とある少年が、全女性ジムリーダーのおっぱいを揉むという夢を抱いたそうです 作:フロンサワー
どもども、ライムです。なんと、僕がいるのはハクダンシティのポケモンセンターです。
そう、カロス地方まで進出して来たんだ。殴られ、死にかけ、殺されかけ、とうとうカロス地方まで進出したんだよ!
ううぅ…… 感無量だなぁ。これまで18人も女性ジムリーダーのおっぱいを揉んできたんだよなぁ……。
さて、ここのジムリーダーはビオラちゃんという女の子だ。彼女のエキスパートは虫タイプらしい。
あと、本職がカメラマンなんだってさ。賞もとってる凄腕カメラマンだとか。僕のヌードでも撮ってくんないかなぁ……。
まあ、僕の願望なんかはどうでもいいとして。それよりもおっぱいだよ、おっぱい。
おっぱいを揉むのは願望なんじゃないのかって? いいや、違うね。これは己に課した義務だから。
そろそろ時間かな。ハクダンジムに挑むとするか。ポケモンセンターから出て、ハクダンジムへと足を進めた。
暫く歩き続けると、ハクダンシティのシンボルとも言えるロゼリア像の噴水前に着いた。えっと、この先を進めばジムがあるんだっけ。
早速ジムに向かおうとしたら、王子がまたまた勝手に出てきた。何、どったの?
『まさかっ…… ムウマージに呪いを掛けられて、石になってしまったのか!? 私がキスをして呪いを解かなくては!!』
「王子、それ石像」
ロゼリア像に本気でキスをしそうな勢いなので、どうにか王子を羽交い締めにして動きを止めた。
つーか、力強っ! こいつ、本気で抵抗してんじゃないか!!
『離せぇい、ライム! 邪魔をするならお前でも斬る!!』
「落ち着けって! あんなサイズのロゼリアがいる訳ないじゃん!!」
かなりの正論だと思うのに、王子は聞く耳を持たない。暴れる力は強くなるばかりだ。
一旦離して、モンスターボールに戻せばいいんじゃないかって? それができたらどれだけ楽か。多分、ボールに戻そうとしても王子はステップを踏んで躱しまくる。
この調子だと夜までキスしまくるだろう。どうにかして、王子をボールに戻さなくては……!
パシャリ、とカメラのシャッターを切る音が響いた。反射的に振り返ると、そこにはカメラを構えた女の子がいた。
「ごめんごめん! とても良いワンシーンだから、堪らずシヤッターを切っちゃったよ!!」
満足気な表情で謝るカメラの子。あれ? もしかして、この子がジムリーダーのビオラちゃんじゃね?
いや、ジムリーダーの確認はひとまず後回しだ。今はこの状況を何とかしないと。
「ちょっと悪いけどさ、こいつをモンスターボールに戻してくれないかな!?」
「任せて!」
ビオラちゃん(仮)は僕のバックから王子のモンスターボールを取り出してくれた。
良かった、これで王子をボールに戻せる…… って、それサッちゃんのモンスターボール!!
「戻りなさい、ロズレイド!」
止める間も無く、ビオラちゃん(仮)はモンスターボールのスイッチを押してしまった。
王子がボールに戻る訳なく、サッちゃんがモンスターボールから出てきてしまった。羽交い締めの真っ最中で忙しいってのに!
いや、サッちゃんに王子を止めてもらえばいいんだ!
「サッちゃん、王子を止めて!」
『ぱっぱら王子だけ良い思いはさせませんよぉぉぉぉ!!』
「ぬがぁぁあああぁぁぁ!!!」
僕の腰に抱きつくサッちゃん。こうなったら、また1日デート権を餌にしてお願いするしか―――
「ま、間違えちゃった!? えっと、これね!!」
ビオラちゃん(仮)は慌てて別のモンスターボールを取り出す。ちょっ、事態が悪化する気しかしないんですけど!
「戻って、ロズレイド!」
『懐かしい匂いがする。穴を掘られ、穴を掘る、素晴らしいハッテン場の匂いが……!!』
「にゅわぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ボールから出て来たのはアベサンでした。これもう手に負えねぇぞ!!
