もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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タイトル通り、疑問系な感じです


修羅場?

 美紀さんと碧に部屋を乗っ取られた俺は、軽く仮眠をとってから屋敷の周りを走る事にした。本当なら徹夜で勉強を教えるはずだったのだが、早々に美紀さんが寝てしまってそのまま碧もつられるように寝た為、俺は時間を持て余してしまったのだ。

 

「明かりを点ける訳にも行かなかったし、寝るなら部屋に帰ってから寝てほしかったぞ……」

 

 

 特に碧は部屋が近いのだから、眠かったら部屋に戻れば良かったものを……途中から美紀さんも俺が居る事を気にしなくなったのだから、碧が部屋に居る理由は無くなったのだ。それでも碧が居たいと言ったからそのままにしてたのだが、まさか寝るとは思わなかった。

 

「さてと……いい加減出てきたら如何だ?」

 

「あら、やっぱり気付いてたのね」

 

「隠れてるつもりなど無いくせに」

 

 

 さっきから一定距離を保って俺を尾行してたスコールに声をかける。今日はあの独特な匂いをさせてないのを考えると仕事か何かだろうな。

 

「それで、こんな場所まで何の用だ」

 

「仕事の合間に来ただけよ」

 

「何のために。まさか俺に会いに来たなんて言わないだろうな」

 

 

 マドカに会った時には何もせずに帰ったようだが、コイツが何を考えてるのか分からない以上警戒するに越した事は無いのだ。

 

「良く分かったわね。貴方の顔を見に来たのよ」

 

「……冗談を本気で返されると困るんだが」

 

「だってその通りなんですもの」

 

 

 何を企んでるのかさっぱり分からない。スコールが俺の顔を見に来て何になるって言うんだ。既に顔も知ってるしこうして会話もした事があるスコールが、今更何だって俺の顔を見に来るのかが全く分からない。

 

「昨日はMにしか会えなかったからね」

 

「そうみたいだな。お前の香水の匂いがマドカからしたから、接触はあったんだなとは確信してたが、何を話してたんだ?」

 

「あら? Mは貴方には言わなかったのね」

 

「……マドカは俺がお前の事を知ってるとは知らないからな。オータムとやりあったのは知ってるが、お前がこうして直接俺に会ってるなんて夢にも思って無いだろうな」

 

「キスもしちゃったしね」

 

「……用件は何だ」

 

 

 思い出したくも無い事を思い出さされて、俺は若干不機嫌さを出してスコールに聞く。不意打ちとは言え刀奈の前でされたのは不覚だったな……あの後面倒だったんだ。

 

「だから言ったでしょ? 貴方の顔を見に来たのよ」

 

「だから、何の為に」

 

「そうね……あえて言うのならモチベーションの為かしら」

 

「は?」

 

 

 モチベーションって……俺の顔を見る事と如何繋がるって言うんだ……

 

「私が計画してるのとは違う事をやらされるんだから、モチベーションが上がらなくても仕方ないと思わない?」

 

「……それで俺の顔を見ればモチベーションが上がると?」

 

「ええ。貴方の顔を見ればどんなものよりも活力が涌いてくるもの」

 

「そりゃ結構……」

 

 

 俺は敵の活力の源だったのか……今のところ攻撃はしてきてないが、スコールが攻撃して来た時は俺はなるべく離れてた方が良さそうだな。戦闘中に活力が湧き出てこられたら困るし。

 

「貴方が色々と手をつくしてるから、此方も動かざるを得なくなってるのよ」

 

「よく言うぜ。お前らが動くからコッチも動いただけだ」

 

「少なくとも『私たち』は動いてないわ」

 

「だが、『亡国企業』が動いたのは確かだろ」

 

 

 組織内にも派閥があるようだが、結果的に亡国企業である事には違わないのだから、文句を言われる筋合いは無いのだ。

 

「ねぇ一夏、私たちの仲間になるつもりは無いの?」

 

「前にも言ったがありえねぇ。何で俺がお前たちの手伝いをしなければいけねぇんだよ」

 

「私たちは世界の為に動いてるのよ」

 

「それで、その大儀の為には人殺しも厭わないってか? 立派な精神だな、反吐が出る」

 

「私たちは人なんて殺してないわ!」

 

「俺を攫った時、実行犯の男共を殺してたろ。あれはオータムだろ?」

 

「……あれは命令違反だったのよ。少なくとも私は命じてない!」

 

「何人も殺してきたような口ぶりだったが、その全てがオータムの独断だって言うのか?」

 

「あれは違う連中の命令よ! 私は一回も命じてなんか無い!! 信じて!」

 

 

 口ぶりからするに本当っぽいんだが、何せ相手は亡国企業の幹部だからな。簡単に信じて良いのか如何か……そもそも何でこんなに強く否定するんだ? 裏組織なんだから殺しくらいしててもおかしくは無いと思うんだが……

