もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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朝早いからこの時間はかなり眠いです・・・


気合の表れ

「あっ一夏君、お疲れ様~。」

 

 

部屋に入った俺を迎えてくれたのは、完全にくつろいでいる刀奈さんと残りのメンバーだった。

 

「疲れてませんよ、肉体的にはそんなに。」

 

「肉体!?一夏君のエッチ!」

 

「分かって言ってますよね・・・」

 

「あっ、やっぱりばれちゃった?」

 

 

こう言った事で精神的に疲れてるんですけどね。

刀奈さんは確信犯だろうし、言っても改める事は無いだろう。

 

「おりむ~疲れたの~?ここで寝る~?」

 

「いや、平気だ。」

 

「遠慮しなくて良いよ~。」

 

「何なら私のでも良いよ。」

 

「簪、お前も最近おかしいぞ?」

 

 

本音と争うように膝を差し出す簪。

所謂膝枕と言うやつだ。

 

「頼むから少し大人しくしてくれ。」

 

「今は何もしてないわよ?」

 

「いえ、そうじゃなくて・・・」

 

 

精神的疲労は俺でもキツイんですから。

こう言えたら楽なんだろうが、言ったところで労わってくれる人は何人居るのだろう。

表面上は労わってくれるだろうが、裏で何を企んでるのか分からない人も居るからな・・・

 

「ん?」

 

「如何かした?」

 

「一夏様?」

 

「おりむ~?」

 

 

主にこの四人・・・いや三人と一機。

元々イタズラを企む刀奈さんと一緒にしていた本音。

最近刀奈さんに対抗してるのかは定かでは無いが、そう言った行動が目立つ簪、そして人の姿になれるようになってからの須佐乃男は俺の精神に多大なダメージを与えている。

もし疲れた姿など見せたなら、それ幸いと新たなイタズラを仕掛けてくるかもしれない。

自分の彼女を信じられないのが辛い・・・

 

「何でも無い・・・」

 

「大丈夫ですか?」

 

「ええ、大丈夫ですよ虚さん。」

 

「一夏君も戻ってきたし、夕飯を作る人を決めましょう。」

 

「昨日は碧さんと須佐乃男、朝と昼は一夏君、手伝いで虚ちゃんと簪ちゃん。残ってるのは私と本音だね。」

 

「じゃあその二人で。」

 

「かんちゃん、ここはジャンケンだよ~。」

 

「・・・そこまで作りたく無いの?」

 

「そうじゃないけど~。」

 

 

誰が作っても平気だろうが、この中だと本音と刀奈さんは料理上手の部類だ。

特に心配はしなくても良いのだろうが、この二人だけで調理をする所を想像すると・・・何故だろう、凄い疲れたんだが。

 

「二人は決定で、後一人を手伝いで付けましょう。」

 

「それが良さそうですね。」

 

「信用無いな~。」

 

「寧ろ有ると思ってたの?」

 

「かんちゃんヒドイよ~!」

 

 

普段の行いだろうが。

当然口には出さなかったが、内心誰もが思ったはずだ。

限りある食材で遊ばれては堪らないからな。

 

「一夏様はお休みください。これ以上は一夏様でも大変でしょうし。」

 

「そうか?じゃあ俺は風呂にでも・・・」

 

「それは駄目です!」

 

「何故だ?」

 

「何でもです!」

 

 

まさかまたあの馬鹿騒ぎの風呂なのか!?

ゆっくり風呂に入る事も許されないのか、俺は。

 

「一夏さんはゆっくりと『部屋』でくつろいでくださいね?」

 

「何で部屋を強調したんですか?」

 

「特に理由は無いですよ?」

 

「・・・そうですか。」

 

 

恐らく虚さんも風呂には行かせたく無いのだろう。

昨日はあれだけで済んだが、今日は既に昨日以上の精神的疲労があるのだ、出来れば一人でゆっくり入りたかったんだが・・・

 

「それじゃあジャンケンですね。」

 

「出来れば虚ちゃん以外の人が良いわね。」

 

「おね~ちゃんじゃ私たちが大変ですからね~。」

 

「・・・どうせ私は戦力外ですよ。」

 

 

余計な事を言って虚さんをへこませた刀奈さんと本音。

無自覚で人の気にしてる事を言うからな、この二人は・・・

 

「じゃ~んけ~ん・・・」

 

「「「「ポン!」」」」

 

「・・・須佐乃男と虚ちゃんが勝ったわね。」

 

「かんちゃんか碧さんだね~。」

 

「じゃあ二人で行きましょうか?」

 

「そうだね、監視も兼ねて二人で。」

 

「「ええ~!」」

 

 

監視と言う事が不服なのか、嫌そうな声を出す刀奈さんと本音。

料理は出来てもその過程が心配なんですよ。

 