★☆★☆★☆
ビオラちゃん(仮)がイケメソのボールを引き当てたのをキッカケに、どうにかこの騒動も終わりを迎えた。
いや、終わりを迎えたけどさ。初っ端に10万ボルトで僕ごと痺れさせたのは如何なものかと思うよ?
まあ、だからこそサッちゃんと王子の2匹も痺れて、その隙をついてモンスターボールに戻せたんだけどさ。そういえば、ビオラちゃん(仮)がゾンビを見るような目で見ていたなぁ。解せぬ。
あと、アベサンはいつの間にかボールに戻っていた。ハッテン場に大した男がいなかったから、速攻で搾り取ってきたとか何とか。これ以上詳しい話は怖過ぎたので聞けなかった。
そうそう、カメラの子はやっぱりビオラちゃんだったよ。ハクダンジムに挑戦しに来たって言ったら、すぐにジムリーダーだって教えてくれた。まあ、本当はおっぱいを揉みにきたんだけどな!
ここにいる理由も聞いてみたら、ジムの休憩がてらにハクダンシティを散歩してたって答えてくれた。そう考えると、噴水前で出逢うなんてかなりの確率だよね。
「ホント、運命的な出会いだよな……」
「!!??」
やべっ、口に出ちゃった。
ビオラちゃんが顔を真っ赤にしてたけど、運命の出会いってのは勿論彼女のおっぱいだ。断じてビオラちゃんではない。
口説き文句みたいになっちゃったけど、別にこのままでもいっか。多分、ビオラちゃんだって口説かれて悪い気はしないでしょ。
「ジジジジジ、ジムに行きましょうよよよ!!?」
「ビオラちゃん、深呼吸!!」
壊れかけのRADIOみたいだった。
ヤバい、かなり純情な子だ。初恋のはの字も知らないんじゃね?
★☆★☆★☆
ビオラちゃんに案内されて、と言うか僕が誘導して、どうにかハクダンジムに着いた。
それにしても、宮殿みたいでお洒落なジムだなぁ。近代的だった今までとは違うパターンだぞ。
さてと、ジムの感想はこれくらいにしますか。さっさとジム戦に勝利して、ダイビングインザガール(躓いて押し倒す)しないと!
ジムの扉を開けると、ナイスバディなお姉さんが出迎えてくれた。うっひょい、谷間だ谷間だ!!
「おかえりなさーい、ビオ……ラ……」
僕の顔を見ると、ナイスバディなお姉さんは固まってしまった。
煙玉の用意はよし! 逃走経路も頭に入っている! 正体を見破られたのなら長居は無用、これにてオサラバで御座る!!
「やっと我が妹にも彼氏ができたのね!!!!!!」
……………おろろ?
彼氏って、え? もしかして、僕の正体はばれてない? 逃げる必要はナッシング?
……良かったぁぁぁぁぁ!!!! 初っ端から正体がばれてるなんて、幸先悪いにも程が有るもん!!
