コードギアス 反逆のルルーシュ Request C.C.   作:グリムゼン

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まだまだ、精進が必要ですね~
では、本編です。


第七話 Helpless single force Is it ephemeral 's dream? 

 

 

 

 

 

ここは・・・どこ?

 

真っ白な空間 周りに何もない

 

ただ、足元に赤いカーペットが正面に続いている

 

何だろう、何なんだろうか  夢? でも違う 現実? それも違う

 

・・・夢現(ゆめうつつ)? なんとなくそれがしっくりくる

 

歩いてみよう どうせここにいても始まらない

 

相変わらず景色は変わらない 歩いてるのに歩いてる気がしない

 

ううん、歩いてるんだ 今気が付けた

 

何にもないけど、少し歩けた 隣にだれかいる気がした

 

その人は前にいた気がする 今では隣にいる気がする

 

そっちを向けない 向くなって言ってるわけじゃない

 

向いちゃいけない気がする 向いたら消えてしまいそうな、そんな感じ

 

でもほっとする 喜んでる気がした 笑顔? ううん 笑顔じゃないんだ

 

でも、笑顔なんだよ なに言ってるか分からない? 僕も分かってない

 

でも、それでいい きっと言ってくれるはずだから

 

なら・・・「・・・」 誰だろう? 隣の?

 

いや・・・「・・・」 君なの? 隣の?

 

うん・・・「・・・」 君か? 隣の?

 

そう・・・「・・・」 君だ ・・・

 

ああ・・・「・・ト」 起こしてくれるの?

 

あ~あ・・・「リ・・・ト」 もうおしまいかぁ

 

ふふっ・・・「リート」 またね、リート

 

 

 

 

 

 

 

「リート!!!」

「?・・・うわぁ!!!C.C.!?」

「うわぁ、じゃない!!お前いつまで寝ているきだ?」

「えっ・・・僕、どのくらい寝てたの?」

「丸二日だ。そんなに疲れていたか?ギアスを行使したわけでもないのに・・・」

「そんなに?・・・でも、なんか長い夢を見てた気がするんだけど」

「夢?珍しいな、どういう夢か覚えているか?」

「真っ白」

「まぁ、夢なんてそんなものさ。そんなことより、早く食事をして準備しろ」

「今日ってなんかあったっけ?」

「お前が寝ている間にコーネリアが来た」

「えっ!?」

「ほんの後数時間でサイタマゲットーが攻撃される」

「うん了解。それで僕たちのやることは?」

「グラシャ=ラボラスで、サイタマゲットーに行ってコーネリアの戦力を減らすぞ」

「それにもいろいろ訳がありそうだね」

「そうだな。まず第一にナリタ侵攻戦の戦力が減るな」

「黒の騎士団とか日本解放戦線には少し有利になりそうだね」

「まぁ、無駄だろうがな」

「どうして?」

「コーネリアの部隊は、補填部隊が多い。サザーランドなら即座に回復させてくるだろうな」

「なら、グロースターをたたく?」

「親衛隊だぞ?大丈夫か?」

「頑張ってみるよ。グラシャ=ラボラスと僕とC.C.で・・・」

「その事なんだが、今回私は手伝わないぞ?」

「えぇっ!?なんで?」

「万が一の事を考えてだ。今回私はグラシャ=ラボラスに乗らない。あいつが作ったナイトメア、

何か私に関係することがあるはずなんだ。それを今回で確かめたい」

「不安だな・・・」

「なに、心配するな。お前のギアスを使えば出発前まで戻ってこれる。大丈夫だ」

「でも・・・」

「通信は出来るし行動は常にモニタリングしてある、心配無用だ」

「・・・分かった。頑張るね」

 

 

 

 

僕は、グラシャ=ラボラスを呼んだ

自立起動でここまで飛んでこれるんだからやっぱり作った人はすごいと思う

でも、C.C.のために作ったって言ったけどなんか引っかかるんだよな

 

 

 

 

しばらくして、サイタマゲットーについた

しばらく? やっぱり変だ 違和感があるんだ

でも、それが何かわからない おっとと、通信傍受っと

 

 

 

「全軍に告げる。これよりサイタマゲットー壊滅作戦を開始する」

 

 

 

 

始まった これから少しずつコーネリア軍のナイトメアを減らしていこう

まずは・・・・・ん?通信?

 

 

 

 

「おい、L.L.聞こえているか?」

「うん、聞こえてるよ?どうしたのC.C.」

 

 

 

 

ちなみに、通信してきたのはこっちのC.C.じゃない方のC.C.

どうしたんだろう? 何か用かな?