「それじゃあ一夏、作ってくるね。」

 

「ああ、頼む。監視も調理も。」

 

「うん、任せて!」

 

「一夏君まで~!」

 

「ヒドイよ~!」

 

「ほら、行きますよ。」

 

 

碧さんに引きずられながら食堂に移動する刀奈さんと本音。

頼むから余計な事をしませんように・・・

 

「一夏さん、私って戦力にならないんでしょか。」

 

「あの二人は虚さんより料理上手ですからね。今のままでは少し足手まといかも知れません。ですが、着実に上手くなってきてますから諦めないでくださいね。」

 

「そうですね・・・今のままでは駄目ですよね!一夏さん、これからも私に料理を教えてくださいね!」

 

「それだけの気合があれば大丈夫ですね。」

 

「一夏様、私も練習したいのですが。」

 

「須佐乃男も?・・・そう言えばお前もあんまり上手く無いんだっけか。」

 

「平均くらいでしょうか。もしくは少し下手な部類に入ると思われます。」

 

 

実際に料理を作ってる所を見た訳では無いので何とも言えないが、平均レベルならば良いんじゃないのか?

思わずそんな事を考えてしまった。

須佐乃男と俺の思考はある程度共有しているので、その事も須佐乃男に筒抜けだった。

 

「平均的では駄目なのです!一夏様と比べると全然!もうまったく!!これっぽっちも良く無いんです!!!」

 

「・・・料理なんて、極端な事を言えば食べられれば良いんだぞ?そこまでこだわる必要はお前には無いんじゃないのか?」

 

 

別に食堂を経営したり、食堂のおばちゃんになる訳でも無いんだし。

 

「一夏様に満足してもらいたいのです!」

 

「今でも十分満足してるぞ?」

 

「いえ、今のままでは駄目なのです!」

 

 

・・・何かあるのか?

俺は精神を集中して須佐乃男の思考を探る。

 

「(千冬様を満足させられればお小遣いUP!)」

 

 

・・・そう言うことか。

またあの姉の仕業なのか。

無駄に舌の肥えた千冬姉を満足させるには相当な労力と時間が必要だろうな。

 

「小遣いUPは諦めろ。」

 

「何故それを!?」

 

「今回は思考を読んだ。随分と奥深くに隠していたが、油断したな。」

 

「一夏様に隠し事など不可能なのですね・・・」

 

「俺が知ろうとしない限りは隠せるだろうな。だが逆に俺もお前には嘘を言えないんだがな。言ってもバレるからな。」

 

「一夏様の思考プロテクトは強固ですからね~。私では何でも見破れませんよ。」

 

 

別に隠したい事など大して無いんだがな・・・

何でもかんでも筒抜けなのは何となく嫌なので、ある程度は隠しているのだ。

 

「大体あれだけの小遣いを何に使ってるんだ?」

 

「女の子には色々あるんです!」

 

「女の子って・・・お前は正確には子では無いだろうが。」

 

 

機会を子と数えるのかは不明だが、少なくとも俺は数えない。

 

「そこは関係無いです!兎も角、私だって色々あるんです!」

 

「色々ねぇ~。まあ良いけど。」

 

 

別段この場で追求する事でもないだろ。

前借や借金をしている訳でもないのだし、この辺りで止めておこう。

 

「教えるのは構わないが、小遣いは諦めろ。元々千冬姉にそれを決める権利など無いんだ。寧ろ自分の小遣いを気にしろよ・・・」

 

「一夏様が財布を握ってますからね~。千冬様も領収書を貰うのが大変だってぼやいてましたし。」

 

 

大変って・・・

無駄使いしなければ俺だってある程度は自由にさせるさ。

だが、あの姉は金を持つと無駄使いに走るからな。

領収書、最悪レシートは回収しておかないと家計を預かる身としては不安でしょうがないのだ。

 

「悪いが少し寝る・・・」

 

「お休みなさい、一夏様。」

 

「本当には寝ないんだが・・・」

 

「分かってますよ。こう言うのは様式美ですからね。」

 

「何だそれ?」

 

「聞かないのが優しさです。」

 

 

それなら仕方ない。

俺は横になり、目を瞑る。

これだけでも少しは楽なのだ。

この後あるであろう疲労の元にそなえて、今日の疲労を出来るだけ回復しておきたい。

 

「一夏さんも疲れるんですね・・・」

 

「俺も一応人間ですからね・・・疲れもしますし死にもします。」

 

「一応って、一夏様は私と違って正真正銘人間ですよね?」

 

「人間離れしてるって意味なんだが・・・」

 

 

自分で一応って付けなきゃいけないのも何か嫌だが、客観的に見た場合、俺は普通の人間では無いだろうな。

 

