もし一夏が最強だったら   作:猫林13世

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エアコンで涼しい建物内と一歩外に出ただけで気持ち悪くなる外気…皆さんは体調管理は万全ですか?


最終日・布仏姉妹の場合

「いや~一夏君は本当に強いね~」

 

 

一夏に負けたのに、お姉ちゃんは特に気にした様子は無く、寧ろ負けて当然だと言わんばかりにあっけらかんとした態度で一夏にちょっかいを出していた。

 

「あの…楯無さん?あんまり人前で抱きつくの、止めてもらえません?」

 

「何で?付き合ってるんだから別に良いじゃない」

 

「いえ…俺にも一応恥らいと言う感情があるんで…」

 

「私にだってあるわよ?」

 

「なら……人前で平然と抱きつき、そして人の胸板に嬉々として頬を摺り寄せるのを止めてくださいよ!本当に恥ずかしいんですからね!!」

 

「気にしない、気にしない。だって簪ちゃんだってしたそうに見てるわよ?」

 

「は……?」

 

 

信じられない、と言う感じで言葉を失った一夏が、お姉ちゃんが言った事を確認するかの如く私の方を見た。ひょっとしたら嘘だと思いたかったのかもしれない…

 

「そんなお姉ちゃんみたいに人前でそんな事する勇気は無いよ」

 

「でも…したいんでしょ?」

 

 

まるでメフィストフェレスのように笑顔で私に語りかけるお姉ちゃん、そんなお姉ちゃんに逆らえるはずも無く、私は素直に頷いた。

 

「ほら!一夏君が気にし過ぎなのよ。付き合ってるんだし、人前とか関係無く一夏君に甘えたいものなのよ」

 

「別に甘えるのは良いですが…せめて人目くらいは気にしてくださいよ」

 

「簪ちゃん!甘えて良いってよ!!」

 

「人の話はちゃんと聞いてくださいよ!大体楯無さんは…!?」

 

 

都合の良い部分しか聞いてないお姉ちゃんに少し強めの口調で注意しようとする一夏だったが、我慢の限界が来た私が抱きついた事によって続きの言葉を発する事は出来なくなってしまったようだ。

 

「おい簪、お前も人の話をちゃんと聞いてないのか?さっきか言ってるが一目を気にし…」

 

「お嬢様や簪お嬢様だけズルイです!!」

 

「私もおりむ~に甘えた~い!」

 

「良いよ!虚ちゃんも本音も思いっきり一夏君に甘えちゃいなさい!」

 

「せめて最後まで言わせてくださいよ!」

 

「うん、それ無理!」

 

「私たちの我慢は当に限界だったんですよ」

 

「それが昨日一夏のベッドで寝た事によって抑えが効かなくなっちゃって」

 

「おりむ~の匂いがした~」

 

「恥ずかしい事を大声で言うな~!!」

 

 

私たちに抱きしめられているために自由に動く事が出来ないので、一夏は大声で私たちをひるませようとしたのだろう。その結果私たちは一瞬だけひるんでしまった…その隙を一夏が見逃すはずもなく…如何やってかはしらないが、その一瞬で私たちの間からスルリと抜け出してしまった。

 

「まったく!」

 

「一夏様、私も抱きつきたいです!」

 

「お前はさっきまで俺の身体に纏わり付いてただろうが!」

 

「機械と生身では違うんですよ?」

 

「頼むから人前では勘弁してくれ…」

 

 

あれだけの動きを見せて疲れなかった一夏だったが、精神的疲労は相当なものがきているようで、ガックリと肩を落としている。そんなにも私たちに甘えられたく無いのだろうか…?

 

「大丈夫、一夏君?」

 

「ああ…すまないなエイミィ…」

 

「気にしなくて良いよ~。だって一夏君がモテモテだって事は知ってたし、その彼女さんたちが一夏君にべったりだって校内新聞に書いてあったから」

 

「……校内新聞?」

 

「お姉ちゃん、知ってた?」

 

「知らないわね…」

 

「生徒会の許可無く発行してると言う事でしょうか?」

 

「あ、あれ?私、変な事言ったかな…?」

 

 

エイミィが不意に変った雰囲気に驚いて少しずつ私たちから距離を取っていく……しかし一夏が動いた事でエイミィの動きは止まった。別にエイミィに向かって一夏が突っ込んだ訳ではなかったのだが、一夏の動きにビックリして止まってしまったようだ。

 

「会長、犯人と思しき黛先輩をお連れしました」

 

「ありがと」

 

「織斑君!チョッと離して!!私は何もしてない!弁護士を呼べ~!!」

 

「まあまあ黛さん、少し落ち着いてください」

 

「の、布仏先輩……」

 

 

一夏に捕まって暴れていた黛先輩だったが、虚さんが話しかけると何かに脅えるように大人しくなった。

 

