もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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今回は平和な日常です?


屋敷内でのかくれんぼ

「それにしても凄かったね~。」

 

「そうですよね~。」

 

 

一夏と出かけた事によって、気力を回復した虚がもの凄いスピードで溜まっていた仕事を終わらせたため、本日刀奈と本音の予定は空いてしまった。

 

「本音、何する?」

 

「う~ん・・・急に何もなくなると思いつかないですよ~。」

 

「そうだよね~。」

 

「そう言えば~、今日はかんちゃんも予定無いって言ってましたよ~。」

 

「なぬ!簪ちゃんも暇なの!?よ~し、一緒に遊ぼう!」

 

「お~!」

 

 

二人そろって簪の部屋に突撃するのだった。

 

 

 

 

 

 

「虚さん、羨ましいな・・・」

 

 

一方簪は、部屋で虚の事を考えていた。

自分の姉と親友が仕事をしないから虚に負担が掛かってるのは理解している。

だが一夏がその疲れを癒すために一緒に出かけるのは納得出来なかった。

頭では理解しているのだが、気持ちで納得出来ないのだ。

虚は自分と同じで一夏の彼女なのだから、二人っきりで出かけてもおかしい事は無いのだが、どうも気持ちが落ち着かないのだ。

 

「私も二人っきりで出かけた事はあるけど、変なのに絡まれたし・・・でもあの時の一夏はカッコよかったな///」

 

 

思い出し顔を赤らめる簪。

一夏が守ってくれたのもそうだが、面と向かって彼女と言われたのが嬉しかったのだ。

 

「人の彼女に何してるんだ?だって///そうだよね。私は一夏の彼女なんだよね///」

 

 

一人舞い上がっている簪。

 

「簪ちゃん居る~?」

 

「かんちゃ~んあそぼ~!」

 

「はっ!お姉ちゃんと本音!?仕事は良いの?」

 

「虚ちゃんが凄まじいスピードで終わらせちゃって、暇になったのよ。」

 

「おね~ちゃんの本気って始めて見たかも~。」

 

「そうなんだ・・・虚さんに押し付けた訳じゃ無いんだね?」

 

「私だって何時でも虚ちゃんに押し付けてる訳じゃないよ!?」

 

「おや、刀奈様に本音様。簪様の部屋の前で如何しました?」

 

「あっ須佐乃男、おっかえり~。」

 

 

クラスメイトと泊りがけで遊びに行っていた須佐乃男が帰ってきたようだ。

 

「それじゃあ須佐乃男も一緒に遊びましょうか。」

 

「三人より四人だ~!」

 

「私まだ遊ぶなんて言ってないよ!?」

 

「ええ~!遊んでくれないの~!?」

 

 

もしこの場に一夏が居たら、

 

「どっちが姉なんだ・・・」

 

 

とぼやいたかも知れないほど、今の刀奈は子供っぽい。

簪の発言に本気で泣きそうになっているのだ。

 

「かんちゃんは一緒に遊んでくれるよね~?だって今日かんちゃんも暇だよね~。」

 

「確かに予定は無いけど・・・」

 

「じゃあ決まり!一緒に遊ぼう!!」

 

「復活早いですね~。」

 

 

ついさっきまで涙目だった刀奈が今は爛々と輝いた顔でドアにくっついている。

 

「分かったから、ドアから離れて!開かない!!」

 

「むふふ~。今日は良い日だな~。」

 

「だからどいて~!」

 

 

簪と一緒に遊ぶ事で頭がいっぱいの刀奈は、簪の言葉が耳に入ってなかった。

 

「はいは~い楯無様~、少し移動しましょうね~?かんちゃんが出てこれないですよ~。」

 

「手伝いますよ、本音様。」

 

「おねが~い。」

 

 

二人がかりで刀奈をドアから離し、簪が部屋から出てきた。

 

「・・・それで何して遊ぶの?」

 

