コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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こんばんは、グリムゼンです。

アンケートに答えてくださってありがとうございます。
こんな小説にご意見くださるのはほんと恐縮です。


では、結果を発表させていただきます。



まず、最多得票数の ⑤皇神楽耶
          ⑥ジェレミア・ゴットバルト

二番目に多かった ①シャーリー・フェネット

そして、これは超個人的な理由なのですが、
h995さんの意見を受けて、そうだなと思い、そういうマオも書いてみたいと思ったので ⑨マオ




結果として、①シャーリー・フェネット

      ⑤皇神楽耶

      ⑥ジェレミア・ゴットバルト

      ⑨マオ

の四名に独断と偏見で決定しました!!!(笑)


アンケートにご協力いただいた Silviaさん 垣根帝督さん パソナさん 卓袱台さん
h995さん ムッくんさん この場でお礼をさせていただきます。


本当にありがとうございます!!!!





では、本編です=W=


第九話 Heartless solicitation? Do not think so?

 

 

 

 

 

「どういう意味だ?ナリタ連山攻防戦とフェネット?そんなこと話したか?」

「覚えてないの?シャーリー・フェネット、ルルーシュの事が好きな学園の生徒さんだよ」

「・・・マオの時のオレンジ髪の女生徒か!」

「正解~」

「と言う事はルルーシュの心的外傷に近いものを取り除くというわけか・・・」

「そう言う事」

「だが、どうするつもりだ?あれに介入するのは・・・」

「僕たちは、そのシャーリーのお父さんが死んだことしか知らない。どういう風にどこで死んだのか」

「娘が父親の行先を知っているか?」

「聞くしかないよ。全寮制の学園とはいえ、連絡くらいはつくでしょ?」

「私達部外者が学園に入ったら問答無用で補導されるぞ?」

「手段は考えてあるよ?」

「ふむ、ならお前に任せてもいいか?」

「ある程度は協力してよ?」

「もちろんだとも」

 

 

 

しかし、嫌な名前を思い出してしまった・・・

マオ、私の手で殺した、かつての私の願いの被害者

Cの世界に行っていない以上未来のマオを見ることはできていない

アーカーシャの剣もCの世界も、かつてのルルーシュが壊した

あの二人も、ルルーシュの事を愛していたんだな すさまじく歪んで曲がっていた愛だったが・・・

しかし、この先問題が出てくるのは否めない マオはルルーシュの障害になる

リートが居れば、マオなどいらない・・・だが、かつての私の二の舞だけは勘弁だ・・・

相談してみるか・・・

 

 

 

 

 

「なぁ、リート」

「?なに、C.C.」

「マオの事なんだが・・・」

「うん、聞いてるよ」

「いや、そうじゃないんだ」

「じゃあ、何?」

「マオは、どうする?」

 

 

 

 

こういう直接的な問いかけは久しぶりだ

かつてのC.C.はルルーシュと自分の障害になることを思って殺したって言ってた

あの子供っぽさなら、容赦なく殺すのは目に見えてるね

そして、C.C.自身もマオの事に苦手意識を持ってる

捨てたんだったよね 自分の世界以外を見なくなったマオを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分かる気はするんだ・・・マオの気持ちがね

かつての僕も人の心が知りたいと思った それ以上に戻りたいと思った

だから、僕はこのギアスが発現したんだ マオは知りたいと思ったのが強かっただけ

僕とマオは似たもの同士なのかも知れない

この質問には、たぶんいろいろ籠ってるんだろうな

生かすのか、拒絶するか・・・受け入れるか・・・・コロスノカ

 

 

 

 

 

 

 

「C.C.はどうする気なの?」

「以前の私は、マオを殺した。罪悪感がなかったわけじゃない。

だが、あいつは私のかつての願いをかなえてくれるものじゃなかった。だから・・・」

「捨てた?」

「・・・ああ」

「なら、答えは出てるんじゃないの?」

「えっ?」

「マオは、・・・・・・」

「・・・・・」

「どう?」

「ふっ、そうするか・・・だが」

「そうでないとでしょ?」

「お前は私か?」

「違うね、共犯・・・でしょ?」

「そうだな」

「じゃあ、テレビでも見る?きっとゼロが見れるよ」

「まぁ、見てやってもいいか」

 

 

 

 

 

「力あるものよ、我を恐れよ!力なきものよ、我を求めよ!

