もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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タイトルを考えるのが面倒になってきた……


空中での話し合い

上空に敵かもしれない人間が居るからと言って、アリーナを覆っているシールドを破壊して良い訳では無い。緊急事態だから何をしても良いと言うのは小説やドラマの中だけだろう。

だからと言って悠長にアリーナから一旦外へ出てから相手の下に向かうなんて面倒な事をしたく無いし、相手もそんな事をしたら攻撃してくるかもしれない…1人は敵意が無い事は分かってるが、もう1人とおまけには僅かながら敵意が感じられる。本人は隠しているつもりなのかもしれないが、残念ながら隠しきれてないのだ。

 

「(一夏様、やっぱりシールドを壊して行くつもりですか?)」

 

 

アリーナに覆われているシールドの手前まで上昇したのを、須佐乃男はシールドを壊すのだろうと解釈したようだった。

 

そんな事はしない。ただ須佐乃男に乗ったまま出来るのかは分からないがな…

 

 

声に出さなくとも須佐乃男とは会話が出来る。この事が今はとてもありがたいと思える…何せISに乗ったままやるのは初めてなので、声を出すのも億劫になるくらい集中しなくてはならないのだ。

須佐乃男にもその事が伝わったのか、説明して無いのにも関わらず須佐乃男もまたもの凄く集中しているのだ。

シールドに手を当て、波長を合わせていく…前に生身ですり抜けた事はあるから波長を掴むのには苦労しなかったが、須佐乃男をその波長に合わせるのには少し苦労した。

 

「(さすが一夏様。このような事も出来るのですね。前すり抜けた時は、まだ私は一夏様の腕に居ましたし、こうして自分の波長を変えられるなんて思ってませんでした)」

 

 

須佐乃男が初めての壁抜けに興奮しているが、今は相手をしている余裕は無い。すり抜けて終わりなら相手をしても良かったのだが、今回は壁抜けが最終目標では無く、あくまでも移動時間を短縮するための手段でしか無いのだ。

壁抜けをするために集中していたためか、さっきまで感じていた気配の内、1つが上空に無い事に気付けなかった。

 

「(何処に行ったのでしょうか…?)」

 

 

須佐乃男が首を傾げる姿が簡単に想像出来る。普段から表現や表情が豊かな須佐乃男の姿など、実際に見なくても声を聞くだけで脳内に映像として映し出す事が出来るようになったのだ。

それは兎も角、確かに1つの気配の行方は気になる……俺は上空に移動しながらもう1つの気配を探った。別に気配1つだけが消えたのならそこまで気にならないのだが、おまけのゴーレムの姿も半数以上見当たらないのだ。帰ったとは考えにくいし、かと言って何処かを襲撃しているのなら気付かないはずも無い…いったい何処に行ったんだ?

 

「(一夏様!相手も此方に降りてきてます。如何致しますか!?)」

 

 

慌てる須佐乃男に、とりあえず落ち着けと脳内で言い、降りてくる相手を観察する。当然だがISを纏っている相手だから警戒は解かないが、すぐに攻撃してくる気配は無いのである程度緊張の糸は緩ませる。

 

「随分と早いお帰りだな」

 

「だってお兄ちゃんに会いたかったんだもん!」

 

 

今朝……と言っても早朝だが、俺の前に現れ自分は義妹だと言ってきた織斑マドカは警戒心など皆無な無邪気さで俺に飛び込んできそうな勢いで降下してきた。

事情を知らない須佐乃男は相手が突っ込んできた事で警戒していたが、俺がその必要が無いと考えてるのを教えなくても伝わるのですぐに警戒を解いていた。

 

「さっきまで居たもう1人は何処に行ったんだ?帰った訳でも無いだろ?」

 

「アイツはただの下見で来ただけだから、グルリと周辺を見たら帰るんじゃない?」

 

「……仲間じゃ無いのか?」

 

「さっき言ったでしょ。私は信用されて無いんだよ…だからアイツも下見ついでに私を監視してたんでしょ」

 

「それじゃあお前たちに攻撃の意思は無いんだな?」

 

「少なくとも今はね…ゴーレムは心配性の上司が持たせた万が一への備えだから気にしなくても良いよ」

 

「その言葉を完全には信じられないが、少なくともお前には敵意は無いようだな」

 

「お兄ちゃんに敵意なんて持たないよ」

 

 

そう言って仮面で覆われた顔を膨らました…ように思えた。義妹を名乗る彼女だが、如何やら顔を見せる事はしないらしい…

 

「(一夏様に義妹なんて居たんですか?)」

 

 

俺も今朝初めて知ったことだからな。

須佐乃男の疑問に曖昧な返事をして、再びマドカの顔を伺い見る……膨らましていた頬は既に元に戻しているようで、それ以外の変化は感じる事が出来ない。

 