「それは私も気になりますね。いったい何をするのですか?」

 

「え~とね~・・・あれ?楯無様~、何するんでしたっけ?」

 

「あれ?もしかして決めてなかったっけ?」

 

「「・・・・・」」

 

 

散々誘っておきながら決めていなかった二人を見て言葉を失った簪と須佐乃男。

 

「やめて!そんな目でお姉ちゃんを見ないで!!」

 

「だってお姉ちゃん、決めて無いのに私を誘ってたんでしょ?せめて決めてから誘ってよ。」

 

「私もてっきり決まってるものだと思ってましたよ。」

 

「うう~。だって急に予定が空いたんだもん!」

 

「そうそう、急に空いたから何しよう?って事だったんだよ~。」

 

「それでも言いだしっぺなんだから決めてよね?」

 

「「は~い・・・」」

 

 

笑顔で迫られ逆らう事が出来なくなった刀奈と本音。

 

「そう言えば、一夏様は何処に居るんでしょうか?戻ってきたので、挨拶をしておきたいのですけど・・・」

 

「一夏なら訓練場に居るはずだよ?」

 

「それだ!一夏君に決めてもらおう!!」

 

「おお~!おりむ~なら良い案出してくれるよ~!!」

 

「結局人任せなんだ・・・」

 

 

遊びの案まで一夏に丸投げした二人を見て、簪はため息を吐いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり気配を消すのは碧さんが一番だな。」

 

自分の知らない所で仕事が増えたとは知るはずも無い一夏は、碧の部隊の特訓に付き合っていた。

 

「それじゃあ隠れている人を探してください。この訓練場から精々500mくらいしか離れてないんで、制限時間は3分で。足で探しても良いですけど、なるべく気配で探してください。」

 

 

部隊の半数を隠れさせ、残りの半数に探させる。

気配を消す訓練と気配を探る訓練を同時にするために、一夏が提案した訓練だ。

 

「それじゃあ始めてください。」

 

 

別に声に力を籠めた訳では無いのだが、一夏の開始の合図に探す側の人間は気合が入っている。

 

「やる気があるのは良い事だが、空回りしなければ良いけど・・・」

 

 

一人残った訓練場でひっそりとつぶやく一夏。

やる気が気合になり、その気合が本来以上の力を出させてくれるのは理想的だが、気合が空回りして、実力がまったく出せない状況になる事もあるのだ。

その事を心配しながら、一夏は全員の気配を感じながら現状を把握する。

 

「さすがに簡単には見つけられないか・・・これは隠れている方を褒めるべきか、探す方を指導するべきか。」

 

 

近くを通ってはいるのだが、まったく見つけることが出来ていない状況を見て、一夏はそんな事を考えていた。

 

「おや?」

 

 

一夏の気配察知範囲に部隊の人間以外が入ってきた。

 

「何の用だ?」

 

 

気配で誰が来るのか分かった一夏は、状況を確認しながら用件を考えていた。

 

「また虚さんに怒られたのか?でもそれだと簪は来ないよな。須佐乃男が一緒なのを考えると厄介事の可能性も否定出来ない・・・こんな場所まで来てただの悪戯でもないだろうし・・・いったい何だろうな。」

 

 

考えても可能性が増えるだけなので、四人が来るまで訓練に集中する事にした。

 

「ん?3分経ったか。」

 

 

時間が来たので終了の合図である信号弾を打ち上げる一夏。

 

「やはり碧さん以外は見つかったようだな。しかし時間が掛かりすぎてる。暗部に所属しているんだから、気配を消す事と気配察知くらいは完璧にしてほしいんだがな・・・まあ俺が困る訳ではないんだが、世話になってる以上は誰一人死んでほしくないからな。」

 

 

