もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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今回は過去に目を向けた話です。
それから新展開もありますよー。


過去の出来事と新騒動

千冬姉もどうやら就職先が決まったようだ。

新学期なので一先ず実家に寄ったら、千冬姉の荷物がごっそりと減っているのを見て俺はそう判断した。

どこか寮付き職場なのだろうが・・・心配だ。

あの姉が自分で片付けなどしないだろうし、ましてや洗濯など出来るはずが無い。

まさか、着た先から捨てて、新しいものを買う気じゃないだろうな・・・。

俺は家計の心配から千冬姉に電話を掛けることにしたが・・・

 

「(いくらなんでも、そこまで酷いことはないと思いますよ?)」

 

 

須佐之男が、俺の思考を読み、話しかけてきた。

・・・甘いな、なんせあの織斑千冬だぞ?

一日過ごせばゴミが足元に広がり、三日経てばその部屋はゴミ溜めになるあの織斑千冬だぞ?

他にも食事を作ろうとすれば大量の炭を作り、調理に使った道具は二度と使えなくなり、掃除をしようと思い立てば始める前より散らかすあの織斑千冬だぞ?

 

「(そんなに酷いのですか・・・。)」

 

 

まだどこか信じていない感じがするな。

なら教えてやろう、あの人の過去を。

俺は過去の惨状を思い出す・・・。

 

 

 

 

かつてはまだ自分で家事をしようと殊勝な心があった千冬姉。

俺が小さかったのもあるが、今よりはグータラ残念駄目姉ではなかったのだ。

しかし、いくら心構えをしようと出来ないものは出来ない。

努力をすれば報われる・・・それはその物事に対する才能が少しでもある人間に当てはまる言葉だ。

必死に努力しても無理なものはやっぱり無理なのだ。

その事を子供ながらに思った俺は家事一切を引き受ける代わりに千冬姉にしたい事をしてもらう事にした。

今思うと、子供の危機感知能力もバカにはできないものだな・・・。

あのまま千冬姉に家事をやらせていたら、ひょっとしたら死んでいたかもしれない。俺は昔の俺の行動に感謝した。

どうやら俺には家事の才能があったみたいだ。

料理は一週間でものにし、掃除洗濯は特に苦労する事なく出来た。

当時親がいない事でいじめられた事もあったが、千冬姉がかばってくれていた。

その時はまだ敬意を持って千冬姉に接していたっけ・・・。

いつからだ?俺が千冬姉に敬意を示さなくなったのは。

 

「(いつからなんですか?ついでに教えてください。)」

 

 

ついで、ね。良いだろう、思い出してやる。

 

 

 

 

その家事の件から2年位経ったころ、千冬姉に連れられて剣道道場にいった。

どうやら千冬姉のやりたかった事は剣道だったらしくすでに師範代クラスの能力を有していたらしい・・・。この人の才能は知能と運動神経にしかないみたいだ・・・。

その場所こそが束さんの実家、篠ノ之道場だった。

束さんとの初対面もかなり印象的だったな・・・。

連れて来られていきなり、俺の視界は真っ暗になった。

いったい何がどうなってるんだ?

子供の俺はそんな事を考えていたはずだ。

やわらかいものが顔を覆い、身動きが取れない俺の耳に千冬姉の声が聞こえた。

 

「おい束、一夏から離れろ!」

 

 

俺の目の前(近すぎだが)にいる人は束さんと言うらしい。

ともかく、一旦離れてくれないかな。

そろそろ息が・・・。

そう思い必死に顔を振ると、離してくれた。

俺は自由になったことでおもいっきり息を吸い、いままで張り付いていた人を見上げる。

そこにいたのが・・・

 

「君がちーちゃんの弟の一夏君?私は束さんだよ~、好きに呼んで~。」

 

 

後の大天災篠ノ之束は満面の笑みを浮かべて俺を見ていた。

第一印象としては随分と可愛らしい人だな~と思っていた。

だから当時の俺は、束さんのことをこう呼んでいた。

 

「よろしくお願いします、束おねーちゃん。」

 

 

この時からか、俺が千冬姉に敬意を示さなくなったのは。

なぜなら、

 

「可愛い~!ねえねえ、ちーちゃん、この子もらってもいいかな~?」

 

「ふざけるな!一夏は私の弟だ!一夏!私のことも千冬おねーちゃんと呼んでもいいんだぞ!?」

 

 

ブラコンの片鱗が見えたこの時、俺はなんとなく千冬姉を避けるようになった。

・・・それはともかく、どうやら俺は束おねーちゃんに気に入られたみたいだった。

当時の俺はその事が素直に嬉しかった。

千冬姉とはまた違った姉が出来たのだから甘えまくったのだ。

そのせいで千冬姉は壊れ、束さんは俺に滅茶苦茶甘くなったのだ・・・。

 

