コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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三日に一話 ペースはこんな感じで頑張っていきます~

つい最近、DVDのゼロレクイエムを知った人間でございますwww


では、本編です。


第十七話 Illusion that appears Reality that broken

 

 

ここは・・・僕は、なんでここに・・・

そうだ!C.C.!僕はC.C.に会って・・・

 

でも、C.C.が僕に嘘をついた

こんなこと今までなかったのに・・・

 

 

あれ、光が見える

あれは・・・C.C.と僕!?

いや、違う あれはもっとずっと小っちゃかった時の・・・

 

C.C.に抱かれてる、いいな

今のC.C.は僕に冷たいよ あのガラクタと一緒になって

あの頃は、周りの人間がウザかった

自分勝手なことばっかり言って、人が聞いてるのも知らないで愚痴ばっかり

こっちが聞いてるのにいい加減にしろって言っても何言ってんだこいつっていう顔

C.C.は本当に静かだった 僕のC.C.・・・

 

湖に二人でいる、今すぐそこを僕と変わってほしい

今見たらC.C.をもっときれいに書ける

もっともっと、最高に

 

そうだったね、僕は、ずっとボロの家にいた

C.C.もそこで良いって言ってくれたから一緒に寝れた

C.C.の温かさがまだ・・・ちょっとだけ覚えてる

 

あれは・・・家に帰った時の僕だ

C.C.にヘッドホンを買ってもらった時の

何に使うんだ?って聞かれたけど内緒って答えたんだっけ

あれさえあれば、ガラクタの声が聞こえなくて済む

僕にとっては本当に大切なもの 便利なものを作ったガラクタには感謝だね

 

数年後、C.C.は僕を置いてどっかに行っちゃった

町にも、村にも、ガラクタしかいなかった

ボロ屋に帰って気が付いた C.C.の声は聞こえない

だから、C.C.を探そうにもガラクタが邪魔になるんだ

どうしようもなかったんだ・・・

 

そして、今、ゼロっていう黒い仮面の奴がテレビに出てるのを見た

確信したよ、絶対にギアスを使ってるって

ギアスを使ってる人間は大体それが分かる

異常だから、異端だから、異解だから

 

 

そうして、僕はエリア11に来たんだ

 

最初に会ったのは・・・・・・・あれ?

どこだここ・・・ 僕はこんなところに来たことはない・・・

会ってるのは、シャーリー・フェネット?

あの女とは、僕は一言も話してない!

じゃあ、あれはなんだ!あのマオは僕じゃない!

 

ロープウェー?待てよ、僕はエリア11に来てから一度も乗ってない!

チェス? なんで僕がチェスなんか

相手は、誰だ・・・ギアス! って事は、こいつがゼロ!?

C.C.もあのガラクタもいない どうなってるんだよ!

・・・はぁ、C.C.君のそういう格好も素敵だよ

でも、あんなC.C.の格好見たことない、あれも僕の知ってるC.C.じゃない

 

今度は、遊園地?

C.C.が来てくれた!あれ?今の僕の感情はなんで?

あ、C.C.が僕に銃口を・・・でも、撃たなかった

僕の事が好きだから・・・

え、ちょっと待てよ、おい、なんで、なんでC.C.を撃ってるんだよ!!

痛がってるじゃないか!何やってるんだよ!

こんぱくと、チェーンソーでか!・・・ふざけるな!C.C.をバラバラにするなんて・・・

あの僕は、僕じゃない!C.C.が大好きならそんな事はしない!

 

画面に、あいつが・・・

僕と話してるのか?声が聞こえないのは痛いなぁ

怒って、画面を切り付け始めた・・・えっ、あいつ僕に何を言ったんだ?

周りに、ナイトポリスが集まり始めた

狙いは、あの僕か・・・・・撃たれた・・・撃たれて当然だ、C.C.をあんなにして

僕だったら、絶対に許さない!

 

あれ?なんで自分に怒ってるんだろう?

 

今度はどこだ?

学校?あの紋章はシャーリーとかいう女のネクタイにもついてた

ってことは、ゼロはあの学校の生徒の誰か?

栗毛の女の子だ あの子、椅子ごと縛り付けて動かしてる?

