コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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オリジナルをかくのは本当に難しいww

だって、原作となんのつながりもないんだもんww(まぁ原作キャラはいるのだけど・・・

では、本編です。


第十九話 Modest moments Manifestation

 

「・・・えーと・・・機体構成は・・・マオはどちらかというと後方支援向きなんだけどなぁ。

でも、ギアスを使うとなると・・・待てよ、グラシャ=ラボラスに何か・・・」

 

今、僕はマオのナイトメアを作っている最中だ

ナイトメアを作ること自体は、正直言って初めてだからデータ入力だけって言っても難しい

まず、マオ自身のギアスも考慮しないとダメになってくる

蜃気楼をルルーシュが使ったとき、何か特別な細工をしていたって聞いてた

ギアスを鏡で乱反射させて直視せずに相手にギアスをかけるタイプの仕掛けを

だけど、マオはそれとは違う範囲型のギアスユーザーだ

ギアスの能力はC.C.から聞いている限りでは三つ

自己完結、他者干渉には直接型と範囲型がある

ナイトオブワン、ビスマルクが自己完結のギアス、そして僕も自己完結のギアスだ

他者干渉はほとんどが直接型、ルルーシュも皇帝シャルルのギアスもそう

むしろ範囲型の方がナイトメア戦には有利に働くと言ってもいいってC.C.が言ってたっけ

ロロっていうルルーシュの弟的な人は範囲型だったらしいけど

 

そこから言えば、マオは相手の思考を読むギアス

だから基本指揮官として後方に立っていればいいと思う部分があるんだけどそうじゃない

マオの範囲は明確だ【500m前後】 だから戦場の端に居て指揮官の思考を読めるはずがない

戦場の広さが500m以内に入ってくれるなら勿論だけど当然そんな偶然は起こらない

そしてもう一つが、マオは指揮官としては・・・正直に言って無理だと思う

ルルーシュにはチェスで勝てるかもしれないけど、戦場にはルールがない、当たり前だけど

だから、マオはそっちの方面では・・・指揮官とは言い難いんだ

 

そこで僕なりに考え付いた結論は・・・

 

      『敵本陣から攻撃する遠距離型隠密ナイトメア』

 

                           だった

 

 

考え方自体がすでにぶっ飛んでると自分でも思う

でも、そうでもしないと難しいって思う部分があるんだ

マオのギアスは集中力次第だから、最大500mは意外にきついはず

近距離であればある深い思考を読めるからいいと思う 

それに、普通の人からしてみれば自殺行為甚だしいと思う

でも、悪魔染みてないと僕たちの機体とは言えないからね

 

さて、ちょっとギアスの事を考えてみたからこれで良いと思う

なら、今度は武装になるなぁ・・・

遠距離型の武装って何があるだろう?

サザーランド・ジークのロングレンジリニアキャノンか・・・

大きいけどまぁ、大丈夫だよね フロートユニットもつけるつもりだし

ナイトメアステルスは当然装備しないと、ナイトメアで隠密型は存在しないからね

他には何がいいだろう? スラッシュハーケンは必須装備だし・・・

 

 

「お~いリート、夕食の時間だぞ」

「え、あ?」

「いったいいつだと思ってるんだ?もう夕食のいい時間帯だろう?」

「あ・・・」

 

グラシャ=ラボラスの時間を見たらC.C.の言うとおり良い時間だった

思っていた以上にナイトメアのデータについて考えていたみたいだ 

 

「うん!今いく!」

「ここで待っているから早くしろ、マオも待ちくたびれてるぞ」

「ごめん、ちょっとデータを考えるのに夢中になっちゃって」

「それもいいが体は壊すなよ。こいつを動かせるのは、お前と私だけなんだからな」

「分かってるよ」

 

ようやくナイトメアから降りてきたリート、罰として抱きついてやった

全く、こっちの心配している身にもなれ・・・あわててようが知った事か

お互い顔が真っ赤になっているだろうが辺りは真っ暗だから気にしていない

私はリートと腕を組んで家に入った 距離はそれほどないんだがな

 

家に入ってみたら、これまた普通の家って言う感じだった

でも、マオが頑張って建てた家だ、普通って言っちゃ怒られるかな

廊下を通ってリビングに居たら、三人分のお弁当を準備してたマオが待ってた

 

「遅いよリート、C.C.早く食べよう?」

「すまんなマオ、リートが降りてくるのに時間がかかってな」

「それくらい大目に見てよ。マオが落とされることなんて考えたくないんだからさ」

「ありがとう、リート」

「それじゃ、準備も整ったことだしいただくとするか」

 