「虚さんだって疲れてますよね?普段あれだけ疲れ知らずの体を装ってるのに。」

 

「私は隠しては無いですよ?」

 

「でも、弱音は吐かない。刀奈さんや簪、本音の前では絶対に。」

 

「・・・その分一夏さんに甘えてますから。」

 

 

そう言って俺の腕に絡みつく虚さん。

一応逃げてはみたが、頭を腕に乗せられてしまったので逃げようは無かった。

 

「腕枕ですか・・・」

 

「一夏様、私も失礼しますね。」

 

「勝手にしろ・・・」

 

 

結局、料理が運ばれてくるまで三人で横になって休んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ調理を始めましょうか!」

 

「おお~!」

 

 

昨日からほとんど食べ専だった私と本音は、夕飯を作るべく食堂に来た。

正確には途中まで引きずられて来たのだが、今はその事を関係ない。

 

「一夏君に喜んでもらえるものを作りたいわね~。」

 

「でも、一夏って何でも食べるよ?」

 

「中華料理は嫌いのようですけどね。」

 

「おりむ~はあんかけやお酢があんまり好きじゃ無いみたいだよ~。」

 

「そうなんだ・・・チョッと意外かも。」

 

 

好き嫌いなんて無さそうなんだけど、やっぱり一夏君も人の子なのね。

別の所は完璧に近い一夏君も、好き嫌いはやっぱりあるのを知って何故か親近感を覚えた。

普段から近くに居るのに、何故か遠くに居る感じがするから、イタズラや仕事をサボる事で一夏君を近くに感じていたのだ。

 

「お姉ちゃん?」

 

「な~に簪ちゃん。」

 

「今何か・・・いや、何でも無い。」

 

「?」

 

 

簪ちゃんが何か聞きたそうだったけど、何だったんだろう。

気になるけど、今は一夏君のためにも一刻も早くご飯を作らねばならないのだ!

 

「それで、何作ろうか?」

 

 

食材はまだ沢山ある。

しっかりと冷凍保存されているので、肉も魚も十分残っている。

これだけ有ると逆に悩むのよね。

 

「一夏は野菜中心で作ってるから、肉や魚をメインにしようか。」

 

「おりむ~は健康志向だからね~。」

 

「確かに一夏さんは健康に気をつけてますからね・・・主に私たちのせいで。」

 

「碧さん、今何か言った?」

 

「いえ、何も言ってませんよ楯無様。」

 

「そう?」

 

 

絶対何か言ったと思うんだけどな~。

聞き出すのは骨が折れそうなので止めておこう。

 

「健康も大事だけど、やっぱり美味しいものを食べたいわね~。」

 

「作るのも楽なものが良いな~。」

 

「そこは楽しちゃ駄目でしょ。」

 

 

簪ちゃんの言う通り、楽して美味しいものは作れないのだ。

こればっかりは私だって手を抜くつもりは無い。

 

「絶対、一夏君に美味しいって言わせるんだから!」

 

「おりむ~は美味しいって言ってくれますよ~?」

 

「一夏は自分に厳しいけど、親しい私たちには優しいからね。」

 

「でも、駄目な時はちゃんと駄目って言ってくれますよ。」

 

「だから一夏君の評価は信じられるんだよね。」

 

 

お世辞も言うけど、真剣な時はしっかり評価してくれる。

これが真剣なのかは置いておくとしても、一夏君には美味しいって言ってもらいたい。

一夏君は、朝に食べてから今まで何も食べてないのだから、絶対に美味しいものを作る!

空腹は最高のスパイスって聞いたことがあるけど、本当に美味しいものなら空腹じゃ無くても美味しいはず。

それに一夏君が空腹くらいで味覚が甘くなる訳無いんだし、気を抜かないでしっかり作らなきゃね。

 

「よ~し!それじゃあ調理開始~!!」

 

「「「おお~!」」

 

 

気合を入れて、私たちは夕食を作り始める。

一夏君には及ばないけど、私たちだってそれなりに美味しく作れるんだから!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お姉ちゃん、気合入れ過ぎだよ。」

 

「海老と蟹の味噌汁に鯛のお刺身・・・凄いですね~。」

 

「尾頭付きだよ~!」

 

「皆だって相当じゃない。」

 

 

松阪牛のステーキに新鮮野菜で作ったサラダ、そしてお魚の煮付け。

これは気合入れすぎたわね・・・

 

「七人で食べきれるかしら・・・」

 

「一夏なら食べてくれるだろうけど・・・」

 

「私たちも食べなきゃ駄目ですよね・・・」

 

「私はあんまり要らないかな~。」

 

 

これは気合入れすぎてやっちゃったパターンかもしれない。

もしかして怒られる?

