もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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80話ですね。
100話が近づいてきました。


久しぶりの学園

翌日、俺は早朝から弁当作りに勤しんでいる。

何の用事だかはっきりと聞いてないが、恐らくはイギリスで起きたIS強奪に関係してるんだろう。

 

「一応須佐乃男も連れて行った方が良いかもな。」

 

 

誰に言うでもなくつぶやいた独り言だ、別に返事は期待していなかった。

 

「どちらに行くのですか、一夏様。」

 

「須佐乃男?早いな。」

 

 

返事が来たのも予想外だったが、まさか本人が来てるとは思わなかった。

どうも料理に集中すると、気配を察知する事が出来ないんだよな。

 

「今朝は偶々です。」

 

「それで、何で厨房に?」

 

「良いにおいがしたもので。」

 

 

子供かお前は。

においに釣られて厨房に来た須佐乃男に、若干呆れながらも丁度良いので須佐乃男の予定を聞く事にした。

 

「須佐乃男、今日暇か?」

 

「ええ、特に予定はありませんが、何かあるのですか?」

 

「ああ、千冬姉から学園に来るように言われてるんだ。恐らく何かあるはずだから、一緒に来てもらえるか?」

 

「いいですよ。私は一夏様の彼女である前に専用機ですので。」

 

「・・・彼女の方が先に出るんだな。」

 

 

俺にとっては専用機兼彼女なんだが、須佐乃男は彼女兼専用機の解釈のようだ。

 

「当たり前ですよ!せっかく一夏様の彼女になれたんです!そっちの肩書きの方が重要に決まってるじゃないですか!」

 

 

如何やら俺は怒られてるようだ。

どちらが先でも大して変わらないだろうが・・・

 

「兎も角、専用機が必要になる可能性があるのでついてきてくれ。」

 

「了解です一夏様!」

 

「・・・何で敬礼なんだ?」

 

「主の命令ですので!」

 

 

・・・今初めてやったろ、お前。

 

「それじゃあ8時に屋敷を出るから準備しとけよ。」

 

「特に持っていくものはないですよ~。」

 

「・・・着替えとけって意味だ。」

 

「分かってますって。」

 

 

須佐乃男の態度に俺は盛大にため息を吐いた。

ISとしての性能は高いんだが、人として付き合うと疲れるんだよな・・・

 

「それで一夏様、そのお弁当は誰のですか?」

 

「ん?千冬姉に頼まれたんだが、近所のスーパーには丁度良い量のものが無くてな。山田先生やナターシャ先生の分もついでに作ったんだ。」

 

「私の分は?」

 

「・・・食べるのか?」

 

「当然です!」

 

 

ISとして連れて行くんだが、弁当を食べる気満々のようだ。

 

「それじゃあ一人分を少しずつ減らして、もう一品作ってそれを足して・・・」

 

「凄い集中力ですね~。」

 

 

須佐乃男の弁当を作るためにあれこれ考えていたので、須佐乃男が何を言ったのかは聞き逃した。

 

「あれ?一夏様の分のお弁当は無いんですか?」

 

「俺は学食で十分だ。」

 

「一夏様って自分の分をあんまり作らないですよね~。」

 

「そうか?・・・そうかもな。」

 

 

思い返してみても、確かに自分の分はあまり作ってないな。

いや、作っても他が食べちゃうから結局食べてないだけだが。

 

「一夏様もお弁当にすれば良いじゃないですか!」

 

「何で力が入ってるのか聞かないが、もう材料が無いぞ。」

 

「?こんなにあるじゃないですか。」

 

「それは更識家の食材だ。俺が独断で使えるものじゃない。」

 

「別に良いわよ~。」

 

「刀奈さん!?」

 

 

須佐乃男の背後から現れた刀奈さんに少し驚いた。

屋敷内でも警戒しておいたほうが良いかもしれないな・・・

 

「一夏君の料理を私たちにもくれるなら、使っても良いわよ?」

 

「私たちって事は、何時ものメンバーですか?」

 

「いいや、屋敷の人間全員。」

 

「全員!?」

 

「そ、全員。朝食だけで良いわよ。」

 

「今からですか・・・ちなみに全員って何人くらい居るんですか?」

 

「ん~と・・・200人くらいかな?」

 

「200!?遠慮します・・・」

 

 

もう少し少なかったら考えたが、さすがに多すぎる。

前にも誰かに言ったが、不特定多数に食べてもらえるようなものでは無いのだ。

 

「そっか・・・残念。じゃあ私たちの分だけでも良いわよ?」

 

「それならなんとか・・・」

 

「やった!」

 

「・・・もしかして刀奈さんが食べたかっただけですか?」

 

「そんな訳ないじゃな~い♪」

 

 

