もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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一月も二週間が経過しましたね……


敵将の謝罪

 学園に戻ってきて真っ先に感じたのは、ついこの間……てか一昨日ここで軽く交えた相手だった。

 

「おはよう一夏……いえ、こんばんはかしら」

 

「そんな事はどっちでもいい」

 

 

 現時刻は午前三時二十分、この時間の正確な挨拶など興味も無いわ。それよりも気になるのは、何故この時間、この場所にスコールが居るかだ。

 

「また誰かを攫いに来たのか?」

 

「こんな時間から起きてる高校生なんて一夏くらいでしょ」

 

「……じゃあ何の為に。まさか俺に会いに来た訳でも無いだろ」

 

「あら、ちゃんと分かってるじゃない。私は一夏に会いに来たのよ」

 

 

 ……冗談で言った事が如何やら本当の用件だったらしいので、俺は軽く目眩を覚えた。こんな早朝から、しかも会えない確率の方が高いにも関わらず、スコールは単独行動でIS学園に侵入したらしいのだ。

 

「それで、俺に何の用だ」

 

「色々とね。まずは謝罪かしら」

 

「謝罪? 一昨日の侵入の事か?」

 

「あれは謝らないわよ。あのおバカを攫って篠ノ乃束を釣ろうとしたのは事実だもの」

 

 

 なら何の謝罪だと言うんだ……そもそも敵対してる同士、謝罪される覚えも筋合いも無いと思うのだが……

 

「まず第一に、貴方に大怪我を負わせてしまった事を謝罪します。これは私の本意では無かったのよ」

 

「……あれだけの無茶をして、怪我で済んだだけ御の字だとは思うんだが」

 

 

 自分でもさすがに死を覚悟した戦いだったから、怪我程度で済んだのは幸運だと思ってる。もちろんそれを刀奈たちに言えばまた怒られる……てか泣かれるかもしれないので黙ってるがな。

 

「本当なら形だけの戦闘をして引き上げるつもりだったんだけど、オータムが本気になってしまったので……それで私も怪しまれないようにオータムに合わせてたら、一夏にあんな怪我を負わせてしまって……本当にゴメンなさい」

 

 

 そう言ってスコールは地面に足を折って謝ってきた。事情を知らない人間にこの光景を見られたら如何思われるんだろうな……女性に土下座させてる最低な男にでも映るんだろうか。

 

「別に怪我は大した事ねぇし、そもそもスコールが悪いとは思って無い。俺が無茶した結果だからな」

 

「でも……」

 

「大体攻め入って来て怪我させたから罪悪感を抱くとか、おかしいんじゃねぇの? そんなんなら最初からくるなよな」

 

「しょうがないじゃない! 私の目的を果たすには、まだもう少し亡国企業に居る必要があるのよ」

 

「……その目的ってのに篠ノ乃束が如何しても必要だって事か?」

 

 

 スコールは俺が指摘した事に答えられないのか、暫くの間無言で左右を行ったり来たりしている。正直こんな事に付き合ってる時間は無いんだがな……

 

「もう終わりならさっさと帰れ。そろそろマドカが起きる」

 

「まだ終わってないわ! ……一夏の言うように、私の目的には如何しても篠ノ乃束が必要なのよ!」

 

「それで? オータムにあの駄ウサギを襲わせた理由は? お前らが余計な事をしてくれた所為で、俺はさっきまであの駄ウサギラボの掃除・修復で大変だったんだが」

 

「もう一つ謝りたかったのはその事なの。オータムが派手にやらかした所為で、一夏に無用な負担をかけちゃった事を謝りたかったの」

 

 

 あの駄ウサギにこれくらいの謙虚さがあれば俺ももう少し楽が出来たんだろうか……敵ながらスコールの律儀さに感心しながら話の続きを待つ。

 

「私はオータムに『篠ノ乃束を掴まえてきて』と頼んだのに、オータムは『篠ノ乃束を襲ってこい』と解釈したらしくてね……ストレスが溜まってたのも原因の一つなんでしょうけども」

 

 

 ストレス? あのオータムがストレスなんて感じるのかと以外に思ってると、スコールが苦笑いを浮かべながら答えてくれた。

 

「この前貴方に負けたでしょ? それでオータムの前線への参加が見送られるようになってね。暴れられないのよ」

 

「……だからって駄ウサギのラボをあそこまでにする必要はあったのか? 本来の目的だった駄ウサギには一切手を触れてねぇようだしよ」

 

「……拠点は見つけられても如何やら篠ノ乃束は見つけられなかったようなのよね」

 

「だがあの駄ウサギはオータムが攻め入ってきた相手だと知ってたぞ」

 

 

