「さとり様~」
「··········何?お空····」
「あのねー、-あっ」
あ、躓いた。
「あ、あ、うわわわわ~!」
え、ちょ、なんで態勢を戻そうとしながらこっち来るのお空?
ちょ、近い近い転けそうじゃない。ヤバいヤバいヤバ-。
「いたたたたた·······大丈夫ですかさとり様···?」
「だ、大丈夫よ········って····きゃああああああああああああ!」
パンツとスカートが脱げてる!?
何で!?何があったの!?どうしてこうなった!?
「あわわわわわわわわ·············」
お空がどうしようかと慌てふためいてる。
右往左往して、壁にぶつかる。
はわっと言って、また私の方に倒れてくる。
「えええええええええええええええええええええええ!?」
私は避けようとする。しかし、間に合わない。
「うー、ごめんなさいさとり様~」
「だ、大丈夫よ············って、きゃあああああああ!」
何で!?何で!?ホントに何で!?
何で上半身の服も脱げてるの!?
って私今実質裸じゃない!ヤバいヤバいヤバい早く着ないと-
~少女着替中~
何であぁなったの···········?
お空の心を読んだけど悪意はないみたいね。
寧ろ大したことを考えてないわ。
でも、悪意はないならどうしてなのか··············。
あんなのは普通起こり得ないはず········。
ハッ!まさか!
あの、あの·············最近この世界に少しだけ来た
向こうの世界の文化であるまんがというものでもあったあの······
ぶつかったりすると必ず相手を物凄い状態にする謎の力!?
いやでもあれはフィクションだし········いや、有り得るかも。
なんか地上のどっかの巫女が、
幻想郷では常識にとらわれてはいけない。
的な事を言ったという話を聞いた気がする。
もしそれが本当ならこれは十分有り得る仮説よね。
もしそうなら········お空·····恐ろしい子!
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「お燐~··········」
「どうしたのよお空」
「さとり様に悪いことしちゃったぁー··········」
「は?」
~少女説明中~
「アハハ···········あんた凄いわね··········」
「え?何が?」
「いや、こっちの話よ」
お空ヤバいわね。
多分さとり様なら今頃、
お空····恐ろしい子!
とか考えてるんだろうな~。
私も被害に合わないようにしないとねぇ。
「じゃ、私は用事があるから行くわね」
「待ってよ~······にゃっ!」
「えー···········って、え?」
お空が倒れて来る。
いや、大丈夫だ。これだけ距離があれば-
ビリッ
え?
「お燐ごめーん·······」
服の下の方を倒れる時掴まれて破れただと!?
お空·········恐ろしい子!
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それから数日間お空のそばに二人は行かなかったそうな。
ダッシュで書きました。
20分位ですかね。
お空は変態じゃなく、偶然変態みたいなことをするタイプ。