「昔からカメラばっかりかまけてたから! 彼氏ができないんじゃないかって、ずっと心配してたのよ!?」
「かかかか彼氏ってそんなななな別に違うからーーー!!!」
「ウソ〜? ホントに〜?」
分かり易く狼狽えているビオラちゃんを、ナイスバディのお姉さんは嬉しそうにからかっていた。
なるへそ、このお姉さんはビオラちゃんと姉妹なのね。道理で顔が似てると思ったよ。髪形は似てないけど。
それにしても、顔を真っ赤にしながら否定してるなぁビオラちゃん。なんか、ここまで必死に否定されると少し傷ついたり……。
「ビオラ、あんまり強く否定すると……」
「あっ!!?? ち、違うの! 貴方に魅力が無いとかじゃなくて、寧ろ写真に撮りたいくらい魅力的で―――」
「あら、満更でもないじゃない!」
「」ボンッ! プシュ~…
回路がショートしたのか、ビオラちゃんの頭から湯気が出てきた。なんて純情な……。
数分後。ビオラちゃんもどうにか落ち着いてきたので、僕らはバトルフィールドへと移動した。
どうでもいいけど、涙目でパンジーさんを睨むビオラちゃんは可愛かった。うん、どうでもよく無いわ。寧ろ僕の心を癒してくれたわ。ああ、パンジーさんはビオラちゃんのお姉さんの名前ね。
「これより、ハクダンジムジムリーダー『ビオラ』対、チャレンジャー『ライム』のポケモンバトルを始めます。使用ポケモンは1匹。どちらかのポケモン1匹が戦闘不能になり次第、バトルを終了します」
審判を務めたパンジーさんの掛け声と同時に、モンスターボールに手を掛ける。
思考を切り換える。今、この時だけは夢追い人じゃない。ジムリーダーに有りっ丈の力で挑戦する、何処にでもいる普通のポケモントレーナーだ。
これだけ真剣になってる自分を可笑しく思う。
警察に突き出されたくないから、正々堂々ジムリーダーに勝って印象を良くしておこう――― そんな、割りとトップに食い込むであろう最低の動機でジム戦に挑んでいる。
それでも、純粋に勝ちたいとも願う僕は愚かだろうか。
「いいんじゃない、いいんじゃないの!! トレーナーとしての誇りを秘めたその表情、とても素敵だわ!」
「あらあらあらあら!!」
「お姉ちゃんは黙ってて!!」
僕の出すポケモンは決まってる。さあ、頼んだよ!
「ホーカマ、頼んだ!」
「ビビヨン、お願い!」
ホーカマとビビヨンが、各々のボールから繰り出される。
ビオラちゃんの切り札はビビヨンか。特性の複眼(多分)が厄介だな。眠り粉には注意しないと。
『火ャッハァ!!! 今日も放火日和だぜ!!!』
毎回言ってんな、あの台詞。
ホーカマにとっては毎日が放火日和なのだろう。本人が幸せそうで何よりです。
「それでは、バトル開始!」
パンジーさんが旗を振り下ろし、戦いの幕が切って落とされた。
ビビヨン自体の能力値はそこまで高くはない。初手の火炎放射で一気に燃やし尽くす!
「ホーカマ、火炎放射!」
僕が指示した瞬間、ビオラちゃんは不敵に笑った。
術中に嵌った。そんな言葉が思考を駆け巡った。
「ビビヨン、粉塵!」
ビビヨンが羽根を広げると、オレンジ色の小さな粉がホーカマの周りに頒布された。
抜かった……! 粉塵はビビヨン専用の技。使ってくるのは見越せただろうに!!
「ストップ、ホーカマ!」
この土壇場。制止の指示をホーカマが聞く訳なかった。
ホーカマが炎を出した瞬間、炎と呼ぶには異質な煌めきがホーカマの姿を呑み込んだ。
爆風が収まった。姿を現したのは、粉塵によるダメージを負ったホーカマだった。
炎技は封じられた。ホーカマの強味が封じられたのも同義だ。仕方ない、炎以外の技を使うしか……!
「ホーカマ、シャドーボール!」
シャドーボール。フラッシュを忘れさせ、新たに覚えさせた技だ。洞窟で修行をする機会なんてもう無いと思うしね。
とりあえず、これで粉塵の影響を受けないで攻撃できる筈―――
『テメェェェエエエェエ!!!! それでもポケモンかよぉぉおおぉおおおおぉ!!!!』
ホーカマが半狂乱状態でした。
哭き叫びながら、辺りに火炎放射を撒き散らしている。御乱心、殿が御乱心じゃ!!
連鎖。連鎖。連鎖。
炎が連鎖し、目を覆いたくなる爆風がフィールドに吹き荒れた。やがて、粉塵の爆風はビビヨンすら巻きむ寸前まで広がり――― いや、違う!
「ふぃっ!!??」
一条の炎がビビヨンを襲う。疑うまでもなく、その炎はホーカマの火炎放射だ。
粉塵が未だに漂っているのなら、どう足掻いても炎技は阻まれる。だけど、ホーカマは、このポケモンは、その粉塵すら放火し尽くした……!