「さて薫子ちゃん。校内新聞について詳しく説明してもらおうかしら?」

 

「黙秘権を行使します…」

 

「黙ると自身の身の潔白を証明出来ませんよ?」

 

「寧ろ疚しい事があるって言ってるようなものよ?」

 

「さあ、白状しなさい」

 

「布仏先輩、キャラ変わってませんか?」

 

「今はそんな事関係ありません!さっさと白状なさい!!」

 

「ヒィ!」

 

 

明らかに普段と違う虚さんに黛先輩だけでは無く、お姉ちゃんと本音も若干恐怖を覚えているようだ。自分たちも虚さんを怒らせ過ぎるとこうやって問い詰められるのかも…何て思ってるのかもしれないな…

 

「証拠は!証拠は有るの!?」

 

「証拠が出てくる前に認めちゃった方が薫子ちゃんのためじゃないの?…出てきてからじゃ罪はよりいっそ重いわよ?」

 

「証拠も無いのに犯人扱いされて認められるもんですか!証拠不十分で釈放になるのがオチなんだからね!」

 

「会長、新聞部から押収した中から校内新聞の原案が見つかりました。筆跡は黛先輩のものに間違い無いですね」

 

「相変わらず原案は鉛筆書きなのね…さて薫子ちゃん…まだ何か言い逃れるのかしら?」

 

「い、何時の間に!?」

 

 

一夏の情報収集能力は常人の範囲に無い。

圧倒的なスピードで移動して高校生レベルでは無い交渉術で新聞部から証拠になり得るものを持ってきて、そして見ただけで筆跡を鑑定が出来る一夏が本気を出せばあっという間に証拠など出てくるのだ。

 

「言い逃れようとした分、罪は重いですからね。覚悟してください」

 

「チョッとした冗談ですよ!ほら、高校生ってこう言うネタ好きですから…」

 

「冗談で済まないからこうして問い詰められてるのよ?薫子ちゃんだって分かってるでしょ?自分が何をしたのかを」

 

 

こうして追い詰められた黛先輩は大人しく校内新聞を無許可で発行した事を認め、しかも1部300円で売っていた事も判明した。その証言をしてエイミィは…

 

「悪い事したかな?」

 

 

と言って黛先輩を気遣っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、色々脱線しましたが次の訓練をしましょうか」

 

「次は私たちがおりむ~と戦う番だね~」

 

「既に準備は出来ています」

 

 

黛先輩はお姉ちゃんに連れられて織斑先生の下で裁かれる事になった。可哀想だが自業自得なので誰もお姉ちゃんを止める人は居なかった。

 

「エイミィもさっきの脱線のおかげで大丈夫そうだし、すぐに始めるか」

 

「体力は回復したけど、連戦はしたくないな~」

 

「だが、楯無さんが居ない以上、簪は無理だぞ?」

 

「それはそうだけどさ~」

 

「さっさと終わらせた方が後が楽で良いだろ」

 

「負けてもしらないからね」

 

「さっきも言ったが勝ち負けは気にしなくて良い。あくまでも連携訓練だからな」

 

「なら……頑張る」

 

 

連携訓練である事を強調した一夏に説得され、エイミィは渋々連戦をする事を承諾した。まあお姉ちゃんが居ないから如何やっても連戦は避けられないんだけどね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっきは分断されたが今回はそれは無いだろうからしっかりと援護してやるから」

 

「今度はどっちが前衛なの?」

 

「どちらかと言えば本音だろうが、虚さんも相当な腕の持ち主だから注意しておいたほうが良いだろうな」

 

「本音の主な武装は?」

 

「槍だな」

 

「会長と同じ?」

 

「武器だけなら本音の方が上だ」

 

「ちゃんとフォローしてよ?」

 

「出来るだけやってみよう」

 

「頼りないわね…」

 

 

一夏君の微妙な発言は私を安心させる事は無く、寧ろ緊張がより強まったようにも感じる…本当に大丈夫なんだろうか?

 

「そろそろ始まるぞ」

 

「え?」

 

 

さっきまで優しい顔をしていた一夏君の表情が変わった。向こうの雰囲気を感じ取ってそれに合わせるように一夏君も変わったのだろう。

 

「カウント始めます3………2………1………」

 

 

そして私以外が臨戦態勢に入ったのを見計らって簪がカウントを始める。

まだ私準備出来て無いんだけど……

 

「0!開始!!」

 

 

私が文句を心の中で言ってるのなどお構いなく、模擬戦は開始される……まあ心の中でしか言ってないので、分かれと言う方が無理なのだが…

 

「来るぞ!文句ばっか言ってないで構えろ!!」

 

「ええ!?」

 

 

一夏君にはバレてたようだ。

私が文句を言ってるのを分かってるようだが、一夏君って読心術でも使えるのかな?それとも私が気付いてないだけで声に出てたのだろうか?