 

 

 

「実は、ルルーシュがサイタマゲットーにゼロとして行った。

私も行くが、援護を頼みたいんだ」

「ふんふん、それくらいならいいよ。所で、僕たちの名前は」

「大丈夫だ。ルルーシュには伝えていない。じゃ、頼んだぞ」

 

 

切れちゃった やっぱり違うね あっちのC.C.はちょっとだけ子供っぽい

気がする・・・本人に行ったら絶対に怒られるね

私の方がお前の何倍も生きているとかなんとか 言われそうだ・・・

さて、ルルーシュ君に通信開きますか

 

 

 

 

 

「初めまして、ゼロ」

「お前は?」

「しらを切るなら無駄だよ。ルルーシュ君」

「やはり、お前か」

「今、サイタマゲットーにいるんでしょ?」

「ゼロなら来ると思ったか?」

「ううん、挑発に乗ったんだと思った」

「・・・」

「まぁ、それはいいや」

「それで、今回も質問はしてもいいのか?」

「今回はお預け、その代わりナイトメアをある程度、消してあげるよ?」

「なんだと?」

「コーネリア軍のナイトメアの場所は把握してる。倒してほしいところのナイトメアの

座標を言って、10機くらいまで倒してあげるよ」

「断る!」

「ふ~ん、なんで?」

「俺は、戦略が戦術につぶされるのが一番嫌いだ。あの白兜のようなな」

「なるほどね、ならいわゆるピンチの時に手伝ってあげよう」

「・・・断る」

「ま、いいや。でも、これで協力者のランクが下がったかもね」

「なっ・・・」

「君の強情さに関しては感心するよ。だけど、それで世界を変えられる?」

「黙れ・・・」

「でも、まだ君を見放したわけじゃないからね。それじゃあね」

「おい、ま・・・」

 

 

 

 

ルルーシュの戦術兵器嫌いはC.C.から聞かされていたんだ

ランスロットも、蜃気楼が出来るまで大嫌いだったって言ってたし

ちょっとの間、サザーランドを叩きますか

 

 

 

 

「リート、そっちは大丈夫か?」

「うん、問題ないよ。ちょっと機体に違和感があるけど」

「そうか、そのくらいなら問題ないだろう。気を抜くなよ」

「了解~」

 

 

 

サザーランドの戦闘パターンは、近接戦闘と中距離射撃

しかも、親衛隊近辺じゃない限り銃撃に頼りがちな衛士が多い

なら!

 

 

 

 

「ステルスモードでハーケンブースターを使えば!」

 

 

 

サザーランドも落ちる!

まず、一つ ・・・・・なんだけど

やっぱり、違和感があるんだ 

もう一つ!唐突に現れたハーケンに反応できずに、コクピットが離脱する

だけど・・・

 

 

 

 

 

「全部隊に告げる。ゲットー外苑まで至急後退せよ。

配置は問わない、ゲットー外苑まで至急動け」

 

 

 

 

なるほどね・・・ゼロに負けたと見せて制圧する算段か・・・

よし・・・なら、親衛隊の人に稽古つけてもらおうかな!

 

 

 

 

 

「グロースターを増援して包囲しろ」

 

 

 

 

地点は、あそこだね・・・

サザーランドの待ち伏せ・・・ルルーシュか

とっさの機転はやっぱり光るものがあるよね

 

 

 

ナイトメアステルス解除 対象は色が紫のグロースターだ

 

 

 

 

 

「グロースター、指定地域に到着。敵影ありません」

「おい、報告の訂正をしろ。黒いナイトメアらしき機体がいるじゃないか」

「は?ギルフォード卿、それらしい敵影はありませんが・・・」

「なんだと!?コーネリア様!」

「どうした、ギルフォード」

「未確認のナイトメアフレームが居るのですが確認できませんか?」

「こちらでは、信号は受信していない。そこにいるのか」

「はい・・・それが、周りにいる搭乗者は確認できないと・・・破壊しますか」

「特殊な機体とはいえ、テロリストが作ったものだろう。破壊せよギルフォード」

「イエス、ユアハイネス!全機本営に戻れ!」

「イエス、マイロード」

 

 

一番初めに、グロースターの小型マシンガンで攻撃

こっちはブレイズルミナス改で対処できる

 

「弾がはじかれる?!」

 

「今度はこっちから行くよ!!」

 

ランスロットですらかわしきれなかったスラッシュハーケン16期全斉射だ!!

射出・・・終わったと思ったけど対ナイトメア戦闘用大型ランスを犠牲にして立っていた

 

 

「なんで・・・それが親衛隊の実力!?」

 

 

「くっ、まさか・・・スラッシュハーケンが8基同時に飛んでくるとは・・・」

 

 

 

 

 

えっ・・・今、なんて言った?

スラッシュハーケンが8基? なんで同時斉射したはずだよ?

