コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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本当にありがとうございます!!!
もっともっとがんばっていきますのでよろしくお願いします!

では、本編です。



第十一話 Combat after a long time Failure to comply 

 

 

 

 

ここ数日の私の機嫌はとてもよかったと言っていい

なに、リートがピザを作ってくれたんだ 否が応でも上がると言うものさ

この前のアッシュフォード学園に行ったときは心配だった

行かれる寸前に抱きつかれてしまって・・・1、2時間放心状態だったのはリートには秘密だ

帰ってきてからと言うもの、ピザを私が満足するまで作ってくれた

そのうえ、ホテルの料理長から厨房を無理やり借りてまで・・・

つい、この間まではホテルに入る事すらおどおどしていたのにな

 

 

 

そして今日は、ナリタ連山攻防戦の日

分かる部分はある リートが作ってくれたピザには裏の理由があったんだ

不安なんだろう 知り合ったとはいえあの娘の父親を本当に助け出せるのかと

ナイトメアとて万能ではない 自然の力には対応しきれない場合がある

また、それをするためにはステルスをすべて解除しなければならない

私たちのナイトメア グラシャ=ラボラス

過去と未来のことをよく知り、人を透明にする力も持っている

実際に消えるだけでなく、気配を消したりすることのできる悪魔らしい

まさに・・・私たちの機体の名前にふさわしいと思った 外に出たくない悪魔

今になって思っただけだ 他意は無い 悪魔も面白いな

 

 

 

 

 

さて、私も準備を・・・ ナイトメアのスーツに着替えるのはまだリートには見せられん

だが・・・風呂の方が・・・見せているのか・・・・

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 

 

はい、シンキングタイム終了 男子諸君、妄想は終わったか?

終わったなら、イエス・マイ・ロードだぞ?

 

 

 

 

 

 

「さて、リート準備はいいか?」

「おおむね問題ないよ。グラシャ=ラボラスも正常だし」

「そうか、それでは行くとするか」

「うん、それじ「ピリリリリリ」ゃ・・・・この連絡先・・・ルルーシュだ」

「なに、ルルーシュが?」

「こっちの通信チャンネルは知られてるからね。仕方なかったけど」

「まぁ、いい。出てやれリート」

「了解~」

 

 

 

 

「はいはい、どうしたのルルーシュ君」

「エイスか?今どこにいる」

「これから、ナリタに向かうところだよ」

「なに?こちらは、ナリタの第五区画の監視網は落とした」

「直に黒の騎士団が到着するってこと?」

「ナリタにはすでに警戒網が敷かれつつある。どうする気だ?」

「心配ご無用、言ったでしょ?貸し作った分はしっかりやるよ?」

「・・・頼んだぞ、エイス」

「そっちもね、ちゃんと目的を達成してよ?もしくは手伝おうか?」

「お前に、余裕があるのならな」

「言ったな?よし、それじゃさっさと終わらせて行ってやるからな」

「待ってるぞ、エイス」

 

 

 

 

 

そう言って、ルルーシュは通信を切った

話の引き延ばしがなかったから、今回は逆探知をしてなかった

つまりは、そういうこと ルルーシュは疑わなくなってきた

都合がいいよ こっちにとってはね

 

 

 

「お待たせC.C.」

「対して待っていないさ。行くか」

「うん!」

 

 

 

 

 

 

最上階だからグラシャ=ラボラスは問題なく呼べる

ただ、唯一の問題は発信してくるとき猛烈な突風があるらしいんだ

おかげで、そのあたりの突風現象がニュースになっちゃった

ま、グラシャ=ラボラスは見つからないからいいけどね

C.C.を後部座席に乗せた後、僕も前に乗った

 

 

 

 

 

「すこし、乗っていなかっただけで、感覚が違うな」

「今回は一緒だ、機体性能が下がることはないよ」

「あの時は、すまなかったな」

「気にしないでって言ったのに」

「ふふっ、だが今回はそうはいかない」

「うん、グラシャ=ラボラス!エナジーウイング展開!」

「アルビオンおよび八極式、正常に起動」

「「グラシャ=ラボラス、発進!!!」」

 

 

 

 

緑の六枚羽エナジーウイングをアルビオン

赤の八枚羽エナジーウイングを八極式って呼んでる

それぞれ、運用方法が違うけど、速力強化だけなら両方使った方が早い!