絶対嘘だ。

明らかな笑顔、語尾が弾んでるのを隠しきれてない。

まあ良いか。

俺は刀奈さんに希望を聞いて、彼女たち+自分の弁当を作り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ行ってきます。」

 

「行ってらっしゃ~い!」

 

 

刀奈さんに見送られ、俺と須佐乃男はIS学園に向かうために駅に向かう。

まさかこんなに荷物が多くなるとは思ってなかった。

 

「楽しみですね~、一夏様のお弁当。」

 

「俺だけ違うと言われそうだな・・・」

 

「一夏様が作ってるんですから、文句言える立場では無いんですけどね~。」

 

「あの人に理屈は通用しない。」

 

「千冬様は一夏様大好きですから、一夏様と同じが良いんですよ。」

 

「こっちはそこまで好きじゃ無いんだがな。」

 

 

姉弟なんてそんなもんだろ。

篠ノ乃の所も、弾の所も年下の方はあんまり年上の事好きじゃ無いみたいだし、それが普通だと思っている。

他に比較対象がいないから如何にも言えんが・・・

 

「更識、布仏姉妹は仲良いですよ?」

 

「また思考を読んだな・・・まああの姉妹は仲良いな。偶に言い争いするが・・・」

 

「あれは説教ですよ・・・」

 

 

簪が刀奈さんに、虚さんが本音に説教するのは最早日常茶飯事な光景になりつつある。

だがあれも愛情の裏返しなのだろう。

相手の事を本気で思えるからあそこまで説教が出来るんだろうな・・・

 

「一夏様のは説教て言うよりカミナリですからね~。」

 

「それは落とされる方が悪いだろ。」

 

「一夏様を怒らせる度胸は、私にはありませんよ。」

 

「十分度胸はあると思うんだが・・・」

 

 

実際には落としては無いが、落としたいと思った事は何度もあるのだ。

そうこうしている間に駅に到着した。

 

「さてと・・・須佐乃男はお金持ってるよな?」

 

「へ?一夏様の奢りですよね?」

 

「・・・持ってないのか。」

 

 

こう言った時、待機状態が時計だったらと思う。

一人分くらい平気だが、出費には変わりないのだ。

 

「ケチケチしないでくださいよ~。」

 

「してない。」

 

 

二人分のパスを購入して、ホームに向かう。

後で必要経費として請求しておこう。

 

「やっぱりケチケチしてますよ。」

 

「普通に貯蓄から引くだけだ。家計簿に記入しておけば問題ない。」

 

「家計簿なんてつけてるんですか!?」

 

「誰が家計を守ってると思ってるんだ?」

 

 

千冬姉に任せたら、一月と持たずに破産してしまう。

そもそも貯蓄とは別に緊急用に使えるお金もあるんだ。

来月そこに追加しておけば今回の出費は大した事では無い。

千冬姉と須佐乃男の小遣いから引けば良いんだから。

 

「何で私まで!?」

 

「当たり前だろ。奢りでは無く貸しなんだから。」

 

「酷い!?」

 

「往復幾ら掛かると思ってるんだ。」

 

「そ、それは・・・」

 

 

普段から無駄遣いは止めろと口をすっぱくして言ってるのに、一向に無駄遣いを止めない須佐乃男には良い薬だろう。

そして千冬姉の領収書を見る限り、半分以上は酒とつまみに使ってるので、少し止めさせるためにも、小遣いを減らす方が良いのだ。

この間の酒盛りで反省してるかと思ったら、すぐ飲むんだからあの姉は。

 

「これからは気をつけますので、どうかお小遣いを減らすのだけは!」

 

「須佐乃男が人間の姿になって一月、その間に須佐乃男が使った金は幾らなんだろうな?」

 

「ウッ・・・」

 

「服や食料は兎も角、須佐乃男自身が買い食いや何か分からないものを買ったのはどれくらいなんだ?そもそもまだあの料金を支払って貰って無いんだが。」

 

「あれは・・・お小遣いから引いといてください。」

 

「その分も含めると、お前の小遣い無くなるぞ?」

 

「そんな!?」

 

 

脅しが過ぎたか。

完全に震えている須佐乃男を見て、俺は少し反省した。

 

「まあそこまでは減らさないが、もし来月も同じ事になったら遠慮無く減らすからそのつもりで。」

 

「はい!気をつけます!!」

 

 

返事だけは何時も良いんだよな。

この気持ちが続いてくれると、織斑家の家計も安泰なんだがな・・・

元々の問題児である千冬姉の小遣いは来月から減らすとして、須佐乃男は一ヶ月の猶予を持たせるとしよう。

そもそも、立替や前借分で、俺の小遣いは殆ど無くなってるんだが。

 

「一夏様の寛大な処置に感謝します!」

 

「大げさだろ・・・」

 

「?そう言えば、今日の材料費は何処から出てるんですか?」

 

