もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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ちょっと中休みです


体育祭の昼休み

 騎馬戦も無事に終わって、今から一時間はお昼休みになるので、皆かなりそわそわしている。騎馬戦の時にはさすがに一夏君には席を外してもらったけども、私が午前の競技終了のアナウンスをすれば一夏君は会場に戻ってくるのだ。

 騎馬戦に参加した人たちは、着替えて一夏君を待ってる人と、あえて水着のままで待ってる人に分かているのだ。前者はスタイルに自信が無い人たちで、後者はかなり色っぽい感じのスタイルの持ち主たちだ。

 

「は~い! 以上を持ちまして午前中の競技は全て終了しました~! 今から一時間はお昼休みになりますので、各自お弁当なり食堂のご飯なりを食べて、午後の競技にそなえてくださ~い」

 

 

 午後には最大の目玉、ISを使っての的当てがあるのだ。二、三個競技をやったらすぐに始める為に、昼休みの間にエントリーを済ませてもらうように手筈を整えてある。もちろん私も簪ちゃんも虚ちゃんも参加するのだ。

 

「一夏くーん! もう戻ってきても大丈夫だよ~」

 

「お嬢様、あまり放送を私的利用しないでください」

 

「え~いいじゃない別に。一夏君に席を外してもらったのは虚ちゃんが他の……むぐぅ」

 

 

 オンマイクだったからなのか、私が本当の理由を言おうと思ったら虚ちゃんに口を押さえつけられた。虚ちゃんって意外と力強いのよね……抵抗出来ないのよ。

 

「それでは午後の的当てに参加する予定の方は、本部運営テントの山田先生に申請して参加登録を済ませてくださいね。これをしないと参加出来ませんので」

 

 

 虚ちゃんが放送を終わらせ電源を切った。そしてすぐさま私に詰め寄ってくる……かなり怖いんだけどな……

 

「全校生徒の前で何を言うつもりだったんですか!」

 

「何って、虚ちゃんが自分より大きなおっぱいを一夏君に見てほしくなかったって事実を言うつもりだったのよ?」

 

「事実無根です! 私は普通に考えて一夏さんに席を外してもらっただけです!」

 

「別に一夏君はおっぱい見たからって興奮するような男の子じゃないでしょ? むしろ不快に思うかもだったけどさ~」

 

 付き合ってる私たちのなら兎も角、一夏君は異性の裸に殆ど興味を示さない、それどころか嫌悪感すら抱くほどの男の子なのだ。だから普通に考えたという虚ちゃんの発言は、一夏君に限り適当な理由では無いのだ。

 

「やっぱり虚ちゃんはおっぱいの大きさを気にしてるのかな~?」

 

「そ、そんな事ありませんよ……」

 

「そりゃそうよね~。妹の本音はあんなに育ってるのに、虚ちゃんはあまり成長が見られないんだから~……って虚ちゃん? その手に持ってるものは何かな……怖いんですけど」

 

 

 虚ちゃんの手に握られているのはマイクスタンド……何故此処にあるのかは分からないけども、あれで殴られたら怪我じゃすまないような気がするのよね……顔に一生の傷が残るかもしれないし……

 

「お~い刀奈、参加表明書が見当たらないって山田先生が……って、何してるんだ?」

 

「一夏君、ナイスタイミング!」

 

 

 ISの整備を終わらせて、途中山田先生が心配で本部運営に寄ったのだろう一夏君が、虚ちゃんがスタンドを振り下ろす直前、まさにそのタイミングで放送席にやってきたのだ。

 

「どんな状況だよこれ……」

 

「一夏さん、退いて下さい。お嬢様にお灸を据えないといけませんので……」

 

「とりあえずそれは置け。話はそれからだ」

 

 

 振り上げていたスタンドを一夏君が押さえて地面に置く。これで当面の危機は回避できたわね。

 

「それで刀奈、参加表明書は何処だ?」

 

「本音が準備したはずなんだけど……」

 

「本音が? 仕方ねぇな……」

 

 

 一夏君は携帯を取り出して本音の番号をコールした。さすがに仕事が早いわね……

 

「本音か? お前参加表明書を何処に置いたんだ? ……は? 分かった。さっさと本部運営に持っていけ。既に結構な数が本部運営の山田先生のところに来てるから、じゃ頼んだぞ」

 

 

 電話を終えて一夏君はため息を吐いた。如何やら本音は本部運営に参加表明書を持っていってなかったようね。

 

「さて、それじゃあこの状況の説明をしてもらおうか」

 

「えっとね、虚ちゃんの本音を言い当てたら怒っちゃって」

 

「訳がわからん……刀奈はいったい何を言ったんだよ」

 

「虚ちゃんのおっぱいが全く成長して無いって……虚ちゃん、だからスタンドは駄目だって」

 

