もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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仕事でわき腹を捻ってしまった……かなり痛いです


駄目駄目な身内

 急に誰かが部屋を訪ねて来たと思ったら一夏だった。何の用かと尋ねようとしたが、一夏が私を訪ねてくる理由などそう多く無い。

 

「また何かやらかしたのか?」

 

「は?」

 

 

 説教かと思ったが如何やら違うらしい。それじゃあいったい何の用だ? 悲しい事に姉の権威など無くなってしまったし、姉に対する親愛の情も無いだろうしな……

 

「アンタが偶には飯を作れって言うから来たんだろうが。いらないなら帰るが?」

 

「いる! いるに決まってるだろ!」

 

 

 一夏の料理が食べられるなら、私は世界の裏側からだって駆けつけるぞ!

 

「……飯を食える環境じゃねぇな」

 

 

 一夏は寮長室をグルリと見回し、ため息交じりにつぶやいた。確かにこの部屋は若干汚いが、そこまで気にする事では無いと思ってるんだが……

「アンタが平気でも俺は気になる。てか、若干じゃねぇだろうが、これは!」

 

 

 洗濯物の山やゴミの山、私がちょっと溜め込むとこうなるのだ。一夏が優秀だったからずっと甘えっきりだったからな……私が家事が出来なくても仕方ないのだ。

 

「開き直るな駄姉! 掃除するから手伝え!」

 

「手伝えと言われても、私が掃除しようとすると余計に散らかるが?」

 

「……黙って外で待ってろ」

 

 

 私の家事の出来なさっぷりを思い出したのか、一夏は頭を押さえて私を廊下へと追いやった。自分の部屋なのに、何だか情けない気分だな……休日の父親と言うのはこんな気分なのだろうか……

 

「一夏ー何か手伝える事は無いか?」

 

「邪魔にならなきゃそれでいい」

 

「だが、私の部屋だからな……」

 

「ならこれ、洗濯機に突っ込んでこい。洗濯機くらいは使えるだろ」

 

「スマン……実家のなら一夏に習ったから何とか使えるが、寮の洗濯機は使えないんだ……」

 

 

 私の告白に、一夏は更に呆れ顔を私に向けてきた。その視線……何故だか興奮してしまうんだよな……

 

「じゃあいいや。俺が洗濯してくるから、アンタは終わったら自分で干すんだな」

 

「干す? 洗濯機と言うのは全てやってくれるんじゃないのか?」

 

「乾燥機の事か? あれだって少しくらいは干さないと何か匂うんだぞ」

 

「そうなのか……意外と不便だな」

 

 

 私の感覚では、洗濯カゴに突っ込めば次の瞬間には終わってる感じだったからな……今思うと一夏に頼りっきりだったとよく分かるな……

 

「何かティッシュのゴミが多いが、そんなに使うのか?」

 

「気にするな」

 

「? まあいいけど」

 

 

 言えない……絶頂した時に派手にぶちまけたものを拭いてるなんて言えない……

 

「駄姉よ……いったいどれだけ洗濯してないんだ?」

 

「さあ? 前に一夏が片付けてくれた時以来じゃないか?」

 

「……よくもそんなものを平気で置いておけるな」

 

「そんなに汚れてないし、そもそも私は基本スーツだからな」

 

 

 寝るときはジャージだし、洗濯物と言えば下着くらいだろう。後は中に着てたシャツとか靴下とか……そんなもの使い捨てでも構わんだろ。

 

「生活能力ゼロの駄姉を持つと大変だ……」

 

「お前が優秀過ぎなんだ!」

 

「俺だって好きで得意になった訳じゃねぇよ! アンタに任せてたら、命がいくつあっても足りないと思ったからだ!」

 

 

 確かに……あのクソ両親が居なくなった次の日、私が作った暗黒物質を見た一夏が次の機会から料理をしてたな……それ以降私がキッチンに立ち入る事すらロクに許してくれなかったような気が……

 

「両親に捨てられ、止めを姉に刺されたら死んでも死にきれないと思ったからだ」

 

「私は一夏を殺そうだなんて思って無かったぞ!」

 

「なお悪いわ!」

 

 

 一夏は洗濯物を抱えて洗濯機まで向かうが、どうもふらついてるのは、私の気のせいでは無いと思うんだよな……

 

「一夏、ひょっとしなくても辛いのか?」

 

「何が?」

 

「洗濯物を運ぶの」

 

「放課後のダメージがまだ少し残ってるだけだ。駄姉が気にする事じゃ無い」

 

「運ぶのくらいなら出来るぞ!」

 

「威張って言うな」

 

 

 一夏から洗濯物を受け取り、代わりに運ぶ。これくらいなら私だって出来るんだからな!