・・・歩けない上に目も見えないのかあの子

僕だったらどうだろう、C.C.がそばにいてくれるなら心強い

でも、一人だったら? ガラクタの声を聴きながら生きれる?

無理だ、絶対に・・・拷問以上の苦痛だ

 

地下に向かって行った 暗いな よく見えない

・・・爆弾? よくあんなボロボロの体であんなことができるよ

電話をかけてる? ってことは、あいつ、あの栗毛の女の子を人質として

なんだよ、僕がやっているのかあれ? どうなってるんだよ!

 

C.C.! 僕に何を見せたいの!

僕は、僕は、君に何をしたの! 僕は君と一緒に居たいだけなのに!

なんで! なんでなの!

 

ロープウェーでチェスをしたあいつがやってきた

チェスで、また勝負しようと・・・あれが装置?なのかな?

しかも僕のギアスを使ってるから戦略が読めてしまう

やる事が丸わかりだ、これだと、どうあがいてもあいつは勝てない

・・・・・チェックだ、あいつが叫んでるのが分かる、爆弾の装置で間違いなさそうだ

あの栗毛の女の子は死んじゃったのか・・・・・あれ?死んでない!

・・・良かった・・・あれ、なんで良かったなんて・・・

それに、窓をぶち破ってきたこいつは誰!?

しかも、銃弾を全部避けて・・・人間じゃない、こいつもギアスを!?

違うと思う、少なくともこんな奴じゃあギアスは使えない

それより、C.C.が契約しないと思う なんとなくだけど

 

こいつの勝ち誇った笑顔がむかつく

でも、栗毛の子が死ななくてよかったとも思ってる

あっ、僕が逃げる! もう一人の、何やってるんだよ!

その先にはC.C.がいた スーツのC.C.もやっぱり素敵だ

えっ・・・僕を殺した? C.C.が・・・

嘘じゃない・・・でも、僕は生きてる・・・

 

うああああああああああああああああああああああ

何で、どうして、訳が分からない!

悪いのは、僕なの!?C.C.なの!?

僕は悪い事は、してない!僕はC.C.に会いに来ただけだ

僕は悪い事を、した!? C.C.にも栗毛の子にもあいつにも、もう一人にも・・・

ぁぁぁぁあああああああああああああああああああ

 

 

 

 

意識を失ってたのかどうかは分からない

ずっと失ってたのかもしれない

今も失ってるのかもしれない

 

 

 

 

いつの時代か、分かりようがない

何でナイトメアが飛んでるのかも分からない

でもこれだけは言える

あいつは、ゼロに殺されたんだ

でも、あいつがゼロなんだと思う

 

目の前で見たわけじゃない

目の前で殺されたわけじゃない

でも、あのゼロは銃弾を全部避けた

だから、もう一人のがゼロになりきってあいつを殺した

 

その先は、ここは真っ白だった

C.C.は僕に何を見せたかったんだ

でも、ここがあったかくなっていった

きっと、これからも見せたいんだろうね

 

「・・・リート、リート・ルルース」

 

 

あのガラクタ・・・リートって言うのか

じゃあ、エイス・トゥバリエって言うのは偽名か・・・

 

「ううん、だけど、みんなぼくがきらいなんだ。おしゃべりできないんだ」

 

 

僕と似てる・・・でも全く違う悩みだ

じゃあ、お前『なんで僕と同じギアスじゃないんだ』

 

 

「まえまではよかったのに」

 

 

そういう事か・・・僕よりも小さかったのに、僕以上の苦痛を・・・・

僕は、孤児だった こいつは、親を亡くした

僕は、一人だった こいつは、友達を失った

僕は、C.C.がいた こいつは、C.C.が居なかった

 

 

 

・・・C.C. なんでこれを見せたのかが少し分かった気がする

 

こいつに、リートに入れ込む理由も分かった

こいつは、自分で生きてる 僕は、自分じゃなくC.C.で生きてた

C.C.に頼りすぎてたんだと思う

 

 

光が消えた 目の前が真っ暗になった

C.C.に何て言おう C.C.になんて話そう

C.C.は許してくれるかな? C.C.は怒っちゃうのかな?