 

 再び一夏君の背後に隠れて虚ちゃんの攻撃から身を守る。虚ちゃんのおっぱいだって小さくて可愛いのに……

 

「そうだ! 一夏君、虚ちゃんのおっぱいを揉んで!」

 

「はぁ!? 何言い出すんだいったい」

 

「ほら、よく言うでしょ? 好きな人に揉んでもらえば大きくなるって」

 

「……よく言うのか?」

 

「知りませんよそんな事……」

 

 

 おかしいわね、ここは爆笑するポイントのはずなんだけど……薫子ちゃんから聞いた話なんだけど、二人には通じなかったのかしら……

 

「とりあえず刀奈は虚に謝るんだな」

 

「何で?」

 

「相手が気にしてる事をずけずけと笑いながら言うのは良く無いだろ? だから謝れ」

 

「ゴメンなさい」

 

「よし! 虚も許してやれ。刀奈だって悪気があった訳じゃ……ないと思うぞ、うん」

 

「そこは言い切ってよ!?」

 

 

 一夏君の歯切れの悪いフォローのおかげで、虚ちゃんは怒りを鎮めてくれた。

 

「まぁお嬢様の冗談に付き合ってたらもちませんからね……」

 

「さて、それじゃあ飯にするか。もうマドカと須佐乃男はスタンバってるぞ」

 

「あの二人は……まぁ一夏君のお弁当が楽しみなのは私もなんだけどね~」

 

「普段から弁当作ってるだろうが」

 

 

 一夏君の言ってる事は確かにそうなんだけど、体育祭の時のお弁当っていうのは、何だか興奮するものなのよね~。小学校の運動会の延長だからかしら?

 

「競技の方は盛り上がったのか?」

 

「それなりには盛り上がってましたね。ですが、一番盛り上がったのが織斑先生の粛清の場面というのが些か気になりましたが……」

 

「まぁ腐っても有名人だからな。招待客があの駄姉の動きを見て盛り上がるのは仕方ないだろうし、女性が女子の胸なんぞ見ても面白くないだろうしな」

 

「だからオジサンたちも呼ぼうって言ったのに~」

 

 

 女子の胸を見せて興奮してるオジサンたちに金品を要求して学園の資金を潤そうとしようとしてるのが一夏君と虚ちゃんにバレて、招待状を送る前だったので予定を変えられてしまったのだ。そしてその後で散々怒られたけど……あれは怖かったわね。

 

「何処が勝ったんだ?」

 

「サラさんのチームが勝ちましたね。最後の一騎打ちではハミルトンさんの騎馬と戦ってました」

 

「ティナの? 鈴が上じゃなかったのか?」

 

「鈴ちゃんは水着を剥がれる可能性を考えて騎馬に甘んじてたみたいだよ~」

 

 

 鈴ちゃんもおっぱいが小さい事を気にしてるようだったし、ティナちゃんのおっぱいはなかなかの大きさだったしね。私は満足だったけどね~……あれ? 何だか一夏君の視線が痛いような気が……

 

「刀奈、お前かなり変態思考の持ち主だよな」

 

「お嬢様は昔から胸に興味がおありでしたからね」

 

「女なのにか?」

 

「女だからかと」

 

「ちょっと! 私をおいて私の話をしないでよね! しかも虚ちゃんは昔の事をテキトーに捏造して一夏君に話さないでよ!」

 

 

 別に私は昔からおっぱいに興味があったわけでも、今もおっぱいそのものに興味がある訳じゃないんだけど! 

 

「私が気にしてるのは、私よりも大きいおっぱいの持ち主だけよ! 今のところ確認してるのは本音と箒ちゃんくらいだけどさ」

 

 

 ティナちゃんも大きいけど私よりは大きくなかったし、他の子たちもそれほどじゃなかったしね~。

 

「女ってそんな事を気にするのか?」

 

「知りませんよ……」

 

「虚ちゃんは自分の大きさを気にして……ゴメンなさい」

 

 

 二人同時に鋭い視線を向けてきたので、私は素直に頭を下げた。さっき怒られたばかりだったのに同じ事言った私に注意と牽制の意味での視線だと、私はすぐに理解した。

 

「それじゃあ気を取り直して、一夏君のお弁当が待ってる部屋に急ぐわよ~」

 

「明らかに誤魔化してるな」

 

「そうですね」

 

 

 背後で二人が苦笑いを浮かべてるのが何となく分かったけども、振り向かずに部屋まで一気に歩き出す。本当は走って行きたいんだけど、廊下を走ると一夏君と虚ちゃんに怒られちゃうからね~。生徒会長が校則を破るなってね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 午後の的当て、絶対にあの人に負けたくはありませんわね。向こうは専用機を持ってませんので、此方が有利なのは変わりませんが、的当てのプログラムを一夏さんが組んだっていうのが気になりますわ……一夏さんなら普通のプログラムを組むわけありませんし……

