もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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あぶれてしまった……


山田真耶の悩み

 例のメイド食堂からの電話で、私は二人を回収する破目になってしまった。何でも織斑君が二人を粛清したとかで、既に三時間は意識を失ったままだとか……いったい何をしたら織斑君をそこまで怒らせる事が出来るのでしょう……

 

「すみません、IS学園のものですが」

 

「あっ、はい。お待ちしておりました」

 

「それで、お二人は何処に居るんですか?」

 

「奥の部屋で気を失ったままです。一夏様にこっ酷くやられたようですよ」

 

「はぁ、『一夏様』ですか……」

 

 

 良く見ればこのメイドさん、先週強盗に人質にされて織斑君に助けてもらってたメイドさんですね。それで惚れちゃったのでしょうか。

 

「一夏様に電話したところ、IS学園の山田先生なら回収に来てくれるって仰いましたので、お電話いたしました」

 

「織斑君、完全に私に千冬さんを押し付けるつもりなんでしょうか……」

 

 

 それに今回は篠ノ乃博士も一緒ですし、織斑君が怒ってる理由が分からない以上、とりあえずはIS学園に運ばなければいけませんしね。こんなところで篠ノ乃博士が発見されれば、世界情勢が揺らぎかねませんし……

 

「衣装の方は後日郵送していただければ大丈夫ですので、とりあえずはそのまま運び出しちゃって下さい」

 

「衣装? あぁ、これで織斑君に怒られたのですか」

 

 

 千冬さんはメイド、篠ノ乃博士はバニーガールのコスプレ衣装を着ていますし、これで織斑君に迫ったのでしょうね。

 

「何でも、エッチな奉仕や夜のメイドとか言ってましたけど、この人って一夏様の実姉ですよね? 異常性癖なんですね」

 

「あ、あはは…色々と事情があって、千冬さんは織斑君にベッタリなんですよ。織斑君の方は煙たそうにしてますけどね」

 

 

 実際には実姉では無いらしいのですが、世間的にはその事は知られてませんし、もし話したと知られたら、私の命が危ないですし……

 

「それにしてもブリュンヒルデと大天災がこの店に来るなんて思ってませんでしたよ」

 

「くれぐれも内密にお願いしますよ。もし話したと織斑君に知られたら、あらゆる方法でこのお店を潰すかもしれませんから」

 

「そうしたら一夏様に仕えますので私的には問題無いのですが、お店が困るでしょうし止めておきます」

 

 

 織斑君、貴方って人はどれだけの女性から好かれれば気が済むんですか! 既に彼女が大勢居るのにも関わらず、また新たに女性を恋に落とすだなんて……私にもその能力を分けてくれませんかね……もう一人の夜は寂しいんですよ。

 

「それじゃあ回収していきますので、裏口から出ますね」

 

「それじゃあ先導します。此方ですので付いてきてください」

 

「お願いします」

 

 

 千冬さんと篠ノ乃博士を荷台に乗せ、裏口から運び出す。何だか死体を運んでる気分ですよね。勘違いされて通報とかされたら嫌だな……

 

「それにしても、この二人って世界的に有名な人なのに、何で普通にこの店に来たんですかね?」

 

「私に分かる訳無いじゃないですか。この二人の行動理由が分かるのなら、こんな苦労しませんって」

 

 

 夏休みに悪乗りして織斑家で織斑君に怒られて以来、この二人となるべく関わらないようにしようと決意したのですが、相変わらず千冬さんには振り回される日々で、篠ノ乃博士には顔すら覚えてもらえてない現状……やっぱり存在が薄いんでしょうか。

 

「一夏様に迷惑をかけない為にも、今後予約があったら教えた方が良いのでしょうか?」

 

「むしろ織斑君に教えたら苦労が増えそうなので、黙っていた方が良いと思いますよ」

 

 

 生徒会での仕事にクラスメイトの勉強を見ていたり、体育祭の準備やISの整備なので散々忙しそうにしてる織斑君に、これ以上面倒を掛けたりしたら、どれだけの被害があるか分からないですから……

 

「それじゃあこの二人の衣装レンタル代を払ってもらいますね」

 

「……はい? もしかしなくても私が払うんですか?」

 

「当然です。後で払ってもらうつもりだったのですが、一向に目を覚まさないので」

 

「ううぅ……おいくらですか?」

 

 

 お二人の貸衣装代を立替、私の財布は軽くなりました……これで返してもらえなかったら今月如何やって生活したら良いんでしょうか……最悪織斑君に言って取り立てをしてもらえば良いんでしょうか?

