もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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相変わらずのドジッ娘っぷりです


迷宮学園

 今週は屋敷に帰らないとの事なので、私はこの週末を使って学園の地図を頭に叩き込む事にした。赴任してもう二週間だと言うのにも関わらず、相変わらず迷子になってしまうのだ。

 

「えっと、これがこっちだから……あれ? おかしい、地図が間違ってる」

 

 

 私が今居る場所がここだとするのなら、校舎がこっちに無ければいけないはずなんだけど、如何してあっちにあるんだろう……

 

「碧さん、また迷ったの?」

 

「今日だけで何回目ですか」

 

「学校が迷路みたいに感じるよね~」

 

「面目ない……」

 

 

 付き添いで来てくれているマドカちゃん、須佐乃男、本音ちゃんの三人に呆れられながらも何とか目的地を目指しているのだけれど、向かえば向かうほど目的地からは遠ざかっているように感じるのは何故なのだろう……

 

「地図が間違ってないんなら、間違ってるのは碧さんですよ」

 

「そもそもその地図をくれたのってお兄ちゃんでしょ? お兄ちゃんが間違ってる地図を渡すとは思えないんだけど」

 

「やっぱり碧さんが迷子になってるだけだね~」

 

「ううぅ……」

 

 

 そもそも地図が無ければ目的地に着けないなんてどれだけ広いんですか、この学校は!

 

「アリーナを探してるだけなのに、もう一時間近くは歩いてるね」

 

「そもそも私たちは普通に行けるのですがね」

 

「もう私たちだけで行こうよ~。碧さんに付き合ってたら明日になっても到着しないよ~」

 

「そこまででは……いえ、ありえそうですね……」

 

 

 そもそも一本道のはずなのですが、何処を如何間違えたのでしょう……不思議ですね。

 

「まずスタートが間違ってたもんね」

 

「昇降口からでは無く裏口から出ましたもんね」

 

「ドジッ娘にもほどがあるよね~」

 

「気付いてたのなら教えてよ! そもそもこれにだって昇降口か裏口かなんて書いてないわよ!」

 

「「「………」」」

 

 

 呆れたような目で私を見てくる三人……まさか本音ちゃんにまで呆れられるなんて思っても無かったわね……

 

「書かなくても分かるって一夏様は思ったのだと思いますけど」

 

「そもそも裏口からアリーナに向かえると思うほうがおかしいんだよ」

 

「おりむ~も碧さんが此処までとは思って無かったんじゃないかな~」

 

「……とりあえずスタート地点に戻りましょうか」

 

 

 そもそも地図に載ってない場所をうろついていたのなら、地図を見てたからって目的地に着くはずも無かったのだ……自分のドジを恥ながら校舎へと戻り、その後はスムーズにアリーナに辿り着くはずだったのだが……

 

「あれ? ここ第二アリーナ?」

 

「何故第一を無視したんですか……」

 

「出てすぐにあったのに……」

 

「ある意味天才だよ~」

 

 

 目的地である第一アリーナを無視して、第二アリーナへと到着してしまった私を、三人は冷たい目で見てきました。

 

「おや? あれは一夏様では?」

 

「本当だ。お兄ちゃんだ」

 

「お~いおりむ~!」

 

「何で此処に居るんだ? 碧と一緒に第一アリーナに……って、まさかまだ到着してないなんて言わないよな? あれからもう一時間は経ってるんだから」

 

「……そのまさかです」

 

 

 一夏さんは信じられないものを見たような顔をして、すぐに首を左右に振りました。

 

「筋金入りの方向音痴のようだな、碧は」

 

「返す言葉も無いです、はい……」

 

「まぁアリーナの場所は何となく分かっただろうし、今日は部屋に帰って休んだ方が良いんじゃないか? おやつにプリン作っておいたから、手を洗って食べて良いぞ」

 

「本当ですか!!」

 

「お兄ちゃんのプリン! ちゃんと生クリームとか乗せてくれた!?」

 

「ちゃんとフルーツも乗ってるから安心しろ」

 

「やった~! それじゃあ超特急で部屋まで帰るのだ~!」

 

 

 一夏さんのプリンに釣られた三人は、私を置いていって部屋まで帰ってしまいました。

 

「さすがに部屋までは帰れるよな?」

 

「……若干不安はありますけど、何とかなると思います」

 

「………」

 

 

 今度こそ呆れたのか、一夏さんは何も言わずに格納庫に向かってしまいました。

 

「ちょ、ちょっと一夏さん! 部屋までなら迷わずに帰れますからねー!」

 

「分かったからさっさと帰った方が良いぞ? あまり遅いと碧の分のプリンを本音辺りが食べちまうからな」

 

「それだけは絶対に阻止しなければ!」

 

 