「なぁ、お前って上司の前や仲間の前でもその仮面をしてるのか?それともその仮面は俺たちの前だけでなのか?」

 

 

この質問はただの好奇心から来たもので、相手の素性を探ろうとか組織の情報を得ようとして出た質問では無い。

だが、仮面の下の表情が不満げに歪んでいる…もちろん想像だが俺にはそう見えるのだ。

 

「如何かしたのか?」

 

「だってお兄ちゃんが『お前』とかでしか私の事呼んでくれないんだもん!」

 

「……は?」

 

 

如何やら質問自体に不満があった訳では無く、俺が彼女の事を『お前』と呼ぶ事が不満なようだ……義妹って言っても俺には記憶が無いので、昔如何呼んでたかなんて分からないし、本当に義妹なのかも定かでは無いのだ。

 

「私はお兄ちゃんって呼んでるのに、お兄ちゃんは私の事名前で呼んでくれないんだもん!ねえお兄ちゃん、私の事嫌いなの?」

 

「チョッと待て!嫌いとかの前に、俺には君の記憶が無いんだ。名前で呼んでほしいと言われても困るんだが…」

 

「お兄ちゃんだって仲の良い相手の事は名前で呼ぶでしょ?」

 

 

そう言われ少し考える……確かに彼女である刀奈さんや簪たちの事は名前で呼ぶが、それとこれは話が違う気がするのだが…

 

「お兄ちゃんが私の事名前で呼んでくれないのなら、このゴーレムたちに学園を襲わせちゃうよ?」

 

「襲わせちゃうって…随分可愛く言ってるがそんな事許すとでも?」

 

 

俺が鋭い視線を彼女に向けるが…何故か彼女は仮面に覆われているのにも関わらず分かるくらい顔を赤らめていた…いったい今のやり取りの何処に顔を赤らめる要素があるって言うんだ?

 

「お兄ちゃんが可愛いって言ってくれた!」

 

「え!?…まさか照れてるのってそれが原因なのか!?!」

 

「だって可愛いって言ってくれたでしょ?そりゃ照れるってば!」

 

 

……表現が可愛いと言ったのであって、別に彼女自身を可愛いとは言ってないのだが、それを指摘して激昂されても困るのであえて指摘はしないでおく。

 

「(相変わらずの女誑しですね…)」

 

別に誑してねぇ!

 

 

呆れた風に須佐乃男がつぶやいた一言は、俺が簡単に流して良いものでは無かった。何時誰が誰を誑しこんだって言うんだよ!

 

「お兄ちゃん?如何かしたの?」

 

「え?…いや何でも無い…」

 

「そう?」

 

「それで、俺は君の事を何て呼んでたんだ?」

 

「本当に覚えて無いんだね……あんなに仲良くしてたのに……」

 

「悪いな…」

 

 

本心から悪いと思えないのも含めて謝っておく。記憶が無い以上、俺が彼女と本当に仲良かったかも分からない。もしかしたら彼女の作り話の可能性だって残っているからな…

 

「やっぱりあの時強引にでもお兄ちゃんも一緒に連れて行ってもらうんだった…どうせ捨てられるのならお兄ちゃんと一緒だった方がマシだったしね…」

 

「お~い?」

 

 

ブツブツと何かつぶやいている彼女の目の前(もちろん仮面越しだが)、で右手を振ってみる…何か反応があるかと思ったが、まったくの無反応だった。

 

「(何を考えてるんでしょうか?)」

 

 

さあ?俺にも皆目検討もつかない。そもそも俺が彼女の事、分かるはず無いだろ。

 

 

須佐乃男も気になっているようだが、俺に聞かれても困る…俺自身も何を考えてるのか気になってるのだからな。

 

「お兄ちゃん!」

 

「うぉ!な、何だいきなり…」

 

「やっぱりお兄ちゃんには私の事を名前で呼んでほしいな……駄目かな?」

 

「別に駄目じゃないが…」

 

 

仮面越しでも分かる潤んだ瞳、それと上目でのお願いに、俺は抗う術が見つからなかった。

記憶には無いが、如何やら俺は妹には逆らえないようだ…

 

「じゃあ名前で呼んで」

 

「今すぐか?」

 

「うん!」

 

「え~と……マドカ?」

 

「なぁに、お兄ちゃん!」

 

「いや、これと言って用がある訳では無いんだが……」

 

 

名前で呼んだだけで此処まで喜ばれるとは思ってなかった。満面の笑みを浮かべているであろう顔で期待に満ちた目を向けられても困るのだ。

 

「そっか。でもやっと昔に戻った気分だよ。お兄ちゃんが私を『マドカ』って呼んでくれるようになったし、後は昔の記憶を取り戻してくれれば完璧だね!」

 

