「ふひひ··········お嬢様のパンツ····♪」
私、十六夜咲夜はレミリアお嬢様が寝ている隙に、
お嬢様のパンツをこっそりと拝借してきた。
私はお嬢様が大好きだ。
愛してる。なんだってできる。
排泄物だって···········いや、自重しておこう。
取り敢えず私はお嬢様が大好きなのだ。
愛を抑えきれずにこんなことをしているが、私は変態ではない。
断じて違う。
さて、このパンツ。どうするか。
フフフ、凡人はそのまま舐めるだろう。
しかし、私は違う。
私はもう一過程いれる。
それはレモンティーを垂らすことだ。
レモンティーを垂らすことによって、
お嬢様の膀胱にあるあれが朝、パンツについてしまっている状態を作れる。
お嬢様はその状態にならないので擬似的に作り出しているのだ。
この過程によりこのパンツがより完璧になっていく。
「さぁて·············ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ」
レモンティーを垂らしたパンツを舐める。
美味しい。
いや待てよ。
これでいいのか十六夜咲夜。
いいや、まだだ。まだ終わらんよ。
私は頭をフル稼働する。
やるんだ十六夜咲夜。
これはレモンティーではなくあれなのだと。
想像で変えるのだ。
人は自分の主観の中ならどんなことだってできる。
やれ。やるんだ。
うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉおおおお!
よし、いける!いけ-
「しゃくやー·············どこにいるのー········」
「あ···········」
お嬢様が部屋に入る。まだ見られてはいない。
マズイ。この状況、非常にマズイ。
考えろ。考えるんだ十六夜咲夜。
どうにかする方法を。
そうだ。時を止めればいい。
[この間0.3秒のことである]
急いで懐中時計を探さなー。
「咲夜············何をしているの?」
「いや、あのその··········ふへへへへ·····」
見つかった。
どうしよう。言い逃れできる言い訳が思い付かない。
考えろ考えるんー。
「何をしているのかと聞いているのよ?」
かなり怒ってるようだ。
いや、もう怒ってるの範疇を越えてるかもしれない。
自分のパンツが横にレモンティーを置いた従者に舐められているのだ。
状況は察することができるし、怒りは相当なものだろう。
「す、すみませんでしたぁ!」
取り敢えず謝ろう。謝って謝って許してもらえるように頑張ろう。
どうにかなってほしい。
ならないと困る。
「································許すと思う?」
「お、思います······」
「ならあなたはとんだバカね」
「す、すみません」
「どんな罰を与えようかしら」
クビだけは免れたようだ。
どんな罰でも私は耐えれる。もう大丈ー。
「そうね。あなたこれから1ヶ月間私から半径5m以内に入らないで頂戴」
「え?」
1ヶ月。
それは日にして31日。
時にして744時間。
分にして44640分。
秒にして2678400秒。
とてもとても長い時間だ。
それは私にとって死刑宣告より悲しく。怖いものだった。
お嬢様は私に死ねと言うのか。
「そんな!それだけはやめてください!」
「これは決定事項よ」
「あ········うぁ············」
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翌日、レミリアに襲いかかってギッタギタにされ、
さらに次の日には、首を吊っているのが見つかった。
しかし、吊ったばかりだったらしく、生きており、仕方がなしに許されたそうな。
ムシャクシャしてやった。反省はしているが後悔はしていない。
新シリーズ。
本当は書きたくなったからです。