 一夏さんに一礼をして第二アリーナから昇降口へ向けて走り出す。

 

「あっ、一応言っておくが、出口はそっちじゃないぞ」

 

「……分かってます」

 

 

 本音ちゃんたちとは逆方向に走り出そうとしていた私を見て、一夏さんは笑いを堪えているような表情をしていました。

 

「本当に一人で帰れるのか?」

 

「大丈夫です! 私だって子供じゃ無いんですから一人で部屋に帰る事くらい出来ますよ!」

 

「なら良いんだが」

 

 

 今度こそ部屋に向けて走り出した私を、一夏さんは不安そうに見ていました。さすがの私も二週間毎日行き来した部屋までの道くらい分かりますって。

 そう思ってたのですが、気が付いたら教室に辿り着いていました……あれ? 何処で道を間違えたんでしょうか……

 

「小鳥遊隊長? 何故教室に?」

 

「部屋に戻ろうとしたら、何処かで道を間違えたみたい」

 

「そうですか……それでしたら私も帰りますのでご一緒しましょうか? この後本音ちゃんに呼ばれてるので一夏様の部屋まで行くので」

 

「……お願い出来る?」

 

 

 結局一人で部屋まで帰るのを諦めて美紀ちゃんに案内してもらおう事にした……それにしても本音ちゃんからの用事って何なんだろうな……

 

「それにしても隊長の方向音痴は筋金入りですね」

 

「戦闘の時とかは大丈夫なんだけど、普段生活してる時にはどうも道に迷うのよね」

 

「隊長は気配を掴むのが得意なんですから、部屋に居る誰かの気配を辿って帰るって事は出来ないんですか?」

 

「近くまで行ければ出来るけど、私は一夏さんみたいに校内全ての範囲を網羅出来る訳じゃないからね」

 

 

 学園の端から端まで気配察知出来る一夏さんと比べると、私の索敵範囲なんて微々たるものなのだから。

 

「ですが、隊長は結構な距離があっても気配を掴む事が出来ますよね?」

 

「この校舎と寮は特殊な造りでね。気配を探るのに適してないのよ」

 

「と言うと?」

 

「何かあやふやにしか気配は探れないし、距離感も分からなければ本当にその人の気配なのかも良く分からない事もあるしね。敵に気付かせない為なのかもしれないけど、こっちも敵の気配が正確に掴めないんじゃ、あんまり意味無いのかも知れないけどね」

 

「そうなんですか。私はそう言った事が苦手ですからね。一夏様に教わってはいますが、どうも上手く行かないんですよね」

 

「一夏さんに?」

 

 

 あんまり時間が取れないだろう一夏さんがいったい何時美紀ちゃんに気配察知の指導なんてしてるんでしょうか……

 

「隊長、こっちですよ」

 

「へ? ……ゴメン、ちょっと考え事してた」

 

「それにしても、この学園は本当に広いですね」

 

「何でも特定の人しか入れないような部屋もあるようなの」

 

「何があるんでしょうね?」

 

「一夏さんが知ってるようなんだけど、教えてくれそうに無いしね」

 

「簪ちゃんや本音ちゃんも知らないんですかね?」

 

「一夏さんは口が堅いですからね。そのお二人にもでしょうし、楯無様や虚さんにも教えてないと思うよ」

 

 

 そもそも一夏さんは公私混同をあまりしない人だからね。作業中に甘えてもさほど相手はしてくれないと楯無様が文句を言っていたのを聞いた事がありますし、休憩中なら相手してくれるらしいですけど……それを考えれば一夏さんが持っている情報は共有されてないものも沢山あると思うのよね。

 

「一夏様のおかげでIS学園に通えるようになった私としては、一夏様が学園の情報を持っていたとしても驚きませんけどね」

 

「私も一夏さんが学長に掛け合って今の役職を作ってもらったんだけどね」

 

「この時期に臨時教師の採用と編入生の為の試験はやりませんものね」

 

 

 それだけ一夏さんがこの学園に必要とされてるんでしょうけど、普通の生徒が知りえない、生徒会長ですら知らない事まで知ってるとなると、もはや一夏さんが学生トップなんじゃないかとすら思えますけどね。

 

「やっと帰って来れた……」

 

「本音ちゃーん、来たよー」

 

「やっほ~美紀ちゃん! あれ? 碧さんも一緒だったんだ~」

 

「偶然そこで会ってね」

 

 

 大見得切った身としては、迷子になった挙句に部下に部屋まで送ってもらったなんて言えないしね……視線で美紀ちゃんに頼み込んで、話を合わせてもらう事にした。

 

「それで本音ちゃん、何か用事でもあるの?」

 

「おりむ~が美紀ちゃんの分のプリンも作ってるようだったから、食べに来てもらったんだよね~。おりむ~も美紀ちゃんがしっかりと勉強してるのを見てるみたいだから、脳の栄養にもなるものを作ってくれたんだろうね~」