 

「カルカル~考え事?」

 

 

一夏君に気を取られすぎていて本音が目の前にまで迫ってる事に気付かなかった…いや、気付けなかった。

私は慌ててしまって武器を構える事すら出来なかった……やっぱり私は候補生の中でも下の方なのね…

 

「やれやれ、少しは頑張れよな」

 

「ム!おりむ~が邪魔をするよ~」

 

「そりゃするだろ。エイミィはパートナーなんだし、簡単にやられたら俺が困るんだからな」

 

「一夏さんの相手は私がします!」

 

「あらら。虚さん、今はその流れじゃないでしょ…」

 

「生憎そう言った事に疎いものですから!」

 

「…ボケたんですからツッコんでくださいよ」

 

「一夏さん相手にそんな事してたらあっさりやられてしまいますからね!」

 

「違い無い…」

 

 

一夏君が構えたライフルをしまって剣を展開して布仏先輩と対峙する。その隙に私も武器を展開して本音とぶつかる。

 

「おりむ~がおね~ちゃんと戦ってる間にカルカルを倒しちゃうぞ~!」

 

「私だって簡単には負けたく無いんだからね!」

 

「カルカルも候補生だもんね~」

 

「既に代表の本音に言われても嫌味にしか聞こえないわよ!」

 

「私は偶々代表を探していた企業に関係があっただけで、実力はそんなに無かったんだよ~?」

 

「でも、今は十分代表に恥じない実力を有しているじゃない!如何やったらそんなに強くなれるのよ!」

 

 

私は知りたかった。

もし本音の言う通り、初めは実力不足だったとしても、今は私なんかとは比べ物にならないほどの実力を、如何やって手に入れたのか。もちろん、それ相応の努力をしたのだろうが、それだけではあそこまで強くはなれないし、努力が必ずしも実を結ぶ訳では無いのも私は知っている…

 

「おりむ~と一緒に稽古をしてたら自然に強くなったんだよ~」

 

「そんな簡単に!?」

 

「簡単じゃ無いよ~!おりむ~の相手をするのって大変なんだよ~」

 

「如何大変なの?」

 

 

もし私が考えてる範囲の大変さなら、2学期から一夏君に稽古の相手をしてもらいたい。強くなりたい訳では無いが、弱いままでは何も出来ないから…

 

「ビューンって来てバーンってなって、それからシュバババーって感じで…」

 

「ゴメン本音、全然分からないんだけど…」

 

「ほえ?」

 

 

本音の説明は擬音ばっかりで、詳しい事は何1つ理解出来ない…多分一夏君の動きを表した擬音なんだろうが、もう少し分かりやすくならないかしらね。

 

「でも、おりむ~がもの凄いスピードで動くから、私にも良く分からないんだよね~。気を抜くとあっさりやられちゃうし、下手すると何も出来ないで終わっちゃうんだ~」

 

「それは大変ね…」

 

「そうなんだよね~。おね~ちゃんや楯無様はおりむ~の動きについて行けるんだけど~かんちゃんと私はまだ動きを確認するので精一杯なんだよ~」

 

「いったいどんな動きなのよ…」

 

「見てみるか?」

 

「え?」

 

「ほえ~、おりむ~、おね~ちゃんは~?」

 

「虚さんなら少し休んでもらってる」

 

 

そう言って一夏は下を指差した。その指先を確認しようと私と本音はISのモニターで拡大する…するとそこには顔を真っ赤にした布仏先輩と、それ以上に真っ赤になっている簪の姿があった…一夏君、貴方いったい何したの?

 

「さて、無駄話をしている暇があるなら、しっかり戦っててほしかったんだが…まあ仕方ない。エイミィ!」

 

「何?」

 

「本音の相手はお前がしろ」

 

「ええ!?」

 

「大丈夫。ちゃんと援護するから」

 

「本当に援護してくれるんだよね!?」

 

「間違ってエイミィを攻撃したりしないから平気だって」

 

「それってするって事?」

 

「さあ?」

 

 

無表情の中にも怪しい雰囲気を纏っている一夏君なら、本当にやりかねない…前に集中するだけじゃ無く、後ろにも気をつけよう…

 

「おりむ~が後衛なら怖くないぞ~!」

 

「あれ?…一夏君って射撃苦手なの?」

 

「ううん~上手いけど接近される方が嫌なのだ~!」

 

「分かる気がする…」

 

 

一夏君は近接戦闘において、織斑先生以上の実力を有しているのではないと新聞に書いてあった気がするし、実際に間近で見てもその実力はもの凄いものだと感じた。

そんな一夏君が進んで後衛をすると言うので、本音は喜んで私に突撃を仕掛けてきた。

 

「カルカルをやっつければ私は満足なのだ~!」

 