 

「大丈夫ですわよね。あの人は訓練機で参加するしかありませんし、偏向射撃が出来るようになった私に死角はありませんわ!」

 

「セシリア、何いきなり大声で言ってるの?」

 

「ついに頭に蛆虫が湧き出たんだろう」

 

「箒、さすがにそれは可哀想じゃないか?」

 

「そうですわよ! この私の頭に蛆虫など湧き出ませんわ!」

 

 

 他に一緒にお昼を摂る相手など私たちには居ませんので、こうやってお昼もご一緒してるのですが、午後の競技は基本的に個人戦なのであまり馴れ合うのは如何かと思いますがね。

 

「それにしても、騎馬戦はビックリだったよ。まさか下まで剥ぎ取られるとは……」

 

「教官の動きに反応すら出来なかった……やはり私はまだまだだな」

 

「一夏に見られてたら、責任を取らせるがな」

 

「責任ですの?」

 

「ああ! 女性の恥ずかしい場面を見た責任として、一生養ってもらう」

 

 

 それってある種の脅迫なのでは……そんなツッコミを入れようとしたら箒さんの携帯から着信を告げるメロディーが流れて来ました。

 

「し、渋いですわね……」

 

「まぁ箒らしいんじゃない? 女子高生らしくは無いけど」

 

「今のは何だ?」

 

「将軍が暴れるドラマのテーマだね」

 

「五月蝿い! これは登録外の番号から掛かってきた電話だからだ!」

 

「では登録してある番号からの着信では何のメロディーが流れますの?」

 

「黄門様がお供をつれて旅をするドラマのテーマだ!」

 

 

 あまり変わりませんわね……むしろそっちの方が渋いような気が……

 

「この前までは仕事人のテーマだったがな!」

 

「箒の趣味は兎も角、電話なんだから早く出たら?」

 

「そうだったな」

 

 

 シャルロットさんのツッコミに、箒さんが携帯を操作して通話を開始しました。いったい誰からの電話なのでしょうか……

 

「……何か御用ですか? ……貴女には関係の無い事ですので。……一夏はもっと関係無いでしょうが! そもそも貴女が私に……いえ、何でもありません。失礼します」

 

 

 なにやら大声を出したかと思えば急に静かになって、箒さんは通話を終えました。

 

「誰からだったの?」

 

「お前らには関係無い。完全に私個人の問題だからな」

 

「そう言われると気になりますわ。箒さん、今の電話の相手は何方でしたの?」

 

「そうだぞ箒。気になるからさっさと教えろ。さもなくばドイツ軍の自白術を使ってでも聞き出すからな」

 

「ラウラ、それは織斑先生に怒られるよ」

 

「むっ……それは怖いから嫌だな」

 

 

 ラウラさんって、何でこんなにもズレているのでしょう……完全に興味が箒さんの電話の相手から織斑先生に変わってますし。

 

「ちょっと一人にしてくれ」

 

「何処に行きますの?」

 

「察しろ! トイレだ」

 

 

 食事中に大声で言うような事では無いのですが……箒さんはそのままズカズカと食堂から移動していってしまいました。

 

「誰からの電話だったんだろうね」

 

「分かりませんわ。そもそも箒さんの番号を知ってる相手って誰なのでしょう」

 

「私は知らないな!」

 

「僕も」

 

「私もですわ……」

 

 

 もしかして箒さん、誰の番号も登録されてないのかしら……まさか、そんな事はありえませんわよね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 セシリアたちから離れて、私は履歴からとある番号に電話を掛ける。

 

『何の用だ、篠ノ乃』

 

「千冬さん、姉さんから電話がありました」

 

『束から? それで、何の用だったんだ?』

 

「さっきの騎馬戦で千冬さんが取った私の水着を一夏に渡すようにしろと言ってましたが、何故私にそのような事を言ってきたのかが分かりません」

 

『あの水着は既に処分した。だから安心して良いぞ』

 

 

 処分って……何処に如何やって処分したのかが気になりますよ……

 

『それで、私にその事を知らせて如何するつもりだったんだ?』

 

「いえ、千冬さんならあの人の居場所も知ってるのではないかと思いまして」

 

『束の居場所を知ってるのは一夏だけだ。私も正確な位置は把握して無いんだよ』

 

「そうなのですか……ところでもう一つ言っていたのですが、学園で専用機を造るというのは本当ですか?」

 

 

 この話が本当なら、私にも専用機が……

 

『その事には答えられない』

 

「何故です!?」

 

『事実であったとしてもお前には関係の無い話だからだ』

 