世界は、我々、黒の騎士団が、裁く!!」

 

 

 

 

「あ」

「ちょうど、あの長ったらしい演説が終わったか」

「あれ?C.C.この演説聞いてないんじゃなかったっけ?」

「毛ほども興味を持っていなかったからな、内容などはなから覚えていない」

「結構、いい事言ってなかった?」

「しょせんガキの戯言だ」

「C.C.からすれば、誰でもガキでしょ」

「ん~?それは、遠回しに私の事を年増と言っているのか?」

「まさか、本当にそうだろうなって思ってただけだよ。誤解させたんならごめん」

「え、あ、いいや、そうならいいんだ。さ、さてそろそろ寝るか」

「そうだね、明日はもっと忙しくなる」

「おやすみ、リート」

「うん、おやすみ」

 

 

 

 

C.C.はどうやら本当に寝たみたいだ

さっきので勘違いさせちゃったかな・・・ もしそうなら、なにか埋め合わせしないと

さて、夜のうちにやっておかないといけないことがあるね

しっかりしないと、そうでないと世界は壊せない

黒の騎士団の立ち上げはお見事だよ ゼロ

なら、援護というわけじゃないけど、手助けしておくよ?

再度、グラシャ=ラボラスの通信端末を経由してルルーシュに連絡した

 

 

 

 

 

「こんばんは、ゼロ。黒の騎士団発足おめでとう~」

「また、お前か」

「不機嫌かい?それとも発足出来た喜び疲れ?」

「どちらでもない、それよりそろそろ質問させろ、お前は・・・」

「はいはい、それは後々ね~」

「ちっ」

「それよりも、こっちからちょっと頼みごとがあるんだ」

「・・・ほう、初めてか?頼みとは」

「まぁね。意外と僕に気を許してるみたいだけど、お前は敵じゃないのか?とか聞かないの?」

「お前が敵だったら、ホテルの事を教えたりはしなかっただろう。

今までの事も何らかの形でこちらに益になっている事が多いからな。少なくとも敵とは判断していない」

「助かるよ。じゃあ、シャーリーさんに会わせてもらえる?」

「・・・・・どういう意図でそんな頼みごとをしてくる」

「君でも読めない?」

「益になる行動をとるということは分かる。だが学園の生徒を巻き込むつもりはない」

「シャーリーさんは、好きかい?」

「・・・・」

「友達以上恋人未満が妥当かな。だけど、一ついい事を教えてあげる」

「?」

「もし、これを断れば、僕たちは君との縁を切る」

「なっ!?」

「それくらい重要なことだってことを理解してほしいね。最大限の妥協はしてくれていいけど?」

「・・・・・アッシュフォードの場所は分かるか?」

「うん、そりゃあね」

「明日の放課後、校内に迷い込んだふりをして敷地内に入れ」

「ギアスは使うつもり?」

「いいや、協力者にギアスは使わない」

「信用してるよ。それじゃまた明日学園でね」

 

 

 

 

 

通信を切った 逆探知されてるみたいだけど、完全にできない

いちいち会話の引き延ばしにかかったのも逆探知させるためだってことは分かってたんだ

それも、見事に自然な流れの中に隠して気づかれないギリギリの線でね

でも、初めからそれは無意味 グラシャ=ラボラスの情報戦装備はそんなに甘くない

ふわぁ~あ・・・そろそろ僕も眠くなってきた

明日の朝にでもC.C.に事情を話そう  お休み・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、比較的・・・嫌、かなり不機嫌だった

なぜなら・・・

 

 

 

「お前は、無茶をする気か!?リート!!!」

「だって、ほかに方法ないでしょ!?ルルーシュを仲介にして電話は無理だって!」

「だが、なぜその方法で行く!?警戒されるのは当然だぞ!」

「何とかしてくるから、今回はこれで行かせて!」

 

 

 

 

私が寝ている間にルルーシュに通信をしてシャーリーという娘と会う約束を取り付けたというのだ

やる事はやってくれるんだが、あまりにも唐突でそれにリートが危険な目にあう可能性があるんだ

冗談じゃない ルルーシュにリートを取られてたまるか!

