もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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ここでもかくれんぼ?


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 皆さんの荷物をトラックで運んでる途中、私はサービスエリアに車を止めて荷物の中に紛れ込んでいる二人を呼び出す。

 

「楯無様、虚さん、そろそろ出てきても大丈夫ですよ」

 

「やっぱバレてた?」

 

「だから、碧さんの方は止しましょうと言ったんです」

 

「あれ? 何で此処に楯無ちゃんと虚ちゃんが居るの?」

 

「荷物に紛れ込んでたんですよ」

 

 

 ナターシャ先生はどうやら気がついてなかったようで、現れた二人に少し驚いていた。

 

「やっぱりダンボールの中は狭いわよね」

 

「大体なんでダンボール?」

 

「ほら、荷物に紛れ込むならダンボールかな~って」

 

「ここから先は助手席にお願いします。丁度空いてますからね」

 

「後で一夏君に怒られても知らないからね」

 

 

 恐らくですが、一夏さんには内緒で紛れ込んだんでしょうけども、荷物を積み込むとき一夏さんはお二人が隠れていたダンボールを見て苦笑いを浮かべていたので気がついていたんでしょうね。

 

「それじゃあちょっとトイレに行ってくるわね。ずっと狭いところに居たから圧迫されちゃって」

 

「私も」

 

「はーい、いってらっしゃい」

 

 

 楯無様と虚さんがトイレに向かったので、私とナターシャ先生は運転席に戻り休憩する。間に一夏さんが居ればナターシャ先生とも会話するのですが、二人きりになるとどうも気まずくなるのだ。

 

「おや? 一夏さんから電話?」

 

 

 一夏さんの事を考えていたらちょうどタイミングよく電話が掛かってきた。一夏さんって千里眼の持ち主なのでしょうか?

 

「はい?」

 

『そろそろ刀奈と虚を外に出した頃だろ?』

 

「やっぱり一夏さんは知ってたんですね」

 

『あの程度の気配遮断では隠し通せないだろ。碧だって途中から気付いてたんだろうし』

 

「どうします? 追い返すわけにも行きませんし……」

 

 

 

 ここは高速道路だ。楯無様と虚さんは免許を持ってないし、帰るにしても逆方向に乗り直さなければいけないのだ。

 

『そのままつれてきてかまわない。戦力になってもらうからな。それから俺が気付いてた事は黙ってて良いぞ。多分気付かれてないと思ってるだろうからな』

 

「分かりました。それではそろそろ楯無様と虚さんが戻ってきますので」

 

『了解。こっちもそろそろ簪たちが戻ってくるからな』

 

 

 何処に居るのかは分かりませんが、今現在は一夏さんは単独行動をしてるようですね。

 

「では後ほど」

 

『それじゃあ頼んだ』

 

 

 一夏さんに頼まれて、通信を切った。そしてそのすぐ後に楯無様と虚さんがトイレから戻ってきた。

 

「ふースッキリした」

 

「お嬢様、少し下品ですよ」

 

「いいじゃない別に。女子しかいないんだから」

 

「そういう問題では……」

 

 

 楯無様と虚さんがこういう事を言っているのを、寮でも見たような気がするのですが……あの時は一夏さんもいたので、虚さんと一夏さんのお二人で楯無様を説教してたような……

 

「それじゃあ私が碧さんの方に乗るわね」

 

「分かりました。碧さん、くれぐれもお嬢様の事をお願いします」

 

「分かってますよ」

 

 

 私もこれでも更識に仕えるもの、当主様に危険が及ばないように注意するのは当然なのだ。

 

「ホテルに着いたら一夏君たち驚くかな~。簪ちゃんは絶対驚いてくれるよね」

 

「そうですね」

 

 

 本来の目的は何なのか分かりませんが、楯無様はとりあえず驚かせたいようですね。

 

「そういえば学園は良いのですか? 生徒会役員全員が学園を離れるのはマズイのでは」

 

「そっちの仕事は昨日までで全部終わらせたし、警備は更識の中でも信頼の置ける人たちに頼んできたから大丈夫よ。それにサラちゃんも居るしね」

 

「一夏さんが専用機を造った相手ですよね? 実力はどのくらいなんです?」

 

「一年生と比べるとあれだけど、とりあえず簪ちゃんの次くらいには強いわよ。残りの候補生が纏めて挑んでも勝てるかどうか……あっ、エイミィちゃんが居るから勝てる確率の方が高いかもね」

 

「そんな実力の持ち主が何故専用機持ちではなかったのです?」

 

「イギリス政府はサラちゃんよりセシリアちゃんの方が成長するってもくろんでたみたいなのよね。でもIS学園に来てからサラちゃんが伸びてセシリアちゃんが伸び悩んでるのよね。だから一夏君に頼んでサラちゃんに専用機を造ってもらったのよ、学園が」