 まぁ名前は覚えてなかったんだがな……それは何時もの事だし、スコールに言う事でも無いので黙っておいた。

 

「何でも開かない扉が数箇所あったらしくて、それ以外の場所は片っ端から吹っ飛ばしたそうだけど」

 

「ああ……ものの見事に吹っ飛んでた。おかげで瓦礫の撤去や修繕が大変だったぞ」

 

 

 開かなかった扉と言うのは、駄ウサギがメインで使ってる研究室だろうな……あそこだけは普通に散らかってただけだし……

 

「それじゃあ篠ノ乃束はその開かなかった数箇所の扉の中に居たって事?」

 

「だと思うぞ。そもそも侵入を許したのも、あの駄ウサギの気まぐれだろうしな」

 

「……如何言う事?」

 

「良く考えれば分かると思うんだがな。何せあの駄ウサギは国際的に指名手配されてる以上に全世界が総力を持って探してるんだ。そんな相手を、頭に血が上ったオータムが見つけられるとは到底思えない。もちろんスコールが相手にだって探せやしない」

 

「……そう言われるとそうね」

 

 

 大体あのラボは姿を消す事だって出来るんだ。それをしなかったのは駄ウサギに何か考えがあっての事だろうが、それにしても片付けを人に押し付けてくる辺り、結局は何も考えて無かったんじゃねぇかと思わせる節もある。結局のところは駄ウサギ本人を引っ張ってきて聞くしか無いんだが、面倒なのでそこら辺は気にしないでおく事にした。

 

「それで? 謝罪が済んだならとっとと帰れ。俺も部屋に居ないと面倒な事になるからな」

 

「面倒な事? ……そう、貴方は今部屋で過ごして無いといけないのね」

 

「変に勘ぐられるのが面倒なんだよ。別に暴れてた訳でも無いんだから、早朝に部屋の外に居ても良いとは思うんだが、どうも俺の彼女、それに今部屋で生活してる相手は心配性な人間が多くてな」

 

「勉強会だっけ? 優秀な人間はホント大変ね。あのMの勉強の世話までしなきゃいけないんだから」

 

「……やはり知ってるんだな」

 

 

 別に驚きは無い。だがそれでも相手に此方の情報が知られてるのは面白くないと感じるのだ。まさか逐一報告してるスパイでも忍び込ませてるんじゃねぇだろうな……可能性はゼロでは無いのだが、まだ確証も無い事なので公にはしてない。

 

「貴方だって此方の情報を掴んでるんでしょ? 一昨日私があのおバカ娘を攫おうとした事で」

 

「やはり人手不足か……全体でもそうだが、お前個人が使ってる部隊も」

 

「ええ……この学園に攻め入ったのは良いけど、思ったよりも兵を消耗してしまってね……折角ブリュンヒルデと生徒会長を前線に出せないようにしたのに、一夏一人にかなりやられてしまったからね」

 

「……俺は殺しはしてねぇだろ」

 

 

 回復が遅れてるならまだしも、スコールは兵を『失った』と言った。つまりは粛清対象にでもなったのだろうか。

 

「使えないものは捨てるでしょ? だからそうしただけよ」

 

「賛同しかねる事だな。さすがに俺でも殺しはしないぞ」

 

「組織の情報を少しでも持ってる人間を、自由にすると思って?」

 

「違い無い。特に亡国企業のような裏組織は、少しでも情報が漏れると面倒そうだしな」

 

「さすが一夏ね。分かってくれるのね」

 

 

 本当は分かりたくも無いが、汚い世界の事を知ってるので分かってしまうのだ。それ以外にも頭を悩ませてる問題があるので、そっちからも情報が入ってきてるのだが……

 

「一夏には私の資金源を知られちゃってるみたいだしね」

 

「……やはりお前か。だが何故……」

 

「それは一夏が頑張って調べてみなさい。私はこれ以上何も言わないわ」

 

 

 不倫なんて可能性は無いしな……そもそもコイツは男に興味があるのだろうか? オータムとそう言った関係らしいし、やはりコイツもそっちの人間なんだろうか……まぁ如何でも良いか。

 

「それじゃあな。俺もお前もこんな所で油売ってる余裕は無いんだ」

 

「敵将をみすみす見逃して良いのかしら?」

 

「万全ならとっくに捕まえてるし、こんなにのんびりと話なんてしてねぇよ」

 

「それもそうね。攻め入る前なら兎も角、今は私たちの関係は明確な敵なのだから」

 

 

 事情が分からない分、コイツがIS学園に忍び込む訳は分からないが、亡国企業に反旗を翻そうと知ってる分、コイツが明確な敵だとは俺も思って無い。敵である事には変わらないが、放置しておいても問題無い事を知っているので捕まえないのだ。

 