 

「それでは、またのお越しをお待ちしております、お嬢様方」

 

「最後に設定を思い出して言わなくて良いですよ……」

 

 

 さっきまで普通に話していたのに、代金を払ったら急にメイドさんっぽく話し出す店員さん、たいした根性ですね。

 

「それにしても、まったく起きないですね……」

 

 

 車で二人をIS学園まで運ぶ事になったのは良いんですが、途中で目を覚まして暴れられるのだけは嫌ですね。

 

「織斑君が居れば、途中で目を覚まされても抑える事が出来るんでしょうが、私じゃ無理でしょうね……何せブリュンヒルデと大天災ですもんね」

 

 

 世界にその名を轟かしている二人を、代表候補生止まりだった私が如何やって抑えれば良いんでしょうか。ISも無いしシートベルトで抑えてあるとは言え、そんなものは外せば良いだけですし、篠ノ乃博士なら何処かにISに関するものを隠し持っていてもおかしく無いですしね……お願いだから目を覚まさないでください。

 

「また仕事が終わらない……生徒会に頼るのもそろそろマズイですしね……主に学長に知られたら給料が減ってしまいますし……」

 

 

 千冬さんの相手をしてて仕事が終わらないのに、千冬さんの給料は減らずに私の給料だけが減るのは不公平だと思うのですが、千冬さんは色々とおっかないですからね……下げたら暴動でも起こすのでしょうか?

 

「更識さんや布仏さんにも迷惑が掛かってますし、何より織斑君に迷惑を掛けるのは忍びないんですよね……授業でも迷惑を掛けているから……」

 

 

 織斑君がクラスメイトの1/3の勉強を見てくれたおかげで、この前の小テストは学年トップの平均点でしたが、私の授業だけだったらまた最下位だったんでしょうね……この前の織斑君の授業を見て、私の授業がただ教科書に書いてある事を言ってるだけだと思い知らされて以来、何とかしようと努力はしてるのですが、如何にもならない状況に陥ってしまってるんですよね……

 

「織斑先生も如何にもならないって言ってますし、ナターシャ先生や小鳥遊先生は織斑君と仲が良いみたいですし、誰に相談すれば良いんですかね……」

 

 

 榊原先生は織斑君に彼氏を紹介してもらってから完全に織斑君の味方ですし……別に敵対してる訳でも無いのに、何故だか相談し難くなってるんですよね……

 

「このままじゃ本当に千冬さんを押し付けられちゃいそうですし、私もそろそろお付き合いしたいんですがね……」

 

 

 ずっと女だけの世界で生きてきた私にとって、男性はちょっと怖いんですよね……初めは織斑君だって怖かったんですから、他の男性だともっと怖いんでしょうね。主に胸を見られそうで……

 

「織斑君はそう言った事に興味が薄いようで良かったですけど、お買い物とかですれ違うと皆さん私の胸を見てくるんですよね……あの目が怖いです……」

 

 

 見た目の幼さもあるんでしょうが、私は街を歩くとよく男性にジロジロと見られるんですよね。子供っぽいと思われてるのか、性の対象と見られてるのかは分かりませんが、あの良く言い表せないような視線が怖くて、私は今まで誰ともお付き合いが出来なかったんだと思ってるんですが、最近は千冬さんの所為じゃないかとも思ってます。何せ休日の大半を千冬さんと過ごしているのですから、出会いなどある訳が無いのです。

 

「織斑君に出会った時は衝撃的でしたが、既に彼女持ちでしたからね……事情を聞いていなかったら織斑君を軽蔑するところでしたし」

 

 

 入学前から複数の恋人が居た織斑君でしたし、普通に考えれば女誑しだと思ってしまうんでしょうね。ですが恋人たちが納得した上でお付き合いしてるのであれば、そして織斑君の現状を考えれば問題無いんだと思えたんですよね。

 

「ナターシャ先生や小鳥遊先生、榊原先生みたいに年下の男の子でも良いので恋人が欲しいですね……ですがウチは女子校……」

 

 

 織斑君が前に紹介してくれたお友達は、如何やらオタクと言われる部類の方だったのでお断りしたのですが、選り好み出来る立場では無かったのかもしれませんね……

 

「今更紹介してくれとは言えませんし、本当に誰か良い人居ないんですかね……」

 

 

 この後IS学園に着くまで私の独り言に返事してくれる人は居なかった……生活でも車中でも私は一人ぼっちなのでしょうか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クラリッサから電話で、あの男と付き合う事になったと聞き、私は兄上の部屋へと訪れた。先に電話で許可を貰っていたので、私が部屋に来ても誰も咎めようとはしなかった……いや、視線では何人かが何かを言いたそうだったが、兄上に説得されたのだろうな。

 

「それで、やっぱりあの二人は付き合う事になったのか」

 

「そのようです。先ほどクラリッサからメールが着ましたので」

 

