もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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今回は屋敷内での話です。


更識の屋敷での一日

「あれ?一夏君が居ない。」

 

「本当だ。何処行ったんだろう。」

 

「おりむ~が行きそうな所って何処だろう~?」

 

「私たちって一夏君の行動って良く知らないんだよね。」

 

「部屋に居るか、実家に戻ってるかしか知らないもんね。」

 

「おりむ~!何処~?」

 

「叫んでも意味無いと思うよ。」

 

 

一夏の部屋に突撃してきた刀奈、簪、本音の三人は、部屋の主である一夏が居ないので少し落ち込んでいた。

せっかく暇が出来たのに、肝心の一夏が居なければ遊べないからだ。

 

「ともかく一夏君を探すわよ!簪ちゃん、本音、手分けして屋敷内を隅々まで探すわよ!」

 

「うん!」

 

「は~い!」

 

 

こうして三人は広い屋敷内を探し回る事になった。

 

 

 

 

 

 

 

「一夏殿、何時もすみませんね。」

 

「いえいえ、世話になってる身ですので、いくらでもこき使ってくれたかまいませんよ。それに俺も良い運動になりますし。」

 

「更識の精鋭を相手に運動で済むなんて、さすがとしか言い様が無いですね~。」

 

「そちらだってあまり疲れた様子では無いじゃないですか。俺が幾ら仕掛けてもあっさりかわされますし、やっぱり精鋭だけありますね。」

 

「私だけですよ。他の者はあっさりやられてますし、今もそこで息を上げて寝そべってます。まったくだらしない。」

 

 

そのころ一夏は更識の従者部隊の中でも精鋭と呼ばれる集団と稽古をしていた。

 

「その鍛錬相手に俺を選ぶあたり、隊長さんも人が悪いですね。」

 

「守るはずの此方が、一夏殿より弱かったら足手まといにしかなりませんしね。昨日のチンピラ相手など、見ていて感動しましたよ。」

 

「やはり見てましたか。他の方も?」

 

「いえ、私だけです。他の者を連れて行ったら一夏殿に気配で気付かれますしね。」

 

「まあなんとなく気配は掴んでましたが・・・ところでその一夏殿って言うのやめてくれませんか?」

 

「では、なんと呼べば?先代楯無様の客人にして現楯無様や簪様の彼氏様を私みたいな従者が気安く呼べるはず無いですよ。」

 

「そこまで大げさでは無いんですけどね・・・普通に一夏で良いんですけど。」

 

「呼び捨てなどとんでもない!」

 

「じゃあせめて一夏さんと・・・」

 

「それも私などには難しいのですが・・・」

 

「さすがに様は嫌ですし・・・」

 

「須佐乃男殿はそう呼んでいるではないですか。」

 

「ご主人様やマスターよりはマシですからね。」

 

 

もの凄く苦い顔をしてそうつぶやく一夏。

実際何度も指摘はしているのだが、一向に変える気の無い須佐乃男にもはや諦めの境地に至ったのだ。

 

「そうですね~・・・一夏殿が私の事も名前で呼んでくれるなら考えますけど?」

 

「交換条件ですか?さすが暗部更識家の従者の中でも一,二を争う実力者。交渉も得意なんですね。」

 

「そんな・・・私なんてまだまだです///」

 

 

口では否定しているが、顔が赤くなっている隊長。

隊長と呼ばれているが、まだ30手前の女性だ。

素直に褒められて動じないほど彼女は捻くれてなかった。

 

「名前ですか・・・失礼ですけど、伺ってない気がするのですが。」

 

「そう言えば名乗ってませんでしたね。そう言う機会もありませんでしたし。」

 

「此方も隊長さんと最初から呼んでましたしね。」

 

「そうですね。私は小鳥遊碧(たかなしみどり)です。」

 

「では小鳥遊さんですかね?それとも碧さんが良いですか?」

 

「一夏殿・・・いえ、一夏さんのお好きな様にどうぞ。出来れば碧の方が・・・」

 

「ん?すみません、今なんて?」

 

「何でもないです///ええ何でもないんです!」

 

「?変な碧さん。」

 

「!!」

 

 

聞こえていたのをあえて聞こえてないフリをする一夏。

彼女の事を人が悪いと言っておきながら、人の悪さでは一夏の方が数段上なのだ。

 

「ほら!何時まで寝てるの、そろそろ休憩は終わりよ!」

 

「では俺はこれで。次は明後日ですね。」

 

「ありがとうございますね、一夏さん。」

 

「いえいえ、これも鍛錬の一環になりますから。では碧さん、また。」

 

 

それだけ言って移動する一夏。

 

「隊長?何時の間に仲良くなったんですか?」

 