悪魔じみてるね 元々ランスロット・アルビオンも紅蓮聖天八極式も速度は随一

その二つを両方つけるって発想自体がぶっ飛んでる

だけど、僕たちにはそれがちょうどいいんだ

罪人(つみびと)でいい 罪人(ざいにん)でいい 悪魔でちょうどいい

 

 

 

 

「リート、ブリタニアの通信を傍受できたぞ」

「さすが、仕事が早いねC.C.」

「こいつのお蔭でもある、本当に優秀だよ、こいつは」

「違うよC.C.」

「何?」

「優秀じゃ困るんだよ。悪辣じゃないとさ」

「ふっ、ははは。そうだな!繋ぐぞ」

 

 

 

 

「総督、時間です」

「よし、作戦開始!!」

 

 

 

 

「はじまったな」

「・・・」

「どうした?緊張しているのかリート?」

「そりゃあね、人助けなんて」

「ナイトメアで人助けは確かに異常だな」

「でしょ、でも言っちゃった以上やるしかないよ」

「そうだな・・・あいつはこっち側の方角を崩す」

「正確な位置は分かる?」

「だいたいだな・・・赤外線探知開始させる」

「お願い、見つからなかったら助けようがないからね・・・」

「・・・ちっ、ブリタニアの兵士が多くて判別し辛い」

「ソナー起動・・・急がないとルルーシュが・・・?」

「どうした、リート」

「C.C.・・・あそこのビルにいる人影って・・・」

「倒れて・・・!?」

「土石流の範囲だ、そうか、逃げれなかったんだ」

「それなら、納得がいく。ビルを壊すぞ」

「待って、下手に壊したら巻き込んじゃうよ。中に入って助けよう!」

「それしか、方法はないか・・・リート、ルルーシュに連絡を取りながら頼む」

「うん、C.C.頼んだよ」

「任された」

 

 

 

僕は、コクピットから降りて、急いでダッシュした

その時にはルルーシュに連絡をつないでいた きっと無頼に入っているはずだから

連絡は・・・つくはず・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

繋がった!

 

 

 

 

 

「エイスか、そっちの状況はどうだ?」

「今、見つけた。紅蓮の輻射波動はまだ押さえておいて!」

「ナイトメアで助けるんじゃなかったのか?」

「ビルにいるから下手に壊すと巻き込まれて怪我を」

「なるほど。しかし、そろそろ時間になる。急いでくれ」

「分かってるよ!」

 

 

 

 

 

二階にたどりついたとき、ジョセフさんは、寝ていた・・・

外せない仕事とか言っていたから、多分疲れて眠ってたんだと思う

他の人がいないことを見ると、今日出勤してきたのは彼一人だ

そうでなかった、ジョセフさんは絶対に起こされてるはずだからね

 

 

 

「ジョセフさん!ジョセフさん!起きてください!!」

 

 

 

こういうところは、ブリタニアは杜撰だ

屋内までしっかり確認しろよ! イレブン殺すときはしっかり屋内もやるくせに

 

 

 

 

 

 

「ん、ん?君は・・・」

「起きましたか!僕はエイスと言います。急いで離れましょう」

「何が、何やら・・・」

「寝ぼけている場合!?もうすぐここに土石流が来るんですよ!!」

「な、何だって!」

「早く!!」

「待ってくれないか、資料を入れないといけない・・・」

「もう・・・お願い!!!」

「ビルを壊すなと言ったのはお前だろう、エイス君」

「おわぁぁぁぁ」

 

 

 

しびれを切らした僕は、C.C.にビルを壊させた

そうでもしないとジョセフさん動きそうにないんだもん

 

 

 