「私にだって関係はあります! 篠ノ乃束は私の姉であり、世界で唯一ISのコアを造れる人間だからです」

 

『だから如何した。束は確かにお前の姉だが、それだけだろ。それに普段は関係無いと言い張ってるくせに、こんな時だけ妹面するのか貴様は』

 

「しかしですね千冬さん!」

 

『兎に角、専用機云々は答えられんし、もしそうだとしてもお前には関係無い事だ』

 

 

 千冬さんに通信を切られて、私は呆然と立ち尽くす……私以外の誰かが専用機を貰うとして、果してそいつは私よりも強いのだろうか。

 

「国からの提供じゃないから、最悪力ずくで……いや、そうなると千冬さんが武力介入してくる可能性があるよな……」

 

 

 少なくとも専用機に相応しいようなやつがこの学園に居るとは思えないのだが……私よりも強いと思えるヤツらは、大体専用機を持ってるしな……

 

「この事、生徒会メンバーなら知ってるんだよな……あのきぐるみ女でも捕まえて聞き出せば恐らく……」

 

 

 そこまで考えてふと思い出す。あのきぐるみ女は一夏と親しいんだという事を……あのきぐるみを脅せば、もれなく一夏の制裁が待っているという事なのだと……

 

「他に事情を知ってそうなのは……二年の黛先輩か……あの人ならそういった事情にも詳しいだろう……」

 

 

 さっそくコンタクトを取ろうとしたが、あの人は確か三年の布仏先輩に逐一情報を伝えているんだとかいう噂を聞いたな……そして布仏先輩はあのきぐるみ女の姉で一夏とも親しい……くそ、黛先輩も駄目か。

 

「……元凶に聞けば済むのか」

 

 

 何故その考えが出来なかったんだろう。ISのコアを造るのは全ての元凶であり私の実の姉である篠ノ乃束なのだから。さっき掛かってきた番号にリダイアルをすればあの人の携帯に繋がるはずだ。

 

『もすもす~? 如何かしたの箒ちゃん』

 

「姉さん、IS学園で造られる専用機の持ち主は誰ですか!」

 

『それは教えられないよ~。いくら箒ちゃんの頼みでも、いっくんとちーちゃんから口止めされてるからね~。代わりにあの二人の制裁を受けてくれるなら教えてもいいけど、箒ちゃんじゃ死んじゃう可能性があるもんね~』

 

 

 姉さんならあの二人の同時攻撃にも耐えられるかもしれないが、確かに私では死ぬ可能性の方が高い……いくら制限を掛けてるとはいえ、あの二人の攻撃は普通の人間では耐えられないほどの衝撃がついてくるのだから……

 

『それね~、箒ちゃんじゃ専用機は使いこなせないと思うよ~』

 

「何故です! それくらい私にだって!」

 

『無理無理。いっくんから聞いたんだけど、箒ちゃん訓練機にも嫌われてるんだってね~』

 

「何ですそれは」

 

 

 訓練機から聞いた? いったい何を言ってるんだこの人は……ISがしゃべる訳ないでしょうに……

 

『いっくんはね~、ISのコアの声と、IS自体の声を聞く事が出来るんだよ~。まだ訓練機用のコアと、訓練機本体の声しか聞けないけど、何れは専用機のコアと本体の声を聞こえるようになると思うよ~。さすがはいっくんだよね~。束さんの想像のはるか上を行く存在だよね~』

 

「一夏がISの声が聞けるとして、何故私がISに嫌われてるんですか!」

 

『だって箒ちゃん、負けるとISの所為にするんでしょ? だからISだって箒ちゃんの事を嫌ってもしょうがないよ』

 

「動きが悪いのは確かでしょうが! ISの性能が悪いから負けるんです!」

 

『やれやれ、そんなだから束さんも箒ちゃんに専用機を造るのを止めたんだよ』

 

「何ですか、その話は」

 

 

 専用機を造るのを止めた? そんな話は一切聞いてないんだが……

 

『最初は誕生日プレゼントにと考えてたけど、その時には間に合わなかったしいっくんとちーちゃんに止められたから。次は二学期が始まるちょっと前に渡そうかな~とか考えてたんだけど、その頃の箒ちゃんは前みたいに力を欲してなかったから。それでつい最近いっくんから箒ちゃんが訓練機に八つ当たりしてるって聞いて、これじゃあ駄目だって事で専用機作成は中止したんだよ~。そういう事だから、バイビ~』

 

「ちょっ!?」

 

 

 通信を切られて、私は呆然と立ち尽くした……一夏がISの声を聞けるだと……そんな訳あるものか!

 本人に確かめようとしたが、私は一夏の携帯番号を知らないので歩いて探す事にした。一夏、お前は嘘を吐くような卑怯者になったのか……




次回またしてもあのキャラが……

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