「「「頂きます」」」

 

お弁当はすっごい美味しそうだった 僕が見たことのないくらいきれいだ

ホテルの時はリートとC.C.が選んでてくれたけど、あれもすごい美味しかったなぁ

リートにナイトメアを作ってもらってる間、僕はC.C.と一緒に勉強をしてた

勿論・・・文字の勉強をね、この前の勉強はなんでもエレメンタルスクールまでの

勉強だったんだって、算数とかはまた後で勉強するみたい・・・

難しかったけど、C.C.と一緒に勉強できたからいい、しかも僕の建てた家でできたし

こうして三人で食事をするのも慣れてきたと思う

昔はC.C.と二人っきりだったし、あんな美味しそうなのは食べなかったし・・・C.C.には悪いけど

でもリートも一緒に食べるようになってからご飯が楽しみになった

C.C.の話も勉強の話もいろいろできる 話し相手がいるのってこんなに嬉しいんだって思える

一人ぼっちだった僕は今はいない だから嬉しいんだC.C.とリートが居てくれるから

そんな感じで、お弁当も食べ終わった・・・

 

「「「ご馳走様でした」」」

 

「なぁ、リート」

「ん?なにC.C.」

「私に連絡を取れないか?」

「え?いきなりどうして?」

「あいつがマオの事をどう思っているか知りたくてな」

「・・・わかった、後でグラシャ=ラボラスまできて」

「了解だ」

「ねぇ、C.C.私に連絡ってどういう意味?」

「謎かけだ。マオ、それが解けたらいい子いい子してやるぞ?」

「ほんと!?よし、頑張って解くからねC.C.」

「楽しみにしているぞ?リート、行くぞ」

「うん、分かった」

 

 

「なんで、あんなこと言ったの?あれ分かりっこないよね」

「はぐらかすためにはああいうのが一番だ。それにもし答えにたどりついたとしても、

私には別の答えがあるからあいつに本当の事はわからん」

「別の答えって?」

「私には双子の妹がいる」

「・・・あながち間違いじゃないと言えないのがすごいね・・・」

「まぁな、さてデータ入力はしていていいから、あいつの連絡は繋いでくれ」

「了解~」

 

そうして、僕はルルーシュに回線を開いた

データ入力をしていないと明日の朝にナイトメアが出来ないからすぐに切り替えたけど

C.C.にデバイスを渡してからデータ入力に移った

 

『エイスか?どうしたこんな時間に』

「ルルーシュか?」

『もう一人の方か。何の用だ?』

「なんだ、エイスの方が良かったのか?ホモか?お前は』

『誰がホモだ!』

「まぁ、いい。要件を言うぞ。C.C.を出せ」

『あいつなら、今そこで寝転んでいるが』

「なら、早く叩き起こせ」

『ちっ・・・C.C.お前に電話だ・・・エイスの知り合いだ、お前も知っているんだろう。

知らないだと?おい、もう一人の、本当にC.C.と知り合いなのか?」

「いいから、そいつに出るように言え!でなければこのガキにお前の名前をバラすぞ!」

『なっ、うるさいぞ・・・おいっC.C.!腕をひねるな!ちょっと待った、渡すから待て!

・・・お前、私の名前を知っているのか?』

「やっと出たか、遅いぞ」

『私か・・・L.L.は元気にしているか?』

「第一声がそれか?あいつは渡さん」

『まだ、すべてはあきらめたつもりはないからな。それで何の件だ』

「ちっ、まぁいい。マオの件だ。ルルーシュから聞いているだろう」

『なに!?おい、どういう事だルルーシュ!マオの事を私は聞いていないぞ!』

「なんだと?」

『・・・・・マオは預かったか・・・後で覚えていろよルルーシュ。

今、それを聞いた。マオを預かったというのは本当か?』

「ああ、本当だ。今あいつと一緒にいる」

『あいつはゼロを・・・ルルーシュを狙ってきたはずだ。それでどうしてそちらにいる』

「少なくとも、予想は出来ていたんだ。未来から来たと言っただろう。私は過去にマオを殺している」

『なるほど、そう言う事か。納得はできた。だが、あいつは・・・』

「今ではかわいいものさ、退行してもいるがな・・・」

『そうか、あのマオがな・・・昔では考えきれん』

「それに加えて、ギアスもコントロールできるようになっている。成長したぞ?あいつはな」

『いろいろお前には世話になる。すまないが、マオの事はよろしく頼む』

「ふむ、頼まれよう。私も過去の罪滅ぼしだ。ついでルルーシュの仕置きは頼んだぞ」

『了解した。それじゃ、切るぞ』

「ああ、互いに壮健でな」

『ああ』

 