「(えーと・・・続きが気になるのでそこで思考をとめないでください。)」

 

 

須佐之男にツッコミを入れられ、俺は続きを思い出すことにする・・・。

 

 

 

「一夏君だから、“いっくん”って呼んでも良いかな~?」

 

 

俺は初めての渾名に喜んだ記憶がある。

千冬姉がいたせいで、どうやら俺は近づき難い存在になっていた。

つまり友達がいなかった・・・。

だから当然渾名など付けられた事がなかった。

そのせいであんな反応をしたのだろう。

 

「うん良いよ~、束おねーちゃん大好き~!!」

 

 

感動しすぎた俺はそう言った。

すると・・・

 

「ぶっ、は、鼻血が・・・!」

 

「一夏ァァァァアァァアァァァア!私のことも好きと言ってくれーーーーーーーッ!」

 

 

興奮で鼻血を出した束さんと暴走する千冬姉、そんな地獄絵図の最中、俺は別の人物を見つけた。

篠ノ之箒──束さんの妹で俺の昔なじみになる女の子だ。

箒との出会い・・・出来れば無くしたい過去だ。

俺は須佐之男にそう言った。

 

「(いったい何があったんですか・・・。)」

 

 

須佐之男に急かされ、俺は再び過去の事を思い出す。

 

 

 

 

最初はどこかおとなしい感じのした箒だが、次第に本性があらわになってきた。

はっきり言って迷惑としか思えないほど俺に付きまとった。

どうやら箒も友達がいなかったらしい。

その事で親近感を覚えたのかは知らないが、すぐ仲良くなった。

俺に剣道を薦め、篠ノ之流剣道場に入門させたのも箒だ。

そして入門してすぐの俺と試合をすると言い出した。

すでに3年近く練習している者と初心者では試合にならないと思ったが、二人の姉はどこか面白そうに「やってみろ(みれば~)。」というだけだった。

俺は覚悟を決めて試合をする事にした。

審判は千冬姉、束さん、そして篠ノ之龍韻さんが務めることになったようだ。

ってか、止めろよ大人たち・・・。

はっきり言って、試合にはならなかった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺ではなく箒が弱すぎたのだ。

初心者の俺の一太刀を受け止める事が出来ずに一本をとられた箒。あっさりと終わった試合に俺はため息をはく。

箒を馬鹿にしたのではなくすぐに終わってホッとしたのだ。

しかし箒はそう思わなかったみたいで、再戦を申し込んできた・・・。やりたくなかったけど、今にも泣きそうな箒を前に嫌とは言えなかった。

その後も何度も相手をしたが、箒は一太刀も俺に当てることなく負けた。

それを見ていた龍韻さんが今度は千冬姉と試合してみたらどうかと言ってきた。

・・・おいおい、確か千冬姉の実力って師範代クラスとか言ってなかったか?俺に死ねと言うのか!

俺の恨みがましい視線は黙殺され千冬姉との試合が始まる・・・ええいもうどうとでもなれ!

 

「(どうなったんですか?)」

 

 

須佐之男が俺に話を急かすように相槌を打った。

もし生身の人間なら前のめりぎみになっていたかもな・・・。

 

 

 

 

その試合はかなり拮抗したものになった。

千冬姉が仕掛けてきた攻撃を捌き、今度は俺が仕掛ける。

このやり取りが数度繰り返され、龍韻さんは頷き、束さんはどこか楽しそうで、そして箒は口をあけて驚いていた・・・いったいなんだって言うんだ。

結局試合は千冬姉の勝ちで終わった。

当たり前だ。初心者の俺が師範代クラスの千冬姉に勝てるわけないだろ。

 

「(でも、初心者がそこまで出来たなら上出来だと思いますよ。)」

 

 

須佐之男のフォローに苦笑いを浮かべ、俺は再び過去に思いを馳せる。

 

 

 

 

千冬姉との試合の後、龍韻さんが俺に話しかけてきた。

普段大人の男との交流が無い俺は、近づいてくる龍韻さんに少し恐怖を抱いていた。

俺の周りの大人たちはほとんど、蒸発した両親の残した金目当てのゴミ以下の存在だったからな。その金もほとんど手をつけずに残ってはいるけど……。

俺達を捨てた人のお金など使いたくも無い。

 

「(そのお金は今どうしてるのですか?)」

 

 

須佐之男に聞かれ、俺は困惑した。

・・・あれ?どうしたんだっけ?

