみだ」

「中華連邦か、久しぶりだな。C.C.時間があったらあの湖のあるところに行こうよ」

「時間があればな。さぁいったんマオの家に帰ろう」

「ねぇ、リート、ダンタリオンとグラシャ=ラボラスで家まで競争しない?」

「えっ?」

「勝った方が、今日が終わるまでC.C.を独り占めできる権利って言うのはどうかな?」

「なっ!おいマオ!」

「いいよ、マオ。ただし手加減はしないからね」

「リート!」

「じゃあ、用意ドン!」

 

比較的ゆっくりとダンタリオンに走っていくマオ

あれ?グラシャ=ラボラスの方に近づいてるからこっちの方が早いんだよ?

C.C.の手を引いてコクピットへ急いで入る

C.C.をせかしちゃったみたいでちょっと悪い気はしたけど・・・

 

全くこの二人ときたらこんな子供みたいな取り合いを・・・

だが、これっていわゆる女の取り合いと言えるんじゃないか?

しかし!私が景品として扱われるのは何かむず痒い!

確かに女として男たちに取り合いされるのは嬉しいと思えるんだが

何というか、この二人だからこそむず痒い!

 

 

結果的には、グラシャ=ラボラスのの勝ち

そりゃあ、エナジーウイング二翼のお蔭で二倍近く早いんだから負けることはないんだけど

あれ?その事をマオが知らないなんてことは無いはずだよね・・・

確かにダンタリオンも早いけど、グラシャ=ラボラスよりは遅いって分かってるはず・・・

そんな事分かっていてやってるの、マオ?

 

ああ、負けちゃった まぁ、目に見えてたけどね 僕が負けることは

手加減はしないよの一言が出てからちょっと勝てないとは思ってた

それ以上に、リートにはちょっとした恩返しをしたかったんだ

こういう事でもしないとC.C.はリートに自分からくっついて行かないし・・・

悔しいけど、C.C.はリートの事が好きみたいだ 僕の事も好きって言ってくれたけど

やっぱり、雰囲気って言うのかな?リートと話してるときは嬉しそうなんだ

僕もC.C.の事は好き 大好きだ ホントのホントに大好きだ!

でも、今日はリートにC.C.を貸してあげる なんか負け惜しみみたいだけど違う

ナイトメアフレーム・ダンタリオンの事もそう

未来から来たC.C.の事もそう

そんな僕を受け入れてくれたリートの事もそう

まだ、知り合ってからそんなに経ってないけど僕はリートに助けてもらった

だから、二人っきりにさせてあげるんだ お父さんとお母さんの代わりに・・・

 

 

「「「ごちそうさまでした」」

「じゃあ、早くかたずけちゃおうか」

「ああ、いいよリート。今日は僕が後かたずけやっておくから」

「えっ、でも」

「さっきの勝負忘れたわけじゃないでしょ?」

「全く、リートもマオも私を景品にするなんて何事だ」

「でも、お姫様っていう感じがしてC.C.にとっては良かったと思ったんだけど」

「良くない!私に相談もせず、さっさの勝負しおって」

「あ・・・ごめん、C.C.」

「あ、ああ。分かればいいんだマオ。今後は気を付けてくれよ?」

「分かった。でも、今日はC.C.リートと一緒に居てね?」

「おい、こら、待てマオ!押すな!歩ける!歩くから!」

 

マオの奴、リビングから私とリートを追い出した

さっきの勝負の事はそれほどマオを咎めたつもりはなかったんだがあそこまで落ち込まれると

すこしやりづらい だが、せっかくのマオの好意だ ありがたく使わせてもらうとしよう

 

「リート」

「ん?今日はごめんね」

「何を言ってる」

「マオと二人で勝手に決めちゃってさ」

「それほど気にしてはいない。それにいい機会だ。二人きりになれるのは」

「え?」

「分かっていなかったのか?マオが来てから、私達二人の時間は取れていなかったんだ」

「あ~、そういえばそうだったね」

「時間がたつのは早いものだが、特にマオが居るからという理由で私たちが・・・その・・・」

「?」

「だからな・・・少し・・・・・思い出話でもしないか?」

「C.C.らしくないね。どうしたの?」

「ま、まぁ良いだろう?」

「う、うん」

 

そこからC.C.は僕たちがであった時の事を話し始めた

教会の孤児だった僕がそれこそシスターとは言えないシスターから預かった事

C.C.がその村に買い物に行ったときにはそのシスターはいなかったみたい

神父に理由を尋ねたら、神の子羊を無断で手放すのは教義に反するとかなんとか

その事は神父には言わなかったんだって 僕を取り戻されるかもしれないと思って

でも、あのシスターの事も孤児たちも今では些細なことだって思えてくるのが不思議

マオみたいにC.C.に依存していないとはいえ、僕も家族だからね 

 