 

「私は誰一人殺せなんて命じてない……」

 

「……良いのか? 時間経ってるぞ」

 

「信じてよ……」

 

 

 任務って事は対立してる連中の命令で動いてるって事だろうし、あまり時間をかけると立場が悪くなるんじゃないかと思っての発言だった。

 何で俺がスコールの心配をしてるのか、俺自身も良く分からないんだが、何かそんな事を考えてたのだ。

 

「分かったから今日はもう帰れ。仲間が心配するかもだろ」

 

「そうね……また来るわね」

 

「……来ても良いが、明日は勘弁してくれよな」

 

「あら? 如何してかしら?」

 

「……何でもだ」

 

 

 明日は簪とデートだし、美紀さんの編入試験なので、なるべくなら平和に終わってほしいのだ。もちろんそんな事を頼めるわけも無いので言わないが、スコールは何かを察したように頷いた。

 

「分かったわ。少なくとも『私たち』は動かないから」

 

「助かる……それと、ありがとう」

 

「どういたしまして。でも、貴方が信じてくれたお礼よ」

 

 

 スコールはそれだけ言って姿を消した。気配も遠ざかってるのを見ると、本当に帰ってくれたようだ。

 

「やれやれ……屋敷の傍でするような会話じゃ無かったな」

 

 

 いわば此方の本拠地とも思える場所で、敵の幹部と会話をしてたなんて知れたら、俺が裏切ってるように思われても不思議じゃないしな……一応気配は探ってたから大丈夫だとは思うんだが、次からは場所を考えて話さなければな。

 

「次があると思ってる時点で駄目なんだろうがな……」

 

 

 本来なら敵将とも言える相手と仲良く会話してる場合じゃ無いんだし、次がある保障なんて無いのだが、不思議とまた同じような場面があると核心してるのだ。

 

「さてと……そろそろ碧も起きる頃だろうし、部屋に戻るかな」

 

 

 午前中は訓練もあるし、美紀さんもそろそろ起きるかなと思いつつ俺は自室に戻る事にした。

 

「そう言えばマドカのヤツ、今日は随分とゆっくり寝てるんだな」

 

 

 この時間ならマドカも走っててもおかしくは無いのだが、姿が見えないのを考えると寝てるんだろう。おれはマドカの気配を探った。

 

「これは……本音の部屋か? 遊んでてそのまま本音の部屋で寝たのか……簪と須佐乃男も一緒なのを見ると、またゲームしてたな」

 

 

 別に休みだからとやかく言うつもりは無いんだが、せめて起きてられる時間までにしてほしいものだ……刀奈や虚が一緒だったら全員を怒ってたが、その二人の気配はちゃんと本人の部屋にあるので今回は説教は無しにしてやろう。

 

「普段遊べない分を屋敷で取り戻してるんだろうしな」

 

 

 それで仕事をしなかったら怒るが、簪はしっかりと仕事をこなしてくれている。だから今回は大目に見る事にしたのだ。

 

「さてと、軽く汗を流して部屋に戻るか」

 

 

 この屋敷でも、俺は風呂を使える時間が限られている。刀奈が当主になってから、周りの人が女性ばかりになった為に、此処でも肩身の狭い思いをしているのだ。

 

「早く使わないと誰かが来ちゃうしな。急いで行くか」

 

 

 時間的にはまだ余裕があるが、俺が入ってる時に誰かが入ってこないとは限らないのだ。基本的に使わせてもらってる立場の俺は、後から来られても悪いのは俺って事になるのを分かってるから急ぐのだ。

 

「刀奈たちなら問題無いが……いや、あるのか」

 

 

 感覚が麻痺ってるのか、刀奈たちなら問題無いと思ってしまってる……駄目だなこりゃ。

兎に角急いで済ませる事に越した事は無いので、俺は急ぎ風呂場へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 目を覚ました時、最初に思ったのは此処は何処だろうと言う事だった。だがすぐに、此処は一夏さんの部屋だと言う事に気がついたのだ。

 

「そっか……私、美紀ちゃんの勉強に付き合ってたら何時の間にか寝ちゃったんだ」

 

 

 横には可愛い寝顔の美紀ちゃんが寝転がってるのを見ると、如何やら一夏君はこの部屋で寝てないようだった。

 私だけならもしかしたら一緒に寝たかも知れないけど、美紀ちゃんも居たから一夏君は遠慮したのだろう。自分の部屋なのに……

 

「えっと今何時だろう……」

 

 

 手探りで携帯を探したが、すぐ傍には無かった。仕方なく布団から出て部屋を探すと、一夏君が普段使っている机の上に私の携帯が置かれていた。その隣には美紀ちゃんのも置かれてるのを見ると、寝転がす時に危ないから一夏君が出しておいてくれたのだろう。