あやふやな記憶を探しながら、龍韻さんとの思い出を須差之男に話す。

 

 

 

 

「一夏君と言ったね。」

 

 

龍韻さんに呼ばれ俺は返事をする。

緊張ですこし上ずった声になってしまった。はずかしい・・・。

そんな俺を笑いもせず、優しい眼差しを俺に向ける龍韻さん。

 

「君は筋が良いね、どうだろう、剣道ではなく剣術を学んでみないか?実は君のお姉さん、千冬ちゃんも剣術を学んでいるんだ。」

 

「龍韻さん、千冬ちゃんはよしてください。」

 

 

どうやら“千冬ちゃん”と呼ばれるのが恥ずかしいらしい千冬姉。呼ばれたこと他にあったっけ?

俺の記憶では他に無い・・・後で聞いた話だが、やはり他では呼ばれたことが無いらしい。

そんなやり取りの最中、箒が口を開いた。

 

「父様、一夏は私と剣道をやります。剣術はもう少し大きくなってからでもいいのではありませんか?」

 

 

・・・勝手に決めないでくれないか。

俺は箒の発言に顔を僅かに顰めた。

僅かな変化を見逃さず、龍韻さんは箒に俺の気持ちを代弁してくれた。

 

「箒、一夏君は才能がある。それも千冬ちゃん以上の、もしかしたら私以上の才かもしれない。この才能を埋もれさせないためにも一夏君には剣術をやって欲しい。」

 

「なら、私も剣術をやります。」

 

 

箒は意外と粘着質みたいだ。

と言うか、さっきまで剣道やるって言ってたじゃんか。

俺の考えは龍韻さんも一緒だったみたいだ。

 

「箒、お前は剣道を続けなさい。お前にはその才能はあるが、剣術はあまり向いていない。」

 

「決め付けないでください!私は剣術も出来ます!」

 

 

親のいない俺が言うのもなんだが・・・あまり親に刃向かうのはどうなんだ?

しかも龍韻さんはお前の師匠でもあるんじゃ?

俺の疑問に束さんが答えてくれた。

 

「どうやら箒ちゃんもいっくんのこと気に入ったみたい。だけど少しウザイよね~あれは。」

 

 

妹にウザイなんて・・・当時の俺はそんな事をおもったが、今となっては姉のことを鬱陶しいと思っているので大差ないな。

 

「(一夏様は昔からモテてたんですね。)」

 

 

いや、あいつからモテても嬉しくないし、そもそもあれは『好意』ではなく迷惑『行為』だった。

道場に行ってから、どうやら学校が一緒だった箒はことあるごとに俺に付きまとった。

剣術の修行は楽しかったが、箒と知り合いになったのは痛かった。

あの時俺以上に学校で浮いていた箒は俺と知り合いになった事が嬉しかったのかもしれない。

だからって何でも一緒にすることは無いだろ。

例えば、俺が剣術の修行のために道場に行くときは、箒もつい来るし、(道場が家なので箒は帰ってるだけだがわざわざ待たなくてもいいだろ)俺が休みの日は剣道に付き合わせようとした。

はっきりって思い出したくもない奴だ。

 

「(そんな人が居るんですね~。)」

 

 

須佐之男は少し引いている。

まぁそうなるよな・・・あっ、思い出した。

あの金は千冬姉が全額寄付したんだった、駅前でやってるやつに。

 

「(そうですか~千冬様にも良いところがあるんですね~。)」

 

 

随分と酷い言い分だが、確かにな・・・いやそうじゃなくて千冬姉に電話するんだった。

俺は本来の目的を思い出し電話を掛けようとしたが、ちょうど刀奈さんから電話が掛かってきた。

 

「もしもし、一夏君。」

 

「なんですか?」

 

「あのね~、千冬さんIS学園で教師をする事になったみたいだよ~。」

 

 

・・・あの千冬姉が教師ね~。

はっきり言って想像できん、しかし教官やってたんだっけか……なら平気か?

 

「それでなんと寮長もやるみたい。」

 

「だから荷物が減ってたのか。」

 

「一夏君も来年IS学園に入ったら?」

 

 

刀奈さんの提案に俺は速攻で否を示した。

 

「IS学園って女子高ですよね?俺は入れないんじゃ・・・。」

 

「大丈夫だって。一夏君、IS使えるんだし。」

 

 

確かに使えますがその事を世間は知らないんですよ。

俺は刀奈さんにそう言って電話を切った。

とりあえず、千冬姉に電話だ。

職場が分かっても不安が消えるわけではないのだから・・・。

 

 

 

 

 

 

「もしもし一夏か、どうした。」

 

「千冬姉、寮暮らしになったらしいけど、洗濯とかどうするの?」

 

「なぜそのことを・・・更識か?」

 

「ああ、さっき刀奈さんから聞いた。で、どうするんだ?」

 

 

俺の心配がわかったのか、

 

「安心しろ。週末にそっちに持って帰るからその時に洗ってくれ。」

 

 

