コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

18 / 68
少しの間を空けましてすいません・・・

少し、更新スピードを遅くしようかと思います
序盤飛ばしすぎたランナーじゃないんだからwww


では、数日振りの本編です


第十四話 Exposure Worth to believe it?

 

 

 

(シャーリー)は、ルルにエイス君に会わせてほしいと無茶を言ったの

お父さんがね、ナリタで死ぬかもしれないって聞いたときは本当に怖かった

何て言うのかな、どうしようもないくらいの怖い感覚・・・って言うのを感じたの

エイス君が来てくれてなかったら、きっと・・・

でも、お父さんは生きていてくれた、ナリタには居たらしいんだけど

お父さんが生きてると分かった時、放課後に急いで会いに行った

怪我とかしてないか、もしかして病気とか!

そう思うと居ても立っても居られなかった

家について、最初に目に入ってきたのはお父さんとお母さんが抱き合っていたところ

私は、お父さんが気が付く前に抱きついた その後びっくりしてたけど

家族三人で喜んだ 久しぶりにご飯でもとか、映画とかコンサートとかの話になった

寮に帰るのは遅くなるけど、届けは出してきたから心配なかったし

久しぶりに、お父さんとお母さんと話したかった

 

レストランに入って、食事が少し進んだ時に、お父さんは突然こう言ってきたの

「エイスという少年を知っているかい?」って びっくりというよりは呆然とした 

エイス君はつい最近あったばかりでお父さんと会ったこともないはず

ジョセフって聞いてくるあたり、きっと名前も確実じゃなかったはずなのに

どうしてお父さんがその事を知ってるんだろう

そう思ってなんでエイス君の事を知っているか聞いてみた

 

 

 

「彼は、私を救ってくれたんだ」

「えっ?」

「詳しくは言えない、彼に口止めされているからね。ただ、私はあのままなら

間違いなく、土石流に巻き込まれて死んでいたよ」

「え、エイス君の言ってた占いも、土で殺されるって言ってた」

「殺される?」

「う、うん。黒の騎士団にって」

「でも、私は殺されなかったし、死ななかった。今は、それでいい」

 

 

 

黒の騎士団に罪はない そう言ってるように聞こえた私はおかしいのかな

エイス君の占いを信じすぎるのもいけないとも言ってた

でも、悔しがってる姿を見てたら、その占いが絶対当たるんだろうなとも思えた

事実、間違いなく死んでいたなんて、お父さんが言うんだ きっとそうなんだと思う

 

 

「ところで、シャーリー」

「なに、お父さん?」

「彼がシャーリーにお詫びをしてあげてと言われてな、これを渡しておくよ」

「これは?」

 

 

渡されたのはきれいな封筒だった

 

 

「ブリタニア帝国シンフォニーオーケストラ、エリア11のチケットだよ」

「えっ!こ、これって・・・ええっ!?」

「せめてものお詫びだ、こういう事しかできなくてごめん。好きな人とでも行くといい」

 

 

くれたチケットはかなり高いはず ご機嫌取りとはいえかなりプラスされてる気がする

でも、そのくらい心配させたことを思ってくれてるんだ

 

 

「ありがとう!お父さん!!」

「ところで、シャーリー。一つだけ頼みがあるんだ」

「なに?今、すっごいうれしいから何でも聞いちゃうよ」

 

 

 

 

 

「彼に、エイス君に会わせてもらえないだろうか」

 

 

 

 

それが、お父さんに頼まれたこと ルルにもそう伝えた

無茶だと思った、彼はブリタニアに帰っているはず

ルルでも、それがどうかわからないとは言われたけど

お父さんは、どうしても会いたいらしかった

私も、お礼を言いたい お父さんを助けてくれたから

 

 

 

 

学校が休みの今日、ルルが電話をかけてきた

 

 

 

「お、おはよう、ルル~」

「あっ、すまない。まだ寝ていたかい?」

「うん、ちょっとだけ」

「後でかけなおそうか?」

「ううん、なに?」

「エイスが会えるそうだ」

「・・・えっ?ごめんもう一度言って」

「エイス・トゥバリエが会えるって言ってきてるんだ」

「う、嘘!」

「嘘じゃない、しっかり確認を取った」

「え、どこで!?いつ!?」

「落ち着いてくれシャーリー。メモは取れるか?」

「ちょ、ちょっとま・・うわあっ!」

 