 

「えっと今は……6時過ぎか」

 

 

 今日の訓練が8時からだから、まだ若干の余裕はあるわね。

 

「でも、そろそろ起こしてあげないとね」

 

 

 普段なら自分の部屋の目覚まし時計が起こしてくれるのだろうけど、生憎此処は一夏君の部屋なので、美紀ちゃんを起こしてくれる目覚まし時計は無い。加えて美紀ちゃんのご両親も居ないので起こしてくれる人も居ないのだから。

 

「美紀ちゃん、そろそろ起きて」

 

「うにゅ~……後少しだけ」

 

「眠いのは分かってるけど、そろそろ起きないと訓練の時危ないわよ」

 

「……訓練?」

 

 

 訓練と言う単語に反応した美紀ちゃんは、モゾモゾと布団から顔を出してきました。意外と可愛らしいのね。

 

「此処……何処?」

 

「寝ぼけてるの? 美紀ちゃんは昨日一夏さんの部屋で勉強してそのまま寝ちゃったのよ」

 

「勉強……一夏様……!?」

 

 

 飛び起きたと表現するに相応しい動きで布団から飛び出した美紀ちゃんは、慌てて自分の身体を確認し始めました。

 

「如何かしたの?」

 

「だって男の人と一緒に寝たんですよ!?」

 

「大丈夫、一夏さんはこの部屋では寝てないみたいだし」

 

「………へ?」

 

「一夏さんは私たちを寝かせた後に何処かに行ったみたいなのよ」

 

「如何して分かるんですか?」

 

「だって、一夏さんはそう言う人だから」

 

 

 付き合ってる相手でも、一夏さんは相手が嫌がるだろうと思う事はしない人なのです。例え私たちが望んでるからと言って、してくれるかは別ですが、そう言う人では無いから断言出来るんだよ。

 

「まぁ確かに、楯無様や簪ちゃんたちと付き合えてるんだし、そう言う事はしっかりしてる人なんでしょうね」

 

「美紀ちゃんも昨日話してみて分かったでしょ? 一夏さんは真面目なんだよ」

 

「ちょっと厳しそうでしたけどね」

 

「まぁね。でも、それはちゃんと相手の事を考えてくれてるからなんだよ」

 

 

 美紀ちゃんと話してたら、不意にノック音が聞こえた。

 

「はい?」

 

「起きてるか? 部屋に入りたいんだが、変な格好してないよな?」

 

「大丈夫。美紀ちゃんも平気よね?」

 

「はい。それに、此処は一夏様の部屋なんですから、私たちに遠慮する必要は無いのでは」

 

「一応な。女性が寝てる部屋に入るのは気が引けるし」

 

「一夏さんは気にしすぎなんですよ」

 

「悪友にガサツなのが居るからな」

 

「あ、あの!」

 

「何か?」

 

 

 美紀ちゃんが大きな声を出したにも関わらず、一夏さんは眉一つ動かさずに返事をした。普段からちょっとな事では動じない一夏さんですが、至近距離で大声を出されても動じないなんて、さすがとしか言えませんね。

 

「同い年ですし、私にもタメ口で構いませんよ」

 

「もしかして、美紀ちゃんも一夏さんの事が?」

 

「そんな恐れ多い事は想いませんよ!?」

 

 

 ちょっと邪推してみたけど、如何やら純粋にタメ口で話してもらいたいようだ。そう言えば私の部隊のメンバーでも美紀ちゃんにタメ口で話してる人は居ないわね……やっぱり更識縁者だからかしら?

 

「タメ口で良いならありがたいですが、本当に良いんですね?」

 

「はい! 一夏様の話しやすいようにして下さい」

 

「呼び捨てにしても?」

 

「は、はい! 是非そうしてください!」

 

「それじゃあそうさせてもらおうか。碧も美紀もさっさと起きないと訓練に遅れるからな」

 

「え? だってまだ6時……」

 

「何寝ぼけた事言ってやがる。今はもう7時半だぞ」

 

「え!?」

 

「ほれ」

 

 

 普段から一夏さんがしている腕時計を見せてもらい、私と美紀ちゃんは驚愕する。そこには確かに7時半を刺している時計盤があったのだ。

 

「い、急いで着替えないと!」

 

「き、着替え! って、此処は私の部屋じゃなかった!」

 

「やれやれ……碧はとっとと部屋に戻れ。美紀は送ってやるから」

 

 

 

 そう言って一夏さんは美紀ちゃんをおぶって窓から出て行ってしまいました。確かにあれが一番早いでしょうが、美紀ちゃんは一夏さんと違って普通の女の子なんですから、いきなりあのスピードに慣れる訳……

 

「早いですねー!」

 

 

 ……思いっきり楽しんでいた。そう言えば美紀ちゃんは楽しい事が好きと言うくらいのお気楽主義者だったっけ……一夏さんの神速も美紀ちゃんにとっては絶叫マシーンくらいにしか思えないんだろうな。

 

「それよりも私も急いで支度しないと!」

 

 

 隊長の私が遅刻するなんて、部隊の皆に示しがつかないし、今日は虚さんも参加するようなので、ますます遅刻する訳には行かないわね!