 

 

 まぁISのコアを造れるのが篠ノ乃博士だけですので、一夏さんと織斑先生が頼み込まなければ専用機製造は不可能だったでしょうしね。

 

「あのコアは学園所属と言う事になってるのですよね? しかしよく篠ノ乃博士がコアを造ってくれましたよね」

 

「あれ? 碧さんも知らないんだっけ?」

 

「何をです?」

 

「一応秘密って事になってるんだけど、碧さんになら教えても大丈夫だよね」

 

 

 一体何を教えてくれると言うのでしょうか。楯無様が言う秘密は重大なものもあれば、大した事無い場合の二パターンあるので、これはどっちに該当するのか気になりますね。

 

「実はね、黒椿と白椿のコアを造ったのは一夏君なのよ」

 

「えっ……一夏さんはコア製造も出来るのですか!?」

 

「だから秘密だって言ったでしょ? この事が知られたら一夏君は今以上に自由に出来る時間が減っちゃうからね」

 

「そりゃそうですよ……」

 

 

 ただでさえ世界で唯一の男性IS操縦者なんですから、それに加えてコア製造まで出来るとなれば各国が今以上に一夏さんを欲しがるでしょうね。

 

「一夏君には私が教えたって言っちゃ駄目だからね」

 

「言えませんよ……そもそも誰にも言うつもりがありませんし」

 

 

 それが例え一夏さんでも、この事は話題に出しちゃいけないと思いますし……誰が聞いてるのか分からない場所ではもちろん、確実に誰も聞いていないと分かっていても……

 

「その内碧さんの専用機も造ってもらえるんじゃない? 更識所属って事にすればコアの問題も解決出来るし」

 

「いやいやいや……そんな事政府が許してくれませんって……ただでさえ虚さんと本音ちゃんのコアを無理矢理押し通したんですから」

 

 

 あの二人の専用機のコアは、日本所属では無く更識所属という事になっている。初めは各国からクレームが来たのだけども、一夏さんと織斑先生、そして篠ノ乃博士が一睨みすると文句は初めから無かったのではないかと錯覚するくらいに一瞬で無くなったのだ。

 

「今回も一夏君が睨めば問題無いわよ」

 

「睨まなくてもいいように、穏便に済ます事は出来ないんですか?」

 

「無理でしょ。ただでさえ今アメリカの保有してるコアを如何するかで揉めてるんだから、これ以上日本にあるコアが増えるのを黙って見過ごしてはくれないでしょうしね」

 

 

 この前IS学園に忍び込んだアメリカ軍特殊部隊の失態で、アメリカが保有しているコアの数を減らせと各国が騒ぎ出しているのだ。どうやら篠ノ乃博士がリアルタイムで映像を世界中に発信していたようで、アメリカ軍は言い逃れが出来ない状況になっているのだ。

 

「ついでに言うと、ナターシャ先生と銀の福音を消し去る計画も露呈したので、アメリカは当分ISコアの保有を認められないでしょうね」

 

「となるとアメリカ代表の人は……」

 

「専用機剥奪の上に代表の座もなくなるでしょうね。そもそも国がISを保有出来なくなるんだから」

 

 

 篠ノ乃博士一人が世界を動かしてるのでしょうか……やはり今の世界を創造した人とまで言われるお方ですね……

 

「これが篠ノ乃博士の狙いだったのですかね?」

 

「如何だろう。そこら辺は一夏君か織斑先生に聞かなきゃ分からないよ」

 

「そもそも私たちでは篠ノ乃博士にコンタクト出来ませんからね」

 

「大体大天災に直接コンタクト出来る方がおかしいのよ」

 

 

 昔からの知り合いらしいですし、織斑先生と篠ノ乃博士は無二の親友らしいですからね。本人は頑なに認めようとしないらしいですが、一夏さんがそう言っていたので間違いないのでしょうね。

 

「でも篠ノ乃博士はアメリカを攻撃して何がしたいのかしら? 別に篠ノ乃博士を狙った訳でも無いでしょうに」

 

「それも一夏さんに聞いてみます? 何か考えがあるんでしょうし」

 

「前にちょっと聞いたのは、アメリカが世界の警察を名乗ってるのが気に入らないとか言ってたらしいんだけども、それだったら今更過ぎるのよね」

 

「そうですね……ISが出来る前からアメリカはそう名のってましたし」

 

 

 それに篠ノ乃博士がロシアに肩入れするとも思えませんし……楯無様が一夏さんの恋人だって事でそうした可能性もゼロでは無いでしょうが、噂通りなら篠ノ乃博士は一夏さんと織斑先生、それと妹の篠ノ乃さんしか識別出来ないらしいのでほぼ可能性ゼロなのでしょうがね。

 

