もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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いよいよ修学旅行編ですかね


二種類の涙

 僕とセシリアはISで、箒は剣道であっさり一夏に負け、再びゴミ置き場へと戻ってきた。一夏相手に勝てるとは思って無かったけども、手加減されてあの差は正直へこむよね……

 

「貴様ら、さっさと作業を再開しろ! 一夏の情けで見学までさせてやったんだ。その分を取り返す気持ちでキビキビ働け!」

 

 

 織斑先生にせかされて、僕たちは修繕作業を再開する。

 

「箒さん、生きてますか?」

 

「一応はな……だが一夏があそこまで強かったとは……」

 

「あれは箒が一夏を怒らせたからでしょ? 何で挑発するような事言ったの?」

 

「言ってない! 私はただ早くしろと言っただけだ!」

 

 

 そもそもそれがいけなかったんじゃないのかな……だってあれはあくまでも一夏が気まぐれで提案してくれた事であって、箒が偉そうに出来る場面ではなかったように思えるんだけども。

 

「あれで分かりましたけども、一夏さんは殺そうと思えば何時でも私たちを殺せるのですね」

 

「うん、それは僕も思った……正直強制送還のほうが何倍もマシだって思えたよ……」

 

 

 強制送還されても死ぬ訳では無い。僕の人生はお先真っ暗かもしれないけども、生きていればまだ何とかなる可能性があるのだ。だけど死んでしまえばそこで終わり、本当に人生が終了してしまうのだ。

 

「昔一回だけ一夏の本気を見たことがあったな……」

 

「急に如何したんですの?」

 

「いや、今さっきまで忘れてたんだが、昔似たような事で一夏を怒らせてな。それで気を失うくらいの衝撃を喰らわせられたんだ」

 

「その衝撃で記憶も?」

 

「ああ。一夏と剣道の試合をしてたのは覚えていたのだが、何故気を失ったのかは覚えてなかった」

 

「それで、怒らせた原因は?」

 

 

 どうせ箒の事だからしつこく一夏に付き纏ったとかそんな感じだろうけどもね……でも別の理由かもしれないし、気になるので聞いておこう。

 

「何度も何度も一夏に剣道の勝負を挑んでな。挑戦する立場なのに偉そうな態度で一夏を挑発したんだ」

 

「それは……」

 

「なんとも箒らしいね……」

 

 

 子供の時とはいえ、一夏を怒らせてよく生きてたよね……

 

「その時は千冬さんも居たから詳しい事を聞きたければ後で千冬さんに聞いてくれ。私が思い出したのは一夏を怒らせたのと剣道でやられた事だけだ」

 

「でも十分分かったよ。一夏を怒らせちゃいけないんだって」

 

「そうですわね。この間の私闘だって、一夏さんならもっと私たちを痛めつける事だって出来たでしょうに……」

 

 

 だけど一夏は僕たちを気絶させるだけに止め、その後反省させてもらえる機会まで設けてくれた。それなのに僕や箒は何時まで経っても非を認めないで復讐とか考えてたのだ。

 

「いきなりは無理だけど、ゆっくりと反省していこう……」

 

「そうだな……私も臨海学校の時に学んだはずなのに、何故同じ過ちを繰り返すのだろう」

 

 

 ホントに痛感してるのは、一夏に迷惑をかけっぱなしだった事と、反省の機会をもらっておいて僕たちは何て愚かだったのだろうという事だ。

 

「人間って少し驕ると駄目なんだね」

 

「候補生って立場が私たちを駄目にしたのですわね……それになれた事でエリートだと勘違いし、他人を見下し馬鹿にする……」

 

「私は純粋に力を求めてたはずなのに、何時しか一夏を超える事に躍起になっていた。そしてその思いが暴走し間違った力を振るう事になっていたのか……」

 

 

 僕は自分が苦労したのに、周りの皆が苦労無く日常生活を送ってるのが羨ましく、また恨めしく思って何事も穿った見方をしていたのかも知れない。だから腹黒いとか言われてたんだろうな。

 

「反省って大事ですわよね……」

 

「この前須佐乃男にISの気持ちを聞かされた時に反省してれば良かった……そうすれば一夏に粛清される事も無かったんだろうし……」

 

「だが、こうして気付けただけでも私たちは反省してるんだろう」

 

 

 自分で反省してるって言ってるのは駄目な気もするけど、確かにさっきまでの僕たちとは違うとは思う。上辺だけの反省だといわれてたのが、今なら分かる気がするもんね。

 

「だが、やっぱりこれは重いな」

 

「ISは能力を切っちゃえば鉄の塊だもんね。しょうがないよ」

 

「鍛えられますけども、やっぱり動き難いですわね」

 

「そもそもセシリアは免除されてたじゃん。何で自分から纏ってるの? Mなの?」

 