「余計な口きいてると貴女だけ倍の量やらせるわよ?」

 

「すみませんでした!!」

 

 

一夏が居なくなってから碧の事をからかおうとした部下を脅しながら、碧は一夏が向かった方向を見ていた。

 

 

 

 

 

 

「おっかしいわね~?一夏君何処に居るのかしら。・・・おっ!あれは小鳥遊さんの部隊ね。相変わらず凄い連携ね。」

 

 

一夏が居なくなってすぐ刀奈が訓練所にやって来た。

 

「小鳥遊さん、お疲れさま。」

 

「これは楯無様、こんな場所に何か御用ですか?」

 

「一夏君探してるんだけど、小鳥遊さん知らない?」

 

「一夏さんなら先ほどまで此処にしました。」

 

「嘘!?」

 

「ほ、本当です。あちらの方に行きました。」

 

「そっか。ありがとね~!」

 

「いえ、それでは楯無様。」

 

「うん、じゃあね~!」

 

 

碧から一夏の情報を聞き、刀奈は意気揚々と一夏の向かった方向に向かう。

 

「・・・あれ?確か小鳥遊さんって一夏君の事、一夏殿って呼んでなかったけ?」

 

 

碧の呼び方が変わってるのに気がついたが、今は一夏を探すのが先だと思い、一旦その事は捨て置いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すみませんね一夏さん。私の仕事ですのに・・・」

 

「さすがにこれは多すぎですよ。まったく、虚さんはすぐに自分で背負い込むんですから。これ全部が最初から虚さんの仕事では無いでしょ?」

 

「ええ、半分以上はお嬢様と本音の仕事です。」

 

「あの二人ですか・・・」

 

「ええ、あの二人です・・・  」

 

「「・・・はぁ。」」

 

 

相変わらずため息のタイミングが同じな一夏と虚。

苦労人な二人は、変な所で似ているのだ。

 

「まあさっさと終わらせましょう。」

 

「そうですね。早く終わらせて二人を説教しなくては!」

 

「・・・頑張ってください。」

 

 

二人を説教するのは一夏には難しいのだ。

怒っていても何故か相手が顔を赤らめていたり、何故か頭を撫でていたりと、結局ちゃんと怒れてはいないのだ。

 

「でもこれって刀奈さんの仕事なんですよね?」

 

「ええ。」

 

「それってつまりは当主の仕事ですよね。刀奈さん本人にさせなくても良いんですか?」

 

「本当に重要な案件についてのみ楯無様がしますが、その他は大抵私がすべて処理しています。」

 

「大抵ってどのくらいですか?」

 

「全体の7割くらいですかね?」

 

「・・・それって虚さんが当主で良いんじゃないですか?」

 

「一夏さん、それは言っても仕方ない事なのです・・・」

 

「そうですね・・・」

 

「「・・・はぁ。」」

 

 

再びため息を吐き、お互い苦笑いをする。

 

「とりあえず片付けましょうか。」

 

「そうですね。この書類の山は今日中ですし、早いとこ終わらせましょう。」

 

「今日中!?いくら強化合宿で家に居なかったとは言え、どれだけ溜め込んでるですか刀奈さんは!」

 

「生徒会の仕事を見れば分かると思いますが。お嬢様は基本、書類整理が苦手なのです。」

 

「それで虚さんに丸投げなんですか?」

 

「ええ、丸投げです。」

 

「もういっそのこと虚さんが手伝わないで刀奈さん一人でやらせてみては?」

 

「そんなことしたら仕事が滞るじゃないですか!」

 

「そこまでですか・・・よっぽど嫌いなんですね。」

 

「ええ、ジッとしてるのが嫌いのようで・・・」

 

「よく学生やってますね・・・」

 

「授業はなんとかやれるみたいで、そこだけは安心してます。」

 

「簪はこう言った作業得意そうなのに、姉である刀奈さんは嫌いとは・・・変な所は似てるのにあの姉妹は・・・」

 

「それを言ったら私と本音もですよ。」

 

「そうですね。本音はまったく生徒会の仕事しませんしね。いっそのことクビにしたら如何です?」

 

「そうすると今度は数が足りないんですよ。」

 

「生徒会に名前貸しなんてあるんですね・・・」

 

 

虚の発言に正直引いている一夏。

 

「そもそも副会長も居ませんし、今の生徒会は圧倒的に人手不足なんです。」

 

「よく間に合ってますね・・・」

 

「私も不思議でなりません・・・」

 

「「はぁ・・・」」

 

 

三度ため息を吐き、書類の山をもの凄いスピードで片付けていく虚と一夏。

生徒会の仕事が問題なく終わっているのは、間違いなくこの二人のおかげだろう。

結局書類の山が片付いたのは日が完全に落ちてからだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おかしいわね~、一夏君何処に行ったのかしら?」