「とりあえず今世界中がピリピリしてるので、これ以上日本にあるISコアが増えるのは戦争の原因になりかねませんから止めてくださいね」

 

「分かってるわよ。そもそも学園所属ってのも強引なんだから」

 

 

 専用機を使う人の国にデータを送ってもいいという条件で認めさせたらしいので、イギリスとイタリアが認めてくれたのだ。保有者が所属している国が認めたものを、他所の国がとやかく言っても意味が無いという結論に至ったようで、それ以上は文句が出てこなかったのですが、別の理由でIS学園にクレームが多くあったようですけどね。

 

「そういえば碧さん、日本政府が新しい候補生を探してるって噂知ってる?」

 

「初耳ですね。簪様が居るのに新たに候補生が必要なのですか?」

 

「何でも代表の人が体調を崩して引退するって噂があるのよ。それで新しい代表を選出するからその穴を埋める候補生を探してるって」

 

「順当に行けば学園から選ばれるんでしょうけども、虚さんと本音ちゃんは企業代表ですし、鷹月さん辺りでしょうか?」

 

「如何だろうね。選出は政府の人間がするんだし、学園のデータを寄越せとか言って来そうだけどね」

 

 

 IS学園には優秀な指導者が居ますし、何より一夏さんが所属しているので候補生に選ばれてもおかしく無い人は大勢居るはずです。

 

「一夏さんが選出されるって可能性は無いんですよね?」

 

「一夏君は無国籍だからね。日本政府が選出したとしても世界中からバッシングを受けてお終いだろうけど」

 

 

 早く一夏さんの国籍を決めてあげたほうがいい気もするのですが、そうなると恋人である私たちの立場も危うくなるので、決めてもらったほうが良いのに決めないで欲しいと思ってしまうのですよね。

 

「そもそもまだ噂だからね。本当かどうかは分からないもの」

 

「新しい代表が誰になるのかも気になりますが、噂ならそのまま消えるかも知れませんものね」

 

 

 今の日本代表候補生の中で、一番実力があるのは簪様だと思っている。なら姉妹そろって国家代表と言う事も……凄い姉妹ですね。

 

「そろそろ到着ですし、楯無様はまたダンボールに入るんですか?」

 

「そうね。簪ちゃん宛ての伝票が貼ってあるから、きっと驚いてくれるわよ」

 

 

 ワクワクしてる表情を浮かべてますけど、きっと簪様には怒られるんでしょうね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ホテルに到着し、私たちは自分の荷物を探す。まぁそれほど苦労なく見つけられたんだけどね。

 

「更識簪様ですね? お荷物が届いています」

 

「荷物? 何だろう……」

 

 

 てか到着してすぐに荷物が届くって如何いう事? 一夏はまったくの無表情だし、事情を知ってる風では無いしな……開ければ分かるかな?

 

「かんちゃん、その荷物なに~?」

 

「分かんない……開けてみよう」

 

 

 しっかりと貼られたガムテープを剥ぎ、ダンボールを開ける。すると……

 

「じゃーん! 貴女のお姉さんでーす!!」

 

「ッ!?」

 

「お嬢様……その登場は如何なんですか……」

 

 

 中から出てきたのは学園に居るはずのお姉ちゃんと虚さんだった。てか長時間狭い場所に閉じ込められてた割りに元気ね……

 

「一夏君もビックリした?」

 

「いや、最初から紛れ込んでるのに気付いてたし」

 

「嘘ッ!? 何でどうして!?」

 

「あの程度の気配遮断で気付かれないと思ってるお前の方が不思議だ」

 

 

 一夏は笑いを堪えながらお姉ちゃんに宣言すると、お姉ちゃんと虚さんの頭を軽く叩きました。

 

「痛ッ!? 何するの一夏君!」

 

「俺からはこれで済ませてやるが、あちらにもの凄い怒ってる教師が居るから、そっちに説教されるんだな」

 

「お、織斑先生……」

 

「一夏、お前も気付いてたのなら何故降ろさなかった」

 

「……学園の周りに居た亡国企業の連中が居なくなってるのと、このホテルの地下にあるものを考えると、刀奈と虚は戦力になるだろうと思ったからだ」

 

「まぁ確かに……」

 

 

 一夏の黒い考えに、織斑先生も納得し同意した。この姉弟はホント黒いな……マドカがピュアに見えるのはきっとこの二人の所為なんだろうな。

 

「それで一夏、コイツらは何処に泊めるんだ? 部屋は取ってないぞ」

 

「最初から着いてくるつもりなのは知ってたから、予め多めに部屋を取ってある」

 

 

 一夏の準備のよさにはホント感動を覚えるよ……

 

「部屋割りはフロントにおいてある。各自確認してからキーを受け取るように」

 

 

 織斑先生の指示で、私たちはフロントに確認する。えっと私は……本音とマドカと美紀と同じ部屋だ。

 

「かんちゃんと一緒だね~」

 

「こういうのって普通クラスで割り振るのかと思ってたけど、違ったんだね」

 

「隣の部屋が静寂、香澄、エイミィ、須佐乃男だしね」

 

「遊ぶのに便利な部屋割りだね」

 

 

 そういえば一夏の部屋が書いて無いような……何処に居るんだろう?