「ち、違いますわ! ただ体力や筋力を鍛えるのに丁度良いと思っただけで、決して私がMなわけではありませんからね!」

 

 

 慌てて否定するとかなり怪しいんだけども、とりあえず今は追及はしないでおこう。

 

「織斑先生も極端ではあるけども、僕たちに反省するように言ってたよね」

 

「取り返しのつかないところまで行かないで済んだので良いのではないでしょうか?」

 

「そうだな。私ももう少し遅かったら篠ノ乃神社の跡取りにされるところだった」

 

「何で嫌なの?」

 

 

 それほど嫌がる理由が無いと思うんだけどな……

 

「巫女服もだが、和服は胸が小さい方が似合うんだ。だから私には壊滅的に似合わないんだ」

 

「まぁ、重そうだもんねそれ……」

 

「鈴さんに聞かれたら殺されそうですけどもね」

 

「だから跡取りは絶対に嫌なんだ! それに、婿取りもしなくてはいけないからな」

 

 

 婿取りか……お見合いとかするのかな? そうなると日本人なら着物だよね……あっ、ここでも和服だ。

 

「でも箒、浴衣とかなら着て無かったっけ?」

 

「浴衣と着物は違うだろ」

 

「そうなんですの? あまり違いが分かりませんけども……」

 

 

 ここで説明されても分からないからいらないけど、何時か教えてもらおう。

 

「無駄話をしてる暇があるなら身を入れろ! せっかく一夏が貴様らのくだらないプライドをへし折ったんだから、しっかりと反省するんだな。そうすれば私の心証も良くなるだろうよ」

 

 

 そういえば織斑先生が僕たちの修学旅行行きを決めるんだったっけ。今まで散々だったからな……

 

「何とか座敷牢の準備も間に合ったし、貴様らが京都に行って問題を起こしたらすぐさまぶち込むからな」

 

「「座敷牢?」」

 

「何だ、知らんのか」

 

 

 日本育ちではない僕とセシリアには耳慣れない言葉だけども、意味が分かった箒はガクガクと震えだした。

 

「と、トイレくらいは行かせてもらえるんですよね?」

 

「何だ、もう閉じ込められる心配か?」

 

「い、いえ……千冬さんならありえそうだから一応確認をと思いまして……」

 

「学校では織斑先生だ! それとトイレは行かせてやるから安心しろ。まぁ使わないで済めば一番なんだがな」

 

 

 そういって織斑先生は再び離れた場所に座り僕たちを監視している。それにしても、トイレも自由に行けないなんて、座敷牢って怖いんだな……

 

「そういえば織斑先生、僕たち専用機を持ったままですけど、回収はしなくて良いんですかね?」

 

「織斑兄が判断した。だから私は何も言わない」

 

 

 なるほど、一夏がもたせたままでも大丈夫って判断したんだ……でもよく考えれば凄い事なんだよね。教師である織斑先生や山田先生が判断するんじゃなくって、生徒である一夏が僕たちに判断を下すなんてさ。

 

「ただし! 専用機を使って脱出などと考えた時点で強制送還だからな。もしくは一夏の本気の粛清を受けるかだ」

 

「本気の粛清……もしそれを受けたらどうなるんですか?」

 

「そうだな……肉片が残ってれば良いんじゃないか?」

 

「ヒィッ!?」

 

 

 冗談とは思えない織斑先生の表情に、僕は戦慄を覚える……よく見ればセシリアも箒も震えている。きっと同じ事を想像したんだろうな……

 

「差し入れだ……? 何で三人は震えてるんだ?」

 

「何、専用機を使って脱走などと考えた時の末路を教えただけだ」

 

「ふ~ん……まぁそんな事考えないだろうし、気にする事無いんじゃないか? だよな?」

 

 

 一夏に聞かれ、僕たちは首を何度も縦に振る。あの恐ろしい光景を作りだせる相手にこれ以上悪い印象を与えるのは良く無いと思ったからだ。

 

「時に一夏、私のご飯が無いのだが?」

 

「アンタ今夜政府の呼び出しで飯食いに行くって言ってただろ。だから代わりに俺が監視する事になったんだろうが」

 

「そういえばそんな事もあったな……しょうがない、支度するか」

 

 

 織斑先生が部屋に戻っていき、僕たちの監視は一夏に代わった。正直織斑先生より一夏の方が普段通りなら怖く無い。だけど怒らせると何十倍も一夏の方が怖いのだ。

 

「一夏さん、織斑先生が政府の方とお食事ってどんな理由からですの?」

 

「まぁ専用機の事で呼び出されたんだろうな。散々渋って食事を奢るって条件で駄姉を呼び出したんだろうけども、どうせろくに話さないで帰ってくるだろうよ」

 

「それって奢るだけ無駄って事?」

 