洗うのは良いが、一週間前のものは流石にくさそうだな。

 

「寮なら洗濯機くらいあるだろ、自分で洗えないのか?」

 

「使い方が分からん。」

 

 

・・・言い切ったよ、この人。

まったく、少しで良いから覚えようとしろよ。

洗濯機なんてどう使っても簡単には壊れない・・・いや壊したな。

過去の破壊劇には洗濯機もあったな。

俺はさっきまで須佐之男と話していた過去話の中で洗濯機を壊した千冬姉を思い出した。

なら・・・

 

「同僚の人は?誰かいないのか?」

 

 

そこまで汗をかくわけではないのだが、臭いは流石に在るだろう。

だからなんとしても月,火曜日のものは洗って欲しい。

 

「代表の時の後輩が一人いるが・・・流石にそんな事聞けん。」

 

「恥ずかしがってる場合か!」

 

 

俺のツッコミに少し迷っていたが、

 

「分かった。だがなるべくはお前に洗って欲しい。」

 

 

・・・なんだ「なるべく」って?

とりあえずは善処してくれるとの事だ。

俺は電話を切り軽く掃除をして更識の屋敷へと戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

季節は早いものでもう夏だ。

俺は新聞を読んでいたが、そこに見たくも無い名前があった。

 

   『全中女子剣道大会、優勝者篠ノ之箒』

 

 

あいつ、まだ剣道やっていたのか・・・。

俺は春先に思い出した知り合いの近況をまったく知らなかったからな。

束さんがISを発表してから暫くして、篠ノ之家はバラバラになった。

そのせいで箒は転校する事になったのを、俺は喜んだ記憶がある。

だが同時に龍韻さんも居なくなってしまったので、俺は篠ノ之流剣術を捨てた。

昔の事を思い出していると、

 

「おりむ~大変だよ~テレビつけて~。」

 

 

本音が慌てている感じのしないしゃべりかたで俺を急かす・・・。

いったい何だって言うんだ。

 

「えーたった今篠ノ之束博士からの発表によりますと、かの有名なブリュンヒルデ、織斑千冬さんの弟で、3年前に誘拐された事で一時期名前が上がった織斑一夏君が、ISを動かせるとのことです。」

 

 

・・・あの人、やりやがった。

 

「ご存知の通り、ISとは女性にしか動かせないものであり、篠ノ之博士の発表が事実ならば、世界初の男性操縦者が誕生していたことになります。」

 

 

俺はテレビを消し、束さんに電話を掛ける・・・

 

「もしもし、いっくん、何かな~?」

 

「何かな~?じゃ無いですよ!なに発表してくれてんですか!?」

 

 

俺の怒気に傍にいた本音は涙目だ。

・・・そんなに怖いのか?俺は。

 

「え~だっていっくんがIS学園に入れば楽しい事になりそうだから、発表しちゃった♪」

 

 

「しちゃった♪」じゃありませんよ。

 

「どうするんですか、これから・・・。」

 

「だいじょ~ぶ、安心していっくん。すでに手は打ってあるよ。いっくんは今国籍ないでしょ~。だから何処の国もいっくんには手を出せないのだ~。」

 

 

確かに俺は無所属だ。

下手に手をだせば袋叩きにあうかもしれないということか。

束さん、このことをいつから計画していたんだ・・・。

 

「そういうことだから、近いうちにIS学園からいっくんに連絡が来ると思うよ~。」

 

 

じゃ~ね~と言って電話を切った束さん。

俺の平穏はあっという間に崩れ去ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の平穏生活を返せ!

怨みの一つぐらい言っても罰は当たらないだろ。

俺は誰に言い訳をするわけでもなくそうつぶやいた。

 

「(一夏様の傍にいれば退屈しませんね。)」

 

 

須佐之男の一言に肩を落とす・・・。

退屈しないが疲れるんだがな。

俺の嫌味に須佐之男は笑ってごまかした。

これからまた俺を中心として問題が起こるのか・・・。

本当に嫌だな。

完全な現実逃避をしつつ、俺はこれからのことを一旦棚上げした。




束さん暴走中。
一夏の苦労は絶えません。
次回IS学園に一夏が行きます、ですがまだ入学しません。
では次回でまたお会いしましょう。

p.s.
ディーン様
コメント感謝です。
いちゃいちゃは次々回あたりで書くつもりですのでお楽しみに。

竜羽様
そうです、楯無だけ新武装無しはなんとなくかわいそうだったのであらかじめあったという設定で技名と同じ武装を作りました。
一夏の方は完全に誤字です・・・すみませんでした。

今回は箒を登場させましたがすでに冷遇済み。
一夏じゃなくても嫌だろ、付き纏われたら。
そう言う作者の独断であの態度です。
箒ファンの方々大変申し訳ありませんでした。


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