でも、まずは起きよう そうじゃないとC.C.と話せない

 

 

「う、ううん」

「ん?起きたか・・・」

「C.C.・・・ここは・・・?」

「スイートの客室だ、椅子では寝づらいだろうと思ってな」

「ぼくは・・・はっ!?」

「どうした、マオ」

「C.C.一つ聞かせて!」

「お前の第一声がそれか、まぁ、いい。何だ」

「僕は、C.C.を撃ったの?」

「・・・・・そうだと言えるし、そうでないとも言える」

「ど、どういうこと?」

「所詮可能性さ、だがお前が信じているなら、話してやろう」

「・・・」

「私が未来から来たという話はお前にした、お前はついさっき否定したがな。

私にとっての過去は、お前が見たであろうイメージだ。お前に銃で撃たれたし、

チェーンソーでバラバラにされそうになったしな。それは現実にあった事だ。

だが、それ自体が無くなった。マオは今ここにいるし、銃も持っていない。

所詮は可能性に過ぎない事だ。もし私に会っていなければ、お前は私に会い

同じことをしただろう。きっと、間違いなくな」

「僕・・・C.C.を撃つなんて、そんな・・・」

「お前をゆがませたのは、過去の私であり、現在の私だ。それは本当にすまないと思っている」

「じゃあ、僕は殺されたの!?生きてるの!?」

「お前は生きているさ。だが、過去のお前は私が殺した。あのイメージは間違いなく現実のものだ」

「栗毛の女の子は・・・無事なの?」

「栗毛?ああ、ナナリーの事か・・・お前は会っていないから問題はない。過去のお前は会った」

「そっか・・・そうなんだ・・・」

「・・・マオ」

「なに?C.C.」

 

 

 

 

「・・・・・済まなかった」

 

 

 

 

「えっ?」

「お前の事を捨てたのは、私の罪だ。お前を見捨てたのは、私の咎だ。

だが、あの時の私は死にたかったんだ。お前が自らを閉じてしまったから、お前を捨ててしまった。

その為だけに、お前を利用したのは間違いない。幼いお前にギアスを渡したのもすまないと思って・・・」

「ちょ、ちょっと待ってよC.C.・・・」

「いる。お前を孤独にしたのは私が、未熟だったせいだ。

あの時、お前を殺さずに済ませることも出来た筈だ、だが私は、お前を殺してしまったんだ・・・」

「待ってってば!C.C.僕は・・・」

「だから、お前に許してくれとは言わない。だから、お前のギアスを・・・」

「待って!!!!!」

「!?」

「僕の話も聞いてよ!自分の事を話してくれるのも嬉しいけど、僕の話も聞いて!」

「・・・ああ」

「中華連邦にいたとき、僕は本当に幸せだったよ。C.C.と一緒に居れたから。

心の声が聞こえてくるのは本当に苦痛だった。でも、C.C.が居たから大丈夫だった。

僕の事を利用したのは許してあげる。僕はC.C.の事が大好きだから。大好きだから!」

「マオ・・・」

「あのイメージでC.C.が何を僕に伝えたいのかは少しだけ分かったよ。

僕は、あいつ・・・リートとは、違う。僕は少しあの場所に居て大人になれたよ?

ずっとC.C.と一緒に居たけど、依存っていうのであってるのかな?

多分、C.C.に頼りすぎてたのかもしれない。ううん、きっとそうだと思う」

「マオ・・・お前」

「だから・・・・・

 

         僕も、ごめんなさい

 

                       C.C.」

 