 

 

時は少し遡り、相変わらず一夏の事を探している刀奈。

自分の仕事をしていれば簡単に会えたのだが、今の彼女は遊ぶ事で頭がいっぱいなのだ。

 

「簪ちゃんや本音は見つけたかしら?」

 

 

携帯を取り出し二人に確認のメールを出す。

そもそも最初から一夏にメールなり電話なりして確認すれば良いのだが、その事に気付く事は無かった。

 

「楯無様~。」

 

「あら本音。一夏君は見つかった?」

 

「みつからな~い。おりむ~いったい何処に隠れてるんだろ~?」

 

「本音?別に一夏君は隠れては無いと思うのだけど・・・」

 

「え~!これだけ探しても見つからないなんて、おりむ~が私たちから隠れてるとしか思えないよ~。」

 

「そうね・・・そんな気がしてきたわ!」

 

 

そもそもこの二人が逃げ出した部屋に居るのだから、見つけられるはずが無い。

 

「かんちゃんも見つけてないってさっき言ってました~。」

 

「そうみたいね。今メールが着たわ。」

 

「むう~、おりむ~が本気で隠れたら、私たちじゃ見つけられないよ~。」

 

「諦めちゃ駄目!絶対に見つけるのよ!」

 

「さすが楯無様~、よ~し私も頑張るぞ~!」

 

 

その頑張りを仕事に向けていたら、今頃一夏と遊べていたかも知れないのだが、この二人にはそんな事は知る由も無かった。

 

「よ~し本音!もう一度屋敷中を探すわよ!」

 

「おお~!」

 

「お姉ちゃん、本音、随分と元気だね。私はもう疲れたよ。」

 

「あら簪ちゃん。一夏君と遊べなくても良いの?」

 

「もう時間も相当経ったけど、全然見つからないんだよ?屋敷に居ないんじゃないの?」

 

「いや、さっき小鳥遊さんが一夏君の事を見たって言ってたから屋敷には居るはずなのよ!だから私たちは諦めない!」

 

「そうそう、かんちゃんももう少し頑張ろ~よ。」

 

「だって隅々まで探したんでしょ?これ以上は無駄なんじゃ・・・」

 

「諦めたら本当に無駄になっちゃうよ!それでも良いの!?」

 

「何でそんなに元気のな・・・」

 

 

刀奈のテンションの高さに呆れる簪。

 

「だって仕事しなくて良いんだもん!元気にもなるさ!!」

 

「そうだよ~!仕事しなくて良いのは嬉しいよね~!!」

 

「・・・仕事場は探したの?」

 

「まっさか!あそこには虚ちゃんが居るし、あそこに行ったら仕事しなきゃいけなくなっちゃうじゃない!」

 

「そうだよかんちゃん、そんな事も分からないの~?」

 

 

胸を張って言い張る二人を見て、頭痛に襲われた簪。

この二人は仕事を放り出して遊んでいたのだ。

 

「せめて自分の仕事は終わらしてから遊ぼうよ!」

 

「私がしなくても虚ちゃんがしてくれるから大丈夫!」

 

「おね~ちゃんは優秀だから平気だよ~!」

 

「もしかしたら一夏も手伝ってるのかも。」

 

「そうしたら後で怒られる・・・」

 

「おね~ちゃんは怒ると怖いもんね~・・・」

 

 

なら最初から怒らせなければ良いのでは?と簪は思ったが口にはしなかった。

したところでこの二人が反省するとは思えなかったからだ。

 

「よし本音、もう一周探したら仕事場に行くわよ!」

 

「は~い!後一週したら行こう~!」

 

「・・・先延ばしにしても意味は無いと思うんだけど。むしろ今すぐ行ったほうが良いんじゃない?」

 

「「それは無理!!」」

 

 

声を揃えて拒絶する姉と親友を見て、簪は静かにため息を吐くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようやく今日の分は終わりましたね。」

 

「そうですね。ですが明日までのモノもこれだけあるんです・・・」

 

「少しやりましょう。まだ夕飯まで時間がありますし、この分だと明後日までのモノもあるんじゃないですか?」

 

「ええ、そうです。明々後日までのもあります・・・」

 

「そうですか・・・」

 

「「はぁ・・・」」

 

 

もはや何度目か分からないため息を吐き、残りの書類を片付けていく虚と一夏。

そこに何者かが近づいてくるのを一夏は気配で気がついていた。

 

「誰か来ますね。」

 

「珍しいですね。この部屋には滅多に人は近づかないのですが。」

 

「三人・・・どうやら部屋の主のようですね。」

 

