コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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原作を壊していくと、その辻褄合わせが難しいwww
頭の中にもう少し浮かんでくるといいなぁ


では、本編です。


第十二話 Extermination Glasya-Labolas

 

 

 

 

「さて、まずはルルーシュに連絡だね」

「あいつも、なかなか肝が小さいからな。戦略に差し障っているかもな」

「それはそれで、面白そうなんだけどね。負けたら困るけど」

「コーネリアの軍だ、普通に戦っていたら負けていただろうさ」

「同感」

「よし、通信開くぞ、エイス君」

「今度はそれをネタにするつもり?!」

 

 

 

 

「ゼロ?聞こえてる?」

「ああ、聞こえている。首尾は?」

「ミッションコンプリート!」

「おまえ、やけにうれしそうだな」

「うれしくないの?」

「まさか、シャーリーも喜んでいるだろうさ」

「この先、話し合わしてよね。そうでないといろいろ面倒だからさ」

「なるほど、このために貸しを10個作らせたわけか」

「ま、それとはまた違うんだけどね。そっちの状況は」

「紅蓮がオレンジ君の乗ったサザーランドを撃破したところだ。これから本陣に

奇襲をかける。援護を頼めるか?」

「敵機の数、場所、リンクでまわして。すぐ行く」

「分かった、今転送する」

 

 

 

通信が切られてルルーシュからデータが転送されてきた

敵機は2機 サザーランドの純血派仕様機

釘づけにされてるのは・・・無頼だね 3機か・・・

確かにこれだと分が悪いね

正規の軍人と、素人の使うナイトメア 言うまでもない

勝つのは軍人の方だ なら、悪魔が乱入しても関係ないよね

 

 

 

 

「C.C. 指定座標まで行こう。まずは、思いっきり叩く」

「ふ、もちろんだ。行くぞ!」

 

 

 

私に、染まってきたとでも言うのか? それはそれでうれしいんだが・・・

なかなかどうして、頼もしい顔になってきたじゃないか

リート・ルルース・・・いやL.L. お前はもう罪を恐れていないのか?

そうあろうと、そうでなかろうと、お前は敵を倒すことに向かって行っている

ただひたすらに前へ、それが私たちの・・・

 

 

 

 

 

 

「指定座標に到達、リートやるぞ!」

「了解!ナイトメアステルス解除、周囲10mのナイトメア全機にその姿を見せる」

「高周波ジャミング展開、領域内の情報をブリタニアには渡さん」

 

 

 

 

「よし、このままゼロを釘付けにしろ!」

「ヴィレッタ様、辺り一帯にジャミングが・・・」

「何!?」

 

 

 

 

――――悪魔の囁きは、大方破滅を意味するんだよ?

 

 

 

「ブリタニア軍さん、こんにちは~」

「なっ、いつの間に?!」

「そして、まずひとぉつ!!」

 

 

近接戦闘を主眼に置いてるサザーランドの弱点は二つ

一つは、銃火器を破壊されると攻撃手段が一つしかなくなること

二つ目は、その近接戦闘のスタントンファのリーチがあまりにも短いこと

つまり・・・

 

 

 

 

「スラッシュハーケン・・・射出!」

「な、なんだこのナイトメアは・・・」

「ぐあぁぁぁっ!!」

「そして・・・」

「やらせるかっ!」

 

 

 

スタントンファを展開して、ガードしようとする敵機

だけど、それは悪手だ 後方に回り込んで 戻ってくるハーケンを足に引っ掛ける

当然、引っかかった所から半回転すればバランスが崩れて倒れる

 

 

 

「なにっ・・・ああああ」

「名前も知らない誰かさん?さようならだ」

「ネビロスを起動だよ、武器名 天愕覇王荷電粒子重砲!」

 

 

 

この先の数年後、神虎(シェンフー)が使用するビーム兵器

その威力は推して知るべし 紅蓮可翔式の輻射波動砲弾にも拮抗する

それをサザーランドが喰らったらどうなるか・・・

 

 

 

 

「充填完了!発射ぁ!」

「っ、ちっ!!」

 

 

 

辺りに轟音がなり、地面が陥没した やっぱり、ちょっとやりすぎちゃったかな・・・

でも、ネビロスも正常に稼働してる それを確かめるためだよ うん

パイロットさんは、無事脱出したみたいだね・・・

 

 

 

「ゼロ!?無事!?」

「来てくれたか・・・2機はここで待機だ・・・」

「お初にお目にかかります。ゼロ」

「それが・・・お前のナイトメア・・・か?」

「そう、機体名に関しては後でね。自分で言うのもなんだけどかなり強いよ?」

「白兜にも、太刀打ちできそうだな」

「かもね。それで、援護に来たけどどうする?」

「少し待て」

 

 

通信を切ると、後方のナイトメア2機を別方向に援護として向かわせたみたい

10m以内に入ってなかったからグラシャ=ラボラスは見えてなかったみたいだね

 

 

 