 

あわてたせいで、シーツに足を取られて転んじゃった

お尻が痛いけど、今はそれどころじゃない

 

 

 

「だ、大丈夫か?」

「う・・うん。め、メモ準備できたよ」

「グランド・デューク・ホテルの14階のレストランシャイン・ブレイセアに

今日の13時に来てほしいらしい」

「えっ!?そ、そんな豪華なところに!?」

「こっちもよく分からない、少なくとも今はトウキョウ租界には居るらしいが」

「でも、その時間しか空いてないってことだよね」

「おそらくな、もう一回言った方が?」

「ううん、大丈夫。急いでお父さんに連絡しないと。じゃあね!ルル!」

「あ、ああ」

 

 

 

その後、大急ぎでお父さんに連絡をした

お父さんもお仕事はお休みになっていた

なんでも、休暇をすこしもらえたから家でゆっくりしているんだって

そのおかげで、今日エイス君に会うことができる

それには、感謝しないとね

 

 

二人でブリタニアレールに乗ってグランド・デューク・ホテルまで来れた

ここって、一般市民だと手が届かないくらい値段が高いんだ

そんなところのレストランで会うなんて、エイス君って実はすごい人なのかな

エントランスで右往左往してると、ボーイさんらしき人が来た

 

 

「何か、お困りでしょうか?」

「え、あ、あの、その」

「シャイン・ブレイセアで、待ち合わせをしているのですが・・・」

「大変失礼でございますが、フェネット様でよろしいでしょうか?」

「は、はい。そうですが・・・」

「大変失礼をいたしました・・・エイレイン様からご案内するよう仰せつかっております」

 

 

エイレイン? エイス君の姓名ってトゥバリエだったよね

 

「あの、すいません」

「はい、なんでございましょうか?」

「エイレインっていう人は、どういう方なんですか?」

「当ホテルの最上階のスイートに長期滞在なされているお客様です」

 

 

 

最上階!? えっ!?ちょっと待って、それじゃあエイス君っていったい何者!?

なんだろう、頭が混乱してきた・・・

 

 

 

「当ホテルのレストランのシャイン・ブレイセアでは、ドレスコードがございます。

ご主人様は問題ございませんが、ご息女様も大変おきれいなのですが・・・」

「ど、ドレスコードの服のレンタルなどは・・・」

「ございます。また、エイレイン様からドレスコードについては任せると仰せつかりましたので、

ご息女様は、地下にございます、ゲストドレスレンタルフロアへお願いいたします」

「私もついて行っても?何分私もこういうところは初めてでして」

「左様でございましたか。承知いたしました。どうぞこちらへ」

 

 

何が何だか、分からない 頭から煙が出てきそうな感じだった

お父さんが、何もかも手配してくれてたのかな?

ところどころ、エイレイン様って出てくるけど、エイレインって誰!?

 

 

 

気が付いたら、薄緑色のロングドレスに着替えさせられていた

いつの間に!?って思ったのだけど、その後にすぐに気づいた

髪もしっかり手が入ってて 鏡を見たら、自分じゃないみたいだった

どこかのお姫様って言ってもいいのかな・・・ 言いすぎかな・・・でもなぁ

お父さんが見たときは、数秒呆然としてたのは内緒

 

エレベーターで14階まで上がるとそのフロア自体がレストランだった

シャンデリアもテーブルも、何もかもがすごいとしか思えなかった

その感動している間にウエイターさんが来た

 

 

「フェネット様でございますね」

「は、はい」

「エイレイン様方がお待ちです。こちらへどうぞ」

 

方?って事はエイス君とは別にもう一人くらいいるって事かぁ

よかった、エイス君が偽名とかじゃなくて

少し歩いて、個室のフロアに案内された

二人のウエイターさんが、左右の扉を開けると・・・

とても豪華な個室に二人の人がいた

 

 

 

 

 

「いらっしゃい、シャーリー」

 

 

 

 

 

エイス君が、黒いスーツを着て立っていた

か、かっこいい・・・ルルもこういうのを着たらどうなるだろう

 

 

 