やっぱり、C.C.の事は好きなんだ・・・僕は

以前C.C.には家族というか、そんな感じで好きだよって言った

けど、今は少しずつ変わってきてる 本当に好きなんだ

でも、その事を言い出せない自分がいる ルルーシュの事が好きだから

この過去の時代に来たんじゃないかっていう怖さがあって・・・

聞いた瞬間、何かが壊れちゃいそうな気がするようなそんな感覚が・・・

 

「なぁ、リート」

「なに?C.C.」

「単刀直入で言う・・・お前は、私の事をどう思ってる?」

「えっ!?」

「なんだ、そんなに驚くようなことか?」

 

月明かりが窓から差し込んできて、C.C.は光輝いて見えた

今C.C.が着ているのは白のワンピースだったけど、それがどこかの国のお姫様に見えてきた

自分とは釣り合わない、こんなきれいな人を好きになっちゃいけないと思ってしまう

それに、家族だから・・・

 

「どうした?聞かせてくれ?お前の気持ちを」

「僕は・・・」

 

以前リートに同じ質問を投げかけた

あいつは、家族だから私の事を好きだと言った それは本心である事は疑わない

だが、私が望んでいるのは家族としての愛じゃないんだ

この時代に来たのは、ルルーシュが死ぬ運命、さだめ、未来を変えるために来た

ルルーシュには、未練などさらさらない むしろあいつはシャーリーと結ばれていればいい

最悪、ナナリーと結婚してしまえばいいんだあんな奴、皇帝になったんだから近親なんたらも

法律でさえ書き換えてしまえばよかったのに・・・

 

リートの事を、私は好きだ・・・

勿論、家族としてじゃない ひとりの女としてだ

私にそんな幸せを望んではいけないとシスターにコードを預けられたなら

例え、恩人だったとはいえ、生涯恨むと思う

私にだって、人並みの幸せは欲しい! リートが世界から解き放ってくれたからじゃない

私が望んでリートの手を取り、リートが引いて行ってくれたからだ

望むべくもない ただ、リートが好きなんだ・・・

 

「僕は・・・C.C.の事が好きだよ」

「そうか、だがあえてもう一つ言わせてもらう。それは家族としてか?それとも恋人か?」

「!!」

「答えろ!リート!!」

「・・・・・」

「答えてくれ・・・」

「・・・・・」

「なぁ、リート・・・」

「・・・・・僕は・・・」

「・・・」

「C.C.の事を・・・・・恋人として好き・・・・だよ・・・・」

「・・・・・そうか」

 

私は、リートの顔を見ず、リートを抱きしめた

この時代に来てからと言うもの、私は私の人生を生きている気がしてならない

コードの永劫の時の牢獄 その牢番がリート・・・いやその表現は正しくないな

同じ囚人として、一緒の独房にぶちこまれ、好きあった二人になれた

私も、奴隷でなくギアスも得ず、コードも持たなかったら、こんな人に会えたんだろうが

そんなことは知った事ではない 今この瞬間、この時こそ私の生きる理由になれた

嬉しいの一言でかたづける奴がいたら、そいつを連れてこい!

小一時間説教しても物足りない!ただ、嬉しいんじゃない!それ以上の歓喜と!

愛が!ここにはある! ギアスなどというまがい物の愛じゃない!

正真正銘の本当の愛だと思うのだ!・・・実感したことは無いから、これからだがな・・・

 

「ねぇ、C.C.」

「なんだ?リート」

「僕・・・ずっと言えなかった」

「何をだ?」

「C.C.の事が好きだってこと。嫌われちゃうんだって思ってて・・・」

「私も、同じ感じだったさ。恋愛に関してはお互い初めてだ」

「えっ?C.C.も恋愛は初めてなの?」

「今まで長い時を生きてきた。ギアスの力で愛されてはいたが、

恋をしたことはなかった。わがままな女だろう?私は」

「じゃあ、一緒にこれからも過ごしていこう?」

「ああ、これからも、宜しくなL.L.」

「うん、これからも、宜しくねC.C.」

 

そうして、私たちはお互い抱き合ったまま眠りについた

リートに抱かれ、髪を梳いてもらいながら・・・

 

 

 

 

「あらら・・・こういう時エリア11だと敵に塩を送りすぎたって言うんだっけ。

僕はバカなのかな?ううん、でもリートとC.C.は一緒になったほうがいいと思う。

でも、からかうくらいはしてもいいよね?昨日はお楽しみでしたねってさ!」

 

 

 

翌日、私たちは目を覚ましてリビングに居たマオにカップルを茶化す常套句を言われた

まさか、私がその言葉を言われるとは思ってもみなかったが

ちなみに、私たちはまるで動じていなかった、むしろお互いの顔を見て

顔を赤らめるくらい冷静であった事は言うまでもない事だろうと私は強く断言する!