「なぁ、俺とお前が義兄妹で…」

 

「マドカ!」

 

「あ、ああ……俺とマドカが義兄妹で千冬姉とマドカが姉妹なんだよな?」

 

「不本意だけどね…」

 

「じゃあ俺と千冬姉はやっぱり義姉弟なんだな?」

 

「朝も言ったけどその通りだよ。あの人とお兄ちゃんには血の繋がりは無いよ」

 

「それにしては色々と似すぎてる気がするんだが…」

 

 

俺と千冬姉の容姿は結構似ている。俺が髪を伸ばせば千冬姉に見えるだろうし、千冬姉が男装すれば俺にそっくりになるだろう。

血の繋がりが無いのに此処まで似るなんてありえるのだろうか?

 

「そりゃ似てる男の子を養子にしたからね」

 

「養子?」

 

「そう。私とあの人の両親は男の子がほしかったみたいで、私がお腹の中に居る時からガッカリしてたみたいだったんだって」

 

「マドカが女の子だったからか?」

 

「そう!酷いよね!私はアンタたちが色々やって出来たって言うのにさ!」

 

「あんまり年頃の女の子が言うセリフじゃ無い気がするんだが……」

 

「あれ?ひょっとしてお兄ちゃん、こう言った話題苦手なの?」

 

「まあ……」

 

 

はっきり言えば嫌いだ。年頃の高校生男子としては異常なのかもしれないが、兎に角こう言った話題はなるべく関わりたく無いのが偽らざる本音だ。

 

「そうなんだ…何だか可愛いね!」

 

「止めてくれ!…それで俺はマドカが女の子だと分かった後に養子縁組されたのか?」

 

「いや、私が生まれてかららしいよ。もう1人作り気力が無かったんじゃないの?もしまた女だったら最悪でしょ?」

 

「しらん……」

 

「まあ、そんな理由からお兄ちゃんは我が織斑家に養子として来る訳になったんだ」

 

「ん?それじゃあ千冬姉が俺を溺愛する理由って…」

 

「うん…あの人は弟としてお兄ちゃんを可愛がってるんじゃなくって、1人の男の子としてお兄ちゃんの事を見てるんだよ」

 

 

千冬姉は俺と違って真実を知っているはずだ…もし血の繋がりがあるのなら異常性癖だが、血の繋がりが無いのならあの人と一緒に生活するのは危険性がより高い。もし俺が血の繋がりが無いと言ったら、あの人はきっと暴走するだろう。

 

「だからお兄ちゃん!私と一緒に逃げよう!」

 

「逃げる?」

 

「うん!お兄ちゃんと一緒なら私は何処でも良いよ」

 

「悪いが俺に逃げる理由は無い」

 

 

俺の発言に驚いた表情をしているマドカ。もちろん表情は分からないが、そんな雰囲気を纏っているのだ。

 

「如何して?お兄ちゃんだって身の危険を感じたハズだよ?」

 

「俺だって……?俺以外にも誰か身の危険を感じたって言うのか?」

 

「私をあの屑共が連れ出した理由はあまりにも私を溺愛するあの人が原因だったんだよ」

 

「はぁ……」

 

 

姉が妹を溺愛してもおかしいとは思わないのだが……刀奈さんだって簪を溺愛してるし、虚さんだって溺愛までは行かなくとも本音の事を気に入っている。だから溺愛する千冬姉から遠ざけるためと言われても、あまりピンと来ないのだ。

 

「普通に溺愛するのならまだ分かるけど、あの人は異常だったみたいなの…」

 

「如何異常だったんだ?」

 

「お兄ちゃんと私をお風呂に入れる時によだれを垂らしていたり、身体を洗う時に重点的に下腹部を洗ったり、私たちが使った食器やお箸を嘗め回してたり……」

 

「ゴメン…もう聞きたくない…」

 

「私も言いたくない…」

 

 

聞いてるだけで気分が悪くなって来た…マドカに至っては吐きそうだった…

 

「(私も吐きそうです…)」

 

 

今の話を聞いていた須佐乃男が、吐き気を催したようだ。

 

俺だって吐きそうだが、ISのお前が如何やって吐くんだよ。

 

「(強制解除して人間の姿で吐きます)」

 

俺に落ちろと言うのか、お前は。

 

 

想像力豊かであることが災いして、俺たちは揃って吐きそうになってしまった。実際に吐く事は無かったが、全員が非常に気持ち悪い思いをしたのは完全に千冬姉が原因である。

 

「兎も角、お兄ちゃんがあの人と一緒に居たら危険なの!だから私と一緒に逃げよう!」

 

「確かに千冬姉と一緒に居たら危険だが、俺は今千冬姉と一緒に生活してないからな」

 