「誰かに見られたら厄介だろ。さっさと消えな」

 

「あら酷い。この寒い中貴方を待ってた女性にそんな態度なんて」

 

「誰も待ってととは言ってないし、そもそもお前がさっき敵同士と言ったばかりだろうが」

 

「それもそうね。それじゃあ一夏、次会う時は必ず貴方を手に入れるから」

 

「……無理に悪役っぽい感じを出さんでも良いだろ」

 

 

 いかにも悪役なセリフを吐き捨てて、スコールの気配はIS学園から遠ざかって行く。

 

「やれやれ……スコールが謝罪してくるとはな……」

 

 

 また誰かを狙いに来たんじゃないかと一瞬身構えた自分が何だか馬鹿らしく思えてきた。とりあえずマドカが起きる前に部屋に戻っておかないとな……余計な心配をされる身にもなってほしいものだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 奇跡的にマドカちゃんより早く起きたのは良いのだけど、部屋に一夏君が居ないのに気付いてからは気が気でない。何処に行ってるんだろう……トイレにしては長いし、そもそも一夏君がトイレに行ってるのをこの学園で見た覚えが無い。

 

「(それだけ余分なものを身体に取り込んでないって事なんだろうけども……あれだけコーヒーを飲んでたら普通はトイレに行きたくなるわよね……)」

 

 

 一時間に一杯は飲んでるんじゃないだろうかと思わせるくらい、一夏君はコーヒーを毎日飲んでいるのだ。それでもトイレに行かないって事は、それ以上に汗で水分を体内から出しているんのかな……でも、一夏君が汗掻いてるところなんて見た事ないし……

 

「(考えても分からない事ね……仕方ない、一夏君のベッドにでも忍び込んでもう一眠りでもしましょ)」

 

 

 何が仕方ないんだ……っと、一夏君が聞いたらツッコミを入れてくるだろう事を考えながら、私は自分のベッドから一夏君のベッドへと移動しようとした……だけどそれは出来なかった。

 

「あ、あれ?」

 

 

 ベッドから出て一夏君のベッドを目指したまでは良かったんだけど、途中で身体が動かなくなった……まさかまたウイルス!?

 

「何人のベッドに入ろうとしてるんだ」

 

「あっ、一夏君……えっと、おはよう?」

 

 

 いったい何時からそこに居たのか、一夏君が私の背後で見たことも無い笑顔で佇んでいた。

 

「随分と無駄な事を考えてたようだが、お前は如何なんだ?」

 

「何が? ……あっ、そう言えば起きたんだから行かないとね」

 

 

 一夏君が軽く目眩を覚えた時にする、右手の親指と人差し指でこめかみ辺りを押さえる動作をした。そんなに目眩を覚えるような事があったのかしら?

 

「あのな刀奈……一応年頃の淑女がそんな事をおおっぴらに言うのは如何なんだ? いくら相手が俺だからって、少しは羞恥心を持ってだな……」

 

「ゴメン、一夏君! ちょっと限界が近いから後にして」

 

「……ハァ」

 

 

 お説教の気配を感じ取った私は、一目散にトイレに駆け込んだ。この部屋のトイレは男女共用なので、一夏君もここを使う事もあるのだろう。だけど一夏君が使った形跡は全く無いのよね……なんでだろう?

 

「ふぅ、すっきりした」

 

「もう良い……飯の支度する」

 

「手伝う?」

 

「邪魔だから大人しくしてろ」

 

 

 何気に酷い事をあっさりと言い放つ一夏君だが、それくらいで傷つくような事はもうしないんだよね。この部屋で生活してる人間は全員学んだ。一夏君を手伝って好感度を上げようとしても、結局は邪魔になって好感度が下がる事を……

 一夏君は相手してくれないし、まだ誰も起きてないので私は暇を持て余していた。早起きは三文の徳らしいけど、こうも退屈じゃねぇ……時間を無駄にしてるような気がするんだけど。

 

「珍しい、楯無さんが起きてる」

 

「おはよ、マドカちゃん。偶々目が覚めてね」

 

「お兄ちゃんは?」

 

「キッチンで朝ごはん作ってるよ。一夏君の朝は早いからね」

 

 

 本当は起きた時に居なかった事をマドカちゃんにも教えれば良かったのだけど、何故だか憚られた。

 

「完全に回復してたら、それに加えてランニングや戦闘の動きなんかを確認してるから、もっと早いんだけどね」

 

「……ホント何時寝てるのか不思議よね」

 

 

 昨日まで三日徹夜してたらしいし、それくらいは何時もの事なのかとも思えるんだけど、途中でダウンしたと言う事は日常茶飯事では無い様ね。

 

「お兄ちゃんは色々と忙しい人だから……一時間寝れば一日もつような身体になってるんだよ」

 