あいつは、ピザを食っているあたりか?確か、そろそろチーズ君が届いたころだろう

あの抱き心地は良かったな、黒の騎士団に入って以降も世話になったものだ

だが、今はチーズ君にはさよならを言おう

今は、リートが居るからな 将来の・・・おっと、これはまだ誰にも話せん

だが、また世話になる日が来るだろうな・・・

 

「終わったぞ、リート」

「お疲れ様C.C.こっちもようやく終わったよ・・・」

「疲れたか?リート」

「そうだね・・・早くベッドに入りたいよ・・・」

「もう、ナイトメアの生成は始まっているのか?」

「ううん。これを押して・・・完了だよ・・・」

 

流体のネビロスが動き始めた。

どういう状態になるかは朝になってみないと分からないらしい

そして朝には、グラシャ=ラボラスとは違う一体のナイトメアが立っているはずだ

その後私はリートに肩を貸して家に入っていった

どうやら結構疲れたようだ まぁ、今日は仕方ないだろう

ベットに倒れこんだリート・・・そのついでに私も巻き込まれた

離れようかとも思ったが、リートは抱きついて離れようとしなかった

マオにみられるのは苦ではないが、いらん誤解をされてもかなわない・・・仕方がない・・・

 

「マオ~!もう寝るぞ!明日も早いからな!」

「う~ん!分かった、今いくよ!」

 

こうであれば、マオも私とリートが寝ているのを不審に思うまい

・・・思っていた以上にリートはあったかいな

や、やはり・・・いいものだな、こういうのも

以前は抱き枕は少ししかされてなかったからな

つ、つ、つきあってるカップルというやつはこう言う事をするものなのか?

 

「お待たせC.C.リート・・・あ、リートもう寝てるんだ」

「そ、そうだな、作るので疲れたんだろうさ。お前は反対側に行け」

「分かった。お休みC.C.」

「ああ、お休みマオ」

 

そして、お休みリート・・・・

 

 

 

 

目が覚めてリートの顔を見ようと思ったがいなかった・・・

・・・新妻ってこういう感覚なんだろうか、寝顔が見たくなるというか、キ、キ・・・を 無理だ

まぁ、そんなことはさておきだ マオはまだ寝ている こいつの寝起きは本当に遅い

生活習慣のせいもあるだろう かつては昼間まで寝ていたこともあったからな

おそらくリートはグラシャ=ラボラスともう一体のナイトメアの所に居るんだろう

私は、コートを羽織って外に出た、この時期はここはまだ寒い

外はきれいな日差しが差し込んで見事な風景だった

マオもいいところに家を建てたものだ、もう一回くらいほめてやるか

そして、ナイトメアの周りにリートが居た

 

「おーい、リート」

「あ、おはようC.C.!もう起きたんだね」

「それはこっちのセリフだ。昨日の疲れはもういいのか?」

「まぁね、完成が気になっちゃって早めに起きちゃった。マオが乗れるように設定も済んである」「で、これがマオのナイトメアになるのか」

「うん、見た目はどう?」

「ふん、グラシャ=ラボラスとはまた違った異常さだな」

「さすがにネビロスは再現できなかったけど、十分だと思うよ」

 

私は初見で、蜃気楼に似た機体だと思った

全高は蜃気楼よりはあるだろう 腕はあれより太いはずだ

そして何よりおかしいと思えるのが・・・

 

「なぁ、リート」

「なに?」

「あの背中にあるのはなんだ?」

「エナジーウイング聖天八極式だけど?」

「そうじゃない、その両肩に乗っているキャノンの事だ」

「あれは、サザーランド・ジークにつけられていたロングレンジリニアキャノン

それにハーケンブースターを組み合わせて多角的に狙撃できる可変式リニアキャノンに・・・」

「あれが主兵装なのか?」

「まぁね、ハーケンブースターに加えてフロートユニットも組み込んでるからかなり不格好な

機体ではあるけどね。遠目から見れば、ロングレンジリニアキャノンが浮いて撃ってくるっていう

風に見えると思うよ。まぁ見せるつもりはないんだけどね」

「マオのギアスを使うためか」

「隠密能力は多分グラシャ=ラボラスより少し上だと思う敵本陣の上空に居てもバレないステルスを付けてあげたつもり、それに万が一のためにブレイズルミナスもつけておいたから撃墜の心配は

