もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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今回も早めに終わりました。
模擬戦まで行かなかった・・・


予定変更

「それにしても、須佐乃男遅いね~。」

 

「迎えに行ってもう20分ですし、確かにチョッと遅いですね。」

 

 

千冬姉が何かしてるのか?

アリーナから食堂まで、普通に歩けば10分掛からない。

往復するとしても20分は掛かりすぎなような気がする。

確認するにも今は範囲外だし聞くことは出来ない。

 

「(・・・様、一夏様。)」

 

 

ん?須佐乃男か、如何したんだ?

 

「(全員でアリーナまで来てください。私も伝えしだい戻るように言われてます。)」

 

 

言われてるって、千冬姉にか?

 

「(はい。山田先生は都合により話せないので・・・)」

 

 

都合って何だよ。

もしかして気でも失ってるんじゃないだろうな。

 

「(・・・・・)」

 

 

何で沈黙するんだ。

冗談で言ったんだぞ。

 

「(兎に角、すぐにアリーナまで来てください。さもないと私が・・・)」

 

 

分かった、分かったからそう震えるな。

 

「(絶対ですよ!)」

 

 

それだけ言って通信が切れた。

また範囲外に移動したのだろう。

兎も角何かあるのなら移動しなければマズイだろうな。

 

「如何やらアリーナで何かあるようですので、一先ず移動しましょう。」

 

「何かって?」

 

「詳しい事は何も・・・ですが山田先生に何かしらの出来事があったようで今須佐乃男から千冬姉が呼んでると。」

 

「今?一夏君電話してなかったよね?」

 

「まあ色々あるんで。詳しい事は移動しながらで、早くしないと須佐乃男に何か起こるようなので。」

 

「千冬さんが暴走でもするのかしらね?」

 

「恐らくはそれに近い事になるんでしょう。これ以上被害を出さないためにも行きましょう。」

 

 

俺は二人に大まかな事情を説明して食堂からアリーナに移動する事にした。

何はともあれ、専用機に何かあったら訓練出来ないからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで一夏君、色々な事情って?」

 

 

移動中気になった事を一夏君に聞いた。

電話も無線も無しに如何やって須佐乃男から情報を貰ったのかしら。

 

「大した事では無いんですが、俺と須佐乃男は直接脳に話しかけられるんですよ。」

 

「本当!?」

 

「ええ。まあ範囲に限界があるので、離れすぎると聞こえませんし、隠し事なども出来ません。口で発するのではなく心で思った事が相手に伝わるので。」

 

「便利なのか不便なのか分からないわね・・・」

 

「まあ隠そうとすればある程度は隠せるんですがね。それに知られたくないって感情も伝わってくるので必要以上は探りませんし。」

 

「でも思った事は伝わっちゃうんでしょ?」

 

「全部が全部伝わる訳ではなく、互いに読もうとしなければ伝わりませんよ。須佐乃男は俺が考え事をしてると思考を読んできますし、俺はアイツが気まずい顔をしながら視線を逸らしたら読みますけど、それ以外は緊急時以外はしませんよ。」

 

「範囲ってどれくらいの距離なの?」

 

「さあ、正確には分かりませんが・・・少なくとも食堂からアリーナまでは通じません。」

 

「結構狭いのね。」

 

「元はIS時に会話するために使ってた事ですからね。人の姿になれば普通に話せますし、今は携帯などの通信機器があるので必要性は低いかと。」

 

「でも須佐乃男は携帯持ってないよ?」

 

「何でナターシャさんがそれを知って・・・ああ、千冬姉ですか。」

 

「そうだね。」

 

 

一夏君の勘の良さは凄いわね。

疑問に思っても途中で答えを見つけちゃうんだから。

 

「必要だとは思ってるんですが、そもそも俺にも須佐乃男にもちゃんとした籍が無いですからね。」

 

「ああ。そう言えば一夏君って今無所属なんだっけ?」

 

「必要最低限は何とか出来ますけど、今の携帯から更新しようとするともの凄い時間と国同士での話し合いが必要でしょうね。」

 

「いっそ織斑って国を作ってそこに所属するって言うのは・・・」

 

「ふざけてるんですか?」

 

「冗談よ。」

 

 

一夏君怖い、怖いからそんなに睨まないで。

千冬さん同様、一夏君も視線だけで人を殺せそうな勢いで睨んでくるから怖いんだよね。

 

「兎も角、そう言った理由で須佐乃男は携帯を持ってません。」

 

「そもそも人の姿になったのが最近ですからね。」

 

「福音戦の前ですからね。」

 

「それじゃあまだ一月経ったか如何かって事?」

 

「そうですね。」

 

 

それにしては堂々としたものね。

既に何年も一緒に居るかのように振舞っているもの。

 