「すまん、今コーネリアを紅蓮が釘付けにしている。それの援護を頼みたい」

「それ以外は?」

「今のところ特にはない」

「一旦了解~また貸し一つだよ」

「お前は、どれだけ貸しを作るつもりだ!!」

「君の協力者であり続ける限りかな?」

「その都度削って行ってやる・・・」

「ふっ、お前にできるか?ゼロ」

「!?もう一人の方か」

「ああ、久しぶりだな」

「お前も貸しを作るつもりか?」

「はぁ?何を言ってる」

「?」

「こいつに貸しを作った分、私にも貸しを作っていることになっている」

「・・・いつ、そんなことを決めた!!!」

「今だ」

「・・・おい、もう一人の方何とかしろ」

「僕は、初めから受け入れてるし」

「・・・」

「だそうだぞ?残念だったな」

「この戦いが終わったら覚えていろよ・・・」

「楽しみにしているさ、行くぞ」

「うん!」

 

 

 

 

 

久しぶりにルルーシュをからかえた 楽しい、やはり楽しいな

それにCの世界との接続も切っているからマリアンヌのお小言もない

それがなにより、気分がいい あいつはルルーシュの事になると変になるからな

 

 

 

 

「さて、こういうのは破滅の序曲・・・とでも言うか?」

「いいね、それ」

「ではいくぞ、ナイトメアステルス展開」

「対象は、コーネリアのグロースターだね」

「そうだ。リート」

「ん?」

「コーネリアと遊ぶか?」

「ううん、ランスロットと遊ぶよ」

「はは、お前も物好きだな」

「個人的に、ルルーシュにC.C.の名前を呼んでほしくないだけ」

「なるほどな、それは確かにいいな」

 

 

 

 

あの時の事を覚えていたのか 不本意とはいえルルーシュに名前を聞かれたのは

少し嫌だったからな、発音も気持ちもこもっていないエセ詐欺師が・・・

しかし、リートがその事を覚えていたということは独占欲が強くなってきたのか?

ん?これ、私喜んでいいのか? それとも怒るべきなのか?

 

 

 

「グラシャ=ラボラス、コーネリアの座標に向かうよ!」

「?あ、ああ」

 

 

 

いかんいかん、ここは戦場だぞ 集中しなければ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「聞こえているか?コーネリアよ。すでにチェックメイトだ」

「ゼロか!?」

「ああ、再開を祝うべきかな?しかし、その前に我々に投降していただきたい。

貴女には聞きたいこともあるしな。ちなみに援軍は間に合わない、私の勝ちなんだよコーネリア」

「愚かなりゼロ!こいつさえ、こいつさえ倒せば活路は開く!」

 

 

 

 

 

「ナイトメアステルス解除だ」

「ギルフォード君の恨み、こっちは忘れたわけじゃないんだよ、コーネリア殿下」

「なに?!」

「えっ!?」

 

 

 

 

 

 

いきなり後ろに現れるのはびっくりすることは間違いない

それに、ゼロの援軍としたらここで投入されるのは痛いはずだからね

 

 

 

 

 

「な、また新型機か!?」

「ゼロ、こいつは!?」

「心配するな、今は味方だ」

「そういうことだ、さて、2対1の変則戦はやったことはあるかな?」

「ちっ、卑怯者め!」

「ほう、ならお前たちががやった作戦は卑怯ではないと?」

「くっ・・・」

 

 

 

 

 

「高周波ジャミング再展開」

「ネビロスは、この場で見せない方がいいかな」

「切り札は最後にとっておく感じか?」

「そう言う事」

「メインパイロットはお前だ、好きにやるといいさ」

「そうするっ!」

 

 

スラッシュハーケンを四方の岩壁に向けて斉射

ブースターもつけて速力と破壊力を高めた

16基のそれが放つ衝撃は岩壁を壊し、グロースターの活動領域を狭めた

 

 

 

「なにっ!?」

「こいつ?」

「はやいっ!」

 

 

グラシャ=ラボラスの一番の強みはその流体肩 ネビロス

その真骨頂は形状を常に作り変えて武装にできる事

敵からしてみれば、何が武装としてくるか分からない

 

 

「武装 輻射推進型自在可動有線式右腕部・・・第三の腕」

 

 

 

ネビロスが動き始め右腕の少し隣に新しい腕を作り上げた

紅蓮聖天八極式の輻射波動腕・・・この時点での技術では作り上げられない物

 

 

 

 

「紅蓮の腕が!」

「なんだと・・・」

「こいつ、なんて機体を」

「腕と足だけもらえればいいさ!」

 

 

即座に、腕をつかんでトリガー これで、爆散 その後に足を持ってトリガー

少し、後退したけどこいつにその程度の距離は無駄 つかんで爆散させた

これで両腕と、片足はもらったよ コーネリア

 

 

 

「くっ・・・」

「コーネリアを確保しろ!」

「は、はい」

 

 

 

突然、辺りの地面がが振動した

岩壁をぶち破って出てきたのは・・・・

 

 

 

「総督、ご無事ですか?救援に参りました」

「特派だと?誰の許しで・・・」

 

 

 

 

「またか、またあいつが・・・」

「ゼロ?」

「紅蓮弐式は白兜を破壊しろ、こいつの突破力は邪魔だ!」

「はい!」

 

 

 

紅蓮がランスロットに突っ込んでいったな

これはもしや、私達にも命令がくるか?