「何処って、食費分は避けてあるぞ。それと雑費とかその他もろもろは別に避けてあるに決まってるだろ。」

 

 

何を当然な事を聞いてるんだ。

俺は呆れ顔で須佐乃男を見たが、須佐乃男はそれ以上の呆れ顔だった。

 

「・・・何だ?」

 

「一夏様はそこらへんの主婦より主夫してますよ。」

 

「褒めてるのか、それ?」

 

「ええ、一応は。」

 

 

何だか複雑な思いをしながら、IS学園に到着した。

移動だけで時間が掛かるんだよな・・・

来週も行かなければいけないのかと思うと、面倒くさくなってきたな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうも、織斑です。織斑先生に呼ばれて来ました。」

 

「ご苦労様。」

 

 

入り口で警備員の人に許可を取り、IS学園内部に入る。

制服なら問題無かったのだが、今回は私服なので正式に許可を取らなければ侵入者として疑われかねないのだ。

 

「一夏様の専用機の須佐乃男です。」

 

「はい、どうぞ。」

 

 

須佐乃男も同様に許可を取り、千冬姉を探す。

歩いて探すのが面倒だったので、電話をする事にした。

 

「もしもし千冬姉、今学園に着いた。それで何処に向かえば良いんだ?」

 

「第一アリーナに来てくれ。」

 

「了解。」

 

 

それだけで電話を切ろうとしたが・・・

 

「一夏!」

 

「・・・何だ?」

 

「弁当は作ってきたな?」

 

「そこが重要なのか?」

 

「当たり前だ!それが最重要事項だろうが!!」

 

「ハァ・・・」

 

 

自分の姉がここまで残念なんて信じたくなかったよ。

人を呼びつけた用件より弁当の方が大事なんて思ってっても言うなよな。

 

「如何した一夏?何かあったのか?」

 

「今思いっきりあったわ!」

 

「そうか・・・それで何があった。」

 

「・・・自分で気付け。」

 

 

そう言って電話を切り、携帯の電源を落とす。

折り返し電話されても面倒だからだ。

 

「第一アリーナだそうだ。」

 

「分かりました。・・・一夏様、千冬様に悪意はありませんから。」

 

「なお悪いわ!」

 

 

純粋にそう思ってるからこそ面倒くさいんだ。

自分が弟に心労を与えてるなんて思っても無いだろうからこそ、あそこまで俺が怒るんだ。

だが、千冬姉は何で怒られてるのか理解してないので、再び同じ事で怒られるのだ。

 

「一夏様が兄みたいですね。」

 

「・・・あっちが9歳年上なんだがな。」

 

 

今年16と25の姉弟だ。

見た目もそれに準じるのだが、生活態度や相手に対する行動や言動はそれと反するのだ。

姉が弟に怒られ、そして弟が姉に呆れる。

歳の近い兄弟、あるいは姉妹ならそれもありえるのかも知れないが、俺と千冬姉は9歳離れている。

分かり易く言うと、俺が小1の時に千冬姉は高1なのだ。

その弟に呆れられているのだ。

 

「兎も角移動しましょうか。」

 

「そうだな。考えてるだけで頭が痛くなってくる。」

 

 

襲い掛かってくる頭痛に目を細め、俺は移動する事にした。

ちなみに、目を細めているから・・・

 

「一夏様、そんなに睨まないでくださいよ。」

 

「睨んでない。頭が痛いだけだ。」

 

 

このように誤解されるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一夏!何で携帯の電源を切ってるんだ!」

 

 

アリーナに到着した俺たちを迎えてくれたのは、この残念な発言をした姉だった。

ああ、また頭痛が・・・

 

「織斑君?如何かしたんですか?」

 

「一夏君、久しぶりに会えたのは嬉しいですが、そう睨まれると怖いよ?」

 

「いえ、頭痛が・・・」

 

「「ああ~。」」

 

 

二人の教師には俺の頭痛の原因が分かったようだ。

二人も苦労してるんだな・・・

 

「何だ?何で三人でこっちを見てるんだ?」

 

 

頭痛の原因(千冬姉)は一斉に見られた事にたじろいでいる。

知らぬは本人のみってか・・・

 

「それで、俺は何で呼ばれたんだ?」

 

「お前を誘拐した組織の事でだ。」

 

「ああ、やっぱりか。イギリスのISを強奪したそうだな。」

 

「ふへ~、織斑君良く知ってますね~。」

 

「何処からその情報を?」

 

「どうせアイツだろ。」

 

「まあその通りだが・・・千冬姉よ、自分の親友をアイツ呼ばわりは如何かと思うぞ?」

 

 

照れ隠しなのだろうが、千冬姉は俺の前では束さんの事をアイツと呼ぶ事が多い。

唯一の友人をアイツと呼ぶのは良くない気がするんだが・・・

 