「一夏君は須佐乃男と一緒に居て如何?」

 

「如何とは?」

 

「ISとしてではなく一人の女の子として見てる訳でしょ?」

 

 

さっき彼女だって言ってたし。

 

「基本的には専用機だと思って接してますけど、如何もアイツはISの前に彼女と言った考えのようでして・・・」

 

「じゃあ何で一夏君は須佐乃男とも付き合おうと思ったの?」

 

「思ったって言うよりなし崩しに彼女になった感じですね。」

 

「なし崩し?」

 

 

随分穏やかじゃなさそうな感じね。

 

「俺が臆病だったせいで不安にさせてたんですよ。それでポーカーの罰ゲームでキスする事になったんです。」

 

 

一夏君は何処か恥ずかしそうに話し始めた。

でも罰ゲームでキスって、何だか飲み会の場のような気がするんだけど。

 

「その場に居たのが俺と須佐乃男、後は全員彼女だったんですけど・・・」

 

 

事情を知らなかったら、とんだ不真面目野郎だと思う発言ね。

まあ、一夏君が真面目過ぎるからそうなったんでしょうけど・・・

 

「それで楯無さんが、『この際須佐乃男も彼女になっちゃいなよ!』とか何とか言ってそこからなし崩しに・・・」

 

「それは・・・」

 

 

一夏君も災難だったわね。

更識楯無、ロシアの国家代表で更識家十七代目党首、それでいてIS学園生徒会長。

肩書きは凄いが、如何やらその人本人は意外とイタズラ好きなのだろう。

面識はあったけど人となりまでは知らなかった。

 

「まあ断れなかった俺が悪いんでしょうが。」

 

「それなら私にも・・・」

 

「はい?」

 

「な、なんでも無い!」

 

 

私ってば何を言うつもりだったの。

そもそも一夏君は教え子なのよ。

それに歳だって・・・

 

「何か?」

 

「いえ、何でも。」

 

 

ついつい小鳥遊さんを見てしまった。

一夏君の彼女の一人である小鳥遊碧さん。

私より年上であり、一夏君のお姉さん、千冬さんよりも年上だ。

彼女がありなら私だって・・・いや、彼女の場合は見た目が幼いから平気なのかもしれないわね。

私は20代前半ではあるが、その見た目は後半、ないしは30代と勘違いされるほどだ。

いくら一夏君が大人びているからと言ってもこの見た目では無理だろう。

 

「・・・さっきから何考えてるんですか?ずっとコッチ見て・・・」

 

「何でも無い!うん、何でも無いの。」

 

「はあ・・・」

 

 

何処か納得してない感じではあったが、それ以上の追求はしてこなかった。

しかし、そんなにも一夏君の事を見てたのか・・・

この際だし、一夏君に年齢を聞いてみよう。

確か一夏君は私の年齢を知らないハズだし・・・

 

「ねえ一夏君。」

 

「何です?」

 

「私って何歳に見える?」

 

「?質問の意図が良く分からないんですが・・・」

 

「良いから答えて。」

 

「はあ・・・少なくとも千冬姉よりは年下ですよね。そうなると山田先生と同い年か一つ上ですかね?山田先生より年下とは思え無いですから・・・22か3ですかね?」

 

 

凄い。

私の年齢をこうもピッタリと当てるなんて。

 

「正解は千冬さんと同じ24よ。」

 

「そうなんですか。てことは束さんとも同い年ですか・・・」

 

「意外?」

 

「まあ千冬姉と束さんの見た目で同い年だって言われて、すぐに納得出来るのは無理でしょうし、その二人と同い年のナターシャさんの見た目が普通なんでしょうけど身近の同い年があの二人ですからね。意外と言われれば意外かもしれませんね。」

 

「私が・・・普通?」

 

 

そんな事言われたのは初めてだ。

普段は、年のわりに落ち着いた雰囲気とか、大人っぽいとか言われるから何だか嬉しいわね。

 

「何意外そうな顔をしてるんですか?」

 

「いや、そんな事言われたの初めてだったから。」

 

「そうなんですか?」

 

「うん。何時もはもっと上に見られるから。」

 

「俺と同じですね。」

 

 

そっか。

一夏君も普段は実年齢より上に見られるんだよね。

名前と顔有名でも歳までは知らないよね・・・

 

「さて、そろそろアリーナですね。」

 

「そんなに歩いたんだ・・・全然そんな感じしないわね。」

 

「話しながら歩けばそんなものです。」

 

 

一夏君はさらりとそう言い顔の向きを前に戻した。

この子は大抵の場面では目を見て話すから、顔を前に向けたって事は会話は終わりって事だよね。

相手の目を見て話すのは良いことだけど、一夏君に見つめられたら恥ずかしいと思う娘はいっぱい居ると思うのよね。

そんな事思ってる私も恥ずかしいんだけど・・・

 