「楽しそうに話してたしな。側であんな事が起こってたのにも関わらず気付かないくらいだもんな」

 

「何やら意見交換に夢中だったと言われたのですが、何の意見交換なのでしょうか?」

 

「さぁ? あの二人にしか分からない事だろうし、深入りするような事でも無いとは思うぞ」

 

 

 兄上は検討が付いているかのような口ぶりで私にこれ以上詮索するなと言ってきました。

 

「それで兄上、あの数馬とか言う男ですが、信用してもよろしいのでしょうか?」

 

「何でだ? 別に怪しいヤツでは無いぞ」

 

「いえ、私の姉のようなクラリッサの恋人になると言う事は、あの男が兄になるのかと思いまして」

 

「数馬がラウラの兄にねぇ……悪影響しか及ぼしそうに無いんだが」

 

 

 兄上はクラリッサが私に教えてくれていた日本は間違っていると教えてくれましたし、そのクラリッサと意気投合した数馬は、やはり間違った日本を私に教えてくるのでしょうか?

 

「まぁ悪いやつでは無いのは保障出来るが、あまりアイツの言う事を間に受けない方が良いと思う」

 

「なるほど、つまりクラリッサのように相談してもおかしな返事しかしてくれないと言う事でしょうか?」

 

「あの二人が信仰してるのは、日本文化の一部だからな、それが全てでは無いとだけ覚えておけば別にあの二人に相談しても良いんだが……出来る事なら相談しない方が良いと思う」

 

「分かりました。これからは兄上か他の人に相談してみます!」

 

「駄姉は止めておいた方が良いだろうな」

 

「教官ですか? しかし教官は私が最も信頼している大人なのですが……」

 

 

 そう言うと兄上は頭を抑えて崩れ落ちました。何かいけない事でも言ったのでしょうか?

 

「マドカ、悪いがラウラを駄姉の部屋に連れて行ってやれ。そして現実を見せてやれ」

 

「お兄ちゃんが言うなら良いけど、何で私がこの女を案内しなきゃいけないのよ」

 

「最近良く一緒に居るところを見るんだが、仲良くなったんじゃないのか?」

 

「そんな訳無い! コイツは私のお兄ちゃんを横取りしようとしてるんだ!」

 

「そんな事するか! 私は純粋に兄上を敬愛してるんだ!」

 

 

 この学園に来た時は怨んですら居たが、あれは私の思い違いだと分かり、暴走した私の機体を停めてくれて、尚且つ私を助け出してくれた器量の大きさに私は憧れたのだ。織斑教官以上の強さを持ちながら、それでもまだ上を目指そうとしている態度も私には足りなかったものだったのだから。

 

「とりあえずあの馬鹿が戻ってくる前に現実を見せてやる必要があるんだ。マドカじゃ不満なら須佐乃男に頼むが……」

 

「お兄ちゃんのお願いを断る訳無い! でもちょっと嫌だから須佐乃男も連れて行って良いかな?」

 

「本人が良いなら良いんじゃないか?」

 

「須佐乃男、良いかな?」

 

「別に構いませんよ。どうせ暇ですから」

 

 

 如何やらマドカだけでは無く須佐乃男も一緒に来る事になったらしい。それにしてもマドカは兎も角何故生徒会長やその妹までもが私の事を睨んできたんだろう……

 

「それじゃあお兄ちゃん、ちょっと行ってくるね」

 

「すぐに戻ってきますが、その間に千冬様が戻ってきたら庇って下さいね」

 

「その心配は必要無いと思うぞ。まだ山田先生が戻ってきて無いし」

 

 

 如何やら教官と篠ノ乃博士はあの後目を覚ます事無く山田先生に回収されたようだ。あれから四時間近く経っていると言うのに目を覚まさないとは、よほどの恐怖体験をしたんだろうな。

 

「おい」

 

「何だマドカ」

 

「お兄ちゃんが良いって言ったから今回は部屋に入れたけど、お前は前に不法侵入をしてるのを忘れるんじゃないぞ。あの部屋は本来お前が入れる場所じゃ無いんだから」

 

「後から出てきて偉そうに。私はお前がこの学園に来る前から兄上を敬愛していたんだぞ!」

 

「私は生まれてからずっとお兄ちゃんの妹なんだからね!」

 

「あのお二人とも、あまり騒ぐと一夏様に怒られますよ」

 

 

 須佐乃男に宥められ、とりあえず落ち着いたが、やはりコイツとは一生分かり合えないのかも知れないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マドカたちにラウラの相手をさせているうちに、機嫌が悪い刀奈と簪のケアをしておかなければな。

 

「一夏君、最近ラウラちゃんに甘くない?」

 

「そうだよ。何だかマドカと同じくらいに甘やかしてるように見えるけど」

 