合図を確認して、ぞろぞろと訓練場に戻ってくる人たちを見ながらそんな事を考えている一夏も見て、隊員たちは顔を赤める。

真剣な顔をしている一夏を見て無関心を貫けるほど、この部隊の人間は経験を積んではいない。

しかも全員女性で編成されているこの部隊は普段から男性と関わりが少ないため、余計にそう言った反応をしてしまうのだろう。

 

「どうしました、一夏さん?難しい顔してますけど。」

 

「いえ、この結果は如何とれば良いのかと思いまして。」

 

「確かに・・・この結果は良いのか悪いのか難しい所ですからね。」

 

「隊長も困る判断を俺みたいな部外者が簡単に決めれる事じゃないですしね・・・ところでそれで隠れてるつもりですか?」

 

「一夏さん?」

 

 

誰も居ない背後にいきなり声をかける一夏を見て、首を傾げる碧と他の隊員たち。

しかし一夏はもう一度背後に声をかける。

 

「何か用があるんですよね?いい加減出てきたら如何ですか?楯無さん。後簪と本音と須佐乃男も。」

 

「ほら、やっぱりばれちゃったじゃん。」

 

「さっすがおりむ~だよ~。」

 

「やっぱりって、お姉ちゃんが隠れようって言ったんでしょ。」

 

「一夏様、ただいま戻りました。」

 

「ああ、お帰り。それと・・・貴女もですか、虚さん。」

 

「え?虚ちゃん?」

 

 

刀奈たちが隠れていた場所の反対側に声をかけ、出てくるよう促す。

 

「すみません・・・気になったものでして。」

 

「だからって隠れる事無いでしょ。」

 

 

訓練場に何時ものメンバーがそろった事に呆れる一夏。

 

「そもそも何しに来たんですか?何か用があるから来たんですよね?」

 

「そうそう、一夏君に何して遊べば良いか決めてもらおうと思って。」

 

「急に暇になったんだよ~。」

 

「私は二人に誘われて・・・」

 

「私は一夏様に挨拶をしようとして。」

 

「私はさっき言った通りお嬢様たちが気になって・・・」

 

「はぁ・・・つまり大した用は無いんですね?」

 

「「「「「は、はい・・・」」」」」

 

「はぁ・・・」

 

 

一夏に指摘されて弱々しく頷く五人。

それを見てため息を漏らす一夏。

 

「要するに皆暇なんですね?」

 

「そうなるのかな~?」

 

「多分そうですよ~。」

 

「じゃあ皆も一緒にやりますか?」

 

「一夏様、いったい何を?」

 

「所謂かくれんぼだ。」

 

「「「「「かくれんぼ?」」」」」

 

「まあ普通のかくれんぼではないですけど。」

 

 

訓練をしているはずの一夏の口からかくれんぼと言う単語が出てきて面喰う五人。

 

「それの何処が訓練になるの?」

 

「ですから普通のかくれんぼでは無いと言いましたよね。鬼は一人じゃないんです。」

 

「なんだか面白そ~!」

 

「まあ半分は遊びだからな。」

 

「残りの半分は?」

 

 

一夏の意味ありげのセリフが気になり、好奇心を抑え切れなかった簪が聞く。

 

「普通に見つけるんじゃ無くて、気配を探りながら見つけるんだ、そして時間性だ。」

 

「範囲は?何処に隠れても良いの?」

 

 

すでにやる気の刀奈がルールの確認をする。

 

「別に良いですけど、この訓練場が肉眼ではっきりと見える範囲にしてください。もちろん屋敷内に限りますよ。近所の屋根の上とか電柱の上とかは禁止です。」

 

「気配を探るって、隠れる方が不利ではないんですか?」

 

 

刀奈につられ、虚もやる気になっている。

 

「隠れる方も気配を消す訓練ですからね。もちろん相手の気配を察知して移動するのもありですから、有利不利は無いですよ。でも動いた途端に見つかる可能性もあるので、そこは駆け引きですね。」

 

「意外と難しいですね~。」

 