 

「一夏さん、起きてますか?」

 

「あっ!」

 

「へ?」

 

 

 一夏さんの部屋から出ようとしたら、虚さんとばったりと鉢合わせしてしまった……これはマズイ状況では無いでしょうか。相手は更識の人事権を握っている布仏家長女で当主専属のメイド、私は雇われの部隊長、そして此処は私たちの恋人の部屋……これから導かれる答えは……解雇!?

 

「えっと違うんですよ! 一夏さんは部屋に居ませんでしたし、私も泊まるつもりじゃなかったですし!」

 

「……順を追って説明してください」

 

「は、はい……」

 

 

 私は虚さんに美紀ちゃんの事を話し、一夏さんの部屋で寝てしまった経緯をしっかりと話しました。

 

「そうですか……四月一日家のものを派遣するならば簡単ですし、一夏さんが勉強を見てあげてるのなら大丈夫でしょうが、何故彼女を選んだんですか?」

 

「楯無様や簪様の護衛として適任でしょうし、何より経験を積ませるチャンスですから」

 

「なるほど……一夏さんが納得してるのなら、私はそれで良いと思います。ですが、美紀さんは本音以上に勉強が苦手だったと思うのですが」

 

「一夏さんがもの凄い勢いで叩き込んでましたので、明日の試験は合格出来ると思いますよ」

 

「一夏さんも進んで苦労してるとしか思えないスケジュールですね……」

 

 

 昨日今日と美紀ちゃんの勉強を見て、明日は簪様とのデートですしね……せっかくの休日なのに一夏さんのタイムスケジュールに休みは全く無いのです。

 

「えっと……私は着替えてから行きますから、虚さんは先に行っててください。一夏さんもすぐ来ると思うので」

 

「……そう言えば一夏さんは何処に行ったんですか?」

 

 

 最初の用件を思い出したように、虚さんが尋ねてきました。

 

「一夏さんは、美紀ちゃんをお家まで送って行きましたよ」

 

「四月一日家に行ったんですか……」

 

 

 虚さんは少し難しい顔をしてますが、そう言えば今の四月一日家の当主は楯無様と仲が悪いとか聞いた事がありますね。楯無様が若いからって何かにつけて口出ししようとしてたらしいですが、一夏さんと虚さんが抑えたおかげで冷戦状態になってるとか……正直私には良く分からない世界ですね。

 

「美紀ちゃんは一夏さんとも仲良く出来そうですし、何より簪様と本音さんの幼馴染ですからね。しっかりと任務は果してくれると思いますよ」

 

「確かにIS操縦の腕は良いものを持ってると報告を受けてますが、IS学園は実技のみで受かるほど簡単ではありませんよ」

 

「そこは、一夏さんが何とかしてくれると思いますよ? 昨日だって日付が変わるまで勉強してましたし」

 

「……徹夜はしなかったんですか?」

 

「恥ずかしながら、美紀ちゃんも私も途中で眠くなってしまいまして……気がついたら一夏さんの布団で二人仲良く寝てました」

 

「一夏さんの布団で? それって一夏さんが二人を布団に運んだと言う事ですか?」

 

「えっと……意識が無かったので如何やって運ばれたのかは分かりませんが、恐らくはその通りだと思います」

 

 

 一夏さんが私たちを蹴飛ばしたり転がしたりして運ぶとは思えないですし、多分抱きかかえて運んでくれたんでしょうね。

 

「……碧さん、今月のお給料減らします」

 

「えっ!? それは困りますよ! 何とか見逃してください!」

 

「抜け駆けは駄目だって言ってますよね?」

 

「ふ、不可抗力ですよ……美紀ちゃんと二人きりじゃ気まずいだろうからって、一夏さんから部屋に誘ってきたんですから」

 

「なら、しっかりと監視の役目を果してくださいよ!」

 

「つ、疲れてて……何もしないで居るとウトウトとしちゃいましてね」

 

 

 それに、一夏さんの部屋は何故だか心安らぐのですよね。だから余計に睡魔が……

 

「兎に角! 今度同じ様な事があったら、減給じゃ済みませんからね!」

 

「は、はい! 肝に銘じます!!」

 

 

 虚さんに敬礼で返事をし、私は急いで着替える事にした。今日の訓練、良いとこ見せないと気まずい雰囲気のまま虚さんと過ごさなくてはいけなくなってしまう……なんとしても結果を残さなければ!




一人で勝手に慌てた碧でしたとさ……

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