 

「丁度良いから寮の洗濯機の使い方を教えてやる。そうすれば溜め込まずに洗濯出来るだろ」

 

「洗濯は真耶がしてくれるから問題無いんだが?」

 

「……じゃあ如何して溜まってるんだよ」

 

「最近相手してくれないんだ」

 

 

 如何も一夏に何かを言われた事が原因らしいのだが、一夏は全く覚えて無いようだな……いったい何を言ったんだ?

 

「兎に角、自分で出来る事は自分でしろ。アンタもいい歳なんだから」

 

「私はそんなに歳じゃない!」

 

「二十代真ん中は十分だろ。家事出来ない言い訳にはならないぞ」

 

「家事が得意な義弟が居てくれるから問題無い!」

 

「俺はアンタの面倒を見るのは御免なんだがな」

 

「そんな事言うなよ一夏、寂しいだろ」

 

 

 ずっと二人で生きてきたんだから、少しくらいお姉ちゃんの心配くらいしてくれたって良いだろうが……

 

「俺がどれだけ苦労してきたと思ってるんだ、アンタは……アンタが俺にしてくれたのは生活する分のお金を稼いできただけだろ。それも途中からは家の金にまで手を付けるからやりくりが大変だったんだぞ」

 

「あれは……仕方ないだろ。束の研究費が必要だったんだから……」

 

「街金から借金しようとした時は本気で殺そうとまで思ったからな」

 

「あの時の一夏は怖かった……」

 

 

 高校生のバイトではやはり高が知れていて、私は金融機関に借金をしようとした事がある。それが一夏にバレて束と二人で正座しながら一夏に怒られたのをはっきりと覚えているのだ。冗談抜きで殺されると思ったのは今でも覚えてる……

 

「それで?」

 

「ん?」

 

「今更だが、あの時の金は返してもらったのか?」

 

「いや……貸してたんじゃなくって投資だったからな」

 

「投資なら当然配当金があるよな? それは如何したんだ?」

 

「それは……」

 

 

 私の妄想を映像にしてもらってたなんて、口が裂けても言えない……

 

「まあ俺にはもう関係無いし、当時あれだけ説教したからな」

 

「そうだぞ! 小学生の弟に怒られるお姉ちゃんの気持ちにもなってみろ!」

 

「それを言うなら、高校生の姉を説教しなければいけなかった弟の気持ちを考えろ!」

 

 

 ……なんだか悲しい気分になってきたぞ。言われてから思ったが、確かに立場的には弟の方が悲しいな……

 

「洗濯はこうやって……」

 

 

 今の必死に洗濯機の使い方を説明してる一夏だが、私の耳をすり抜けて頭には残りそうになかった。

 

「分かったか?」

 

「ああ、大丈夫だ」

 

「ならこれで洗濯物は溜まらないな?」

 

「さあ?」

 

 

 一応分かった風の返事をしたが、実際は右から左だからな……

 

「終わった干しとけよ。俺は飯作ってるから」

 

「任せろ」

 

 

 干すのなら誰だって出来るだろうし、一夏に頼まなくても大丈夫だろう。私はそう考えて安請け合いをしてしまったのだ。

 

「さてと、洗濯は何時終わるんだ?」

 

 

 洗濯機の使い方が分からない私は、何時洗濯が終わるのかすら分からないのだ。テキトーにボタンを押せば終わるのか?

 

「確か電源ボタンを押せば動くんだったな。と言う事は電源ボタンを押せば終わるだろう」

 

 

 家でもある程度時間が経ったらボタンを押してたし、これも似たようなものだろ。

 

「えっと……これか?」

 

 

 電源と書かれたボタンを押し、洗濯を終わらせる。後は取り出して干せばいいだけだな。

 

「……随分と泡だらけだな」

 

 

 ウチの洗濯機はもう少し泡を流してたような気がするんだが……不良品か?

 

「そう言えば何処に干せば良いんだ? 部屋に持っていく間にビチャビチャになりそうだな」

 

 

 一夏め、こんな事を押し付けるなんて、私に恨みでもあるのか?

 

「とりあえず絞ってから持ってくとするか」

 

 

 洗濯機の中に水を落とせば問題無いだろうし、そもそも洗濯機が不良品なのがいけないんだからな。

 私は洗濯物を全て絞り、部屋まで持っていく事にした。部屋に着いたら一夏に文句を言ってやろうと意気込んでいたのだが、部屋に着いた私を待っていたのは一夏の説教だった。

 

「何で途中で止めたんだよ!」

 

「止めた? 私は何もしてないぞ」

 

「嘘吐け! じゃあ何で脱水までされてないんだよ!」

 

「脱水? 何だそれは?」

 

「さっき説明しただろうが!」

 

「悪い、聞いてなかった」

 

「……こんの馬鹿姉がー!!」

 

 

 久しぶりに一夏が本気で怒ってる……これは借金しようとした時と同じくらいの怒り……洗濯機、恐るべしだな。

 