 

 

 

 

 

「だめだ、今回も何もお前が行くこと自体に反対だ!」

「なら・・・・・必ず帰ってくる!かえってピザ作ってあげるから!!それじゃだめ!?」

「な・・・に・・・・・」

 

 

 

 

 

ピザ・・・・・だと・・・・・・

リートの久しぶりのピザ・・・・

どうする・・・・・

もし、私が止めたら・・・・

止めなかったら・・・・

やむをえん・・・・

だが、決してピザにつられたわけではない、リートが必ず帰ってくると言ってくれたからだ

それ以外にたいした理由はない、ピザはあくまでついでだ、ついで

それに大局を見れば仕方のない事、ピザのためだ・・・いやいや・・・リートのためだ・・・

 

 

 

 

 

「・・・・ピザの事は、気にするな。お前の覚悟は分かった、行ってこい」

「うん!」

 

 

 

 

 

嬉しそうな声を出した後に、私は抱きつかれた・・・

・・・気づいたらリートはいなくなっていた

顔を見られていたら、どうなっていただろうか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アッシュフォード学園までは、それほど遠くない

グラシャ=ラボラスは使わなくていいと判断した

さて、C.C.には大見得はっちゃったけど、頑張っていかないと・・・

学園敷地内には校門からどうどうと・・・

こういうの、僕の記憶の中にはないんだよね 友達も今はいないしさ

がんばってバカやって、笑いあえる友達って言うのかな

そういえば、マオってC.C.と一緒になって依存症になったって言ってたけど

僕がなってないのは何が原因なんだろう・・・

 

 

 

「そこの民間人、止まりなさい!」

 

 

 

 

やっぱり、見つかるよね・・・

というか、そこまで警備は甘くないか

さてさて、これからどうすればいいだろう

 

 

 

「ん?お前!」

「あ、君は!」

 

 

 

偶然じゃないんだろうね、放課後に外に出たがる人はいるだろうけど、

校門の前あたりで待っている生徒なんて

 

 

 

 

 

「ランペルージ、お前の知り合いか?」

「ええ、本国からの友人で今日だけ来れるらしくって呼んだんです」

「ちゃんと申請したか?」

「すいません、昨日分かったものですから」

「次回からは気を付けろよ」

 

 

 

 

見とがめた先生らしい人は去って行った

今回はルルーシュに頼んだとはいえどうしたものか分からなかったんだ

 

 

 

 

「良くあんなにすらすらと嘘がつけるよね、ルルーシュ君」

「やはり、お前か・・・」

「うん、初めて顔を合わせる事になったね。ルルーシュ・ランペルージ」

「お前の名前を聞いていない」

「もう一人に名乗るのを止められていてね・・・そうだな、エイス・トゥバリエでいいや」

「でいいや、か。今はそうしておこう。これで貸し借りなしだ」

「また、貸し作るから構わないよ」

「ふっ。不思議だな・・・お前には、初めて会った気がしないんだ」

「C.C.とはまた違う人間に見えるかい?」

「あんな女とお前を一緒にしたくはないな。だがギアスの事はお前も知っているんだろう」

「彼女から教えてもらったからかな」

「なるほどな。さて、さっさと要件を済ませよう。その後できっちり話を聞かせてもらう」

「はーい」

 

 

 

 

 

学校っていうのは、こんなに賑やかで楽しそうな所なんだね

教会も似てるけどやっぱり、大人の人が少ないっていうのはいいな

歩けば歩くほど、振り向く人が大勢いるけどなんでだろう?