「一夏さんが大人っぽいので、余計に私が子供っぽく見られるんですけどね。」

 

「それって俺のせい何ですか?」

 

「一緒に歩いてれば周りからそう見られてるって分かります。」

 

「碧さんの私服は、まあ少し年齢から考えると子供っぽいですが、中身はしっかりとした大人なんですから、そんなに気にする事無いんじゃないですかね。」

 

「またそんな事を///」

 

 

私の会話を引き継いだのかは知らないが、小鳥遊さんが一夏君と年の話をしている。

一夏君はさらっと恥ずかしい事を言って、それを言われた小鳥遊さんは顔を真っ赤にして照れている。

一夏君って恥ずかしがる事をしないのね・・・あっ、キスとか裸とかは年相応かそれ以下の耐性しか無いんだったっけ。

 

「何です?」

 

「何でもないよ。」

 

 

じーっと見ていたのに気付いて一夏君がコッチを見る。

まさか一夏君の事考えてたとは言えないもんね。

 

「遅いぞ!」

 

「そんなに時間掛かってないだろ。」

 

「そうですよ。須佐乃男が呼びに来てからまだ10分も経ってないですよ?」

 

「私は待ったんだ!」

 

「貴女の事なんて知ったこっちゃ無いですよ。そもそも人を呼びつけておいてその態度はいかがなものかと思いますけど?」

 

「す、すまない一夏。だからそう睨むな。」

 

 

一夏君に睨まれて大人しくなる千冬さん。

やっぱりこの姉弟の力関係は弟の方が上のようだ。

 

「それで、山田先生は如何した?」

 

「ん?真耶ならそこで寝てるぞ。」

 

「寝てる?」

 

 

こんな地面で寝るなんて、よっぽど疲れてるのね。

などと思った数秒前の自分を怒りたくなった。

 

「山田先生!?大丈夫ですか!!?」

 

 

寝てると言うよりは横たわっていると言った方が正しいと全員が思うほど、山田先生はボロボロだった。

 

「いったいアンタは何をしたんだ。」

 

「何って、組み手の稽古だ!」

 

「稽古の域を完全に越えてるだろうが。」

 

「そんな事は無い、ちゃんと手加減したぞ?」

 

「アンタの手加減は当てにならない。」

 

「まあ、なってしまったんだから真耶の事は仕方ない。それで一夏たちを呼んだんだ。」

 

「仕方なくは無いだろうが、それで何のようだ。」

 

「うむ、真耶が居なくなったため、一対三の訓練は明日に延期する。その代わり二対二で模擬戦をする。」

 

「組み合わせは如何するんだ?それと審判は。」

 

「セルフジャッジでいいだろ。エネルギーが尽きれば分かるだろうし、そもそも厳密な公式戦では無いんだ。ある程度は大まかで良いだろ。組み合わせは今から決める。」

 

「ジャンケンか?」

 

「全員と組めば良いだろ。時間はたっぷりあるんだ。」

 

「それもそうだな。」

 

「追加の訓練機も借りてきたから安心しろ。」

 

 

こう言う時だけは準備が良いんですよね。

千冬さんと一夏君だけで進められていく模擬戦の予定。

千冬さんと一夏君が分かれていれば良いが、この二人と戦わなければいけなくなると思うと気分が滅入る。

小鳥遊さんも同じなのか、少し顔色が悪い。

 

「専用機持ちの一夏とナターシャは別だろ、それで一夏はまずどっちと組みたい?」

 

「まあ碧さんだろ。」

 

「何故だ!?」

 

「何故って、普通に考えれば分かるだろ。」

 

「普通に考えればお姉ちゃんとだろ!?」

 

「何処の普通なんだよ・・・」

 

 

確かに、姉と彼女なら彼女を選ぶのが普通だろ。

一夏君の考えが普通だと私も思う。

 

「まあ良い。どうせ後で一夏と組めるのだ。」

 

「俺と千冬姉が組んだら二人が可哀想だろ。」

 

「それは勘弁してくれるとありがたいですね。」

 

「同じく。」

 

「お前たちも訓練になるだろ?それに私が一夏と組みたいのだ!」

 

「「「・・・・・・」」」

 

 

ああも言い切られると何とも言えない。

本当に一夏君の事が好きなんだな~。

 

「ナターシャ、今何考えてた。」

 

「いえ、何でもないですよ。」

 

 

あ、危ない。

一夏くんも鋭いけど千冬さんも大概ね。

やっぱり姉弟だけあって油断出来ないわ。

 

「何か納得出来ない事を思われた気がしたんですけど。」

 

「気のせいじゃないかしら。」

 

 