「探す方も気配を殺すのもありだからな。隠れながら気配を探さないと、すぐ見つかる可能性だってある。探す方、隠れる方、両方が気配を消し、探しながら時間内に全員見つける。これが訓練内容だ。でも、結局はかくれんぼだからな。難しく考えずに隠れ、探すだけで五人は十分だろ。」

 

 

一夏は本来訓練をするはずの無かった五人は遊び感覚で良いと言う。

 

「やるからには本気で行くわよ!」

 

「私も~!負けないよ~!」

 

「私も!」

 

「これは、負けられません!」

 

「そもそも気配を持たない私は有利ですね!」

 

 

しかし、五人は負けず嫌いだった。

一夏の説明中にアイコンタクトで勝負を吹っかけた刀奈につられ、全員が勝負に乗ったのだ。

ちなみに勝者に与えられる特権は・・・

 

「「「「「(私が二人っきりで出かける!)」」」」」

 

 

一夏の承諾が必要なものだった。

 

「ん?何かあるのか?やけに気合が入ってるような・・・」

 

「「「「「何でも無い(です)(よ~)!」」」」」

 

「そ、そうか・・・じゃあ五人もどっちかに分かれてください。探す側か隠れる側か。」

 

「一夏君は?」

 

「俺は此処で時間を計りながら状況を確認してますから、気にせずにどうぞ。」

 

「・・・一夏君が参加したら勝てないのは分かった。」

 

「おりむ~は次元が違うね~。」

 

「一夏様は束様もあっさり見つけたそうですし、これくらいは余裕ですよ。」

 

 

一夏のレベルの高さに呆れたり尊敬したりと色々な反応があるが、一先ずはじめる事にした。

 

「それじゃあ今から5分後に探す側が動きますので、その間に隠れてください。では始めます。」

 

一夏の合図で一斉に訓練場から居なくなる。

ちなにみ、刀奈と本音が隠れる側で簪、虚、須佐乃男が探す側だ。

 

「さて、何処まで行くのか・・・」

 

 

隠れる側の人間がどれだけ離れるかによって制限時間が変わるので、一夏は全員の気配をしっかりと捉えている。

 

「さてと、そろそろ5分です。準備してください。」

 

 

探す側に準備を促し時計を見る。

 

「一番遠い人でも700mです。ですので制限時間は5分です。さっきと同様に時間になったら合図を出しますので、時間を気にせず探す事に集中してください。では、開始です。」

 

 

再び静かに開始を宣言する一夏。

その合図を受けて一斉に訓練場から出て行く。

 

「さて・・・此方には碧さんが居るからな。何処までもつか楽しみだ。」

 

 

一人楽しみ方が違う一夏だが、その事を知っている人は誰も居ない。

 

 

 

 

 

 

「この気配は・・・本音様ですね。あれ?消えました。」

 

 

探す側の須佐乃男が、本音の気配を捉えたと同時に本音の方も須佐乃男の気配を感じて、更に気配を殺す。

 

「おかしいですね・・・私に気配は無いはずなんですけど。」

 

「でもばれちゃったんでしょ?それならこっちも気配を消さなきゃ。」

 

 

ぼやいていたら後ろから声をかけられた。

 

「貴女は・・・小鳥遊碧さんですね?」

 

「ええ。貴女は須佐乃男さんですよね。」

 

「そうです。でも貴女も気配を消してるんですよね?如何して本音様はこっちに気付いたんでしょか?」

 

「実力者ですからね。人間の気配ではなくISの気配を感じ取ったんでしょう。」

 

「そうなんですかね?これは私もしっかりと気配を殺さなくては!」

 

「やけに気合が入ってますけど、何かあるんですか?」

 

「まあ、ありますけど、貴女には関係無いと思いますよ。」

 

「・・・一夏さん関係ですか?」

 

 

須佐乃男の態度から一夏に関係していると確信した碧。

 

「とにかく、今は探しましょう。」

 

 