「そうか・・・お前もあの時とは違うのか」

「えっ?」

「マオ、お前は生まれて初めて人に謝ったな。私が知っているところでは」

「・・・そう・・・かな」

「変わっていないのは取り消しておこう」

「でも、変われたのはC.C.のお蔭だよ」

「私の?」

「僕にイメージを見せてくれたじゃない。あれがあったから、僕は変われた気がする」

「ふっ、存外私の過去も捨てたものではなかったという事か」

「C.C.あいつは?リートはどこに行ったの?僕・・・あいつにも」

「リートは、今ルルーシュを迎えに行っている」

「ルルーシュ?」

「ゼロだ、そしてお前が気になっている栗毛の女の子の兄でもある」

「えっ!?」

「イメージは大体で見せたからな、私は正確にどんなものを見ているのかは知らん。

どういうところまで見た?」

「きれいな白い服を着て、それで、ゼロに刺されたところまで・・・

リートとの出会いのところも見たよ」

「・・・そうか」

「ねぇ、C.C.」

「ん?」

「さっきから、ガラクタの声が聞こえないんだけど・・・ここってそんなに人居ないの?」

「なに?・・・おい、ちょっとマオ、目を見せてみろ!」

「え、ちょっと、まっ・・・いだだだだだだいだいだい、むぃありあけないでぇ!」

「んっ・・・ああ、すまない、だが予想通りだったな」

「ああ~痛かった・・・突然すぎるよ~C.C. で、何か分かったの?」

「お前のギアスが完全にコントロールされているのが分かった。

コードからも、お前は今自分の意志でギアスをオフにしている」

「オフ?って言う事は、ほかの奴らの声が聞こえなくて済むってこと!?」

「まぁ、そうなるな。何が原因かは大方察しはつく」

「えっ、どういうこと?」

「お前は、今まで謝ってこなかっただろう。自分の世界に入って出てこようとしてこなかった。

だが、今回お前は自分の意志で外に出てきた。自分で心の扉を開いたんだ。

お前にとっては、これ以上ないくらい難しい条件だったんだろう」

「そうか・・・そうだったんだ・・・」

「もうじきリートも帰ってくる。

腹も空いているんだろう。お前は先にリビングに行って軽く食べているといい」

「C.C.と一緒に・・・」

「少し用事が出来たんでな、先に行っててくれ」

「うん、分かった。また後でねC.C.」

 

 

そう言ってマオは、それこそもう会えないんじゃないかという感じの手の振り方で

部屋を出て行った あそこまでブンブン振ったら腕がとれるぞ?

だが、これでマオの憑き物が落ちた これからが大変なのは勉強だな・・・

あいつに人並みの常識と知識を与えてやらないと、これから先が大変だ・・・

さて、リートに連絡するか・・・

 

 

 

『はいはい、聞こえてるよ~』

「C.C.だ、ルルーシュはいるか?」

『うん、今グラシャ=ラボラスの掌の上だけど?』

「すまないが繋いでくれないか?」

『通信チャンネルを、オープンにしてと・・・ゼロ、相方から~」

『ん?エイス、相方って』

「久しぶりだな」

『もう一人のか・・・エイスから話はだいたい聞いた、シャーリーの件は礼を言う』

「薄ら笑いを浮かべたガキに言われたくはないな」

『もう安い挑発には乗らんぞ』

「なんだ、つまらん。だがまぁいい。お前に伝言役になってもらう」

『なに?誰にだ?お前が知っている人物なのか?』

「まぁな、C.C.に伝言を頼みたい」

『?まぁ、借りもあるからな。いいだろう。何と伝えれば良い?」

「お前の懸念事項、マオはこちらが預かるとな」

『お前の懸念事項、マオはこちらが預かるか、分かった伝えよう。

だがこちらからもお前に質問していいか?』

「まぁ、いいだろう。何が聞きたい?」

『マオとはなんだ?』

「お前の天敵になりえた兵器だな」

『なんだと!?』

『あれ?って言う事は、もう起きたの?』

「ああ、話もした。大分落ち着いたぞ」

『そっか、それはよかった』

『兵器というから、何かと思ったら人間か!』

「安い挑発には乗らないんじゃなかったのかな?」

『ぐっ・・・』

『まぁまぁ、じゃあゼロを置いたら戻るから、もう少し待っててね~』

「ああ、早めに帰ってこい。そんなガキ、そこから振り落としてもいいからな」

『おい、エイス。こんな高度で俺を落としたりしないよな』

『楽しいスカイダイビングとか良くない?』

『良くない!!』

「切るぞー」

『オーバ~』

 

 

あいつもなかなか遊んでいるな、だがルルーシュと遊べるのは通信くらいだからな

今の私があいつに会えば、どうなるだろうか 感動か何かで面と向かって話せるかな

まぁ、いいさ どうせ会う機会は世界がつくるだろうさ

 

 

 

―――――――――これからは二人の教育か、シャーリーとマオの二人 なかなか骨が折れそうだ

 

 

 

 




マオのキャラじゃあね~かもしれんwww

そしていじられ役のルルーシュ君お疲れ様ですww


ご感想などありましたら宜しくお願いします^^

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