「ジョセフさん、先日はどうも。積もる話もあるでしょうから、どうぞ中へ」

「あ、ああ」

 

 

中に入ると、緑色の髪の白いロングドレスを着たきれいな人が立っていた

 

 

 

「お初にお目にかかります。セレス・エイレインです」

 

 

 

優雅に一礼した 気品があった 雅さがあった

 

なにか、負けた気がする・・・いや、もともと負けてたのかも・・・

 

 

 

「立ち話も何でしょう?どうぞお座りください」

「さぁ、お二人とも」

「は、はい」

「う、うん」

 

 

私たちは、ただどもるしかなかったと思う

運ばれてくる食事も、美味しかったんだろうけど味はもう覚えてない

デザートでようやく味を知ることが出来たと思う

食事の最中はとても、静かだった

エイレインさんは、一言も話さなかったし、エイス君も同じく

私たちは、行儀こそ良かったけどカチャカチャ鳴らしていたと思う

食事が終わってようやく、話せる時間を持てた

 

 

 

「ご馳走様でした」

「空いたお皿をお下げします」

「しばらくは、席を外していただけますか?」

「承知いたしました」

 

 

 

ウエイターさんは、外に出て行った

とても丁寧に扉を閉めて

 

 

 

「・・・エイスさん」

「?どうしました?さん付けなんて」

「・・・私を助けてくださって本当にありがとうございました」

「わ、私も、お父さんを助けてくれてありがとう」

「別に気にしなくてもいいのに、ただ助けたいから助けただけですよ」

「それに、エイスがやろうとしたことです。お気になさらず」

「その上、食事もごちそうになりまして」

「気にしないでください」

「そうだ、エイス君。ずっと気になってたんだけど」

「しゃ、シャーリー」

「かまいませんよ、ジョセフさん。なんだいシャーリー」

「エイレインさんってエイス君とどういう関係なの?」

 

 

 

二人は顔を見合わせた すると二人とも笑顔になった ちょっと顔が赤い気もするけど

 

 

 

「彼は、私の付き人です。先日エリア11に来た時についでにここに泊まることしたんです」

「セレス、それはあくまで建前でしょ?本当はここに来たかったからなんじゃないの?」

「ふっ、バレたか」

「え」

「堅苦しいのはここまでにしよう。そちらも肩身が狭い思いで話したくないだろう」

「いきなり過ぎない?」

「それもまた、私たちらしくていいじゃないか」

「・・・」

「でも、二人はついて来れてないよ?」

「慣れろという方が無理か・・・」

 

 

 

少しの間、呆然としていたことは特に咎められなかった

むしろ、すごい気さくな人だなって思った 話しやすそうだ

 

 

 

「ところで、ルルーシュからお礼をしたいと聞いていたんだが、お礼がしたいとか」

「は、はい。その通りです」

 

 

ほら来たぞ、自分の娘を嫁にもらってくれませんかの常套句がな

断固として阻止しないとな

 

 

「くどい事を言うつもりはないが、どのようなお礼をするつもりだ?」

「それは、今後なんらかの形で返します」

 

 

ん?あれ?私の予想と違うな

こういう輩は自分の娘を差し出すものと思ってたが・・・

 

 

「少し聞いてもいいか?」

「なんでしょうか?」

「こういう時、自分の娘を嫁に出すとかそういうものだと思っていたが」

「・・・確かに、そのような考えも頭によぎりはしましたが即切り捨てました」

「なぜか、聞いていいかな?」

「私は、娘に自分の責任を負わせたくないのです。

シャーリーが本当に好きな人が、シャーリーの事を真剣に愛してくれる人に、

私は結婚させたいと思うのです。シャーリーがエイスさんの事を本当に愛しているなら

それもと思ったのですが、父親から見てシャーリーはそういう気持ちになっていないと思いました」

「お、お父さん・・・」

「エイスがふさわしい男ではないと、そう言いたいのか?」

「言葉を選ばずに言うのであれば、そういうことになります」

「そうか、ありがとう。参考になった」

 

 

 

 