「一時間……私なら途中でお昼寝しちゃうわね」

 

 

 本当に暗部として忙しくなれば、そんな時間も無くなっちゃうんだろうけども、私はまだ普通の高校生として生活してたい。当主だと言われても、半分くらいの人が私を疎ましく思ってるのも知っている。一夏君と虚ちゃんが必死に隠してくれてるから、簪ちゃんには知られてないけどね。

 

「それじゃあお兄ちゃんに挨拶してから外で運動してくる」

 

「いってらっしゃい」

 

 

 マドカちゃんを見送って、私は再び手持ち無沙汰状態に陥る……寝ている虚ちゃんにイタズラしようものなら、恐ろしい結果が待っているのを知っているので、それだけは絶対にしないんだけどね……

 

「ナターシャ先生や碧さんもまだ寝てるのよね……」

 

 

 普段は私の前に起きている二人も、マドカちゃんよりかは寝ているようだった。いくら大人でもこの時間はキツイわよね……

 時計に目を向けると、その針が刺しているのは4の数字。長針では無く短針が指しているので、もちろん時刻は四時と言う事になる。

 

「織斑先生も起きてるんだろうし、いったい織斑のDNAは如何なってるんだろう……」

 

 

 正確には一夏君はそれに関係しないんだけど、それでも長年織斑家で生活してきたので全くの無関係とは言えないのだ……DNAじゃなくても生活習慣は織斑家そのものだろうしね。

 

「ねぇねぇ一夏君、暇だよ~」

 

「だったらマドカにでも付き合えばよかったじゃねぇか」

 

「こんな時間から外に出たくな~い! 一夏君が一緒なら別だけど」

 

「俺が動こうものなら必死で止めてくるヤツがよく言うな……動いていいなら今すぐ行くが」

 

「駄目! 一夏君はまだ万全じゃないんだから!」

 

 

 表情に出ないから、どれだけ痛いとかそう言うのは分からないけど、でも一夏君が万全で無い事くらいなら分かる。だって万全ならこうやって私がくっつこうとしても避けるか抑えるかして抱きつかせてくれないけど、今はこうやって簡単に抱きつく事が出来るから……

 

「まだ痛いの?」

 

「一時期よりかはマシにはなってる。だが刀奈の言うように万全では無い」

 

「一昨日スコールがこの学園に来てたそうだね」

 

「駄姉から聞いたのか……如何やら駄ウサギを釣る餌として篠ノ乃を狙ったらしい」

 

「篠ノ乃博士を? 何の為に……ってコアの為か」

 

 

 今のところ世界でコアを造れる人間は篠ノ乃博士だけと言う事になってるのだから、篠ノ乃博士を狙ったと言う事はそれで間違いないだろう。

 それとは別にコアを造れる人間を、私たちは知ってる……と言うか目の前に居るんだけど、その事は世間に公表されてないので、なっていると言ったのだ。

 

「俺が造れるのを知ってたら、篠ノ乃なんて足手まといを攫おうなんて思わないだろうしな」

 

「足手まといって……彼女、それなりに強いんでしょ?」

 

「それなりにじゃ役にたたないだろ。それに改造しても俺に敵うほど強くなるとは思えないしな……」

 

「改造!? ちょっとそれ如何言う事!?」

 

「声がデカイ……まだ寝てるやつらが居るんだから」

 

「ご、ゴメン……でも改造って……」

 

 

 報告書にはそんな事書いて無かったし、一夏君も織斑先生もそんな事一言も言ってくれなかったし……

 

「そうやって篠ノ乃を誘ってたからな。実際に改造するのかは知らんが、少なくとも篠ノ乃に何かしようとしてたのは確かだろう」

 

「そうなんだ……でも、改造されるって事は普通の人間じゃなくなるって事よね? 箒ちゃんが一夏君を諦めて普通の相手と結婚するとしても、そんな身体じゃ受け入れてもらえるか如何か分からなくなっちゃうじゃないの」

 

「そもそもあの思い込み娘を貰ってくれる相手が存在するのなら、その前にあの駄姉を引き取ってもらいたいがな」

 

「……織斑先生相手に普通に生活を送れる男の人が存在してるとは思えないんだけど……」

 

 

 それこそ一夏君しか居ないわよね……もちろん織斑先生に渡すつもりは無いけどさ。

 

「安心しろ。俺もあの駄姉と生活するつもりはねぇよ」

 

「うん……」

 

 

 一夏君の温もりを感じながら、もう少しこうしてたいと思ってたんだけど、そろそろみんなが起きちゃうから泣く泣く離れた。それにしても、最近一夏君に抱きしめられる機会が増えて嬉しいわね。




次回一気に時間が経過する予定です

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