「一夏だって凰の事をアイツって呼ぶじゃないか!」

 

「鈴は親友じゃなくて悪友だから良いんだ。」

 

「私と束も親友じゃなく腐れ縁だ!」

 

「どちらも同じだと思いますよ?」

 

「「ああん!」」

 

「ヒィ!何でも無いです。」

 

 

果敢にもツッコミを入れた山田先生だったが、俺と千冬姉のダブルで睨まれあえなく撃沈した。

 

「無茶と無謀は違いますよ・・・」

 

「山田先生の勇気を称えて敬礼!」

 

「死んでませんよ~!」

 

 

ナターシャ先生と須佐乃男が山田先生に敬礼をして遊んでいた。

何してるんだあの二人は。

 

「兎も角、その件でお前を呼んだんだ。」

 

「あっ、話が戻りましたね。」

 

「かなり強引ですけどね。」

 

「そこ!こそこそと話してても聞こえてるぞ!」

 

「「す、スミマセン!」」

 

 

ナターシャ先生と須佐乃男を叱り、千冬姉は話を続ける。

 

「敵のIS操縦者は相当な腕の持ち主のようだ。」

 

「ああ、セシリアから聞いた。」

 

「そうか、それなら話は早いな。一夏、お前が再び襲われる可能性は決して低くない。」

 

「そうだろうな。ただの織斑一夏では無く、世界唯一の男性操縦者になってしまったからな。あの時以上に価値はあるんだろうな、今の俺には。」

 

 

自分で如何思おうが、世間の評価は変わっていく。

織斑千冬の弟では無く、世界各国がそのデータをほしがっているIS操縦者。

利用価値はモンド・グロッソ時以上だろう。

 

「そこでだ。今の実力でも平気だろうが、敵は国家代表レベルのIS操縦者だ。それが確認出来るだけで二人、そしてイギリスの第三世代型ISを奪った事を考えると、もう一人IS操縦者が居るんだろう。」

 

「それで?俺は何をすれば良い。」

 

 

言いたい事は大体分かった。

そして、これから言う事も大よそ分かっている。

 

「そこでだ。一夏、お前は実力はあるが経験は少ない。実践に関して言えば、銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)戦のみだ。」

 

 

福音の操縦者であるナターシャ先生が気まずそうに視線を逸らした。

 

「それで、お前には今日と明日、我々相手に模擬戦をしてもらう。」

 

「明日もか?荷物など持ってきてないぞ?」

 

「一旦帰れば問題ないだろ。」

 

「・・・移動だけで幾ら掛かると思ってるんだ。」

 

「それくらい問題ないだろ。」

 

「貴女の無駄使いで俺の小遣いは殆ど無くなってるんだが、その事は当然理解してくれてますよね?」

 

「あ、ああ・・・」

 

「それなら如何して二日間だって事前に言ってくれなかったんですか?事前に分かってればそれ相応の準備をしましたのに。」

 

「つ、ついうっかり・・・」

 

「うっかりですか・・・」

 

 

場の空気が一気に冷たいものに変わった事に、この場に居る全員が感じ取った。

既に千冬姉は涙目だ。

 

「そんな一言で片付くとお思いですか?」

 

「スマン!だから許してくれ!!」

 

「許すわけ無いだろうが!」

 

「ヒィ!」

 

 

我慢の限界が来て、千冬姉にカミナリを落とす。

ガタガタと震えている山田先生を尻目に、再び千冬姉を問い詰める。

 

「しかも、誰かさんがボーナス全部を酒代に使ったおかげで、織斑家の家計は今までに無いくらい赤字なんだが。」

 

「その事は謝っただろ!」

 

「謝って済む問題じゃ無いんだよ!そもそも酒を控えろと言っただろうが!それなのに何だ、この領収書。酒代ばっかりじゃないか!」

 

「だって忙しかったんだ。酒くらい大目に見てくれ。」

 

「小遣いの前借の時に無駄使いするなって言ったよな?あれからまだ半月も経ってないぞ。今の貴女の残高は幾らですか?」

 

「そ、それは・・・」

 

「これからは40%の小遣い減!」

 

「そんなに減らされたら生活出来ないぞ!」

 

「酒とつまみを買わなければ平気でしょが。」

 

「しかし、日ごろの楽しみなんだ!」

 

「なら、健康のために、毎日生野菜でも届けましょか?」

 

「スミマセン勘弁してくださいお願いします。」

 

「やっぱり一夏様が年上みたいですね・・・」

 

 

須佐乃男の一言でしらけたので、千冬姉に対するお仕置きは終了した。

まったく、姉の後輩の前で怒らなければいけない俺の気持ちにもなれよな。




久々登場千冬姉。
しかし今回は駄目姉でしたね。
次回は模擬戦の場面を書こうと思ってます。
戦闘シーンは難しいんだよな・・・

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