 

 

朝食を食べ終わって、二つのナイトメアフレームはエリア11に帰ってきた

ただ、隠し場所が新しい建設地域に指定されていたからどうしようかって悩んでいたら

ルルーシュから連絡があった、ちょうど良かった

 

「はいはい~どうしたのルルーシュ?」

『ん?えらく上機嫌だなエイス。何かいいことでもあったのか?』

「あ?わかる?」

『お前のニヤケ顔が目に浮かぶぞ』

「えへへ。で、何か御用?」

『実は、紅月カレンがお前と戦いたいと言ってきてな』

「え?あの紅蓮のナイトメアのパイロットでしょ?」

『ああ、実はあのナリタの時のナイトメアの話になってな。俺の協力者だと言っても、

珍しくカレンが意地を張ってな。戦わせてくれとせがんでいるんだ』

「へぇ、それはまた剛毅なことだな」

『二人目の・・・』

「だが、こちらにも条件があるんだが?」

『良いだろう、聞こう』

「つい先日、ナイトメアの置いてあった場所が建設現場に指定された。

そこで、黒の騎士団にナイトメアを格納できる大型の倉庫を融通してもらいたい」

『倉庫?しかしあのナイトメアが入る倉庫は少ないぞ』

「であるなら、私たちはその申し出を受けん。それに中華連邦にもいく用事があるしな」

『中華連邦?あともう少ししたらC.C.が中華連邦に行く、ついでに連れて行ってくれるのなら、

その条件を飲もう。どうだ、悪い取引ではないだろう?」

「チッ、P――――坊やが調子に乗って・・・良いだろう。その条件受けてやる」

『ようやく、一泡吹かせることが出来た』

「だが、譲渡してくれる倉庫に監視カメラ、盗聴器、発信機、センサー、その他もろもろ。

仕掛けていた瞬間にお前たちと決別するからそのつもりでな」

『無論だ。それくらいしておかないとエイスに申し訳が立たんからな』

「そして、倉庫をこちらが勝手に売却しても文句を言うなよ」

『チッ、まぁそれくらいなら・・・』

「それに加えて、万が一お前たちの諜報員がその場所をリーク、もしくは報告した場合、

ルルーシュ・ランペルージはゼロである事をばらす。それを条件としてプラスだ!」

『お前は、どこまで人の足元を見る!』

「上機嫌だった私を不機嫌までさせたからだ、文句あるか!カレンとやらと戦ってやるんだ。

礼を言われることこそあれど、足元を見るなど暴言をもらういわれはないぞ?」

『ぐ・・・・・分かった、手配はしておく・・・』

「今すぐにだ!分かったか!」

『明日中に連絡する!そっちも準備していろよ!』

「無論だ!」

 

『C.C.リート。あんなので良かったの?』

「当然だ!せっかく幸せの気分に浸っていたのに、あいつに冷水をかけられて

幸せでいられる奴が居たらぜひとも見てみたい!」

「まぁ、こっちにとっても渡りに船だったし、それくらいは大目に見るとして。

ホテルの近くの駐車場にナイトメアを止めたら、ステルスモードで屋上までオートで飛ばす。

今は、それしかないからね。分かった?マオ?」

『うん、分かった。でも、リートも結構怒ってる?』

「ちょっとくらいはね」

「何は兎も角、今は中華連邦に行くのは後回しだ」

 

 

 

――――――怒りのはけ口に、カレンには犠牲になってもらわねばな!

 

――――――大丈夫かな、カレンっていう人・・・リート?

 

――――――うん!思いっきりやろう!C.C.!!

 

――――――・・・こういうのをバカップルっていうのかな?はぁ~ぁ・・・

 

 

 




はい、ごちそうさまでしたwwwwwww

ちなみに「ピー」的な事は致して居りません。

C.C.「おい、そういうのを衆目にさらすのは私は好かんぞ?」
グリム「え?いやぁでも望んでる人もいそうですし・・・」
C.C.「赤裸々にするのは私たちの中だけ十分だ!」
グリム「で、でもぉ」
C.C.「それ以前に私とリートはそんなことはしてないわ、ど阿呆!!」
グリム「ぎゃーーーーーーーーす」



か、感想などありましたらお願いします・・・
作者のモチベーションがあがりますのでwww


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