無いと思う、実験で近接戦闘用にスラッシュハーケンを改造したMVSハーケンもつけてみた。

データでうまくいくか分からなかったけど、よさそうだね」

「・・・しかし、グラシャ=ラボラスに劣るとはいえ、この機体もかなり異常だな」

「でも、いつも言ってるじゃない」

「そうだったな」

 

「「それが僕(私)達だから」」

 

「さて、マオに送る機体だ。名前を付けてもらわねばな、リート」

「そうだね、この機体は・・・」

「おーい、リート、C.C.おはよう!」

「お~おはようマオ」

「ああ、おはよう」

「リート・・・これが・・・僕のナイトメア?」

 

そこにあったのは一体の灰色のナイトメアフレームだったんだ

背中には、何か伸びてるレールみたいのがあるけどなんだろう?

肩にはなんかかなり大きいキャノンが二つついてる

ランドスピナーって言うんだっけ それもしっかりとついてる

説明をリートに頼んでみたら快く引き受けてくれた

まずあのレールみたいなのはエナジーウイングって言うらしい

ナイトメアが飛ぶなんて信じられなかったけどグラシャ=ラボラスも飛んでいたし

その機体が作ったナイトメアだから不思議はないと思った

次にどういう機体なのか聞いてみたけど、本陣に殴り込みをかけるナイトメアなんだって

どうやっても死んじゃうよって言ってみたけど心配いらなくなった

なんでもステルス機能がついてる上になんとかルミナスっていうシールド装置もあるみたい

それにあの肩の大きなキャノン 飛ぶんだって・・・しかも僕が操作できるんだってさ

その上僕のギアスの事も考えてくれたみたいだ 相手の考えを読めるのって有利だって言ってたし

だから、こういう機体にしたんだろうね 僕はこのナイトメアがとても気に入ったんだ

 

「うん、どうかな?」

「すっごいかっこいい!グラシャ=ラボラスも良いけど、こっちのナイトメアも良い!」

「そっか、気に入ってもらえてよかった」

「ねぇ、このナイトメアの名前は何?」

「そういえば聞きそびれていたな。教えてくれ、リート」

「うん、分かった。このナイトメアの名前は

               【ダンタリオン】

                  ソロモン72柱の悪魔の一つの名前

これが、マオのナイトメアの名前にあってると思うんだ。どうだろう?マオ」

「ダンタリオン・・・うん!リートとC.C.と一緒って言う感じがして良いと思う!」

 

C.C.は言ってた、グラシャ=ラボラスは異端で異常で度し難いって

度し難いって言う意味は分からなかったけど異端と異常は分かった

これを見てもそれがはっきりわかる これが『僕たちのナイトメア』なんだ

C.C.の口癖もリートの口癖も同じなのはそういう事だったんだ

これが僕たちなんだ・・・僕たちであるべきなんだ!

 

「そうか、喜んでくれているようだぞ?リート」

「ふふっ、作ったかいがあったね」

「さぁ、そろそろ家に戻るか、朝食にしよう」

「うん!あ、僕準備してくるね」

「頼んだぞマオ」

「うん!分かった!」

「これでまた大変な事になるな」

「今度は、ナイトメアの操縦練習が待ってるからね」

 

 

 

 

 

―――――マオには頑張ってもらわねばな しっかり教え込んでやらなければ

 

―――――でもその前に、ご飯を食べてからだね 行こう、C.C.

 

 

 

 

 

 




ダンタリオンの名前の参考を頂いた愛及屋烏さん、春夏秋冬さん 
この場ではありますがお礼申し上げます 本当にありがとうございます^^


ちなみにダンタリオンをデータ化しますと・・・・

生産形態    全高
専用機     5.00m

全備重量
11.6t

推進機関
ランドスピナー
エナジーウイング 紅蓮聖天八極式仕様 

武装
サザーランド・ジーク仕様 ロングレンジリニアキャノン+フロートハーケン
MVSハーケン4基
アサルトライフル等の標準武器

特殊装備
ブレイズルミナス
ステルスシステム改

ステルスを強化している関係で防御能力がすこし犠牲になっていますが
人間、モニター、ナイトメア、ジャミングにも引っかからず、
プラスして通信ネットワークについてはグラシャ=ラボラス以上の正確さです。

またしてもチート機体かも・・・とお思いでしょうがこれがマオの機体です。


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作者のモチベーションがあがりますww

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