やっぱり鋭いわね。

一夏君が如何思おうと、この勘の良さは姉弟だと言わざるを得ないのよ。

 

「それじゃあまずは私、ナターシャペア対一夏、小鳥遊ペアだな。」

 

「時間は?」

 

「10分後だ。時間になったらオープンチャネルで知らせる。」

 

「了解。それじゃあ碧さん、ピットに移動しましょう。」

 

「分かったわ。」

 

「打鉄とラファール、どっちにします?」

 

「後方支援が得意ですのでラファールで。」

 

 

二人は仲良く話しながらピットに移動していった。

 

「ぐぬぬ・・・」

 

「ち、千冬さん?何かおかしな事になってますよ?」

 

「私は正常だ。」

 

 

う~ん・・・イマイチ正常だと思え無いんだけど。

まあ千冬さんが言うんだから信じるしか無いか。

 

「それで、千冬さんは打鉄ですよね?」

 

「ああ。一夏相手にラファールでは分が悪い。」

 

「そもそも勝てる気がしないんですけど。」

 

「一夏一人なら勝てないだろうが、あの小鳥遊が一緒なら何とでもなるさ。」

 

 

何を考えてるんだろうか。

私は千冬さんの考えを知るのが怖くて聞けなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「急にIS戦をする事になってスミマセンね。」

 

「いえ、私は平気ですよ。」

 

 

ピットに移動する間、一夏さんは私の事を気に掛けてくれていた。

確かに急ではあったが、それくらいで動揺してたら、暗部更識家で働いていけない。

何時、何があっても冷静を心掛ける、それが暗部で働く私に求められる事だ。

 

「まったく、千冬姉にも困ったものだ。」

 

「そう言っても一夏さんは相手するんでしょ?」

 

「これ以上よそ様に迷惑を掛けるのも心苦しいので。」

 

「そんな事言っちゃって、一夏さんだって真剣勝負が出来るんだから嬉しいんでしょ?」

 

「・・・碧さん相手に手加減する気が無くなりました。」

 

「え!?ゴメン手加減してほしいな?」

 

 

一夏さんと私が戦うって事は、一夏さんのペアに千冬さんが居るって事だ。

千冬さんが手加減するなんて思え無いから、一夏さんが本気でくると私は一瞬で負ける事になる。

 

「なら冗談でもあのような事、言わないでください。」

 

「分かった。」

 

 

一夏さんは千冬さんと同じに思われるのを嫌っているようだ。

世界が注目する姉弟だが、その実態はこんなものだ。

 

「碧さんの実力は大体把握してます。とりあえずは千冬姉に狙われないように立ち回ってください。その間にナターシャさんを停めます。」

 

「分かった。でもなるべく早くしてね。私じゃブリュンヒルデ相手に何分持つか分からないんだから。」

 

「10分くらいは平気でしょう。ですが、なるべく早くしますよ。」

 

 

一夏さんはそう言って目を瞑った。

集中する時や考え事をする時は決まって目を瞑る一夏さん。

その表情はとても凛々しく、そしてカッコいい。

この表情を見られただけで、急に決まった模擬戦に対する怒りは無くなった。

 

「碧さん?如何かしましたか。」

 

「何でもないよ。」

 

「一夏様、そろそろ時間です。」

 

「そうだな、それじゃあ展開してくれ。」

 

「了解です!」

 

 

ずっと黙っていた須佐乃男が開始間近である事を教えてくれた。

私もラファールに乗り込まなくちゃ!

 

「碧さん!」

 

「はい?・・・!?」

 

 

振り向いた私の唇に一夏さんの唇が触れた。

 

「これは千冬姉が迷惑掛けたお詫びです///」

 

「う、うん///」

 

 

不意打ちにも程がある。

模擬戦間近なのに気持ちが落ち着かない。

何とか落ち着くために、私はさっさとラファールに乗り込んだ。

如何やら一夏さんも同じらしく、私から視線を逸らし落ち着こうとしていた。

 

「そろそろ時間だ。一夏、小鳥遊、アリーナに出て来い。」

 

 

落ち着く間も無く千冬さんが開始時間だと告げる。

如何しよう、顔真っ赤だよ。

 

「碧さん、行きましょう。」

 

「う、うん。」

 

 

一夏さんは既に落ち着いたのか、普段の凛々しい表情に戻っている。

うう・・・私はまだなのに。

 

「碧さん、その表情でも平気ですよ。千冬姉にはキスした事は分かりませんから。」

 

「そ、そうだよね。」

 

 

うん、落ち着いてきた。

私は一夏さんにフォローされ冷静さを取り戻すのであった。

よし、絶対に負けない!・・・って意気込んだところで大して戦力にはなれないんだけどね。




真耶が戦闘不能のために急遽碧が参加。
次回こそは模擬戦を書きます。

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