「大体あの駄姉が日本政府に肩入れする訳ないだろ。日本人だけど日本に執着してる訳でもないしな」

 

「それは姉さんも同じだな」

 

「ん? まぁあの駄ウサギは自分が日本人だと思って無いからな。あれは自分を神だと思ってる大バカだからな」

 

 

 篠ノ乃博士に大バカって言えるのは一夏と織斑先生だけなんだろうな……改めて思うと凄い人と知り合いになっちゃったよね……

 

「さて、とりあえず休憩して飯にしろ。もう少し修繕作業を進めたら今日は終わりで構わないぞ」

 

 

 織斑先生なら日付が変わるまで作業させられるけども、一夏はこういったところは優しい。だから僕たちはこの優しさに報いなければいけないんだろうな。

 

「? 俺の顔に何か付いてるか?」

 

「ううん、ただ怒ってない時の一夏と、怒った時の一夏のギャップが激しいなと思って……」

 

「そもそも怒らせるような事をするお前らが悪いんだろ? ギャップが如何こう言う前に反省しろよな」

 

「「「は、はい……」」」

 

 

 視線が鋭くなり、僕たちは狼に狙われた羊のように震えだす。もちろん一夏は狼じゃないんだけどもね。だって更識先輩や布仏さんみたいにおっぱいの大きい人たちと一緒に生活してても襲わないらしいし……もしかしてホモ? とも思ったけども、それだったら一夏の友人って言ってたあの赤毛の男の子もそうなっちゃうしね……今は榊原先生と付き合ってるとか聞いたから違うだろうしね。

 

「何身の毛もよだつような事考えてるんだ! 誰がホモだ誰が!」

 

「……何で僕が考えてる事が分かるのさ」

 

「表情を見れば一発だろ!」

 

 

 そうなのかな……セシリアや箒は分かってないようだし、やっぱり一夏がおかしいんじゃないのかな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一夏君が見張りに行っちゃったから、今日は皆で大人しくお風呂に入る事にした。晩御飯は一夏君がちゃんと作っていってくれたから皆で美味しく頂いたのだけど、問題は片付けよね。

 

「誰が片付ける?」

 

「数人で片付けをして、その間に残りがお風呂に入るって事で如何でしょう?」

 

「それじゃあ片付けが得意な人がいいよね~。おね~ちゃんやかんちゃんで決まりじゃないかな~?」

 

「本音様は面倒だから避けたいのですね」

 

「バレバレだよ」

 

 

 本音の誘導にも引っかからずに、須佐乃男とマドカちゃんが本音の言葉の裏にあるものを見つける。まぁ皆分かってるんだけどさ……

 

「とりあえずジャンケンで決めましょう。それなら公平でしょ?」

 

「そうですね。皆さんもそれで良いですね?」

 

 

 大人の二人が提案した事に、私たちは大人しく頷く。それが一番公平だし、負けても文句が言えないからね。

 

「ところでお姉ちゃん、あの箱には何が入ってるの?」

 

「あ、あれは雪乃ちゃんたちが使ってる部屋においてあった更識の重要書類……置く場所が無くって一時避難でこの部屋に持って来たの、一夏君が」

 

「ふ~ん……お姉ちゃん学校で家の仕事してたんだ」

 

「あ、当たり前じゃない! 私は当主様なのよ!」

 

 

 必要以上に威張って見せると、虚ちゃんが噴出した。

 

「簪お嬢様、その書類の殆どは一夏さんが終わらせた仕事です。お嬢様は最後に判子を押しただけですよ」

 

「何だ、やっぱりそうなんだ」

 

「分かってて聞いてたの!?」

 

「じゃ~んけ~ん」

 

「え、ちょ、ま……」

 

「ぽん!」

 

 

 本音の音頭で全員が手を出したけども、動揺した私は出せずに終わった。つまりは不戦敗だ。

 

「これで後三人くらいいれば大丈夫だね~」

 

「本音様は策士の才能があるかもしれませんね」

 

「悪知恵だけは凄いよね、本音って」

 

「今回はかんちゃんの発案だよ~」

 

「ゴメンねお姉ちゃん」

 

 

 は、はめられた……動揺を誘いライバルを減らしたと言うの!? まさかあのマイスウィートシスターの簪ちゃんがこんな事を考えるなんて……

 

「お嬢様、そんな本気で泣かなくても……」

 

「泣いてないもん!」

 

 

 自分で言っておいて説得力が無い事は私が一番分かってる。だって頬をつたう暖かい液体があるんだもん……

 

「誰か、一夏君を呼んできて! 更識さんが泣いたら一夏君しか対応出来ない!」

 

「ですが、一夏様は千冬様の代わりに問題児お三方の監視を……」

 

「その代わりを誰かがすれば良いのよ! マドカちゃん、貴女がやって!」

 