 

「お兄ちゃんは何処の部屋に泊まるの?」

 

「俺は問題児三人の監視があるのでここだ。ちなみに刀奈と虚もこの部屋だ」

 

「ホント! 一夏君と一緒の部屋なの!!」

 

「ああ。問題児としてしっかり監視しなければいけないからな」

 

 

 一夏の宣言に、お姉ちゃんは驚き、虚さんはガックリと肩を落とした。まぁ無理も無いよね、上級生が紛れ込んでるんだから……

 

「兄上、何故私もセシリア、シャルロット、箒と同じ部屋なのですか?」

 

「ラウラなら何か起きた時に止められると思ったからだと、織斑先生が言っていた。俺もその意見に同意し、ラウラに任せる事にしたんだ」

 

「そ、そうですか。織斑教官と兄上に期待してもらったのなら、私は何か起きたら全力で止めてみせます!」

 

 

 一夏に頭を撫でてもらったボーデヴィッヒさんは嬉しそうに部屋に向かって行った。

 

「一夏っち、アタシたちは?」

 

「月乃、ちゃんと確認しなさい。此処に名前があるでしょ」

 

「お兄ちゃんたちの部屋の隣、これなら何時でも遊べる」

 

「えーユッキーやツッキーやハナハナがおりむ~の隣で、私たちは離れた場所なの~」

 

 

 本音の不満は私も同意出来る。だって恋人のはずの私たちよりも雪乃たちが一夏の部屋の隣だなんてズルイもん。

 

「元々取っていて部屋とは別だからな。仕方ないだろ」

 

「さっさと荷物を持っていけ! 文句は一切受け付けないからな!」

 

 

 織斑先生の怒号がロビーに響き渡る……こんなところで怒られるのは勘弁してもらいたい。

 

「簪、後で話があるから部屋まで来てくれ。荷物の整理が終わってからでかまわないから」

 

「ん、分かった」

 

 

 一夏に耳打ちされ、私は頷く事で返事をする。でもいったい何の用だろう……

 

「かんちゃん、この後如何する? お風呂行く?」

 

「ちょっと一夏に呼ばれてるから、私は一夏の部屋に行く」

 

「私も行きたいな~」

 

「多分怒られるから止めた方が良いよ。結構真剣だったから」

 

「そうなんだ……じゃあかんちゃんが帰ってくるまで隣の部屋で遊ぼうか!」

 

「そうだね。じゃあ簪、後で」

 

 

 本音たちと別れ、私は一夏の部屋に向かう。今一夏の部屋に居るのはお姉ちゃんと虚さんだ。話の内容が更識関係でもおかしくは無い。でもそれなら本音も呼ぶのかな……

 

「一夏、来たけど」

 

「悪いな。入ってくれ」

 

 

 招き入れられた部屋には、深刻な表情をしているお姉ちゃんと虚さんが居た。なんだろう、とてつもなく悪い予感がするのは……

 

「更識内部に動きがあった。四月一日さんが抱え込んでいた部隊の大半が居なくなっているらしい」

 

「えっ……」

 

 

 つまりはいよいよ四月一日さんが……美紀のお父さんが更識を裏切ったという事なんだろうか。

 

「スパイを紛れ込ませておいて正解だった。どうやら京都に向かってるらしい」

 

「何時の間に……」

 

「前から疑ってたからな。数人紛れ込ませたんだ」

 

「だから私たちは亡国企業だけじゃなく更識関係者にも警戒しなきゃいけないの。だから簪ちゃんには言っておこうって」

 

「万が一更識関係者が亡国企業と組んで攻め込んできたら、簪には更識関係者討伐の大将を任せる」

 

 

 急にそんな事言われても、私には覚悟も度胸も無い……でもお姉ちゃんも虚さんも、何より一夏も冗談でこんな事を言っている訳ではなさそうなのだ。

 

「……頑張ってみる」

 

 

 私の返事にお姉ちゃんと虚さんはホッとした表情を浮かべたけども、一夏は険しい表情のままだった。

 

「身内同士で戦うのは辛いだろうが、こんな事を頼めるのは簪しかいない。刀奈や虚は自由に動けたほうが良いだろうし、本音では指揮が取れない。そして美紀には無理だ……どんなに嫌っていても実の親子だからな」

 

「分かった。一夏の期待に応えられるように頑張る」

 

 

 出来れば攻めてこなければいいんだけど、それは無理なんだろうな……




一瞬で見つけられてるのに気付かない……

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