 

「いったい何時の間に私が勉強してるのを……って、昨日会いました」

 

「昨日? 一夏君は昨日生徒会で仕事をした後、何処かに行っちゃったけど?」

 

 

 楯無様がスプーンを加えながら美紀ちゃんの言葉に反応しました。

 

「あっはい。昨日生徒会の仕事が終わった一夏様は教室に忘れ物を取りに来られまして」

 

「忘れ物? 一夏が忘れ物するなんて珍しいね」

 

「それで、何を取りにきたの?」

 

「何かの参考書でした。刀奈お姉ちゃんたちも聞いてないの?」

 

「う~ん、一夏君が参考書なんて持ってるか如何かすら知らないわね」

 

「虚さんは何か聞いてないの?」

 

 

 簪様が虚さんに尋ねましたが、虚さんは首を横に振って否定しました。やはり一夏さんが持っている情報は共有されてないものが多そうです。

 

「お兄ちゃんが参考書を持ってるなんて知らなかった。お兄ちゃんもちゃんと勉強してるんだね」

 

「てっきり私は一夏様は授業だけで理解してるのかと思ってましたよ。でも違ったんですね」

 

「おりむ~が影で努力してるなんて全然知らなかったよ~」

 

「一夏さんも努力してるんですから、三人ももう少し努力した方がよろしいんじゃないですかね?」

 

 

 お気楽三人娘に虚さんが圧を掛ける。楽しそうだった三人は急にバツが悪くなったように黙り込んで残っているプリンを食べる。

 

「一夏君の持ち物ってそう言えばあんまり見た事無かったわね」

 

「一夏の物は基本的に一夏のクローゼットの中だからね。無闇に開けられれる場所じゃ無いしね」

 

「そもそも一夏さんの物を漁る事は出来ませんよ」

 

「やっぱり一夏さんも思春期男子なのかな?」

 

 

 何か隠してるとするならば、思いつくのは例のものだけれど、あんまり興味無さそうに見えて、やっぱり一夏さんも男の子だったと言う事なのでしょうか?

 

「エッチな本じゃ無いと思うよ。一夏君は全然興味無さそうだったし」

 

「そもそも見たいなら何時でも私たちが見せてあげるし」

 

「そうですね……一夏さんに求められるのでしたら」

 

 

 うわ~お! 皆意外と過激なんですね。一夏さんも此処まで想われてるって知ってるからそう言う本には興味が無いんでしょうね。

 

「じゃあ一夏さんが隠してるものって何なのでしょうね?」

 

「そもそも隠してるのかな~? 普通に聞けば教えてくれそうだけどね」

 

「それじゃあ帰ってきたら聞いてみよう」

 

 

 一夏さんに聞けば良いだけの話だったと今更ながらに理解した私たちは、残っているプリンに舌鼓を打ちながら一夏さんの帰りを待っていたのだった。

 だが途中から退屈になり、簪様発案のゲーム大会が開かれたのだった……そして当然、帰ってきた一夏さんに全員が説教される事になるのだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一夏君のお説教は一時間続き、正座していた脚が痺れてきたのでもじもじしたら、一夏君も察してくれてお説教は終わった。

 

「それで、俺に聞きたい事って何だ?」

 

「如何してそれを!?」

 

「いや、須佐乃男の思考を探ったら、そんな事があったから」

 

「そんな事って……一夏様、気軽に乙女の頭の中を見るのは止めてくれませんか?」

 

「乙女って、お前はISだろ」

 

「そうですけど見た目は乙女です! 現役の女子高生です!」

 

「現役か? お前って人間に換算するといくつなんだよ?」

 

「女性に歳を聞くのは失礼ですよ」

 

「乙女だったり女性だったり、忙しいなお前も……」

 

 

 一夏君が呆れてるけど、確かに須佐乃男っていくつなんだろう……妙に物事を知ってるかと思えばそうでも無かったり、冷静だと思えば急に慌てだしたりと、なんだか不思議な感じがするのよね。

 

「ねぇ一夏、昨日教室に忘れた参考書って何?」

 

「参考書? あぁ、図書室に納品されたのを検閲してただけだ。問題なさそうだったから図書室に返したぞ」

 

「本当? 一夏が検閲しなくても他の人がするんじゃないの?」

 

「……駄姉が放り出して何処かに逃げたらしくて俺に回ってきたんだ」

 

 

 ちょっと間が空いたのはその所為なのかな? 珍しく言いよどんだ一夏君だったけど、ありそうな話だし特に怪しい事も無いのよね……

 

「それで、その参考書は図書室にあるの?」

 

「確認してくれて構わないが、もう閉館してるぞ」

 