 

 

「黒いのは、コーネリアを確保してくれ」

「できれば、断りたいね」

「なに!?」

「君が言う白兜になら打って出るよ?」

「・・・わかった、紅蓮、命令変更だ、至急後退してコーネリアを確保しろ」

「えっ?」

「敵もお前が向かってくると信じ込んでいる。引いてかく乱する」

「は、はい。分かりました」

「おい、その機体の名前は・・・」

「セブンティツー・ピラーズ」

「ながい!」

「言ってる場合!?まぁ、偽名だけどね」

「じゃあ、セブンで良い。白兜を頼む」

「了解~ よし、行くぞ!」

 

 

 

「ひさしぶりだね、ランスロット」

「シンジュクゲットーの!?」

「そうだね、あの時以来だ」

「ロイドさん、視認できますか?」

「無駄だよ、このあたりにはジャミングがかかってる。通信は無理だよ」

「あの時もか!」

「あの時は違う、おしえる義理はないよね」

「なら、倒して吐かせるまでだ!」

「別にいいけど、以前何もできずに負けたの覚えてないの?」

「あの時とは違う、君を拘束させてもらう!」

 

 

向こうは、オープンチャンネルを切った

それにしても、後ろのC.C.が大笑いしてる

・・・なんで?

 

 

「あはははは、拘束するか!面白いな!拘束されているのは過去の私だ。

お前ごときでは捕らえる事すらできないだろう。行くぞリート!」

「イ、イエス・ユア・ハイネス!!」

 

 

 

なんか、こう言わなきゃいけない気がした?

コーネリアの皇族癖がうつったかな?

ランスロットは急激に後ろに下がってヴァリスを放ってきた

こっちは、ブレイズルミナス改で防御した

 

 

 

「ブレイズルミナス!?なんで、その機体が」

「それに関しても、話すつもりはない!」

 

 

スラッシュハーケンを一斉斉射 16基がランスロットを襲う

そのうちの4基は同じくハーケンで、残り12基は跳躍で躱した

 

 

「でたらめすぎる!!」

「そっちに言われたくないね!!」

 

 

第三の腕を展開、そのまま射出した

四方八方にかく乱した後、胴体を狙ったけど蹴りで狙いをそらされた

その代わり、足をつかませてもらった

 

 

「しまった!」

「はじけろブリタニア!!」

 

 

輻射波動を起動したけど、足だけ破壊できた

その急速パージが功を奏したね

 

 

「これで、君は動けない。残念ながらこれで」

「撤退する!」

「ん?ゼロの奴、撤退とか言い出したぞ」

「えっ!?」

 

 

 

こんなのは、予定にない・・・

本来ならランスロットと紅蓮が戦って、紅蓮が小破

ランスロットがゼロの無頼を追撃して終わるはず

それが、なんで・・・

 

 

 

「ゼロ!?どうして、撤退なんか」

「日本解放戦線の前線の一部がブリタニア軍を突破した、このままでは

黒の騎士団が標的にされかねない、撤退だ!」

「黒の騎士団、ナイトメア全機了解!」

「白兜を放置していてもいいの?」

「今回に限っては、放置しておくしかない。それにセブンが中破させてくれただけでもいい」

「・・・了解」

 

 

 

「くそっ!」

「命拾いしたね?スザク君」

「お前も、ゼロの仲間なのか?」

「そうとも言えるしそうとも言えない。そして君に答える意味もない」

「敗者に何も得る権利はないさ。それが例え己の命であってもな」

「な・・・二人!?」

「それじゃあな、枢木スザク。また近いうちにお目にかかれるだろうさ」

「じゃあね」

 

 

僕は、ナイトメアステルスを起動しながら、ランドスピナーでその場を去った

ランスロットは、こっちに手を伸ばしてみたけどコクピットごと崩れ落ちた

かわいそうとは思わない それが戦場ならなおさらだ

 

 

 

「それよりもC.C.」

「なんだ?リート」

「なんで、スザクに自分の声を聞かせたの?」

「あの時点で、私はルルーシュを助けなくていい事になった。向こうからしてみれば、

私は味方か敵か、はたまた生きているか死んでいるか分からない状態だった」

「うん」

「だから特別に教えてやったんだ。声では分からないだろうが、女がゼロに味方している事をな」

「無効を混乱させる種をまいたってことだね?」

「そう言う事だ。さ、これ以上ナリタにいる必要は無くなった。帰ろう、リート」

「そうだね、シャーリーのお父さんも助けたし、悲しむ人はいないよね」

「いや、ブリタニアのコーネリア軍は悲しんでいるだろうさ。敗北をな」

「僕たちとしては、ゼロに勝ってもらわないと困るからなー」

「そう言う事だ」

「そして、C.C.の記憶が確かなら・・・・・

 

 

 

 

―――――――――あいつが、そろそろトウキョウ租界にくるはずだ・・・

 

 

 

 

 




戦闘描写をもう少しだけでもいいからうまくなりたいwww
次回は、半オリジナル話になりそうです


ご感想などありましたら、宜しくお願いします^^

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