ルルーシュはそれほど人気者なのかな・・・

 

 

 

 

「ついたぞ、ここだ」

「うん、ありがとう」

「ま、この後が大変だけどな」

「えっ?」

「すぐに分かる」

 

 

 

ルルーシュは、そのままドアを開けて入っていった

僕もその後に続いたけど・・・なにこれ・・・

 

 

 

「おはようにゃん♪」

「会長・・・その恰好はなんですか?」

「アーサーの歓迎会、忘れたの?ルル」

「ルルーシュは意外と忘れっぽいとこもあったりする?」

「リヴァル、お前本気で言ってるのか?」

「まさか、チェスの手を全部覚えるお前が忘れるとは思ってないぜ」

「ルルーシュは、抜けてるところの方が多いよ」

「スザク君、ルルーシュを取り押さえてくれる?」

「会長!」

「イエス・ユア・会長!」

「おい、スザク!」

 

 

そこには、コスプレっていうのかな、猫っぽい恰好をした人たちがたくさんいた

見ていて、すんごい不思議な光景だった・・・

 

 

 

 

「ところでルルーシュ、彼は誰かな~?」

「ほぇ?」

「それを、椅子に縛り付けた後に言うセリフですか・・・」

「だって、そうでもしないとルルーシュが逃げるんだもん」

「・・・彼は、エイス・トゥバリエ。ブリタニア本国から来た友人です」

「ふぅ~ん。私、ミレイ・アッシュフォード。ここで生徒会長をしてるわ。よろしくにゃん」

「あ、は、はい・・・」

「私は、シャーリー・フェネット。気軽にシャーリーって呼んでいいよ」

「うん、シャーリー。僕もエイスで良いよ」

「俺はリヴァル、よろしくなエイス」

「よ、よろしく。リヴァル」

「枢木スザクです、よろしく」

「よろしく、スザク」

「ニーナ、自己紹介~」

「に、ニーナ・アインシュタインです・・・よろしく」

「こちらこそ」

 

 

 

 

こういうのが、友達っていうのかな? すんごく新鮮で気分がいいね

こういうのも、悪くないのかな・・・

 

 

 

 

「ところで、ルル。エイス君はなんでここに来たの?」

「あ、ああ。それがシャーリー。君と話したいんだってさ」

「私と?なんで?」

「実は・・・」

「ルルーシュ、そこからは僕が話すよ」

「分かった。話し終わったら待っていてくれよ」

「分かってるって」

「さぁーてルルーシュ~メイクするわよ~!!」

「ちょ、ちょっと会長やめてください!!」

 

 

 

 

 

「話って、何かな。エイス君。今日初めて会ったわけだけど何か話したいことってあるの?」

「ルルーシュから、水泳部とかすごいって聞いてるよ?」

「え、水泳部に所属はしてるけど、それと何か関係が?」

「ううん、こういう時は当たり障りのないことからって教えてくれた人がいてね」

「ふふっ、唐突でびっくりしちゃった」

「ごめんね、話をするのそれほどしたことないんだ」

「そうなんだ、でも直になれてくるよ。ここに転校してきたんでしょ?」

「ううん、今日は君に用があってきただけなんだ」

 

 

 

 

単刀直入に言うのは、正直怖いんだ でもぶち壊すのは僕とC.C.の仕事なんでね

この先、君を守るためにも言わせてもらうよ?

 

 

 

 

「私に?」

「正確には、君のお父さんになんだけどね」

「お父さん?」

「僕ちょっとした占い師でね?よく当たる占いだよ。ルルーシュに聞いて当てはまる人がいたからね。

無理やり本国から飛んできたんだ。突然に君に言うのも怖い話なんだけど単刀直入に言うね」

「占い?もしかして、恋愛とかも?」

「あ、やっぱりそっちの方が気になる?」

「気になるよ!!女の子って、意外とそう言う事好きなんだよ!」

「じゃあ、それは後で占うとして・・・」

「うん。怖い話かぁ、どんなのなんだろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――このままだと、君のお父さんは殺されちゃう 信じてくれる?

 

 

――――――――――――――えっ・・・それってどういうこと?

 

 

 

 




ちょっと、無茶だったかな・・・・
一日開けると腕が落ちるんじゃないかと不安になる今日この頃です


感想などありましたら、宜しくお願いします<m(__)m>

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