「早く乗れ、エイス君」

「笑ってない?」

「いいや?大笑いだ」

「なお、悪い!!」

「な、ナイトメア!?」

 

 

 

僕は、グラシャ=ラボラスに入った

案の定、C.C.は笑い顔を思いっきりこらえていたけど

 

 

 

「ジョセフさん、シャーリーに頼まれたんです!!」

「シャーリー、君はシャーリーの事を」

「知ってます。だから助けに来たんです」

「おいおい、そんなこと言っていいのか?」

「はやく、手に乗ってください。安全なところまで連れて行きますから!」

「あ、ああ。すまない」

「あと、シャーリー以外に、このことは他言無用でお願いします」

「な、なぜかね・・・」

「こういうことです!」

 

 

 

エナジーウイングを使っての飛行は尋常じゃなく早い

だから、ブレイズルミナス改を使ってジョセフさんを守りながら飛ばなきゃならない

そして、速度を落とせば、何とかなると思う

 

 

 

「ナイトメアが、空を?!」

「ですから、他言無用でお願いします!」

「わ、分かった・・・エイス君と言ったかね」

「ええ、どうかしましたか」

「あれは・・・」

 

 

 

 

指を差された方向を見て確信した

土石流は、あと少しでジョセフさんのいたビルを飲み込んでた

 

 

 

「・・・私は、もう少しで」

「助かったんだから、いいんです」

「本当にすまない、君たちが助けてくれなければ、私は・・・」

「なに、気にしなくていい」

「もう、シャーリーを心配させないでくださいね」

「ああ、約束しよう・・・」

「もう少しで、ブリタニアレールポイントに着きます。その少し前で降ろします」

「何から何まですまない。しかし、君たちも」

「私たちは、別の用がある。すまないがそこから先はお一人で行ってくれ」

「わかった、シャーリーには、こっぴどく叱られそうだな」

「帰ったら電話してお詫びでもしてあげてください」

「そうさせてもらおう」

 

 

 

 

レールポイント近くでジョセフさんを降ろした

でも、この人すごいと思ったよ・・・

しっかりアタッシュケース抱えながら掌に乗ってた

プロだね、さすがだよ でも、これでシャーリーの涙を見なくて済む ルルーシュもね

その後風圧でジョセフさんが飛ばされない距離まで、ランドスピナーで移動して飛んだ

 

 

 

 

 

 

「これで、第一条件はクリアだな」

「うん、助けられて良かった」

「だが、私は嫌な予感がするな」

「え、どうして?」

「いや、こっちの話だ・・・」

 

 

 

 

 

ジョセフとか言う男 そのシャーリーの父親だろう?

命の恩人に何もせずって言うのはああいう人種では考えられない

ルルーシュからきっとリートと私に会わせてくれとお願いしてくることが容易に予想できる

会ったらあったで・・・・・うん、予想できてしまった・・・・・

つまりはあれだ、うちの娘を嫁にもらってくれないか論だ

リートはできた奴だ 容姿もかなりいいと思う そんな奴に対して言う言葉は一つだ

シャーリーという娘の性格は知らんが、どうなるかは・・・分からん

ルルーシュを好きなままでいるのか、それともそれで気持ちに気づくのか・・・

いずれにしてもリートからは目を離さないようにしないとな・・・

 

 

 

 

 

「わかった。じゃあ、C.C.」

「ん?なんだ?」

「これから、戦線に戻るけどどうする?」

「どういう意味だ?」

「ルルーシュの目標はコーネリアの確保、コーネリアの目標は日本解放戦線の壊滅

日本解放戦線は一点突破による脱出 どれに味方する?」

「まず、コーネリアのは論外だ。ルルーシュが危機に陥る。日本解放戦線は、援護してもいい

一か所壊滅させてやればいいんだからな、なら私たちは」

「私たちは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――コーネリアに味方せず戦場をルルーシュと日本解放戦線が有利になるよう荒らすぞ

 

 

 

 

―――――――了解!グラシャ=ラボラス 戦線に復帰するよ!!!




今日も今日とて、構成ガムズイ・・・

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