「ビビヨン、暴風!」
某然としたビビヨンを、ビオラちゃんの指示が引き戻した。
ビビヨンの力強い羽ばたきが暴風を生み出す。炎を迎え討たんと、暴風がフィールドを駆けた。
炎と暴風が衝突した。互いに拮抗し合い、その威力が少しずつ相殺されていく。
……いや、ホーカマの火炎が競り勝つ! 炎は暴風を呑み込み、そのエネルギーを得た炎は更に強大になっていた。
やがて、炎はビビヨンをも呑み込んだ。これだけの威力に加えて、効果は抜群。多分、ビビヨンは戦闘不能だろう。
粉塵によって引き起こされた爆風が収まっていく。フィールドに浮かんでいたのは、黒焦げになりながらも賢者モードになっているホーカマだった。
ビビヨンの方は、予想通り目を回しながら地面に倒れていた。
「……ビ、ビビヨン、戦闘不能! よって、勝者はチャレンジャーのライム!!」
勝てた…… か。
今回のジム戦は完全にいらない子状態だったなぁ。気づいたら勝ってただけだし。
『火ャッハァ…… 争いとは何て無意味なんだぜ……』
「お疲れさん、ホーカマ」
労いの言葉をかけ、ホーカマをボールに戻した。
本当に大した奴だよ、まったく。ホーカマの火力には驚かされてばかりだ。
「良いバトルだったわ、ビビヨン」
ビオラちゃんもビビヨンをボールに戻す。
まあ、確かに凄いバトルではあったよね。粉塵を焼き尽くすなんてダイナミックな闘い、そうそうお目に掛かれないよ。
僕の方へと歩み寄るビオラちゃん。ジムバッジじゃなくて、その手にはカメラを持っていた。これじゃあおっぱいに触れない!
「ねえ、ライム君。貴方のパーティの写真を撮らせてくれないかな? 勿論、嫌ならそれで構わないけど……」
「喜んで撮らされていただきます」
★☆★☆★☆
ポケモンセンターでホーカマを回復させた後、写真を撮ってもらうべくジムのスタジオに足を運んだ。
スタジオを一目見て、まず機材の数に圧倒された。こんなん、普通にプロのカメラマンのスタジオじゃん。
周りの写真を見て気づいたけど、写真を撮られたトレーナーは意外と多いようだ。詳しい話を聞いてみると、自分を負かしたトレーナーは例外なく写真を撮らせてと頼んでいるらしい。
おっと、どうやら撮影の準備が整ったようだ。
「お待たせ、ライム君! それじゃあ、ポケモンをお披露目しちゃいましょう!」
「あはは…… そうだね」
正直、これが問題なんです。
僕の手持ちが全員出てきたらどうなるのか? 答えは簡単、混沌です。
「出てこい!」
6つのモンスターボールから、6匹のポケモンが解き放たれた。
『火ャッハァ『ライムさぁ『良いオスはど『やれやれ、騒がし『麗しのロゼリア様はいず『ちょっと皆静かに』主役の私が真ん中『馬鹿野郎、ファーザーに譲』調子に乗りましたぁー!!『だけど、ライムさんの隣は私のも『久しぶりだな、ファーザー。どうだい、その気にな『悪りぃがそっちの趣味はね『一先ず静かに……』
ほら、もうお祭り騒ぎだ。
だけど、これくらい騒いでくれるなら都合がいい。僕の大いなる作戦の助けになる筈だ。
「うんうん、生き生きしてて良い表情だよ! それじゃあ、写真を撮るね!」
いくぜ、おい! 作戦開始!!
「ちょっと待って。折角だしさ、ビオラちゃんも写真に映んない?」
「え? で、でも、写真を撮ってくれる人が……」
「大丈夫だよ。ねえ、パンジーさん」
スタジオの出入り口の方へと語り掛ける。予想通り、イタズラがばれた子供のような表情のパンジーさんが現れた。
「あらら〜、気づかれちゃったか」
「お姉ちゃん!!?? いつからそこに!!」
「割と最初からいたっけよ」
フハハハハ、僕は日夜感覚を研ぎ澄ませているんだ。あの程度の尾行なんて余裕で気づけるよ。
「オホン…… 話は聞かせてもらったわ! この私が人肌脱ぎましょう!!」
僕の隣へとビオラちゃんを押しやるパンジーさん。
まさか、自然とした成り行きで僕の隣にきてくれるとは。運も味方してくれているぞ!