「それじゃあ明日の朝、会館したらすぐに確認する」

 

「疑われてるようだな」

 

「ううん、一夏の事は信じてるけど、検閲が必要な参考書って如何なものなのか気になる」

 

「印刷じゃなくて手書きだったからな。不自然だと思って教師に検閲を頼んだんだろうが、あの駄姉は逃げたんだ」

 

 

 一夏君は寮長室の方向を睨みつけたのだろうけど、丁度その方向には私が居たのだ。

 

「一夏君、ちょっと怖いよ?」

 

「ん? あぁスマンな。別に刀奈を睨んだ訳では無いんだ」

 

「分かってるけど。でも良かった。一夏君がエッチな本を隠してるのかと思ったから」

 

「何でそう思うんだよ……」

 

「だって一夏君も健全な男子高校生な訳じゃない? だから興味を持ってもおかしく無いかな~って思ってさ」

 

「例え興味を持ったとしても、この学園でそんなものが手に入ると思ってるのか?」

 

「一夏君なら警備の目を盗んで外に出る事も可能でしょ?」

 

「わざわざ気配を殺してまで手に入れたいものだとも思えんがな」

 

 

 そう言って一夏君はキッチンに向かった。そう言えばそろそろ晩御飯の時間なのよね。一夏君にばっかり任せるのは良く無いってこの前決めたので、今日は一夏君には休んでもらう事にした。

 結局時間だけがかかり、味も見た目も一夏君の足元にも及ばないものしか出来なかったけど、一夏君は満足そうに食べてくれた。やっぱり一夏君は優しいな~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 簪には悪いが、例の参考書はこの武装の中にしまってあり、図書委員には似たようなものを返したのでその参考書を調べても何も分からないはずだ。

 

「あの駄ウサギにも振り回されるが、駄姉に協力させるために色々と手を使う破目になったんだよな……」

 

 

 部屋の掃除と一週間食事の世話をする事で協力を約束させたのだが、それくらい無償ですると言う気概が無いのかよ、あの駄姉には……

 そもそも駄姉の代わりに色々と迷惑してる俺に、何であの駄姉は条件など提示してくるんだか……その場でぶちのめしても良かったんだが、そっちの方が後々面倒になるから今回は大人しく条件を飲んだのだ。

 

「しかしISのコア製造法か……あの駄ウサギが個数を制限する事でパワーバランスを調整してるのに、何故こんな事を俺に教えるんだか……やりたい事とやってる事がチグハグ過ぎだぞ」

 

 

 もし俺がコアを悪用したらとか考えなかったのかねぇ。まぁ悪用するつもりも無ければ作るつもりも無いのだがな。

 

「兎に角この参考書は誰にも見せる訳には行かないからな。処分してもあの駄ウサギの事だから同じ物を送りつけてきそうだし、最悪世界に公表しかねないからな。『織斑一夏もISのコア製造法を知っている』とか世界に配信するかも知れんしな。そうなったら今の生活が出来なくなるからな……まったく、あの駄ウサギにも困ったものだな」

 

 

 駄姉の友人で、篠ノ乃の姉ってだけでも十分厄介だと言わざるを得ない相手だが、その本人も十分問題ありの人間だから余計に面倒なんだよな……

 

「暫くはこの本は隠しておく事にしよう。それが今の生活を守る上で一番良い事なんだろう」

 

 

 財政問題には目処が立ったし、これからは特に忙しい訳でも無いのだし、当面の問題は亡国企業だけにしておきたいのだ。

 これ以上面倒事を背負うのは勘弁したいし、背負えと言われても断りたい。

 

「偶には何も無い一日と言うのを過ごしてみたいんだが、そうも言ってられないんだろうな」

 

 

 学園の周りには亡国企業、そして内部にも侵入してくるその幹部。それの対策として解放した駄姉はあまり役に立たないし、碧や美紀を学園に連れて来たが、碧は方向音痴、美紀は勉強であまり戦力にはなって無い。今のところ目だった動きのない亡国企業だが、何時攻めてくるか分からない以上注意しておく事は必要だろうし、なるべく早く碧には学園の地図を頭に叩き込んで欲しいんだがな。

 

「それに加えてこの参考書だもんな。これだけは亡国企業に知られないようにしないとな」

 

 

 ただでさえ勧誘がウザイのに、これが知られたら無理矢理にでも連れて行かれるかも知れんからな、例の誘拐騒動の時のように……

 面倒事は御免なんだが、何故だか俺の周りには面倒事が転がり込んでくる運命のようなのだ。そんな人生はお断りしたかったのだが、生まれた時から考えても俺はそう言う人生しか送れないんだろうなと言う事が良く分かるんだよな……いったい誰を呪えば良いのか分からないのも困り事だよな……




何故裏口から出るのだろう……

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