東方ガンダム伝   作:parui

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書きました。


紅霧異変その二【門を守るシェンロンガンダム】

「ここを通すと思うなよ?」

「あら、私は通るけど?」

「フフフ···········」

「おい···············」

「何よ?魔理沙」

「前回の最後のあれはなんだったんだ!?」

「あれって何よ」

「ほら、最後さぁ·······そーなのかーってあったろ!?」

「あぁ、ルーミアのこと?あいつなら倒したじゃない」

「そんなこと知ってるぜ!チルノは私が倒したしな」

「じゃあ何よ」

「最後あんな次戦いますよー的なアピールしといて出ないのかよ!?」

「アピールとかよくわかんないんだけど」

「あぁ············もう良いぜ···············」

「そ、そろそろいいか?」

「あぁ、ごめんな。待たしちまったぜ。どうぞこいつと戦ってくれ」

「押し付けんのかい」

「何て言うか··········ちょっと疲れたぜ」

「ふーん············まぁいいわ」

「よ、よし。では名乗りをあげさせてもらうぞ!

我が名は紅美鈴!私が使う機体はシェンロンガンダム!私はナタクと呼んでいる!

貴様の名と機体の名を名乗れ!」

「面倒ね··········私の名前は博麗霊夢。使う機体はストライクフリーダムガンダムよ」

「よしわかった。ではいざ勝負!」

『ガンダムファイト!レディイイイイイイ!ゴォオオオオオオオ!』

 

-機体分析-

 

パイロット【紅美鈴】機体【シェンロンガンダム(ナタク)】

《武装》

ドラゴンハング(火炎放射機×2)

ビームグレイブ

シェンロンシールド

バルカン×2

_________________________________________

 

戦いの始まりを告げる二人の叫び声が響き渡る。

それが消え去るや否かのタイミングに美鈴がドラゴンハングの伸ばし、

霊夢に攻撃する。

 

「甘いわね」

 

霊夢がビームシールドで防ぐ。

 

「甘いのはどちらだぁ!?」

「は?」

「火炎放射!」

 

ビームシールドを越えて炎がストライクフリーダムを襲う。

数秒の沈黙と炎に隠れるストライクフリーダム。

どうなったんだ?

魔理沙がそう呟こうとしたとき何かが見えないストライクフリーダムから飛び出す。

 

「なんだ!?」

 

美鈴が叫んで、周りを見回す。

 

「なんだあれは······?」

「ドラグーン!」

 

魔理沙には見えない何かから発せられたビームがシェンロンを襲う。

しかし、流石は軽兵装のガンダムで、ある程度は避ける。

だが、数が多かったからか、ドラゴンハングと右足が被弾し、破壊される。

 

「やっぱり妖怪は流石ね。人ならこれが見える人は少ないわ」

 

ストライクフリーダムが炎の中から見えだした。

シールドがやられ、ところどころ壊れている。

驚愕の表情を浮かべた魔理沙がストライクフリーダムを見ていると、あることに気づいた

 

「後ろの羽が········小さい?」

「あら、魔理沙も気づいたのね。そう、あの羽は分離して遠隔操作できるのよ」

「クソッ!被弾した!今の兵装でどうにかなるか········!?」

 

美鈴が青ざめた顔で言う。

 

「どうにかなると思っているの?」

 

そう言って霊夢は横になったシェンロンにビームライフルを向ける。

 

「··········っくそ!まだだ!まだ終わらんよ!」

 

撃つ前にシェンロンはビームグレイブを出し、ジャンプする。

 

「これでお仕舞いよ」

 

ビームライフルの引き金が引かれる。

ピンク色のビームがシェンロンを貫く。

 

シェンロンは消え、気絶した美鈴が見える。

どうやら勝ったようだ。

 

「おぉ~、勝ったな霊夢」

「此くらい勝たないと話にならないわよ」

「じゃあ、紅魔館に乗り込むぜ!」

「そうね。とっとと首謀者の首根っこ捕まえて全部吐かせて終わらせましょう」

「次のやつは飛ばすなよな!」

「はぁ?」

「いいや!何でもないぜ!」




ドラグーンは確か重力下では使えなかった気がしますが使えることにします。

書き忘れていたのでここに書きますが、
この作品での本人依存の性能と言うのは、兵装の量、機動力、等です。
魔理沙はまだまだ未熟なので兵装は少ないです。
霊夢は完成形なので異常に多いです。
しかし、多ければ強いと言うわけではなく、美鈴のように機体の特性に合わせて、
軽量だったりもします。
あと、この作品では、戦闘続行不可能になると、機体は消え、搭乗者は地面に置かれます。
(消えたら、気がつけば地面にいる)
因みに機体は出したいと思ったらすっと出せて、邪魔だと思ったら消せる。
そんなもんです。

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