「そう簡単にやられたく無いわよ!」

 

「おりむ~の前で恥ずかしい負け方は出来ないもんね~」

 

「!?」

 

 

別に一夏君の前だから緊張するとか、そう言った事じゃ無いんだよ?でもね、本音の言った事が妙に私をそわそわさせる…何で自分がこんな気持ちになってるのかは私にも分からないし、誰かに相談出来る問題でも無い気がするんだよね…

 

「あれ~?隙だらけだよ~」

 

「エイミィ!ボケッとするな!」

 

「ムゥ~!おりむ~が邪魔するよ~」

 

「本音、エイミィは如何したんだ?」

 

「分からない~」

 

「一夏君の前で負けられない……でもでも、本音は強いし……でも何とかして勝たなきゃいけないし……でも私の実力じゃ……」

 

「何か言ったのか?」

 

「別に~、大した事は言ってないよ~」

 

「?」

 

 

この気持ちはいったい何なのだろう…一夏君と知り合ってから1週間くらいだが、今迄こんな気持ちにはなった事は無かった……もしかしてこれが憧れなのだろうか?

 

「とりあえず……終わらせるか」

 

「ほえ?……わ~!おりむ~が切りかかってくるよ~!!」

 

 

私には無い強さ、そして柔軟性…それを兼ね備えている一夏君に、私は憧れてるからこんなにドキドキしてるのか!そうか、そう言う事なのか!

 

「よし!一夏君、私がんば……あれ?」

 

 

気付いたら一夏君は本音を追い掛け回していて、本音はそれから必死に逃げ惑っているではないか…何時の間にこんな展開になってるんだろう?

 

「降参!おりむ~!もう降参だよ~!!」

 

「今回はやけにあっさり諦めたな」

 

「おりむ~がバビューって動くから私も頑張るけど、おりむ~みたいにバビューって動けないんだよ~?」

 

「でも、随分と動けるようにはなったんじゃないか?」

 

「頑張ってるからね~」

 

 

私がボケっとしてる間に試合は決着して、しかも本音が更に強くなるための足ががりが出来てしまっているではないか!

 

「さて、楯無さんも戻ってる頃だろうし、次に備えて本音も休んだらどうだ?」

 

「そうだね~。おね~ちゃんも休んでるし、私も休む~!」

 

「え!?……あの……え!?」

 

 

最早私の事など眼中に無いのだろうか。一夏君と本音はすがすがしいまでに私の事を無視しているようだ。

 

「カルカルもさっさと降りれば~?」

 

「え?…うん、そうする……」

 

 

不意に声を掛けられたが、私は何だか恥ずかしい気持ちになってしまってそう答えるしかなかった……一夏君は黙って空を見上げてるし……

 

「本音!すぐにアリーナにいる生徒全員を避難させろ!」

 

「ほえ?」

 

「上空に国籍不明のISが2機現れた!それとゴーレムみたいのも一緒にな!すぐに避難させて、織斑先生たちに報せろ!」

 

「わ、分かったのだ~!」

 

 

一夏君の顔が見たこと無いくらい険しいものになっている。

 

「エイミィもさっさと避難しろ!此処は危険だ!」

 

「え!?……私も一緒に戦うよ!」

 

「邪魔だ!」

 

 

そんなあっさり言わなくても……

 

「相手が分からない以上、訓練機で対処するのは危険だからな」

 

「織斑先生だって同じ訓練機なのに…」

 

「エイミィが織斑先生と同じ動きが出来るんなら居ても良いが?」

 

「はい、素直に避難しま~す」

 

 

モンド・グロッソ優勝者の動きなど真似出来るはずも無い…私は一夏君に言われた通りに避難する事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「織斑!狙いは何だと思う?」

 

「さあ?だが、ゴーレムを作れるのはあの人だけじゃ無いかもしれないからな…」

 

「まあ、コアは無理でもゴーレムくらいならアイツ以外にも作れるかもな…」

 

 

束さんは関係して無いと思うんだが、あんなにゴーレムを作れる人間が他にも居るかと聞かれれば他に思い当たる人間は居ない…それに、国籍不明のISに乗っている内の1人の気配はついさっき感じたものだし、もう1人も何処かで感じた事のある気配だ。

 

「誘われてる…」

 

「一夏?」

 

「如何やら俺に用みたいだ…」

 

「一夏1人で平気か?何なら私も一緒に…」

 

「俺1人の方が何かと都合が良いだろ。それにアンタは他の生徒を守る立場だろ?」

 

「……分かった。一夏、気をつけろよ」

 

「分かってるって」

 

 

恐らく彼女も俺1人の方が都合が良いだろう。お仲間まで連れて来て、今度はいったい何の用だって言うんだかな……




次回は来訪者との会話とその対処です。
そろそろ新学期に入れるかも

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