「何で私?」

 

「一夏君と織斑先生の代理なのよ? 妹の貴女がやらなくて誰がやるの!」

 

 

 ナターシャ先生の考えはちょっと違うような気がするけど、そんな事考えてる余裕なんてないもん……

 

「分かった! 須佐乃男も付き合って!」

 

「畏まりました!」

 

 

 マドカちゃんと須佐乃男がもの凄いスピードで部屋から出て行ったけども、もう私も限界なんだよね……

 

「グスッ……うわ~ん! 簪ちゃんが苛めた~!」

 

「い、苛めてないもん! グスッ」

 

「ま、マズイ! かんちゃんまで泣きそうになってる!」

 

「ほ、本音! 何とかしなさい!」

 

「無理だよ! おね~ちゃんこそ何とかしてよ!」

 

 

 周りが騒いでるけども、私には気にしてる余裕は無い。あの簪ちゃんに苛められた事実が私の心を支配してしまってるからだ。

 

「何だよ一体……あぁ、なるほど」

 

「一夏さん! 私たちではお嬢様たちを泣きやますのは不可能です!」

 

「待て、何で虚まで泣きそうになってるんだよ……ほら、後はやっとくからさっさと風呂に入ってこい」

 

「わ、分かりました。お願いします」

 

 

 一夏君が虚ちゃんたちをお風呂に向かわせて、それを確認してから一夏君は一つため息を吐いた。

 

「たかだかジャンケンで何で大泣きしてるんだお前は……」

 

「だって! 簪ちゃんが私をはめるような事を考えるなんて……うわ~ん!」

 

「だから苛めてないじゃん! どうしてお姉ちゃんはそんな事言うの! ぐすん……」

 

「喧嘩出来るくらいには姉妹の仲は良くなってるって事なんだろうが、面倒だからいい加減にしてくれ……」

 

 

 一夏君が私と簪ちゃんの頭を同時に小突く。もちろんかなり手加減してくれてるから痛くないんだけども、正直小突かれると思って無かった私たちは突然の事に固まってしまった。

 

「まったく、問題児三人が大人しくなったかと思ったら今度は彼女かよ……しょうがねぇな俺の周りの人間は」

 

 

 一夏君は苦笑いを浮かべながら私と簪ちゃんを抱きしめてくれた。

 

「だいたいなんでジャンケンなんてしてたんだ?」

 

「えっとね、誰が片付けをするかを決めるジャンケンだったんだけど……」

 

「そんなに片付けしたくないのかよ……とりあえず片付けてくるから大人しくしてろよ」

 

 

 そういって一夏君たちは私たちを解放してキッチンに行ってしまった。

 

「お姉ちゃん、ゴメン……」

 

「ううん、私こそ簪ちゃんの事を信じられなくてゴメンね」

 

 

 一夏君に心配されたからではないけども、私と簪ちゃんは互いに謝る事で仲直りをする事にした。

 

「ところで、マドカが妙に意気込んでたんだが、何があったんだ?」

 

「あーそれはね……」

 

 

 ナターシャ先生がマドカちゃんにした説得をそのまま一夏君に聞かせると、一夏君はさっきより強めの苦笑いを浮かべた。

 

「何だよその理屈は……まぁマドカが意気込んで来てくれたから俺がこっちに来れたんだけどな」

 

「でも、すぐに戻るんでしょ?」

 

「そうだな……刀奈と簪が泣き止むまでは部屋に居るがな」

 

 

 一夏君が珍しくイタズラを思いついたような笑みを浮かべ、私たちは同時にその意図を理解した。つまり私たちが泣き続ければ一夏君は部屋に居られるのだ。

 

「でも、マドカちゃんと須佐乃男は良いの? もう外も寒くなってきてるし」

 

「さっき見た限り、須佐乃男が毛布を具現化してたから大丈夫だろ。それにさっきの粛清が効きすぎたのか、シャルも篠ノ乃も思いっきり反省してたしな」

 

 

 あのシャルロットちゃんと箒ちゃんが!? それは凄いわね……

 

「それじゃあ簪ちゃん、一夏君と一緒にお風呂に入る為に泣き続けましょうか」

 

「そうだね!」

 

「おい……風呂は二人で入れ。仲直りの印って事でな。それまでは一緒に居てやるから」

 

 

 やっぱり二人が心配なのか、一夏君はそこまでは一緒には居てくれないようだった。でも今だけは私たち姉妹のためだけに一夏君が時間を割いてくれてるのだ。その事に感謝して、今は泣き続けよう。

 でもこれはさっきまでの悲しい涙では無く、一夏君が一緒に居てくれる事が嬉しくて流れ出てる涙だ。だからこれはいくら流しても心が痛くなる事は無いもんね。




亡国企業の事もちゃんとやらないとな……

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