「今更来ても遅いんですけど・・・」

 

「・・・俺に言われても困るんですけど。」

 

「そうですね、すみません。」

 

「いえ、気持ちは分かりますので。」

 

 

近づいてくる気配で誰だか判断した一夏と、それを聞いて怒りを露わにする虚が待つ部屋に刀奈たちが入ってきた。

 

「一夏君居る~?」

 

「おりむ~此処に居るの~?」

 

「二人共、何か言う事はありますか?」

 

「「すみませんでした!」」

 

「やっぱり怒られてる。」

 

 

入ってくるなり能天気な声で一夏の所在を確認した刀奈と本音の声を聞いて、虚の堪忍袋の緒が切れた。

 

「一夏さんが手伝ってくれたから良かったものの、もし私一人だったら確実にまだ終わってないんですよ!?」

 

「「反省してます・・・」」

 

「口だけの反省なんて意味がありません!もし本当に反省しているのなら、明日の仕事は二人でしてください!」

 

「「そんな~・・・」」

 

「まあ当然ですね。今日の虚さんは本当に大変そうでしたし、実際俺も大変だった。明日の分は少し片付けたし、二人が本気でやれば明日中には終わるでしょう。」

 

「そんなにあるの!?」

 

「ふぇ~!おりむ~手伝って~!」

 

「駄目です!二人でしてください!一夏さん、手伝っちゃ駄目ですからね!」

 

「分かってますよ。俺だって今日は疲れましたし、明日はゆっくりとしてますよ。」

 

「ええ~!」

 

「おりむ~ズルイよ~!」

 

「ズルイって、今日サボってたのは誰だよ。」

 

「そうですよ!まったく本当に反省してるんですか!?」

 

 

理不尽な理由でごねる刀奈と本音に虚のカミナリが落ちた。

 

「ひぃ!ゴメン虚ちゃん。」

 

「ごめんなさ~い!」

 

「まあまあ虚さん、少し落ち着いてください。あんまり怒ると疲れますよ?」

 

「もう疲れてましゅ。」

 

「しゅ?」

 

「おね~ちゃん、噛んだ?」

 

「///とにかくしっかりと仕事してもらいますからね!」

 

「余計な事は言わない方が良いぞ。」

 

「一夏さん!」

 

「何でも無いですよ。それじゃあ虚さん、明日は一緒に出かけましょうか?」

 

「へ?良いんですか!?」

 

「まあ普段から虚さんにはお世話になってますし、それくらいは。」

 

「はい!お願いします!!」

 

 

普段から同じように苦労している者同士、偶には休んでもバチは当たらないだろう。

そう考えて一夏は虚を誘ったのだ。

 

「そう言えば・・・一夏君。」

 

「はい?何ですか刀奈さん。」

 

「小鳥遊さんと何かあった?」

 

「何かとは?」

 

「だって小鳥遊さんが一夏君の事一夏さんって呼んでたし、何かあったのかな~って。」

 

 

ああ、と一夏が納得したようにつぶやいた。

 

「やっぱ何かあったの?」

 

「別に大した事では無いんですけど、一夏殿って呼ばれるのが嫌だったんで変えてもらっただけですよ。変わりに名前で呼んでほしいと言われましたけど。」

 

「それで一夏さんか・・・ところで一夏君は何て呼ぶことになったの?」

 

「何でそこまで気になるんですか?」

 

「え?何となく。」

 

「何となくって・・・まあ良いですけど。碧さんですけど・・・」

 

「ええ!名前ってそっち!?」

 

「そっちって、小鳥遊は苗字ですよ?」

 

「そうじゃなくて!」

 

「?」

 

 

演技なのか素なのか判断出来ない一夏の顔を見て、ガックリと肩を落とす刀奈。

 

「どうかしました?」

 

「いえ、一夏君の事だから演技なんでしょうけど、くれぐれも気をつけてね!」

 

「何をですか?」

 

「だから・・・はぁ、もう良いわよ。」

 

「??」

 

 

自己完結で終わらせた刀奈を見て首を傾げる一夏。

無意識にフラグを建ててる事に、一夏だけが気付いていなかったのだ。

 

「それじゃあ虚さん、詳しい予定はまた後で。」

 

「ええ。それじゃあお疲れ様です、一夏さん。」

 

「ええ。虚さんもお疲れ様でした。」

 

 

それぞれの自室に戻る途中、簪が羨ましそうに虚を見ていたのを一夏だけが気付いていた。




キャラ紹介
小鳥遊碧
更識家所属のIS乗り、26歳。
落ち着いた感じの大人の女性。
一夏の周りに居なかったタイプの年上女性。
若干一夏に気がある。

次回は虚とデートです。
碧はどうしようかな・・・

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