娘の事をとてもよく考えている

確かにむりやり設定された結婚など喜びはしないだろう

政略結婚と言う訳ではないがそれも同様だ

この父親は、シャーリーの事をとてもよく考えているな

まぁ、リートに結婚させないと言っているわけではないのが癪だ

なぜなら、遠回しにシャーリーが、リートの事を好きになって

リートがシャーリーの事を好きになれば、結婚していいと言っているからだ

娘の幸せのためなら・・・か そんな感情、私には思いつかんよ

だが、まだリートの嫁候補として外されたわけじゃない

警戒はしておかないとな・・・

 

 

 

「こちらも、よろしいでしょうか?」

「ああ、かまわないぞ」

「失礼なことを承知でお聞きしますが、なぜ私を助けてくださったのですか?」

「ほう、単刀直入の質問か。ブリタニアの一般人にしてはかなり気骨があるな」

「恐れ入ります」

「ジョセフさん、セレスには普段通りでいいんですよ?僕にだって」

「いえ、シャーリーはともかく、私は助けていただいた身。当然の事です」

「お父さん」

「その当然をやめてほしいのが、私達なんだがな。まぁいいさ。

助けた理由は、本当に単純だ。エイスがルルーシュを知っていたからさ」

「えっ?」

「その、ルルーシュというのは」

「アッシュフォード学園で、シャーリーたちといつも一緒にいる少年ですよ」

「うん、そうだよ。お父さん」

「ルルーシュを占ったのは、シャーリーから聞きましたか?」

「え、ええ。その占いがあったから、あの時電話をかけてきたと」

 

 

 

確かにな、リートの占いっていうのは実質違う事だ

未来を知っているのと占いは形態が全く違う

だが、それを話してやる義理はないか・・・

 

 

 

「はい、まぁそれは置いておきますけど、ルルーシュが何より悲しむだろうなと」

「そういえば、エイス君はルルと知り合いだったんだよね」

「うん、実際助けたのはそれが大きな理由の一つ」

「一つ?」

「そうだな、今回の事を一切他言無用にするなら、話してもいいと私は考えているが」

「結構大きいことも話すことになるとは思いますけどね。どうします?別に

聞かなくてもいいとは思いますよ?もしかしたら価値観も変わるかと思いますし」

「価値観が変わる?そんなに大きい事なの?」

「まぁ、ね。ルルーシュに関係ある事だからね」

「ルルに!?」

「エイス、別に言わなくてもいいんじゃないのか?危険な目に会わせるかも知れないんだぞ?」

「それでも、シャーリーにはルルーシュの味方でいてほしいんだ」

「そうか・・・さて、シャーリー」

「は、はい!!」

「それから、ジョセフ」

「はい・・・」

「はっきり言ってやろう。これからお前たちに言う事は、お前たちの常識を根底から覆す。

それを受け止める覚悟があるなら、聞いてくれ」

 

 

 

セレスさんの、顔がとても真剣になっていた

ジョセフってお父さんの事も呼び捨てにしてるあたり、本気の具合が分かる

きっと、何かすごいことを言うつもりなんだと思う

そのすごい事自体は何かわからない けど怖い

何だろ、お父さんの事を聞かされた時と同じくらい怖いよ・・・

 

 

 

 

 

 

でも、聞かないといけない気がする

ここに来させてもらったからって言う訳じゃない

この時間を割いてくれたからって言う訳じゃない

私は、これからの話を聞いてそれを受け止めなきゃって思う

そう思う

 

 

 

 

 

「・・・エイス君」

「ん?」

「・・・セレスさん」

「なんだ?」

 

 

 

 

決心はついた

覚悟もできた

 

 

 

行こう

 

 

 

 

「話してくれますか?その・・・」

「これから話すことをか?」

「・・・はい」

「・・・シャーリー」

「お父さん、この話、私聞きたい。聞かなきゃいけないと思う」

「分かった、お前の好きにしなさい」

「うん」

「覚悟は決まったみたいだな。では、話すとしよう」

「はい・・・っ」

「では、結論から言ってやる。まだるっこしいのは嫌いなんでな」

 

 

 

 

 

 

 

――――――――お前の友達、ルルーシュ・ランペルージは、黒の騎士団のリーダー『ゼロ』だ

 

 

――――――――・・・・・はっ? えっ?

 

 

 

 




文字数過去最高でしたwww


ご感想などありましたら、宜しくお願いします<m(__)m>

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。