唐突な話題変換に苦笑いをしながら頷く碧。

五人にとっては遊びなのかも知れないが、碧たちは訓練なのだ。

 

「それじゃあ私はこっちに行きます。」

 

「分かりました。それじゃあ須佐乃男さん、御武運を。」

 

「そこまで大げさな事じゃ無いですよ!?」

 

 

大げさに言ってのける碧に驚く須佐乃男。

その声で近くに隠れていた人間は須佐乃男に気が付いた。

 

「はい、そこに居るよね。」

 

「・・・さすがに隊長から隠れ通すのは無理でしたか。」

 

「そことそこにも居るね。」

 

「ばれちゃったか~。」

 

「さすが隊長。」

 

「これは楯無様。急に気配が現れましたが、何かありました?」

 

「まあ須佐乃男の声にびっくりしちゃったんだけどね・・・」

 

「チッ、私が見つけていればポイントになったのに・・・」

 

「ポイント?・・・そこ!本音様ですね?」

 

「見つかっちゃったか~。せっかく頑張ったのに~。」

 

 

碧は会話中もどんどん近くに居る人間を見つけていく。

 

「おや?合図ですね。戻りましょうか。」

 

「そうね・・・結局私たちは見つかっちゃったし、虚ちゃんたちは誰か見つけたのかしら?」

 

「如何でしょう?さすがに本格的に訓練している人たちの気配を察知するのは難しいと思いますけど・・・」

 

「そうなるとこの勝負どうなるの~?」

 

 

五人で決めたルールは、隠れ通すか、より多く見つけた人が勝ちだ。

見つかった刀奈と本音、一人も見つけられなかった須佐乃男はこの時点で負けだ。

残る虚と簪の結果によっては勝負自体が無かった事になるのだ。

三人は結果を知るために、大急ぎで訓練場に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「結果は探す側の勝ちですね。でもほとんど碧さんが見つけてますし、突然参加の五人はまったく駄目ですね。声に驚き、近くに居るのを分かっていながら油断したり、逆に近くにいるのに気付かなかったりと散々ですね。」

 

「それじゃあ簪ちゃんも虚ちゃんも誰も見つけられてないのね!」

 

「そうですけど・・・いったい何です?」

 

「何でもな~い♪」

 

「?・・・変な事企んでましたね。」

 

「そ、そんな事無いよ?」

 

「・・・はぁ。それは肯定と一緒の反応ですよ。」

 

「お姉ちゃん・・・」

 

「お嬢様・・・」

 

「だ、だって~!」

 

 

一夏に見破られた刀奈を冷めた目で見る簪と虚。

 

「いったい何を企んでたんですか?」

 

「え~とね、勝者が一夏君と二人っきりで過ごせるって・・・」

 

「はぁ・・・そんな事を賭けてたんですか?」

 

「そんな事じゃないよ!私たちには大事な事だよ!!」

 

「そうですか・・・それで結局引き分けですか?」

 

「そうだね~。残念だけど、他の人も駄目だったし良いかな~。」

 

「基準が分かりませんけど、そのルールを適応するなら勝者は碧さんですね。」

 

「ええ!!私にもそのルールが適応されるんですか!?」

 

「ローカルルールは認めないんですけど、勝手に適応された以上、全員に適応するべきでしょうね。」

 

「一夏君!?それは無いんじゃないかな~?」

 

「俺に相談無く勝手に景品にしたんですよね?」

 

「「「「「ゴメンなさい・・・」」」」」

 

「それなら景品らしく勝者に与えましょう。碧さん、そう言うことですので一日付き合ってくださいね。」

 

「は、はい///」

 

 

こうして一夏と碧の一日デートが決まった。




一夏に内緒で決めた事が、結果として敵に塩を送った形になっちゃいましたね。
さて、次回は碧と一夏のデートです。
ヒロインにするかはまだ決めてません。
次回以降、書きながら決めたいと思います。

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