「わ、私は撮るのが専門であって、撮られる側じゃ……」
「お堅いこと言わないの! ほら、カメラ渡して!」
ビオラちゃんは渋々とカメラを渡した。流石は姉だ、うん。
撮られるのに慣れてないのか、落ち着きなくモジモジしていた。かわゆす。おっぱい揉みたい。
現状は概ね計画通りに進んでいる。さて、どんどん布石を打つとしようか。
「ビオラちゃんの手持ちのポケモンも出したら? 僕だけってのもアレだしさ」
「そ、そうね…… そうしましょう」
ビオラちゃんが手持ちのポケモンを繰り出した。ビビヨン、ビークイン、ハッサム、ウルガモス、ヘラクロス、テッカニンの6匹か。
『てめえらにファーザーのセンターは渡さね『ライムさんの隣も『やらない『両手に花! 両手には『ふん、中々の面構え『ごめんなさい! 騒がしく『狭くなってきたな。パッパラ王子、お前はボールに戻『お前が戻れ野蛮ポケ『眉太がぁ! ライムさんの隣にいるんじゃ『やらないか』
ああ〜…… ビオラちゃんのポケモン、全員引いてるよ。
まあ、別にいっか。とにかく、計 画 通 り ! ! !
これだけの数で集合写真を撮るとしたら、かなり密着するしかない。それを機会におっぱいに腕を当ててやるぜ!!
だけど、もうちょっと密着しないとキツイな。パンジーお姉さん、何とかしてくれないかなぁ。
おっぱい、おっぱい、おっぱい揉みたい。どうか、もっともっとビオラちゃんと密着させて下さい。そんな思いを乗せ、パンジーさんをチラリと見た。
「(あら、ライム君が目で必死で何かを訴えて…… 分かったわ。少しでもビオラとお近づきになりたいのね……。貴方の思い、受け取ったわ!!)ほらほら、もっと近づかないと! フレームに入りきらないわよ!!」
おお、願いが叶った!
僕の思いを汲み取った…… のは有り得ない。きっと、本当にフレームに入りきらなかったのだろう。
今回は本当に運がいい。きっと、神様が僕に味方してくれてるんだ。
3歩。たった3歩、ビオラちゃんの側に歩み寄った。
「ひゃっ!!??///」
ひゃっほぉぉぉぉぉぉいぃぃぃぃぃ!!!!! 右腕におっぱいが当たってるよっほぉぉぉぉぉいぃぃぃ!!!!!
パンジーさんも巨乳だけど、ビオラちゃんも負けず劣らずの巨乳だ!! それなのにタンクトップ一丁、柔らかさがダイレクトで伝わってくる!! とりあえず、ありがとう遺伝子!!!
ワー、オサナヨサッチャン! ビオラちゃんのおっぱいが腕に押し付けられるじゃないかぁ!!
弾かれる、弾かれる! 腕が弾かれる!! なんて張りだ!!
「ライム君…… あの……///」
「どうしたの、ビオラちゃん?」キリリッ!
おっぱいを触っているなんて夢にも思わない――― そんな表情を作り出せ!!
「…………な、なんでもなぃゎ……///」
いよっし、誤魔化せた!!!
そうなんだよ、なにくわない顔をしてれば意外といけるんだよ!! 緊張で頭が回っていないなら尚更だ!!
そこ、最低って言うな!!
「それじゃあ、撮るわよー!!」
パシャリ、とシャッターが切れた。ああ、とうとう写真を撮ってしまったのか。この時間が、永遠に続けば良かったのに……。
★☆★☆★☆
「間違いないわ。ライム君、確実にあなたにほの字よ!!」
「そ、そうなの!? やっぱりそうだったの!!??」
そうです。なにくわぬ顔をしてれば、リアルでも結構誤魔化せるのです。
なんで知ってるか? 言わせんなよ恥ずかしい///
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