データリンクを・・・・嘘、本当に8基しか射出されてない

どういうこと・・・

 

 

 

「だが、こちらも負けんぞ」

 

 

「!?ちぃっ!」

 

 

いったん後方に下がった グロースターも追ってくる

さっきのデータリンクで確認できたけど、ランドスピナーも1連しか動いてない

って、余計なこと考えてる時間がなさそうだ!

 

 

 

「テロリストが!!」

 

「・・・ネビロス起動!!武器名 ケイオス爆雷」

 

 

流体の方が変形を始めて、手元にケイオス爆雷を置いてくれた

これはかろうじて使えるみたいだ 喰らえ!

 

 

 

「なにっ!ケイオス爆雷だと!」

 

 

辺り一面に弾丸を放つ兵器

下手をすれば自爆もありえる危険なものだけど

今はこいつで逃げる!!

 

 

 

四方八方に弾丸をまき散らしてグロースターの装甲を削っていく

腕でコクピットブロックを守っているけど脚部はもってない

少し経つと、ギルフォードさんは離脱していった・・・

間一髪だった・・・ネビロスがなかったらギアスを使って逃げてた・・・

 

 

 

「リート、どうだ、そっちのほう・・・おい!どうしたかなりやつれてるぞ」

「あ、C.C.・・・違和感の正体が分かったよ・・・帰ってから説明する」

「あ、ああ。だが急いで戻ってこい。今、自分の顔を見れるのなら見ろ。真っ青だぞ」

「後で見るよ・・・とりあえず今は戻るね・・・」

 

 

 

そこからは、グラシャ=ラボラスの自立起動半分、自分の操縦半分でホテルに戻った。

帰ったとき、C.C.の不安そうな表情ったらなかったよ・・・

で、でも、説明しなきゃ・・・あの、ナイトメアの弱点を・・・

 

 

 

 

 

「説明するね・・・C.C.」

「そんなことより早く休め。何か飲みたいものは、食べたいものは?」

「・・・お水」

「ああ、すぐ持ってくる、待ってろ」

 

そういうと、走ってすぐに持ってきてくれた

そこまで急がなくてもいいのに・・・

 

 

「ごくごくごく・・・ふぅ」

「大丈夫か?」

「うん、なんとか」

「良かった・・・じゃあゆっくりでいいから説明してくれ」

「うん。まず、C.C.のグラシャ=ラボラス。なんで複座型か分かる?」

「ん?そういえばそうだな、なんでだ?」

「多分、最強の機体が複座型だからだよ」

「ガウェインの事か?だがあれは第六世代相当と言われていたぞ?」

「ううん、少なくともその後複座型のナイトメアが開発されてないんだよ」

「言われてみれば確かに・・・だがそれがどうつながる」

「複座型の理由は、C.C.が乗ること前提で作られたから。あくまで推測だけど、

C.C.の操縦技術とは関係なく使える機体にしたかったから」

「つまり、私以外にもう一人必ず乗せなければならないと?」

「そう言う事、そしてC.C.を乗せなかった場合、もしくはC.C.しか乗らなかった場合、

機体性能が半減する可能性がある。少なくとも僕一人だと機体性能は半減した。

スラッシュハーケンもランドスピナーも半分しか機能しなかったからね」

「だが、それでは理由にならんぞ」

「もう一つあるんだ。それは、二人乗りが大前提って言う事。それが複座型の理由」

「複座型の理由?」

「複座型はそれこそ人間二人乗ることが前提で作られてる。だから一人だと動かすことは、

出来ても十全に操ることはできない。二人乗って初めてこの機体は第十五世代になるんだと思う」

「・・・なるほどな・・・万が一の事を考えたとはいえ一人で行かせるべきではなかったか」

「たぶん・・・ね」

「すまなかった、リート」

「いいんだよ、気にしないで」

「いいや、それでは私の気が済まない・・・一つだけお前に何でも叶える権利を与える。

私にさせたいことがあったら何でも言え。何でもやってやる」

「・・・と、とりあえず保留にしておくよ」

「そ、そうか・・・わかった」

 

 

 

C.C.気づいてないだろうけど、今顔真っ赤なんだよね 何でかな・・・

 

 

 

勢いに任せて言ってしまったが、大丈夫だっただろうか・・・

 

 

 

 

 

「と、とりあえずお前は今日は休め・・・」

「う、うん・・・そうするよ・・・」

 

 

 

 

まだ夕方だというのに、そして何の脈絡も無いおかしな会話

この時、私達はそんな事にすら気付けなかった

2人だけの時の距離が以前よりも少し近くなっていたのは、多分気のせいじゃないと思う

そう思いたい 吊り橋効果というやつか? 違うか・・・

私の無茶振りでこうなってしまったんだ、そうもなるさ

 

 

 

 

―――――――――――――――もう少しで黒の騎士団立ち上げだ・・・警戒はしておくか・・・

 

 

 

 

 




そろそろ、タグ変えようかな・・・

ご感想などお願いします<m(__)m>

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