「馬鹿な事考えてないで、洗濯機を見に行くぞ」

 

「何故だ?」

 

「壊してたら弁償だからな」

 

「だから初めから壊れてたんだ」

 

「んな訳あるかー!」

 

 

 一夏と確認したところ、洗濯機は壊れてはいなかった。つまりは私が余計な事をしたと言う事なんだろうな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 全員がお風呂から出てきたと同時に、一夏君が部屋に戻ってきた。なにやら疲れてるようだったけど、何があったかはあえて誰も聞こうとはしなかった。

 

「一夏君もお風呂入ってきたら?」

 

「そうだな。それじゃあその間にこの問題をやっててもらおう」

 

「これは?」

 

「さっきのより少し簡単に作ってある問題だ」

 

 

 一夏君から手渡されたプリントに目を通し、確かにさっきのよりかは簡単だなと思った。思っただけでどっちにしろ難しいのには変らないんだなーっとも感じたのだけれどもね。

 

「何時作ったの?」

 

「さっき。駄姉を説教しながら作った」

 

「織斑先生を?」

 

 

 また何かしたんだろうなと、部屋に居る全員がそう思った。それと同時に、一夏君の急用は織斑先生をお説教しに行ったんだなーっとも感じたのだけれでも、その事を言って愚痴をこぼされるのも馬鹿らしいので誰もその事には触れなかった。

 

「さてと、人数分を刷ったら始めて構わないから」

 

「時間は?」

 

「そうだな……三十分もあれば終わるだろ」

 

「そうかな……一夏ならそんなにかからないだろうけど、本音たちだと三十分あっても終わらないと思うけど」

 

「簪お嬢様の言うように、本音たちだとその倍は必要になるのではないかと……」

 

「あまり甘やかすと身に付かないんだが……じゃあ四十五分で」

 

 

 一夏君の中での葛藤が見て取れる時間だと私は思った。三十分の倍、一時間だと甘やかし過ぎなのだろうから、一夏君は間を取ったんだろうな。

 

「一夏君ってそんなにお風呂長いっけ?」

 

「いや? だが何でだ?」

 

 

 静寂ちゃんが一夏君に素朴な疑問をぶつけた。でも何で今そんな疑問を?

 

「一夏君がお風呂から出てきたら、それで採点とかでもよかったんじゃないの?」

 

「俺が出てくるまでだったら、十分あるか無いかだぞ」

 

「そんなに短いの?」

 

「男なら普通じゃないのか?」

 

「そんなの知らないわよ。比較対象がお父さんしか居ないんだから」

 

「そうだな……」

 

 

 一夏君も偶に忘れてる風だけど、IS学園は女子しか居ないのだ。だからお風呂が短い人でも、一夏君程では無い。そして一夏君と比較出来る男子は、この学園には存在しないのだ。

 

「とりあえず四十五分で。今は出来なくてもテストまでに出来るようになれば良いんだから」

 

「出来るようになると思う?」

 

「それは俺たちの頑張り次第だろ」

 

「彼女たちじゃなくて?」

 

 

 俺たちと言う事は教える側の頑張りと言う事よね……私たちにも負担が掛かるって事なのかしら……

 

「勉強はする側もだが、教える側も努力しないと身に付かないからな」

 

「そうなんだけどさぁ……本音たちに理解させるのはかなり苦労するわよ?」

 

「それは俺も知ってる。現に小テストで合格点取らせるのに苦労したからな」

 

「一夏君が居なかったら、本音たちは明日から補習だっただろうからね」

 

 

 土日補習は絶望感しか無いわよね……私も自由には出来ないからあまり変らないのかもしれないけど、補習って事は勉強だからね、退屈の度合が違うもの。

 

「それじゃあ頼むな」

 

「はーい。一夏君はゆっくりと身体を休めてきてね」

 

「風呂で回復はしないだろ」

 

 

 一夏君は苦笑いを浮かべながらお風呂に行った。一夏君が居ない間は私たちが監督官を勤めるんだけど、ぶっちゃけカンニングなんてするような子は居ないと思うんだけどね。

 

「虚ちゃん、私たちもやってみる?」

 

「このテストをですか? 簪お嬢様や静寂さんなら兎も角、上級生の私たちが一年生の範囲をやっても仕方ないのでは……」

 

「復習よ復習。昨日のテスト問題、私たちだって分からなかったでしょ?」

 

「それは……そうですけど」

 

「だから、私たち教師役も、このテストをやってみよう」

 

「確かに、テストがあるのは私たちも同じだしね」

 

「一夏君に教わるって経験無いからドキドキしますね」

 

 

 簪ちゃんも静寂ちゃんも、自力で今の順位を取ってるから、一夏君の力が加わると何処まで上がるんだろうな……って、簪ちゃんの上は一夏君だけだった。

 