「元々妹っぽかったんだが、最近妙に甘やかしたくなるんだよな……自分でも良く分からないんだが、何でだと思う?」

 

 

 別に特別視してる訳でも無いんだけど、ラウラに頼まれると大抵の事ならしてやろうと思えてくるんだよな……これがシスコンの気持ちなのだろうか……

 

「私も一夏君に甘やかされたい! むしろラブラブしたい!」

 

「私も! 一夏、私も妹みたいに甘やかして!」

 

「……機嫌が悪くなったんじゃ無くて嫉妬してたのかよ」

 

 

 仕方ないので二人を招き寄せ抱きしめて頭を撫でた。これだけで刀奈と簪は結構喜ぶんだけど、今回はこれだけでは満足しなかったようだ。

 

「何時ものようにじゃなくって、マドカちゃんにするようにもっとお兄ちゃんっぽく撫でてみてよ!」

 

「一夏お兄ちゃん、もっと撫でて?」

 

「……同級生にお兄ちゃんって言われると、何だか老け込んだように感じるな」

 

 

 元々年相応には見られてないのだが、簪に兄扱いされると変な感じがする。

 

「お嬢様や簪お嬢様だけズルイです! 一夏さん、私も甘えたいです!」

 

「おりむ~私も~!」

 

「一夏さん、それじゃあ私も甘えたいな~」

 

「……後でマドカと須佐乃男に怒られそうだな」

 

 

 二人が居ない間に他の彼女がこうも甘えてきたら怒るだろうし、マドカは自分だけの特権だと思ってるだろうから、余計怒るんじゃないだろうか……

 

「一夏君、ちょっとお邪魔するね……って! 他の彼女だけズルイよ!」

 

「ナターシャ……お前もタイミングが良いんだか悪いんだか……」

 

「私だけこの部屋で生活してないんだから、私が一番甘える権利があると思うんだよね!」

 

 

 確かに碧がこの部屋で生活するようになってから、ナターシャだけが俺と一緒に居る時間が短くなっているのは確かだ。部屋にはまだ若干の余裕があるし、ナターシャもこの部屋で生活させた方が良いのだろうか……

 

「お兄ちゃんただいま……って! お兄ちゃんに甘えて良いのは私だけなの! 皆離れてよね!」

 

「一夏様、これって所謂修羅場なのでしょうか?」

 

「……ちょっと違うんじゃないか?」

 

 

 当事者にも関わらず、何故だか須佐乃男と他人事のように話す俺……改めて今の状況を考えると、俺ってかなりのいけ好かないヤツなんだな……弾や数馬が妬ましそうに俺を見てきた理由が何となく分かった気がする。

 

「そう言えば須佐乃男、ラウラは如何した?」

 

 

 一緒に駄姉の部屋、寮長室に行ったはずなんだが、ラウラだけが帰ってこなかったので気になった。

 

「千冬様の部屋を見て相当ショックを受けたようでした、そのままご自身の部屋に帰られました」

 

「あれを見ればさすがにそうなるか……駄姉の信頼もこれで地に落ちただろうよ」

 

 

 駄目な大人を尊敬するのは、ラウラのような子には悪影響しか与えないからな。……兄と言うか父親みたいな事考えてるな、俺……

 

「一夏様? 如何かしましたか?」

 

「いや、何でも無い。ただあの駄姉もそろそろ誰かに引き取ってもらいたいと思ってただけだ」

 

「誰も引き取ってくれませんよ。収入は良いですがそれ以上に浪費する癖がありますし」

 

「家事無能者で片付けようとすると余計に散らかす最悪物件だもんな」

 

 

 嫁の貰い手が無いだろうな……いっそ駄ウサギとセットで山田先生に本当に押し付けるのも良いかもしれないな。

 

「なぁ須佐乃男」

 

「何です?」

 

「この状況の中で他の事を考えてる俺って如何なんだろうな」

 

「ある意味で豪胆で良いのではないでしょうか」

 

「豪胆ね……無責任の間違いじゃないか?」

 

 

 目の前では恋人達VS義妹の言い争いが勃発してるのだが、その事をまるで他人事のように眺めているんだから、無責任極まりないと自分でも思ってるんだよ……だけど巻き込まれるのも面倒だから放置してる……やっぱり無責任だな。

 

「そう言えば一夏様、千冬様と束様は如何してあの場に居たのですかね?」

 

「駄姉の趣味に駄ウサギが付き合ったんじゃないのか。それか駄ウサギが俺の行動を読んだかのどっちかだろ」

 

 

 あの二人の事もそうだが、今はこの言い争いを止めなければいけないんだろうな……結局全員甘やかす事でこの場は治まったが、やっぱり全員を甘やかすのは疲れた……




本当に千冬を押し付けようか迷ってます…

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