 

「とりあえず持ってかなきゃいけないよね・・・」

 

「作ったからには持ってかなきゃね・・・」

 

「私たちも気合入れ過ぎました・・・」

 

「おりむ~に美味しいって言わせようとしたら、こうなっちゃったんだよね~。」

 

 

皆も一夏君を満足させようとしたようだ。

 

「兎も角、部屋まで持って行きましょうか。」

 

「そうだね。一夏も待ってるし。」

 

「怒られないと良いですね。」

 

「碧さんも同罪だよ~。」

 

 

せっかく作ったんだから、兎に角食べてもらいたい。

怒られるかもしれないが、一夏君もお腹すかせてるだろうし急いで持っていこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせ~!・・・あれ?」

 

 

部屋に戻ったら一夏君と虚ちゃん、そして須佐乃男が寝ていた。

一夏君の腕を枕にして寝ている虚ちゃんと須佐乃男は何だが幸せそうだった。

 

「寝てるね・・・」

 

「おりむ~がお昼寝してる~!」

 

「珍しいですね。」

 

 

確かに珍しい、だが気になるのはそこではない。

一夏君の腕枕なんて・・・

 

「羨ましい!」

 

 

私だってしてほしいのに!

一夏君がした訳では無いだろうが、一夏君に理不尽な怒りを覚えた。

 

「一夏君!起きて、準備出来たよ!!」

 

「・・・起きてますよ。」

 

 

声を荒げた私に対して、一夏君は特に不満を見せる事無く対応した。

 

「寝てるのは虚さんと須佐乃男です。」

 

「そうなの?一夏君が寝てる所に二人がくっついたんじゃなくて?」

 

「俺は横になってただけです。そうしたら二人がこのように寝転んできたんですよ。」

 

「泳いだからかな?」

 

 

全身運動だし、私だって疲れてる。

でも、一夏君は私たち以上に運動してるはずなのに平気なのかな?

 

「虚さん起きてください。須佐乃男も起きろ、準備出来たそうだ。」

 

「・・・んん~。」

 

「・・・ふわぁ~。」

 

 

虚ちゃんは身じろいで須佐乃男は大あくびをしながら目をこすっている。

 

「起きた?」

 

「起きましたね。」

 

 

一夏君も腕を開放されて軽く振っている。

長時間頭を置かれていたからだろうか、少し赤い。

 

「私、寝てました?」

 

「ええ、思いっきり寝てましたね。」

 

「お前もだぞ、須佐乃男。」

 

 

虚ちゃんを寝ていたと言った須佐乃男に突っ込む一夏君。

自分は寝てないと思ってたんだろうか。

 

「私は少しウトウトしてただけですよ。」

 

「嘘吐け。思いっきり寝てたぞ。」

 

 

一夏君は本当に寝てなかったんだ。

いったいどんな体力してるのよ。

 

「寝た寝てないは兎も角、夕飯の準備が出来たようだからさっさと起きろ。」

 

「は~い。」

 

 

まだ少し眠そうな須佐乃男を叩き起こしテーブルに移動する。

 

「・・・これは。」

 

「凄いですね・・・」

 

 

気合を入れすぎた私たちの料理を見て、一夏君と須佐乃男が固まった。

私もこれだけ豪勢な夕飯が出てきたら固まるわね。

 

「ゴメンね、つい気合入りすぎちゃって・・・」

 

「私も~!」

 

「私もついつられちゃって・・・」

 

「監視をするはずだったんですけど、私もつい・・・」

 

 

素直に謝る私たちに、一夏君は優しい笑みを向けてくれた。

 

「謝る必要は無いですよ。これだけ豪勢になったのは、俺を喜ばせたかったですか?それとも美味しいものを作りたかったからですか?」

 

「・・・どっちもかな。」

 

「そうだね・・・」

 

「おりむ~の喜ぶ顔を見たかったのだ~!」

 

「美味しいものを作れば皆さん喜んでくれると思いまして・・・」

 

「それで良いじゃないですか。量は多いですが、七人居れば食べられるでしょう。だから謝る必要は無いです。」

 

 

一夏君は私たちを慰め、席に着く。

 

「それじゃあ食べましょうか。」

 

「そうですね~。私もお腹が空きました。」

 

「お嬢様がやり過ぎるのは想定内ですよ。」

 

 

部屋待ちの三人が席に着き、私たちを慰めてくれる。

 

「それじゃあ食べよっか!」

 

「私もお腹空いた~!」

 

「・・・食べ過ぎないようにしないと。」

 

「残ったら冷蔵庫に閉まっておきましょか。」

 

 

全員で作り過ぎた料理を食べる。

その味はとっても美味しかった。




次回は二日目のお風呂の話です。

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