「それじゃあ監督官は碧さんに任せるとして、制限時間は四十五分だからね」

 

 

 部屋にプリンターがあるのはかなり便利だと、今漸く思ったわね。普段使うのが一夏君だけだから無くてもどっちでも良いかなーって思ってたけど、飛び入り参加でも時間がかからずに出来るってのが良いわね。

 一斉に解き始めたのに、一番早く終わったのが簪ちゃんなのには、私と虚ちゃんが受けたダメージはかなりのものだった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゆっくり風呂に入って来いと言われても、俺はそんなに長湯が出来る体質では無い。すぐに気持ち悪くなるのだ。

 

「温泉とか浸かって疲労回復とかあるようだが、俺には出来ないだろうな」

 

 

 前に泊まりで刀奈たちと旅行した時だって、出来る事なら風呂は短めで済ませたかったんだがな……最初は突撃され、次は堂々と一緒に入ってたからな……

 

「今思うと、随分と大胆なんだな……」

 

 

 今は表面上は平気な顔してるが、実はそんなに大丈夫では無いのには変わり無いのだ。だけどあの時の俺は今以上に駄目だったんだよな……刀奈たちに抱きつかれただけで慌ててたし、洗濯物として見る分には平気だった下着類も、つけてるところを見ると駄目だったしな……

 

「そう思うと、俺も成長してるんだな……それが良い事なのかは置いておくとして」

 

 

 一緒に寝るなんて考えられなかったもんな……この間はナターシャと寝たし、昨日は刀奈と一緒だったしな……何時平気になったんだろうか……

 

「敬語を止めた頃か? だけど簪たちには元々タメ語だったしな……そうなるときっかけは何だったんだろうか……さっぱり分からん」

 

 

 自分の事なのに全く想像もつかない。何時の間にか平気になっていたと言うのが、俺の中の率直な感想なんだよな……まあ本当に大丈夫なのかは分からないがな……少なくとも卒倒はしなくなったな……

 

「テストが終わったら全員で何処かに遊びに行くか。頑張ったご褒美も兼ねてだが」

 

 

 結果次第でもあるんだが、今はそんな事考えなくても良いだろう。結果なんて自ずとついてくるんだから、頑張ればそれだけ良い結果が出せるだろうさ。

 

「終わるまでは黙ってるのが良いだろうな。あいつらは全員何かご褒美があるとそっちに意識がいっちまいそうだし……」

 

 

 香澄は大丈夫かもしれないが、本音と須佐乃男とエイミィが特にその傾向が強そうだし……後マドカもか……ほぼ身内ってのが情けないな……

 

「駄姉も洗濯すら出来ないと発覚したし、如何して俺の身内はこうも駄目人間が多いんだろうな……原因は何なんだろう?」

 

 

 前に束さんに「いっくんは人を駄目にする才能があるよね~」と言われた事があるんだが、俺だけが原因って事は無いだろうな……もともとがしっかりしてる人なら、俺と一緒に居ても駄目になって無いし……虚とか簪はしっかりしてるもんな。

 そうなるとやはり天性で駄目人間の素質がある人間が多く俺の周りに居ると言う事になるのか? そんな人生なんて嫌過ぎるぞ……ただでさえ実の親が分からないような人生なんだからな……

 

「スコールが知ってる風だったが、アイツが簡単に教えてくれるとも思えないし……」

 

 

 考え事をしながら風呂に浸かってたら、気分が悪くなってきたのでそろそろ出る事にするか。俺にしてみたら長風呂だったな……十五分も入ってたぞ……

 

「さてと、何処まで解けてるんだろうな、あの六人は……」

 

 

 難易度を下げたとは言え、山田先生が作ったテストよりかは難しく出来てるのだ。十五分で終わらせる事が出来るのならそもそも勉強会なんて必要無いだろうしな……

 

「やってるだけでも十分だと思うか」

 

 

 勉強嫌いが揃ってるから、勉強をやってると言う事実だけで今日は満足する事にしようと思って部屋に戻ると、何故だか刀奈たちもテストをやっていた。

 

「何してるんだ?」

 

「テストだよ」

 

「うん、それは見て分かる……俺が聞いてるのは、何で刀奈たちまでもやってるんだと言う事だ」

 

「私と静寂も同じ学年だからね。対策としてやってる」

 

「それは分かった、だから何で刀奈と虚までも?」

 

「暇でしたし、復習も兼ねてやってみました」

 

 

 復習って……二年、三年の復習にはならないと思うんだがな……さすがは学年トップの二人と言う事なのだろうか……随分と余裕なんだなと思いながらも、俺は全員の答案を見て苦笑いを我慢出来なかったのだった……もう少し頑張ろうぜ……




千冬の駄目さが際立った感じになりましたね……

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