「一人暮らしでもしてるの?」

 

「いや、誘拐未遂事件以降別の場所で世話になってるんだ」

 

「誘拐未遂?……ああ!アイツが計画したあれか」

 

「アイツ?」

 

 

マドカが口を滑らしたのを耳聡く捉え、俺は質問をする。その質問をされたマドカは無言で何かを考えてるようだった。

 

「悪いけどこれ以上は言えないな」

 

「まあ、無理に聞き出そうとは思ってなかったから気にするな」

 

「ゴメンね」

 

「何か問題があるんだろう。あんまり俺の事ばっか心配して、自分の事が疎かにならないようにな」

 

 

確信がある訳では無いが、義妹だと言うマドカを心配するくらいは義兄とか関係無くしても良いだろう。

 

「ありがとね、お兄ちゃん。やっぱりお兄ちゃんは昔っから優しいお兄ちゃんだね!」

 

「そうか?」

 

 

それだけ言って去って言ったマドカに、俺は口には出さずにツッコむ……俺には昔の記憶が無いんだがなって……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一夏!無事だな!!」

 

「ああ」

 

「良かった!」

 

「別に一戦交えた訳でも無いんだから、そこまで心配する必要も無いだろ…」

 

 

俺は上空で義妹だと言う女の子と話して来ただけだし、実際に一戦交えても負ける事は無かっただろう…

 

「何を言う!!一夏に万が一があったらと思う姉の気持ちが分からないのか!?」

 

「……分かるはず無いだろ…俺は姉じゃ無いんだから」

 

 

さっきの話でこの人は異常な人だと改めて思い知らされたので、何とか距離を取って会話したいのだが、前のめりに俺の事を心配するこの人を遠ざけるのは無理そうだった。

 

「なあ、1つ聞きたい事が出来たんだが…」

 

「何だ?私の今日の下着の色か?今日は…」

 

「そんな訳無いだろうが!」

 

「何だ違うのか……」

 

 

何故残念そうにする…

 

「織斑マドカって誰だ?」

 

「!?………いったい誰だ?」

 

 

一瞬、一瞬だか確かにこの人は動揺した。長年一緒に居たが、こんなにも分かりやすく動揺するのは借金と酒以外では初めてかもしれない…

 

「さっき俺が上空で話しえた女の子の名前だ。織斑を名乗ってるからには何か関係があるんじゃ無いのか?」

 

「お前だって分かるだろ?そんな名前に心当たりなど無い事くらい」

 

「俺が知らない記憶があるだろ」

 

「兎に角そんな名前に心当たりなど無い!お前もさっさと帰る支度でもするんだな!」

 

「帰る?…午後の訓練は中止か」

 

 

襲撃されなかったにしても、この周辺に国籍不明のISが2機も来たんだ。危険だと判断されても仕方ないな。

 

「一応覚えておいてくれ」

 

「何をだ?」

 

「織斑マドカって名前だよ。もしかしたら忘れてるだけかもしれないだろ」

 

「そうだな……」

 

 

この人は絶対に知っている。長年一緒に居た勘が俺にそう思わせてくれている。血の繋がりが無いのかもしれないが、一緒に生活してきたのでそれくらいは確信を持って判断出来る。

俺は言われた通りに部屋に戻り帰り支度をする事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マドカ……お前は私の邪魔をするのか?」

 

 

一夏が居なくなってから、私はそうつぶやいた。

忘れるはずも無いもう1人の家族…もっと言えば本当の家族だったのはマドカだけだ。一夏は家族だが本当の家族かと聞かれれば微妙だ…だがマドカが完全なる私の本当の家族なのだ。

 

「もし一夏がマドカの事を思い出したら……」

 

 

束に頼んで一夏の記憶から家族の事を消してもらい、私が唯一の一夏の家族であると偽の記憶を植え付けた事がバレてしまう。

 

「そうなったら私は……」

 

 

今迄は一夏が血の繋がりを信じていたから我慢出来ていたが、もし!万が一、一夏が血の繋がりを疑いだしたら私の我慢と言う堤防はあっさりと崩壊するだろう…それくらい私は一夏の事が好きなのだ。

 

「そう言えば、もうすぐ一夏の誕生日だな…またアイツが何か仕出かさなきゃ良いが…」

 

 

9月には一夏の誕生日がある。もちろん本当の誕生日ではなく、『織斑一夏』が誕生した日なのだが、役所にはちゃんと届出が出されているので9月27日が誕生日と言っても間違いでは無いのだ。

 

「一夏、お前は私の弟だ……」

 

 

私は自分に言い聞かせるようにつぶやいた。これが事実だと信じ込むために……




次回残りを書いて原作に戻ります

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